来るのレビュー・感想・評価
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坊主神主巫女大戦争って感じで好き
原作は読んでません。最近のホラー映画は怖く無くて、途中で寝てしまうものが多かったので、ちゃんと最後まで観れただけでもこれは結構面白い映画でした。
観てて思ったのは、ホラーなのに明るいなってことです。結婚式や新居の明るい部屋が、逆に怖くて良かった。
ただ薄暗い画面で静かに続くホラー映画より、断然こちらのほうが好きです。人物達の心の闇もいい。
霊のお祓い方法もかっこいい!わくわくしちゃう!!
ただ、最後のオムライスだけすかん。えー!?そんな終わり方ーーー!?!?と叫んじゃいました。
「ホラー好きの固定概念を二度裏切る」
私のようなJホラー好きは、近年のJホラーに少し飽き飽きしている。しっかりと怖くて、しっかりと後味悪いのJホラーは近年見かけない。これもそうなのか?ん!?ちょっと違う!?のはずだった。レビューの前にもう一度観るべきかとも思う。
↓イイね↓
●主演岡田准一!?って思うほど、序盤は主演妻夫木聡。と言うか、視点が様々な人物に入れ替わってゆく展開は新鮮。同じ「アレ」を見ているはずだが、見え方が変わるのは飽きさせない。
●妻夫木聡は適役。あの軽薄で裏のある感じはあの顔に合ってる。もう好青年の彼は見れないし見たくない。裏があるイケメンは、男同士なら好感しかない。女とは真逆かも知れない。
●誰か死ぬ度に視点の移動があるため、主人公が変わっていく感覚になり、主人公級の演者が次々と死ぬという衝撃を覚える。ホラー好きの喜びが何度か訪れる。
↓最悪だね↓
●鈴木光司ワールドのような終始オドロオドロ風ではない。メリハリはあるけど、Jホラーを観ている満足度は少し薄れる。
●岡田准一の無駄使い。Jホラーって、そのJじゃないんですけど。しかもファーストカットのアウトローで暗い感じは中盤で消える。途中からはもう岡田准一。
●後味悪い展開が楽しかったのに、クライマックスがアレ?なんか見逃したか?と思わせるようなエンディング。大掛かりな除霊はお祭りみたいだし、パーッと派手に血が飛び散っただけで一体何が起こったのやら。
●一番のがっかりは、怖くない。これに尽きる。
もう一度観てみたいとは思わないが、あまりにもラストの残尿感半端ないから検証したい。漏れるーーー!ってトイレ駆け込んでテッポウ魚くらいしか出なかった。普通なら泌尿器科レベル。
ホラーというよりはヒューマンサスペンス
ホラー映画は苦手ジャンルなのですが、この作品は映画好きの友人からの勧めや、アマプラで観られるようになってネット上でにわかに盛り上がっていることもあり、鑑賞いたしました。
事前情報を入れないように、予告編も観ずに鑑賞いたしました。
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製菓メーカーに勤める田原秀樹(妻夫木聡)は、恋人の香奈(黒木華)と結婚した。結婚後、香奈の妊娠をきっかけにイクメンに目覚めた秀樹は育児書を買い漁り、新生活のためにマンションも購入して生まれてくる赤ちゃんに期待を膨らませていた。そんなある日、秀樹の会社に「知紗さんの件で」と、謎の女性が来訪していると後輩から知らされる。「知紗」とは誰にも伝えていないこれから生まれてくる赤ちゃんの名前であった。結局来訪者の姿はなく、正体は不明。そして取り次いでくれた後輩は謎の死を遂げる。赤ちゃんが生まれてから2年後、田原一家に次々と怪奇現象が起こるようになり、秀樹は友人の伝手で怪しいフリーライターの野崎(岡田准一)と霊感の強いキャバ嬢の真琴(小松菜奈)と知り合い、怪奇現象に挑むのであった…。
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ぶっちゃけますと、あんまり怖くないです。
幽霊が出てくるし、悪霊によって人が死ぬグロテスクな描写もあります。でもあんまり怖くない。
この作品、Jホラーでは珍しく霊能力者がキッチリ仕事する映画です。
