ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
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ポワロのトラウマにこだわりすぎ?
ケネス・ブラナーの「オリエント急行殺人事件」を観たので、流れ的にお付き合い。もう作品の良し悪しより、アガサ・クリスティ原作のゴージャスシチュエーションミステリを、豪華配役で映画化という【文化財】を見物する意義。シドニー・ルメット監督の75年公開の「オリエント急行殺人事件」からジョン・ギラーミン監督の78年公開の「ナイル殺人事件」という流れのデジャヴ。まあ昔のは監督もポワロ役も(オリエントはアルバート・フィニー、ナイルはピーター・ユスチノフ!)継続性はなかったがね。その点ではプラナーは連作的な統一感を持たせているようだ。
古典的ミステリー
古典的なミステリーでタイトルは知ってるけど読んだことなく…。
こんな話なのね…。
どこまで原作に忠実なのかはわからないけど、人間関係的になんとも…という内容だったかなぁ。
リネットとジャクリーンの配役は逆の方が良かったのでは?
どっちが魅力的に見えるかは、個人差があるのかも知れないけど…。
もう一度観ようとは思わないけど、まあまあ楽しかったかなぁ…。
古典的な名探偵ですが、見た目は子供の名探偵の方がすごく見えてしまうかなぁ(笑)
愛とは、波乱万丈なものだ。
原作未読。
はじめの事件が起こるまでがやたら長い。で、あいつがあれして、こいつがこうなって。なんだか、そんなにびっくりするほどの仕掛けがあるわけでもなし、むしろ、無理展開に思えたかな。ポアロの詰問は、裏付けがどうも薄い印象があるせいか、職務とはいえちょっと嫌な感じだった。他の方々ほど思い入れがないので、感想がわいてこないし、考察する気力もない。そうそう、映画には無関係だけど、ドラマ「ミステリと言う勿れ」の整くん、先生目指さないで探偵目指せばいいじゃん、って思った。
2022年 43本目(劇場 6本目)
オリエントよりは幾分か良かったかな。
オープニングの内容が、結果こうなるのねと。
映像は綺麗。ただ事件が起こるまでが長い!
2年前の撮影とはいえアーミーハマーが痛すぎるよね。オールスターキャストも前作と同じで凄いとは言えないかな笑
ガルガドット目当てがエママッキーに❤️
007でレアセドゥ目当てで行ったらアナデアルマスにやられたってくらい❤️エママッキーの今後に期待!
冒頭数分は映画間違えたか?っていう始まりがイイ!
ネタバレ厳禁なあのトレードマークの由来とか!
オリエント急行同様に前作見てたんで結果は分かってはいたが楽しめた!やっぱ映像美の進歩に拍手ですね〜
このままケネスブラナーで地中海殺人事件もやってもらいたい!
王道ミステリー
ようやく公開されました。
王道のミステリー映画面白かったです。
ナイル川やピラミッド、アブ・シンベル神殿を大画面で観れてちょっとした観光気分になりました。
旧作も良い映画です。
原作読まない派なので、映画だけで判断しているので、原作の方が遥かに素晴らしいと言う方はいるでしょうね。
ケネス・ブラナーの圧倒的な映画愛
とてもスケールの大きい映画です。これこそ映画館の大スクリーンで観る映画と言えるでしょう。エジプトのピラミッドから、ナイル川へ物語は展開しますが、兎にも角にも圧倒的な映像美でわたしたちをスクリーンに釘付けにさせます。音楽も良いです。良いタイミングで“ジャズ”が心地よく鳴り響きます。結末はみなさんが知っての通りですが、それは「予定調和と笑わないで」観て欲しいです。ケネス・ブラナーは今月末公開の『ベルファスト』でアカデミー賞を獲るのではないでしょうか。その前哨戦といった映画です。
『運だぜ!アート』のluckygenderでした
アーミー・ハマー見納め作か
大好きなアーミー・ハマー。
彼ほど精力絶倫役が似合いながら
嫌悪感を感じない俳優もいない。
これだけ技術が発達した時代に
なぜあれほどCG丸出しのエジプトにしたのか、
なにか意図があるに違いないと思ったが
最後まで分からなかった。
ポワロはあんなに当てずっぽうに詰問するような
キャラクターだっただろうか?
