プロミシング・ヤング・ウーマンのレビュー・感想・評価
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事前情報なしで観て下さい
なかなかの評判だったので鑑賞。そう、それ以外なんも知りません。
まず、Young WomanのYoungが全然出てこなくて、どうしてだろう?皮肉かなあ?と思いながら観てました。物語が進んでいくに連れて、そのもやもやが一気に氷解しました。そういう意味でスッキリできます。ただ、細かいところやラストの中途半端感に引っかかりはしました。
あんま書くと面白さが消失しちゃうので遠慮しますが、痛快なサスペンスですけれども後味が非常に悪いです。が、不快さは一切なく不思議な映画になってました。
自分は常々疑問に感じてますが、犯罪者の人権が被害者の人権に優る状況はなんとかならんものかと。そんなテーマに正面切って取り組んだものと評価します。
やりきれない
復讐劇が繰り広げられますが、かなり終わったあとは空しくなりました。
若気の至りでは済まされない問題で、主人公の姿を応援したくなりましたが、ラストが良かったのかどうかか判断がつかないわだかまりが残りました。
天才女流監督登場
これが長編第一作とは思えません。
演出、脚本、演技、音楽、画像ほぼ完ぺきな作品です。
話の展開(脚本)はプロットも素晴らしい上にスリラーも抜群、音楽の使い方も特にラストシーンなんかフェミニズム的ですが、実に上手い。
画像面では、幾何学的な画面構成、パステル調、左右対称画面、ロングショットの多用などバラエティーに富んだ映像設計に感心しきり。
She Saidで大贔屓のマリガン選手は監督の指示もあるのでしょうが変幻自在のメイクでカメレオン的に多彩な演技を見せます。
とにかく面白い、且つ快感を感じる作品です。
救えなかった自分への終わらない怒り
バカな男どもや、同じ穴の狢の女どもを許せない以上に、ただ一人の人だったニーナを救えなかった自分自身を許せなかったキャシーの自分への復讐劇。
他の奴らなんて多分どうでも良くて、酔ったふりして男を騙して罵詈雑言を浴びたり、言い負かしたりするのも、親に迷惑かけてみたり、唯一の友達にダル絡みしたりするのも、自分を許せないキャシーの自罰的な行動で、それを解すライアンの存在に油断した自分が許せなくて、また一段階段を登っていく気合いのキャシー
ライアンと付き合い出した時点で、もう何か起こるし、嫌な事しかないでしょ…このあと…で、ずっと共感性羞恥の発動で落ち着かなかったです。個人的には話の筋はずっと見えていたので、親子の関係性のあたりに、もうちょっとなにか新鮮なものが欲しかった気がします
憧れの、自分では救えなかったニーナになってしまうことでしか、自分を救えなかったキャシー自身が、その認知の歪みに気づけぬまま死んでいったことが、何だか寂しいなって思います。
誰も、キャシーを救えなかったんだもなぁ…
ニーナの復讐が終わったから、これで終わりだと思う??
私は思いません。そうじゃない描き方もみたかった。
鬱展開に要注意
水戸黄門的な爽快感はあるが、主人公の喪失感や認知の歪みといった根本的な問題は解決に向かわず、鑑賞後は歯痒さが残る。
キャリー•マリガンの七変化が楽しく最後まで飽きずに楽しめるが、最終的に誰も救われないストーリーなので、人に勧められる映画ではない。
Netflixマッチ度98%、何故❓
思い出すのは『リップスティック』
1976年の作品です
ある女性がレイプされ裁判をしても何ともならなかった
そんな時から今年でもう50年近く過ぎているにも関わらずいまだに世の中は変わっていないのだろうか
むしろタチが悪くなっているんじゃなかろうか
もしも自分の身近な人がそうなってしまったら…
かつて武田鉄矢さんがこんなことを言っていました
私の娘に何かがあったら、その相手を殺してしまうかもしれない
まだ子供だった私でも、そんだな〜俺もそうするかもしれない とそう思ったものです
あれから何十年経つだろうか
その考えは今でも変わらない
それほどまでに罪深いことなのだと思う
この作品は、明るい色調でBGMも軽やかだけどそれとは違うとてもとても重く深い内容になっています
『リップスティック』のようなストレートではない
人が人として生まれたのなら、何らかの目的があって人に生まれたのだろうか?
