来るのレビュー・感想・評価
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ホラーとしてはアレだけど「お祓い映画」としては満点
劇場公開時かなり気になってたけど、ビビリなのでDVD化を待ってレンタル。
ぶっちゃけこれなら劇場で観ても平気だったってくらい怖さはなかった。
っていうか、中島 哲也監督は多分、怖がらせる気はなくて、むしろ怪物vs人間(最強霊媒師)の異能バトルとして撮ってたんだと思う。
クライマックスの仏教&神道&霊媒師混合部隊とぼぎわんとの決戦は、「お祓い映画」好きなら胸熱だったのではないかと思う。
テンポよくて良かった。
ホラー映画マニアです。
これまでの邦画ホラーって、暗くて地味な色使いと、ジワジワと迫ってくる感じだったので、スピード感と色使いの予告を見た瞬間に惹かれてしまいました。笑
ホラーの世界では、漫画界でも共通して言われていますが、やっぱり人がいちばん怖い、という感想でした。
凶悪とか冷たい熱帯魚などで見かける人間の怖さとか脆さ&幽霊が混ざった感じの映画です。
(幽霊なんてもともと迷惑&粘着な人間がなるもんですけど笑)
この奥さんも幽霊なったらやばそうやわな。
閑話休題、ちょっとカッコ良いアクションホラー。理屈っぽい人は、合わないかも?
サクッとジェットコースターに乗った気分で見れる若い人向け。
本当に面白くて、何回でも観れる。儀式の準備でのシーンBONNIE ...
本当に面白くて、何回でも観れる。儀式の準備でのシーンBONNIE PINKのevil and flowersの合唱バージョンが流れるのだけれど
作品の内容に合い過ぎていて驚いた。
自分ではどうすることもできない悪い状態に陥ってしまった時にこの曲に出会うとエンドレスリピートしてしまいそう。心の闇というのか人間への試しが入っていてそのへんが怖い。ピンク髪で腕にタトゥのこんなパンクロッカーみたいな見た目のキャバ嬢がいるのかは疑問だけど真琴のキャラクターがとても良かった。
言う事を聞かない悪い子は夜中迎えに来るんだよ。っていう歌があるけど、それが怖くて本当に良い子になってるのもいる。
悪いことばっかり考えていると異界のものに目を付けられる的な映画を観て、襟を正す大人もいるかもしれない。
「go somewhere to find yourself if you cannot help yourself
though evil and flowers both come and go...evil and flowers」
全体を通してみてもこの曲の歌詞の内容があてはまってる。
柴田理恵、スゲー‼️
前半で十分怖いんですけど、後半がピンとこない……壮絶なクライマックスが、個人的にはツラいんです。
映像の美しさや人間のドロドロ感、演出の怖さがパンキッシュで好みです。
前半の怪談めいた部分で一気に行って欲しかったけれど、だんだん離れて行ってる気が……
ただ、怖いのは怖いんです。
久しぶりに、見終えて疲労感を覚えた映画でした。
もう少し、キャラ設定に力を入れて欲しかった……。
ぐっ!っと来るような、イカしたキャラが居たなら、2回は見たかなぁ……
知らんけど。
ホラーテイストB級アメリカ映画
怖くはない、アメリカのB級映画のノリ
フロムダスクティルドーン的ダークヒーローもの?