大抵のホラー映画では霊能力者は出てこないか、出てきたとしても無能です。だからこそ、何の力も持たない一般人である主人公たちが悪霊に次々と殺されてしまったり、「霊能力者でも勝てない」様子を見せることで、悪霊の恐怖を増大させる効果を狙ったりしています。だからこそ観客も恐怖を感じるのです。
この作品においては「未熟」と揶揄される霊能力者兼キャバ嬢の真琴ですら、霊能力者としての仕事をキッチリ果たしています。そんな優秀な霊能力者たちが何人も登場するのですから、観ていて「怖い」と思う場面が少なくて、「これだけ霊能力者がいれば大丈夫そう」という安心感があります。だからあんまり怖くない。
そもそも、中島監督は「ホラー映画あまり観ない」とインタビューで話されてますし、監督の過去作品「告白」「渇き」などの作品でも描かれていた「人間の醜い部分」みたいなのを描くのが得意な監督ですので、予告編などを観てガチガチのホラー映画を期待して観ると肩透かしを喰らうかもしれません。
実際、低評価のレビューをしている人のコメントを読むに「怖くない」ことを低評価の理由に挙げている方が結構いらっしゃいました。予告編を観ただけだと確かに純粋なJホラーのようなめちゃくちゃ怖そうなイメージですので、期待はずれと感じる人がいるのも仕方ないかと思います。
また、これも賛否両論のラストシーン。オムライスオチ。
正直私も面食らいました。「別のオチの方が良かったんじゃないか」とも思います。こればかりは、中島監督の独特な演出ということで好き嫌いが別れる箇所かと思います。
上記のような批判ポイントもありつつ、私はこの作品を高く高く評価しています。本当に面白かったです。
元々サスペンスものが好きということもありますが、適度にホラー演出もありつつ、人間の表裏があらわになる三部構成の演出とか、会話シーンが多いのに全然飽きさせない脚本とか、魅力的なキャラクターとそれを熱演する実力派俳優人とか、最後の大迫力の除霊シーンとか。もちろん原作の小説が賞を獲得するほどに面白い作品だからというのもあるんでしょうが、原作の面白さを活かしつつ大胆な改変を行っており、ここがこの作品の非常に面白いところだと思います。
「好き嫌いが別れる」ことは前提として、「私はめちゃくちゃ好き」な作品です。
「あんまり怖くない」というのはホラー映画好きからするとマイナス評価だと思いますが、私のようにホラーが苦手な人間からすると本当にありがたいんです。
ホラーが苦手な人にも、是非観てほしい作品です。オススメです。
【追記】
「襲われる理由も悪霊の正体も不明のままだからダメ(意訳)」という低評価レビューをしている方がいらっしゃって多くのレビュアーさんから共感を貰っていたんですが、それは劇中の琴子の「襲われる理由ではなくどう対処するかが重要」(うろ覚え)という台詞で、ある意味全部説明されていると思うんですよね。この作品においては「襲ってくる理由も正体も不明」なのが正解なんです。
リングにしろ呪怨にしろ着信アリにしろ、Jホラーって「呪いを回避するために悪霊の正体に迫る」というプロセスを踏む作品が多いんですよね。だからJホラーファンの方々って悪霊の正体に迫らないと気が済まないんでしょうか。
前半と後半で違う映画みたい
妻夫木くんの軽薄っぷりが本当に見事に表現されていて、
めちゃめちゃイライラしてしまった。名演です。
映像が綺麗で、特に暗い部屋の中に水盆がたくさん置かれているシーンが好き。
あそこのドキドキ感はさすがホラー映画という感じ。
ただ直接グロテスクな描写は無いので、ホラーはあまり得意では無いけど楽しめた。
虫嫌いは注意。芋虫出てきます。
後半は能力者大集合!で上がる上がる。
前半の現実感とのギャップがすごかった。
赤ちゃんが、来る…
評価は賛否分かれているようですが、刺激的で面白かった。結婚式のビデオの中の人間がこっちへ来いよと話しかけてくる所がスティーブン・キングっぽくて好みです。
子育て中の身としては前半パートの妻夫木君と黒木さんの育児、子供を愛しているのに空虚な性格から空回りし閉ざされた部屋の中で生活が乱れて上手くいかなくなる所、二人の名演もありリアルで涙が出た。
結婚は相手の欠点に何となく目をつぶれるけど、育児は現実だもんね…しかも待った無しだよ。
