来るのレビュー・感想・評価
全521件中、61~80件目を表示
ホラー要素は舞台装置にすぎない
ホラー作品であってホラー映画ではないな、というのが正直な感想。
私が解釈したこの映画のテーマは『痛み』です。
作中で度々『痛み』という言葉が出てきますが恐らく意図的にでしょう。
虐待や自傷行為を仄めかす描写も何度も挿入ります。作中の『アレ』は暴力(精神的なものも含む)の連鎖、虐待の連鎖が産んだ負の怨念の集合体のようなものなのでしょう。作中で『アレ』の正体に関する考察として、口減らし云々という民俗学的な解釈が出てきます、昔の人達は都合の悪い事があると妖怪のせいにしてたんだと。
作中で沢山の人達が『自己正当化』をします。
その影で誰かが傷ついていて『痛み』を感じている。でも見て見ぬふりをしている。そして時にそれは取り返しの付かない事を招く。それが『アレ』という形を取って代償を精算しようとしてくる。『自己正当化』ではなく自身と、そして相手の『痛み』と向き合わなければならない。無視してはいけませんよ、そういうメッセージが込められているように思いました。
世界よ!これがお祓いアベンジャーズだ!
ちょっとグロいし救われないし、でもやっぱり日本の神教・仏教・地域信仰すべてを結集させるラストの絵面は圧巻すぎる。もはやアートで、かっこよすぎる。日本に生まれてよかったと変なところで思ってしまった。
ただそんな娯楽映画で終わりというわけでもなく、きちんと裏には子供を軸にいろいろな社会課題が定義されている。
いつか貞子伽耶子たちvsお祓いアベンジャーズの対決が観たい。
45点
映画評価:45点
たぶん、もっと良い点数だと思うのですが、
私がホラーが苦手なのと、
理解力が乏しいので、この点数です。
正直、ホラーに寄せなかった方が
良かったのになぁと思えるくらいには
見ごたえあったのですが、
ホラーになったせいで
急にくだらないと感じてしまいました。
妻夫木さんの演じる薄っぺらいキャラや、
黒木さんが演じる崩れていく母像は
必見です。
演技力があるとは、このこと。
素晴らしいの一言です。
今回はホラーになってしまい、
意味のわからない、見えない何かによって
壊れてしまった家族でしたが、
これが、ホラーではなく
現実的な何かで引き起こされていたら
凄い名作になった気がします。
ホラー要素以外がリアルで面白かっただけに
残念です。
【2021.8.4鑑賞】
映画鑑賞後に原作を読んでみたくなった作品!!
友人におすすめしてもらい鑑賞しました!
作品の中での恐怖演出もそうですが、やっぱり人の怖さの部分が垣間見えてぞっとしました。
話が進むにつれて登場人物の視点が変わっていったところも先の展開が読めず楽しめました。
比嘉姉妹の妹役が小松菜奈さんだったのが本当に驚きましたね!
やっぱり女優さんてすごいです!
他の方のレビューを見てみると、多少原作と雰囲気が違うようでしたが、それも映画化の醍醐味ですよね☆
面白そうなので今度原作も読んでみます!
やはり中島哲也の狂気が最高
中島哲也の狂気と楽しみにぐいぐい飲み込まれていくのが楽しい
妻夫木の扱い方の雑さがとにかく最高にいい
役者への変な思い入れが画面にどろっとしてないから笑える
BONNIE PINKのevil and flowersという選曲!
に、ヤラレました。
私は、この頃のBONNIE PINKが好きでよく聴いていたけど(Forget Me Notとか、It's gonna rain! とか)、シングル曲でもないEvil And Flowersが使われているだなんて、かなりビックリしたし、この曲の魅力を伝えてくれる人がいるんだ、という勝手な共感が芽生えてとても嬉しくなった。曲の恭しい雰囲気ともピッタリだし。
小松菜奈のキャラクターにもビックリ。この人、引き出し豊富だね〜
キョンシー世代のおじさんは好き
妻夫木くんの天然クズっぷり
黒木華の幸薄そうな奥さんハマり役
この子可愛いなーえ?小松菜奈!?なんでも似合うな!
岡田くんハードボイルドっぽいのは最初だけで後半ナヨナヨマン
原作知らないので松たか子の霊媒師?としての凄さがイマイチよくわからんかった、いや凄いんだけど。結構引っ張った割には…ていう。
後半の化け物vs松たか子は映像の綺麗さも相まって惹き込まれた。
荘厳な手作りお社?はテンション爆上がりで、キョンシー大好き世代のおじさんはワクワクした。
個人的に1番良かったのは柴田理恵。
まさかの面白さが来た!
あんまり怖くなさそうだなと敬遠してた本作。
人の勧めで見たらこれは面白い!
ホラーの皮を被ったエンターテイメントでした。
パパ役の妻夫木、明らかに見てて不快なキャラ。結婚式なんて誰も楽しめないよね。そのあたりうまく表現してます。
全然感情移入できない、夫婦。
中身空っぽの夫に、闇深奥さん、また黒木華がそういう役がにあいすぎる。
そして2人ともあんな退場するとは。
主役は一体誰なの??岡田君?と振り回される感じが逆に心地よかったです。
柴田理恵はすごくいい味を出していましたね。
霊媒師達の合同除霊?