邦画のジメっとした物を想像して裏切られたが
これはこれで、成立している。 タランティーノっぽい。
面白い
ちゃんと笑えるホラーになっている。
怖さはほぼゼロ。
ドキッとする事すらないので
途中からはお祭りB級映画と思ってみると
俳優陣は豪華だし、数多の邦画B級映画よりは
数段楽しめます。
ストーリーとかはアレですが
映画自体はそんなにヘタではないので
飽きずに見られると思います。
メイン級のキャストの存在感は全て良かった。
オススメできる映画です。
うーーーん…な映画…。
正直途中でDVDを止めようと思った程でした。
なんだろう、私がこの手の映画を受け入れられないのかなぁ。
一言で言うと「よくわからん」になります。
俳優は演技派を揃えていて、素晴らしいと思います。
妻夫木くんのイライラ加減をそそる演技も素晴らしい。
でも…鑑賞後に印象が残らないというところが正直なところ。
うん、まあ見た。
それだけでいっかって作品になってました。
2019 DVD/BD 10
ファブルを観る前に観ました。
正直つまらなかったです。
岡田主演かと思いましたが妻夫木のほうが主演かな? 松たか子は独特な役だったし、この監督が独特なのは、嫌われ松子や、告白など相変わらずだけど全く怖さはなかった。劇場行くか迷ってここのレビュー見て行くのやめたのは正解でした。
柴田理恵はいい役してたなと思いました
狡猾で手強いぼぎわん(悪魔みたいな演出)
田原(妻夫木聡)の因果が回って崩壊していく様はぼぎわん抜きでも、離婚する可能性高いと思ってしまう。
ウソのイクメン気取りで他人事のように育児ブログを更新し続ける姿は妻(黒木華)が呆れても仕方ない。
そりゃ、他に乗り換えられるだろう。
1時間掛けて、田原が死ぬ過程と人間関係の狂いを説明される序盤はイラつくし、ぼぎわんの影響力が凄まじく、容易に人が狂っていく様は気持ちが悪い。
田原はパーフェクトな父親では無かったが、妻の家庭環境も大概でその影響も目立つ状況に悲しくなる。
無惨な結果の田原家に繋がった比嘉姉妹はいいキャラ立ちをしており、後半ぼぎわんとの対決に期待感が高まる。
死の匂いに惹かれる子どもと生に惹かれる怪物、誰もが1度くらいは覚えのあるネガティブな感覚に囚われる件はエグい。
そして比嘉琴子(姉)が儀式のために呼んだ仲間(霊能者)だが、沖縄のお婆達が交通事故でやられてしまった途端、別途で集まる仲間が異常を察知して命懸けの覚悟になるのはオーバーではあるが、ちょっとカッコ良かった。
しかし公権力まで利用するユタの力は計り知れない。
霊能者逢坂(柴田理恵)は当て馬かと思ったがちゃんと出番があって良かった(笑)
霊能者以外の人々がこぞって心が弱く田原夫婦、友人津田、野崎……ことごとくぼぎわんに取り込まれていく。
あまりにも凶悪なぼぎわんではあるが野崎の一言で正体がうっすらと見えると、ただお祓いするだけで良いのか?と考えてしまう。
大昔に児童虐待どころでは無い間引きを行っていた事と今現代も変わらず様々な命が虐待で失われる事態は経済的発展を遂げても何一つ解決していない事を悲しく思う。
これはぼぎわんが暴れまくってもしゃあないと思う。
それにしてもぼぎわん自体のちからがあまりにも凄い。
建物ぶっ壊すレベルなのに、人間1人1人の心の裏側のキズを見逃さず、背中の咬みキズなど関係なく身体に侵入されたであろう描写は、過去にあった邦画ホラーと比べるとインパクトがある。
この凶悪、強大なぼぎわんを祓う為の儀式に様々な宗教を動員するのは、やり方を選ばない独特な手法なのか?どれかが効いたらそれで良しと言うことか?
ただし観るがわとしての怖さと言う点ではそれほどではない。登場人物のひ弱さに不安感を募らせて見続けてしまう作品。
誰にだって失くしたくないものがあるから、弱点も…。
子流しや流産、堕胎とネガティブなテーマが全編にあるため、ナチュラルにドロドロした感じがあり、その分観る人を選ぶところもあるかも知れない。
ラストはどうなったかが曖昧で次回作あるなら観てみたい。
個人的には黒木華が喫煙しているシーンに「吸うんだ?」と驚いた。色んな役がこなせるのはやはり凄いと言うことか?
勝手なイメージを黒木華に持っていた事を確認できた。
中毒になりそう
「告白」の中島監督の怖い映画。
ホラーというより人の心の闇。
ありそう、どこにでもありそうだけどこんなことになっちゃうの?
映像と音楽がカッコイイ。
妻夫木聡がすごい、
松たか子と小松菜奈兄弟が魅力的。
岡田准一のつかみどころのない感じもいい。
柴田理恵最高。
それからおじいちゃん、おばあちゃん達がまたいい!
子役もいい。
興味の無かったお祓いシーン、
めっちゃくちゃ面白い!