怪異よりも本当に恐ろしいのは現実の生活とかみしめました。
祈祷エンターテイメントとして面白い
本作の監督はホラー屋ではない。人間の醜さや恐さを表現するのが得意な人だ。
その結果、原作は改変され、醜悪な人間が次々に殺されていく話になってしまった。醜悪な人間に感情移入しにくいので、あまり恐くない。
ただし、悪霊の表現や霊能者や祈祷師の描写はよく出来ていて、ある意味リアリティがあるので祈祷エンターテイメントとしては楽しめた。
過剰なデフォルメに乗れるか否か
まず前提として個人的に「パコと魔法の絵本」が生理的に無理というか、絶対ダメでしょっていう脚本&演出をしてくるので、見る態度が良くないと言うのもあるのかもしれませんが、やっぱりこの監督の作品は苦手だと再認識できた映画でした。
一応ホラー映画という枠組みだと思います。最近は不条理性よりも根拠を持って襲ってくるからこそ現実世界とリンクしてくるから恐ろしいというホラー映画が増えてきているし、実際そっちの方が自分も好きです。でも、最後まで動機がこれで良いのっていうあやふやさで終わってしまいます。不倫やら何やら程度でこの家族が狙われますかっていう。また、対象を狙って何かが来るわけですから、不条理性の欠片もないのもなーという感じです。直近に「ゲットアウト」や「アス」など、その辺りをクリアにしたホラー映画を観てしまったのが悪かったのかもしれません。
また、この監督は何でもかんでもデフォルメし過ぎ。だから、第1幕の時点で第2幕の展開も容易に想像できてしまう。もう少しイクメンぶりを徹底させておくべきだろうと思いました。原作からとあるキャラクターの設定を無精子症から中絶に変えてるのも自分としては好きではない。あと、ライターってこんな仕事ぶりなの?実質ニートじゃない?
良いところ。演者。特に伊集院光さん演じるパートの店長の「子育てに理解はあるけど理解がない上司」ぶりが最高です。あとは、柴田理恵さん、小松菜奈さんですね。
霊媒師たちが集まってくるラストの展開も迫力がありました。いいお金のかけ方だと思います。ラストカットの夢の件も、「良い現実に引き戻せた」とも言えるし、まだ理想は夢の中にしかないとも言える、転じてハッピーエンドともバッドエンドとも取れる着地にしてるのは面白かったです。もう靴を投げない、他人の肉体的にも精神的にも他人の痛みが知れる子に育ってくれると良いなと思いました(微妙にネタバレですかね)
あと、監督的には「人間が1番怖い」っていうところを強調させるために、襲ってくる何かの正体をはっきりさせなかったのだろうと思います。そういう意味で、冒頭の十三回忌でよやり取りとか結婚式でのやり取りとか、未だに「儀式」「礼儀とも言い切れない建前」に囚われている人間のリアルさが、この映画で1番怖かったかもしれません。だからこそ、最後のオールスター展開も儀式にこだわってるんだろうと思います。
過剰なデフォルメに乗れるか否か、この監督の作品の好き嫌いは明確にそこだと思います。ホラー映画を期待しすぎると肩透かしに合うと思います。人間ドラマという点と脚本&演出面でも、僕はやっぱり苦手だと思いました。「告白」が好きだったので、またこの監督の作品は見ると思いますが、「渇き。」より抑えられていたとは言え、もう少し散らかさず叫ばず演技で説得力を持たせて欲しいと思いました。偉そうですけど。
とんでもないクソ映画 観ない方がいい
今まで沢山くだらない映画を見て来ましたがこれ程酷い映画はないでしょう。ただ面白くないならまだしも観ている人を馬鹿にしているとしか思えないラスト。
この映画監督はヒリついた現場が好きらしいけどそりゃこんなありえないクソ映画をドヤ顔で撮ってんだからそりゃそうなるよな。
原作があるらしくてその登場人物に惹かれて重点的にキャラクターを描いたらしいけど…原作?知らねーよ 原作知ってる前提で作るんなら身内で映画鑑賞会でもやってろ。
ただのクソ映画なら「あーあ 時間無駄にしたな」で済むけどこの映画はそれを逆撫でしてくる所はすごい。 とんでもないクソ映画!
ホラー映画にしては映像美が際立つ作品です。ただし、ちゃんとホラー映...