前半のダンスシーンはエロくて良かったです(良いところ探し)
こちらも延期延期を経てようやく公開されましたね。ケネス・ブラナー監督のオスカーノミニー作がもうすぐ日本公開されようというこの時期に。
78年版は大阪難波の南街シネマで観ました。たしかパンフレットもあったはず、と探してみたらまだ持ってましたよ!定価300円。パンフの広告に日産ローレル。時代ですねぇ。別のフロアでは「キタキツネ物語」が上映されてたような。
当時中学生の私(トシがバレる 汗)はエジプトの自然や遺跡に魅了され、面白かったぁと思ったのを覚えています。
まぁ細かいところはすっかり忘れていますけどね。オリビア・ハッセーさんが薔薇より美しい(わかる人はそこそこな歳ネ)こととアブシンベル神殿に突然ジャクリーン(当時はミア・ファローさんという女優さんをまだ知らなかった)が現れて怖かったことが鮮明に記憶に残っています。
さてブラナーは同じアガサ・クリスティ原作の「オリエント急行殺人事件」に引き続き探偵ポアロ役として主演もしてる今作。
冒頭はいきなりモノクロの第一次世界大戦のシーン。「1917命をかけた伝令」ですっかりお馴染みになったあの塹壕がまたまた出てきます。あれ?シアター間違えた??ナイル川どこ???と戸惑っていたところに若きポアロが登場。
正直ポアロの過去にはあまり興味ないんですよね。
いや、あってもいいですよ過去シーン。だけどその設定が後にそれほど活きてないのよねぇ。
そこに尺を使わず謎解きにもっと時間を割いてしっかり描いてほしかったなぁ。アレじゃあ(なるほど〜そういうトリックかぁ〜わぁスッキリ!)とはならないでしょ。
ネタバレになるから詳しくは言いませんけどアレでは弱すぎます。
ポアロも威圧的でしたけどもう少し愛嬌があるように描いてほしかったな。
ガル・ガドットは美しいですよ、そりゃあもう間違いなく。
でもジャクリーン役のエマ・マッキーもなかなかの美人なのがキャスティングミスかなと。78年版のミア・ファローの方がハマってましたねサイコパスぶりが。
今作ではそんなに観光気分も高まらなかったのはきっと当方が「世界ふしぎ発見!」などでピラミッドやスフィンクスなどを見過ぎてしまっているからでしょうか。旧作の方が絵に迫力あった気がするのですが。
いろいろ書いてしまいましたが私の期待値が高すぎたのでしょうね。
リメイクって難しいですね。
(やはりスピルバーグのリメイクはレベチでしたね)
アガサ原作を未読で旧作も観ていない人の方が楽しめるのかも。
原作を未読の方は是非
こちらのレビューでよく見る、
原作ファンの方々の批評を横目に観に行きました。
原作未読の自分にとっては楽しめました。
映像がゴリゴリのCGばかりだが、
優雅で豪華な旅の演出が美しかったです。
前作の勝ち
40年の時を越えて、1978年の前作と今回の作品両方とも映画館で観ました。
◇今作のいいところ
①ドローンの撮影が多く、雄大な景色が綺麗
②カメラが水の中から出てくるなど、カメラの縦横無尽の動きが良い
③ ポアロの人間性に迫っていてかっこいい
④前作のオリエント急行殺人事件のポアロと同じであり、キャラも同じキャラが出てくるのでシリーズとして楽しめる。
◆今作の今一つのところ
❶日本もアメリカも同じ傾向であるが、役者がみんなジャニーズ系アイドル系になっていて、昔のように癖がすごい個性的な役者が少ない
❷後半の謎解きが、ポアロがしゃべっているだけで、実際どのように犯行が行われているのか? 実際どのような可能性でこの人が犯人なのか? が具体的に頭に思い浮かばない