メイキング見たさにDVD久しぶりに注文してしまった。
あと少し
映画館で鑑賞。
演技力等は映画として問題なく、演出も効果もCGも十分なクオリティでした。
脚本が、明らかに足を引っ張ってました。
原作を読んではいないのでこういうものかどうかはわかりません。しかし映画作品として見た場合、ホラーがやりたいのか、家庭内問題をやりたいのか、NTRがやりたいのか本当に分からないです。
何て言うか、余計な情報や設定が多過ぎてホラーとして見た場合も愛憎劇として見た場合も薄くなってます。
あくまで私の考えですが、映画にするなら原作に忠実に作成するか、主要な要素を抽出して壊れない範囲でブーストして特化するかでなければ基本駄作になります。
今作の原作を知らない為なんとも言えないですが、仮に忠実に作成したなら今回は後者の手法でホラーを軸に作るべきだったかなと思います。
本格ホラーが面白い
久しぶりの本格ホラーだった。
中島監督らしい映像に、あとから監督を知って納得のCGの使い方だった。ただどこかシャイニングを彷彿させる映像にはやややり過ぎの部分はあったのかも。
岡田准一が主演と言いながらも、内容は大きく分けて、3部構成となっており、見ていて飽きない。
ホラー映画はどこに理屈を埋め込むか?というとこに重きを置いて見ることが多いが、今回の作品は小説が原作というのもあり、しっかりとしたホラー映画だったのは間違いなく、内容だけでなく映像や俳優人も中島監督の手腕でこの時代だからこそのものを楽しめた。
ホラー映画<除霊エンターテイメント的作品
幸せな新婚生活を送る田原秀樹のもとに「千紗さんの件で」と会社に訪れた謎の訪問者。
それをきっかけに起きた後輩の死を始めとする不可解な出来事により、妻と娘の身を案じ始めた夫の秀樹は友人のツテで霊媒師の真琴とフリーライターの野崎を紹介してもらう。
正体も名前もわからない“アレ”の脅威に立ち向かう人々を描いたホラー映画。
正体不明の何かが襲ってくるホラー映画と予想し構えて鑑賞したが、どちらかというと人間の黒い部分や卑しい部分などの負の面によって事態が悪化したような描き方をしていて、ある意味人間の方が怖いと思わせるタイプの作品だった。
メインの田原夫妻の腹の内を序盤、中盤にかけて2段階で明かし、2回の胸糞悪さを味わわせてくる笑。
特に妻夫木聡演じた夫、秀樹のクズ具合は目に余るものだった。
イクメンパパを自称する為のブログ更新にイクメンパパ集会、会社でのイクメンっぷりアピールに反比例して、ブログ更新に追われ育児の手伝いは二の次、娘の怪我もブログのネタと言わんばかりに使い、終いにはたかだか1人産んだくらいで偉そうにと妻の香奈に対してマウントを取り始めるクズっぷり。
そんな秀樹を演じる妻夫木聡がまあ上手くて似合う笑。
近年の彼の役所はこういうクズ男が多い気がする笑。
また今作1番の存在感のあるキャラクターは中盤から終盤にかけて登場する日本最強の霊媒師として知られる真琴の姉、比嘉琴子こと松たか子である。
終始冷静沈着な対応で全てを見透かした動きを取り、団地一帯を封鎖し日本中から凄腕の霊能力者を集めた一大除霊作業をおっぱじめるクライマックスを牽引する存在で彼女の登場で作風がガラッと変わるのがとても面白い。
霊能力を持たない野崎が終盤にかけて真琴と千紗を救いたい一心で除霊の中心地に来てしまい、オタオタしている彼を目の前にしてまさかの渾身の右フックをお見舞いした件はホラー映画ながら爆笑しそうになってしまった笑。
色々と粗はあるかもしれないが、一応ホラーの括りだし、「アレ」の正体などはボヤかして終えるのは正解なのかなとは思った。
原作と違うという声もあるようだが、原作を知らない人間としては除霊エンターテイメント的な作品として割と満足できた。
中島監督の人間の醜さを描く表現力はやはりピカイチだなと感じた。
中島哲也の最高傑作かな?