ホラー映画にしては映像美が際立つ作品です。ただし、ちゃんとホラー映画でした。
化け物の「あれ」の正体が描かれないのはモヤっとしますが、原作ではちゃんと描かれてるようです。
うーーーーーん…
正直、よく分からなかった。
原作を知らなかったので???がたくさん残る結果になってしまいました。
他の方のレビューのおかげで、
『あぁ!原作ではそういう結末なんだ!』と理解できました。
この映画は話も設定もなかなか面白そうなのに、
実にもったいないなぁと悔やまれます。
役者さんも豪華でした。
特に引き込まれたのは柴田理恵さん。
あの不気味な雰囲気
でもなんだか安心感のある霊媒師を見事に演じられていました。
あと終盤の大規模な除霊のシーン
警察に協力を得て、辺り一帯から人を排除する大胆さ。
おじいさま方の凛々しい祈祷や、
キャピキャピ自撮りしてた女子高生達の凛とした舞。
あそこのシーンはもう一度見たくなるくらい素晴らしかったです。
なのに、、
なのに、、、
除霊中の松たか子の邪魔をする小松菜奈と岡田准一……
子供を守りたいのは分かるけど、、少しイラッとしてしまいました…
え、じゃあ松たか子は死んだのかな!?
なんだかなぁー、、と。。。
全体的にもったいない仕上がりでした😢
早送り。
たまにはジャパニーズ・ホラーが観たい、と思いDVDを借りました。
悪霊と霊能者のバトルなら面白いだろう、と。
でも最初にちょっと思わせぶりなシーンがあっただけ。
あとは意味があるんだかないんだか、ただ役者がしゃべってるシーンが延々と続く。
さすがに飽きて早送り。
時々、血が派手に噴き出てオッとなるけど、すぐに、また緊張感のない画が続く。
もう、いいや、と最後まで早送りした。
話もオチもわかんなかったけど、いいや。
そのものを見せずにあおる
冒頭からの秀樹(妻夫木聡)のはじけぶりが「おいおい、落ち着けよ」と言いたくなる危うさに満ちている。言うなれば、棚にいっぱい、精巧なガラス細工が並んでいる店で、大仰な動作をしている人のような危険度がある。
無理な背伸び感もある。それらが相乗して、間が悪い。どこでも、いつでも、だれに対しても、躁的で、やり過ぎな男として描かれる。
取り巻きの友人らは、皮相的で、思いやりがないが、秀樹自身も徐々にメッキが剥がれてくる。
すなわち、本当の人物像を、回想によって明らかにしてゆく編集が、観る者を間断しながら騙す仕掛けになっている。
幼少の記憶から現在まで、時間軸がぐるぐると入れ替わり、その目まぐるしさが面白味でもあった。
挿入されるイメージや次々に入れ替わるシークエンスは華麗で、効果音は禍々しい。人々は怪しく、煩悩を背負い、本心を隠している。それらは、他の中島哲也作品がそうであったように、エキセントリックで魅力的だった。
しかし、高位なシャーマンである琴子(松たか子)が大仰な神楽舞台をつくってお祓いをするにもかかわらず、けっこう他愛ない人間感情によってそれが失敗するのは、拍子抜けであった。
また、目まぐるしく変遷してはいくものの、終局では冗長感があった。
ささやかな倫理に落ちるのではなく、邪鬼が人間を負かすか、もしくは琴子が勝つような結末のほうがすっきりしたと思う。
ただし、全体像として児童虐待のカリカチュアにはなっている。
大人たちの勝手が、ガゴゼンを呼び込んで、子殺しへ至る──異界譚が、現代社会を浮き彫りにしているし、そのものを全く見せずに恐怖へ変換しているのは巧い。
また、にっこりしながら盛り塩を踏み潰す香奈=黒木華の演技力には慄然となった。
あいかわらず完全主義が感じられる映画でした。いま思いつく限りなので網羅性に欠けるかもしれませんが、日本で内容をともなう映画監督は、李相日、原田眞人、中村義洋、是枝裕和、中島哲也だと思います。
岡田准一の無駄遣い
中島組初の岡田准一もまあオファーがあれば快諾しますよね。前作の渇きも微妙でしたが今作もうーん。
単館ならまだ実験的に攻めるのもOKだと思いますが、ここまで大々的に豪華キャストで中途半端なホラーを全国規模で上映しても残念な結果になりますよね。
柴田理恵はなんか良かったよ。
ホラーではなくラノベっぽい超能力バトル映画
最大の見どころは終盤の東洋の宗教法人がフォーメーション組んでカーニバルに除霊するシーン。まるでお祭りだ。参加者ほとんど死んだっぽいけど。可愛い女子高生もみんな死んだのか…。
結局は妖怪が何だったのか含め非常に消化不良。ラノベ的キャラがラノベ的超能力バトルをする
角川っぽい少年向けバトル映画だった。チート霊能力者の活躍見てても別に面白くはない。
お父さんがクズとして描きたかったのだろうけど他の人間がイカれすぎてて相当まともに見える。むしろ一番の被害者なのでは…?
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