❸後半の謎解きがテンポが良すぎて、それにより上映時間が短くなっているが、珠玉のミステリーを味わえる時間が少ないとも言える
❹お金持ちの令嬢と結婚した無一文の男がなぜ髭を生やしている? ちょっとキモイ
◇前品のいいところ
①役者が当時のオールスター勢揃い。馴染みのある顔であり、個性的。
②特に主演のミアファローの存在感は壮絶で他に変わるものなし
③事件の瞬間の船の右舷の廊下と左舷の廊下のトリックを見事に再現フィルムで表していて、ナイル川に浮かぶ客船の上での事件という良さを活かしている
④それぞれの容疑者が犯人であるという再現フィルムがひとつひとつ出てきて、どの人も犯人であるという疑いを強く思わせる。
◆前作の今一つのところ
❶登場人物を細かく描いていてさらに、ポアロの皮肉の効いた洒落た会話があるので実質的には時間が長く、現在見るとテンポが悪いと感じる
❷ カメラがさほど動かずアングル屋カット運びが現在の日本のテレビドラマのようで単純
結果
6対4で前作の勝ち
総評
カメラ技術などは圧倒的に現在の方が良く、ポアロをアイドル的にしたり、必要以上にテンポを良くしたりして、映画個体としての出来はよくできているが、人間描写やミステリーとしての細かい作り込みなどがまだまだ足りない。全作品はとても古いので、その映像を現代の人が見るに耐えるかどうかは分からないが、圧倒的に人間描写やミステリーとしての醍醐味は前作1978年の作品の方が良い
壮大で華麗な映像美で包み込まれた印象
出だしのシーンから華麗に切り替わる映像対比とか、迫力満点の景色とか、怪しくも美しく輝く人物やモチーフに終始包まれて魅了された印象。そこに様々な人間関係や人生模様が巧妙に差し込まれていて、かなり見入りました。
内容の好き嫌いとか原作が有名すぎるとかはあるので、好みも分かれるとは思いますが、上質な作品だと思います。
人は愛のために何でもする
ケネスブラナー監督のポアロシリーズ2作目。
第一次世界大戦の一幕で始まる本作は頭から予想を裏切られ、完全に心を掴まれた。
ポアロの立派な口髭や本作のテーマである愛について冒頭で描く事で観客に本作の方向性を提示していて、作品に没入できた。
本作も前作同様に個性豊かで怪しげなキャラクターが数多く登場する。特にメインキャラクターであるガルガドット演じるリネットとエママッキー演じるジャクリーンの2人は圧巻で愛情や嫉妬で入り乱れた表情、セリフで作品にとどまらず、観客をも振り回していて、圧倒された。
この2人以外にも魅力的なキャラクター全員に嫉妬や欲望が溢れていて誰しもが犯人になりうるこれぞアガサクリスティといえる上質なミステリーを織り成していた。
本作はキャラクターやミステリーだけでなく、エジプトのピラミッド、アブ・シンベル神殿、ナイル川を舞台に壮大なスケールで体感することができ、満足だった。しかし、少々CG要素が強く、現地の映像で観てみたかったと感じた。
「人は愛のために何でもする」
という本作のテーマ通り、人間の愛や嫉妬、欲深さを丁寧に描いていて最後の最後まで目が離せなかった。
様々な愛の形に胸焼けが。
吹き替えで観賞。前作のポアロの声優さんが草刈正雄さんでとても良かったんですが、今回は別の声優さんだったので不安でした。だけど、聞いていくうちに違和感がなくなり気にならなくなりました。