復讐の為に人生をおくることも、また一つの生き方なのかもしれない
人とはとても不自由な生きものなのだな
泣いたり笑ったり怒ったり
大袈裟に考え込んでしまいました
でわでわ
追伸
Netflixからマッチ度98%で勧められた意味が少しだけわかったような気がするが
人じゃないものに決めつけられるのはあまりいい気がしないがいい作品だったことは間違いないです。
既視感 チープ
前から観たくて、やっと観たけど、思ってたほど良くなかった…
既視感を感じて…
なんか、ありがちな話。
あと、なんか全体的にチープで、セットが質素だったり、
バーで踊ったり飲み食いしたりしてるエキストラ系も下手だし…
金かかってないのが分かる(笑)
期待してたけど、それほど良くなかった(笑)
いかなる場合にも加害者であるという自覚
男子は男子であることで、すでにいかなる場合にも加害者であるのだ。女子であっでも学長のような、日本においては自民党の杉田某のようなやつらはいかなる場合にも男子と同じ目線で加害者でしかない。この映画なら学長や、マディソン。
最初はこれは面白い、痛快なスプラッターかもと思うかもしれない、でも最後まで見てそう思うなら、これはやりすぎだろとか、なんでここまでやるのかわからないと思うならそれまで。ライアンが最後に自分も加害者に加担して加害者であったことをキャシーに指摘され自分のプロミシングブライトフューチャーが危険にされされて、キャシーにクソ女といってしまう。アウト。だからそんなふうにこの映画を見て見終わってもわからないやつはアウトだ。金儲けとか仕事地位を維持するために示談にしていた弁護士が過ちに気づきメンタルになり罪悪感に支配されているらこの人だけセーフだった。わずかにかすかにキャシーもプロミシングフューチャーに行けそうかとおもうながら真実は現実を引き戻しライアンも決定的アウト。クソ女と言うな。
日本でなら[日本人]であること、男性であること、それだけで存在そのものが加害者になりうるから、そのことに自覚的であるべきでそのように教育されるべき。残念ながら国を開けで反対方向に向かい続けていますが。
簡単なことだ。自分の子だったら?自分の家族だったら?恋人だったら?自分自身に起こったたら?と考えるだけなので
[サルでもできる](実際には猿にできないかもですが)ことだけど子どものいじめから、セクハラパワハラ、DV、レイプ、性差別、人種差別、国籍差別ありとあらゆることに小さな子どもからジジイのやることなすこと、全て、他人に起こった他人事、やられたやつが悪い、自分や自分の大事な人に起きたことなら?と言うおきかえも創造力もない。
画面はポップなカラーでアメリカらしく、見ていて麗しい映画だが中身は反吐が出そうな現実。他人事としてみるな。私も見て見ぬ振りをしてないから、してしまう時もある。自分もアウト。ピリオド。
She Saidとセットで見ると良い。これは正しく教育映画。
余韻がすごい
・冒頭から、ダークヒーロー的な話なのかと思ったら主人公にそういった能力はなく、単純に声をかけてきた男を脅迫?説教?復讐?(もっと適した言葉が見つからない)をしている日々の女性というのが、冒頭から興味深くてかなり引き込まれた。
・説教?した男たちが仲間みたいになってたのが謎だった。冒頭のジェリーが旧友の女をホテルに連れてったらしいのと、弁護士の家にいった時も男が車で待ってたり、お金だけで何かそういうことしてくれるもんなのかと思った。それに、弁護士の方はどうしようとしてたんだろう。
・ベッドの下に隠してたメモ帳にとんでもない数の記録があったけど、色が青と赤とあって、違いは何なのかなとかと思ってたら特に触れられなかった。軽めが青で、重めが赤だったのか。
・わざわざ泥酔を装ってまで何でこんなことしてるんだろうっていう謎を追う形で話が進んでいくのがとても見ごたえがあって面白かった。内容的にはとても面白いとは言えないけれど。これがよくある事なんだなぁと思うと悲しくなった。
・チャプターを区切るようにⅰ、Ⅱ、Ⅲ…と表記されるのがわかりやすくて良かった。
・途中までよくある復讐劇の既視感があったりなかったりの中、どうなるんだろうと思っていたらラストで殺されてびっくりした。確かに、生きてて復讐完了してるよりも、何倍も恐ろしいかもしれないと思った。
・主人公は復讐したいのではなく、忘れないでほしい、考えてほしい、という願いというか思いというかそういった事を確認していって誰もかれも忘れてて悲しくなった。とはいえ、自分もそういった現場に関係していたら、果たして勇気をもってできただろうかと考えさせられるし多分、怖くてダメだっただろうと思った。学生の時の傍観者でいたあの感じが蘇ってきて、ライアンのように謝ってしまっただろうと思う。そして過去のことなんだからとかつい言ってしまったかもしれないと思った。辛くなった。