①原作の『ぼぎわんが、来る』はホラー小説としては尻窄みである。第1章は確かに怖い。しかし第2章は視点の切り替えという面白さはあるがあまり怖くない。第3章(最後の章)は、最強の妖怪ハンターという姉の造形は面白いが、ぼぎわんがあまりに簡単に退治されてしまうので「なんや」という感じで脱力してしまう。ホラーとしては中途半端。②一方、映画の方は第1章に当たる部分はほぼ原作通りであるが、第2章に当たる部分から映画独自の展開・解釈となる。原作では良い父親の芝居をしているだけの夫の正体に愛想をつかしているが娘は普通に愛している母親なのが、映画での黒木華扮する母親は男も出来てだんだん娘を邪魔に感じだして来る。そして原作とは違ってなんと最後にはぼぎわんに殺されてしまう。③何故ぼぎわんは父親だけでなく母親も殺してしまったのか?そう、父親も母親も上部だけで子供を愛しているという嘘をついていたから。父親は自分が死んだと悟ってから初めて娘への愛情に気付いたがもう後の祭り。母親も最後に娘への愛情を取り戻したがもう遅かった。③この第2章にあたるパートの伏線は次のパートで更にはっきりとする。娘は妖怪ハンターの姉の前で『エクソシスト』のリーガンよろしく白目を剥いたりしてぼぎわんに憑依されたがごときになる。また松たか子扮する妖怪ハンターは「恐ろしい子」と言いぼぎわんもろとも葬り去ろうとする。ぼぎわんは子供を愛していると表面を取り繕う嘘つきの親を憑き殺すだけでなく愛されなかった子供にも憑くのだ。④そしてここからこの映画の最大のクライマックスがやって来る。妖怪ハンター姉の仲間の色んな宗教・土俗宗教・呪術の僧・お祓い士・祈祷士が一堂に会して(しかし一部沖縄からのイタコたちは途中で殺されてしまう)一大お祓い式を始めるのだ。こんなシーンは日本映画始まって以来ではないだろうか。しかし、それでも祈祷士たちの方が倒れていく。それほどぼぎわんは劇中の台詞通り凶悪な化け物だということがビジュアルとして納得させられる。ここがmotion pictureたる映画の醍醐味だ。⑤さて最後、妖怪ハンター姉が娘もろともぼぎわんを退治するかと思いきや、娘に真の愛情を注いでいた妖怪ハンター妹が娘を庇う。すると妖怪ハンター姉は「ならば、そうやって抱いていなさい!(愛してあげなさい)」と妹と妹の男(いつもと違って頼りない岡田準一)とをベランダから突き落としてからぼぎわんを退治する。娘は心から愛してくれる男女(特に小松菜奈扮する妖怪ハンター妹)に出会えたことでぼぎわんの魔手から逃れられたように思える(あくまで思えるだけですよ。ラストのアニメのシーンが意味深)。⑥基本的にエンタメなので監督にそんな意図はなく又穿ち過ぎかもしれないが、昨今の親子関係の問題、特に親側の問題をそれとなく提示しているようで面白い。
何?これ??
結論から言うと、超クソつまらなかったです!
とにかくやたら長い!特に後半!
同じ事をずっとグダグダ言っていて話進まないし、
ホラーと呼ぶには、全く怖くないし、サスペンスにもなってない。
演出も大袈裟で、どこかで観たような感じだし、
場面が切り替わってテロップ出る所は、
完全にスタンリー・キューブリック監督作品「シャイニング」だし
効果音まで類似していて失笑(観た人なら分かります。)
突然の音で驚かしたり、血の手形が浮き出たり、
ホラー部分の演出もかなりベタ。
ラストの大々的なお祓いのシーンも、韓国映画「哭声/コクソン」に
似ており、この監督のオリジナリティさを感じられない。
小松菜奈がなんであんなにパンクなキャラである意味も分からないし、
岡田准一演じるライターが、最初は人世投げやりのような感じだったのに、
後半は何故か妙に礼儀正しい感じになっていたり・・・
思わせ振りな話に見せてはいるが、中身は空っぽ!
前半は何とか観れるが、後半は時間との闘いでした(苦笑)
一体この作品で何がしたかったのか、俺には分かりませんでした。
感じ方色々祭り
示し合わせた訳でもないのに兄弟全員観てたというある意味恐ろしい映画でした。
僕はひとつのエンターテインメントとして観ていたので終わり方はともかく、スリル満点の進行になんかストレス発散になりました。
全っ然怖くはなかったけどしっかり面白かった。役者さんがみんなバッチ...
全っ然怖くはなかったけどしっかり面白かった。役者さんがみんなバッチリはまってて、演技合戦として見応え充分。
霊的な部分より、妻夫木と黒木華の「幸せ家族」を中心とした、ココロのスキマから全てが崩壊していくさまが大変よかった。ふたりとも最低で最高。
全521件中、161~180件目を表示