モブの霊媒師達の普段の姿も映し出されてそこが人間ぽさがあって面白い。
こんな展開は予想つかずワクワクしました。
結局あれと言う存在がなんなのかわからないのがまた不気味だけどもう少し明らかになればよかったかなあ
でも安易な血が壁ドロドロ、床ドロドロはちょっと冷める。
松たか子はいい人さが滲み出すぎてて役柄に違和感。
ああいうのはちょっともったいない感じ。表現が浅い
エンドロールで小松菜奈が出てると知り、ん?どのシーンででてたっけ?とよく見たらえ!!妹が小松菜奈なの!?
1番ビックリしましたわ。
非現実的逃避行
心がざわついている時は現実逃避としてホラー映画かゾンビ映画が観たくなる。
ソフトなジャパニーズホラーかなと思ってたら思いの外イライラさせられる精神にもちょっと来るタイプだった。
最初はのび太妻夫木に終始イラつき、後半は見た目だけアウトロー岡田にイラつく。
イラつくあまり怖さが半減。出てくる男はたいがいクズだ。逆に女性のしたたかな強さが目立ってそこが面白かった。
親戚の法事の集まりの鬱陶しさや山の怖さ、虫の生理的嫌悪、子供の純粋な狂気、ワンオペ子育ての追い込まれ感、子殺しの古い慣習とかこれら小さい傷が絶えず痒い感じの映画だった。
しかし片方だけの赤い靴とか童話めいたものはどうして小刻みに恐怖を感じるんだろうか。
結局何が「来る」のかいまいち分からなかったが、公園に集まったプロ達のごちゃ混ぜが新鮮だった。
突っ込みどころが多すぎて渋滞起こしているうちにエンディング。
もっと恐怖を感じたかったけど自分なりに楽しめた。
やっぱりグロかった
公開した時には観れなかった作品
推しの妻夫木くんが出ているので観たかったけど
ホラーやグロいのは苦手で、自分の中では触れられないと思っていて…
それでも意を決して観た作品
原作を読んでいないから詳細が解りにくくって
他の方のレビューを見て学んだ(^^;
最後はモヤモヤ感が残っちゃった…
人間の怖さがありがらも、やっぱりグロかったなぁ〰️
人は誰しも嘘をつく
Amazonプライムで見つけたので鑑賞。
公開当初は気になってはいたが、見れずじまいだったので前情報はそこそこ入れているし、期待値も中島監督ということでまぁまぁ高め。
やっぱエグいわ...この監督。
かなり疲れるし、重い映画なのだが中毒性はある。
なんだろう、この感情。JOKERを見た後の感情とよく似ている気がする
ストーリーは説明が難しいし、ネタバレになるので控えますね。
流石、中島監督。「告白」「渇き。」と同じように、人物ごとのエピソードを作りその間に奇妙な映像を入れて観客の頭を狂わせる。見事に狂ってしまいました
これこそ、面白いホラー映画。今まで見てきたホラーの中で群を抜いて面白かった。小松菜奈目線で見ていたのでより楽しめた気がする。
それと、やはり過去2作と同じく何度でも見たくなる。あえて描き過ぎず言っちゃえば投げやりな脚本なのだが、それがこの「何度もみたい」に繋がるのだと思う。
こんなカルトっぽいホラー映画なのにも関わらず、かなり訴えてくるものはある。何故人は大切なものを作ってしまうのだろうか、何故人は嘘をついてまで自分を取り繕うとしてしまうのだろうか。
告白まで届かなかった点としてはやはりラスト。味気なく、腑に落ちずと言った感じ。ガツンと掴まれるものが1つ欲しかった
結婚式のシーンは正直言って辛い。観客から愚痴を言われているのもそうだが、やはり無理して張り切っているのが目を逸らしたくなる。
でも最っ高です。
超絶面白い。中島監督、もっとこんな映画作ってくださいよぉ
人間の怖さ?後半はただアクション
田舎の怪かと思いきや、人間の怨念であったり悪意であったり、どちらかと言うとヒューマンホラーだった印象を受けた。前後半で物語の趣旨が大きく変わって、前半がホラー、後半はSFバトルのようで、ホラーの怖さが薄れて見やすかったけど、「ホラー……???」という思いもあった。
ドタバタ除霊劇
いいじゃん。
作中で一番怖いのは冒頭の現実的な結婚式とか家族づきあい等の人間関係だよ。
トイレのドアを押し開ける母親の亡霊に扮したぼぎわんにはびっくりした。
除霊師の女性の腕が取られたり、外面を装う旦那の腰から下無くなってて、ホラーじゃなくてスプラッタ?と思い直した。
堕落していく母親は最終的になりたくない人になってかわいそうだったね。先輩がそこまでやりたい強い動機があまり見えなくて一番意味不明だけど。
アクション映画並みにバンバン退場させられる除霊師達の勢いは笑ってしまった。
最強姉のキャラが立ってて魅力的だった。姉妹での活躍が原作で見られるらしいから買おうかな。
水子も旦那を付け狙うっていう存在も、作中通してがっつり襲ってくる怪異の正体としては弱いけど。オムライスだしいいか。
刑事、軍人、武士でない岡田准一が良い
楽しんだ。
エクソシスト、ポルターガイスト、シャイニングを丸ごと大友克洋の童夢な和紙で包み和風珍味のサイキックエンタメに仕上げた。
皆が儲け役、特に実は普段通りの柴田理恵、刑事軍人武士でない岡田准一が良い。
ラストのキレも成功。
全521件中、61~80件目を表示