・ラストの復讐後に死体をなくそうという流れになって、医者のわりに死体にびくびくしてるなぁと思ったのと、ジョーがやたらと優しくて何かあんのかなと勘ぐってしまった。
・アマプラだけなのか、字幕が一部変だった。崇めるっていう所が崇あがめるみたいになってた。
うーん…
もっと高得点にしたかったのだけど
復讐にのみ人生を使ってしまったことと
人は立ち直る機会が与えられないのかな?って
被害者側も加害者側も
もちろんのうのうと生きてられるのは
嫌だけど💦
そんなことじゃないか💦映画なのだから。
ほんの少しの幸せなシーンが可愛いらしく描写されていて
その前のサイコパスなシーンはただ痛々しくて、
なんだか観終わった後
色んな感情が⤵︎
クソ男どもも腹立つけどさ
映画にしてしまうとヒロインがただ不憫だった
誰が報われたかな?って…
そこまでしないと思い知らせることはできないのか
おそらくは男性ならば日頃全く意識をしないで過ごしていられることなのだろうが、女性は日々このような危険やストレス、不平等にさらされている。
大半の男性はうるさいなーめんどくさいな、と耳を塞ぐのであろうが、少しでもこの映画で疑似体験で考えて見てほしいと思うものだ。
もちろん女性だからってみんながここまでの酷い目にあうわけではないのだが。でも例えば夜遅く帰る時もエレベーターでも警戒して行動している。なのに未来があるのは若い男子だけ、など言われたらそりゃあ何かしら思い知らせてやろうと、そんな気持ちを抱くのは大変理解できる。
予想はしてたとはいえ、この人なら違うだろうと信じかけた人も、己の立場が危うくなれば豹変。
ほんと救いがない…。いや、そんなもんだとあきらめて忘れて別の道を選んで進めばいいとも言えなくもないけれど。親だってそう思ってる。それではニーナは?引き裂かれた心は?彼女には自分を救う方法がこれしかなかったのだろう。
それが最終的にああいうことになるので…皮肉だし、思い知らせるのにそこまでしなくてはいけないのだろうか?やはり不公平だよな?とどこかに腹立たしい火が燻って残っている。
誰に対しても人権は平等にあるべき!それだと困るのか?世の男共は💢
バーで泥酔している女性客(キャリー・マリガン)を遠目で見ていた男性客三人。
あぁいった女は簡単に性の捌け口として利用できるとばかりに声を掛け行為に及ぼうとするが…。
本当に少しでも多くの人に観て欲しいかなと思う。
人生を奪われた女性と、残された親友の苦悩。
キャリー・マリガンは、そんなクソみたいな男共に夜な夜な“お仕置き”をしているんだけれど、亡くなってしまった親友の母親に諭され もう一度自分の人生を生きて行こうと心に思ったけれど、ある裏切りがきっかけとなり、命を懸けて復讐するという…悲しいな…。
最後に訪れた 憎き標的のバチェラーパーティで、命の危機が訪れることも織り込み済みの決死の覚悟が悲し過ぎた。
女性は性的消費をされて当然の存在?!
女性は性的コンテンツであることを自覚して それにふさわしい言動をすべき?!
違うよね?
ミニスカートをはいたり、夜道を気を付けて歩かなきゃいけないのはなんで?
そんな格好してたら襲われても仕方ないとか自己責任とか言うのって 大抵男だよね?
伊藤詩織さんの時も、“被害者らしい”格好しろとか、なんだよそれ💢着るものをいちいち指図するな💢
(今話題のColaboもそうだけど、Colabo叩くひ◯ゆきとかほんとヤバイでしょって。
現場も知らない、知識も無いくせに叩かない方が良いと思うけどね。女の人に恨みでもあるのかしら…。)
男も女も変わりなく 同じ人権を持った人間として、何故見ることができない?
基本的に日本人の男の人って幼稚な人が多いから 直ぐに相手のせいにしたがるけど、自分のしたことを正当化する為に 相手を攻撃するな💢
女の人は「襲って下さい」なんて思ってると思うか?!だから襲ったって?!ふざけるな💢夜道歩くのに何で女の人がビクビクしなきゃいけないんだ?!
エリートのバカ男の人生を守る為に、裁判所が犯罪者に対して寛大な判決を下すことって…今までもそんな判例幾つもあったよね。
女性はいつでも我慢を強いられ、踏みにじられ、忘れ去られていく。
こんなこと あってはならないと一人一人の意識を変えていかないと、女性の人権は護られない。
この作品はただの復讐劇では無いですよ?