物語はこれでもかというほどの「愛」について。様々な愛の形があるけれど、やはり男女の愛だけは理解できないものがあって、ついていけなかったのが本音。ポアロの詰問シーンでは相手に揺さぶりをかけたり、鋭い洞察力で確信に迫ったりと興奮しました。原作はかなりの厚さの小説なので結構改変やカットシーンがあるのだろうなということは察せられる。真相は驚きはあるけど、動機が酷すぎてなんとも後味の悪い終わり方に。ポアロの推理シーンならずっと見ていたいかも。それも思わず笑ってしまうような圧倒的な推理を。哀愁をにじませるポアロもいいけど、もっと飄々としたポアロも見たかった。今回はそれが少なかったかな。3があるなら期待したいです。
犯人とその動機が今や古いのかも
前作のオリエント急行殺人事件が有名な話だったので結果が分かっていてもそれなりに興奮したし面白かった。
今回は原作知らずに鑑賞。この手のものはあらすじやKV・キャストのラインナップで内容が予測出来、それでもどんでん返しに期待しましたが事件が起こるまでの伏線長すぎ、そして呆気ない終着となり少し残念でした。
ただ、ポワロは個性的で変り者でも人間味はしっかりあるという部分は当初から好きだったので、ずっと集団の中に居てもポワロが何処で何をしているのか目で追うのは楽しかったです。
良質なエンターテイメント
ミステリー作品なので勿論その部分はしっかりしてるのですが、それ以上に上質な劇中歌がしっかりと用意されておりストーリーにしっかり絡んでいる部分がよい意味で裏切られました。
原作小説を読んだのは30年前なので覚えていないですが、多分映画用の見せ方・設定だと思います。良い意味で恋愛あり、友情あり、ミュージカルありと盛りだくさんの作品だったと思います。
愛の形
原作も1978年版も知らず、初ナイルに死すでございます。
ナイル川を遊覧する相続で富豪になった女性の結婚パーティー兼新婚旅行で巻き起こる殺人事件と、その謎を解くポアロの話。
昔からの友人ジャッキーの婚約者を略奪した形で結婚したリネットと何も無いのにモテモテなサイモン夫婦が催した船上パーティーにジャッキーが現れ巻き起こって行くストーリー。
ポアロのお髭事情をみせるプロローグに始まり、サロメのライブで登場人物との顔合わせ、そしてエジプト旅行から船上パーティー…と人物紹介や複線を張るパートというのは理解するけれど、中々本題に入りませんなぁ。
ジャッキー再びで、トラブルになって、やっと話が動き始めるまで1時間。
まあ、ここまでも特にテンポが悪かったり弛む様な話があるわけでもなかったから良いのだけれど。
ただ、事件が起きてポアロが疑う人物達を個々に尋問して、更に事件が重なって…そしてみえた真犯人と言うにはあまりにも呆気ないというか駆け足というか、謎を解くと言うより答えをいきなり説明されてしまった様な印象。
面白かったけれど、サスペンス部分よりもポアロと彼に関わる人とのドラマがメインと言うつくりでしたかね。
そしてやっぱりエマ・マッキーとマーゴット・ロビーは似過ぎ。
イケメンには 気を付けよう。(^_^;
愛も色々とあって 複雑怪奇 注意が必要です。
一目惚れには 更に注意が必要です。
計画性は見事でしたが あの男にそこまで
.....(~ヘ~;) ウーン
豪華なセットや 遊覧船は見事ですが
遺跡の部分で セットなのかCG....なのか
今は凄過ぎて 区別がつきませぬ。
映画館で観るべき作品ですね。
浅い。
浅い。
金田一、古畑、更に科捜研に比べ格段に浅い様を見て寧ろ安心した。
それでも平板凡庸大味だった1978版よりは格段にマシ。
殺人に動機とトリックを後付けた原作がそもそもアガサで下位だが。
変に活躍し過ぎで暗いポアロの前日譚も余分で蛇足。
ま、こんなもんかな。
非支持。
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