因みに、ボー・バーナム…コメディアンかと思ってたけど(笑)
この作品を観る大分前に、たまたまボー・バーナムのおもろい動画見てたからコメディアンだと思ってたわ(笑)。
こんな見た目の誠実そうで、一緒に居て愉快な人でも一皮剥けば…な脚本もナルホドです。
ブリちゃんの曲が、凄く不穏な感じで使われていて 衣装やその先の展開に合ってて 良かったです。
価値観の変わるであろう数年後には、共感が減るのかな?
すごく面白かった、というか衝撃を受けた
詳しくは描かれないが、七年前?の出来事で、なんらかの心の病気とされた過去があり、そしてその治療では、自分が感じた不条理を解決できなかったのだろう。男を襲う行為は決して世直しのためではないのであろう。
ゆっくりと関係を深めようとする彼氏との出会いと、親友の親からの提言が、目線を少し違う方向に向かわせるきっかけとなる。しかし、過去に対する彼氏の言い訳に対して原点に戻される。この時、もう少し彼女に寄り添った真摯な言葉が有れば、とも思うが、現場にいながらも記憶にない時点で、価値観の違いはいかんともしがたいものだったのだろう。
願わくば幸せになって欲しかった。彼女の親はただ可哀想。
男として、自分は決してそういうタイプではないとか、自分は理解のある方とか思ったとしても、しっかり逃げ道が塞がれていて、正直居心地の悪い思いがした。
いわゆる男の「おちんちん感」がテーマなので、急激に変わる世の中に、数年後には古いテーマとなる可能性があるが、そうあって欲しいのだろう。昔の007はもうまともに観れなくなるのかな…
事件のあらまし
鑑賞し終わってからストーリーを調べて初めてキャシーがとっていた行動がり理解できた。
ストーリー中でもそうなんだろうなというニュアンスしかなくてモヤモヤしてたけど、やっばそうだったのか。
精神を病んでいても幸せになりたいという意志が芽生え始めてたのにライアンのせいで台無しだ。ライアンはいざとなると本性が現れるクソだった
若いがゆえに早く単純な決着を求めがち
レンタル110
いつもの店でジャケ借り と思いきや
観たいリストに既にタイトルがあった
誰かのレビューをみて書き留めたのかもしれない
テーマは深く重層的だ
単純な復讐劇ではない
主人公の行動に100%賛同できるものではない
溜飲は下がらない
主人公のターゲットは単純な悪人ではない
恋人も単純な善人ではない
アメリカの映画とは思えない
この監督には知性とユーモアを感じる
ファーゴに通ずるような…
やっぱり女性の方が才能があるわ
ラストは火サスレベルかなと
若気の至り…それで人を傷つけたり
場合によっては取り返しのつかないことになったりする
その度合いに見合う償いをするしかない
若いがゆえに早く単純な決着を求めがちだが
一旦棚上げして折り合いがつくのを待つ
与えられた人生を引き受けてズルズルしぶとく生きていく
というのが50半ばに差し掛かったオラの知恵だ
ローマ数字でⅠとかⅡとか出てくるのは
ちょっとタラ臭がして好きだ
ラブストーリー?サスペンス?
前半はよくストーリーがわからなかったが途中からキャシーの行動の原因がわかって理解できた。
必殺仕置き人に似ているが報酬はない。
恋人との誤解もあったが仕方ないことでまた、理解し合えたことは良かった。
確かにラストまでのネタバレはダメというのはよくわかるし、それでも書きたくなるのが心情だ。
それでもそれでも書かないのは真っ白な状態でこの映画を見て欲しいから。よって、レビューも少なめに。
アカデミー賞脚本賞、あっぱれ!
ストーリーは知ったけれど「もう一回見たいか」と思わしてくれる映画やねえ
納得の面白さ!ただ、つらくて再鑑賞は…
劇中にいくつも出てくる、男性→女性に向けた下劣な発言シーンたちが『何気ない日常の一コマ』として描写されている点にグッときました。
「映画はフィクションだけれど、これらは現実で日常的に行われているよ」ということ。
また、行う側にとってはただの冗談や軽口であり、それを受けた相手(今回は主に女性)に反撃されるとビビッて逆ギレするという浅さもリアルで良かったです。
サクサク進むストーリーと利発な主人公がリベンジしていく様は、誰が見ても楽しめる内容かと思います。
様々な人に観てもらいたい内容ですし、人によって感じるものや印象的なシーンが変化するのではとも思いました。
が、結末も含めて大なり小なり辛いシーンが連続するので(直接的な描写では無い)
個人的には再鑑賞はしないかな…と感じています。。。
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