ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
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人間関係のドロドロと事件の謎解き面白い
アガサ・クリスティーの原作の良さもあるけど、脚本が良く書けていて、最後まで謎解きが面白いし、事件の背景にある人間関係の愛憎が生々しく良く描けている。
それとガル・ガドットの美貌。うっとり。
エジプト観光PRに使えそうな撮影も美しくて、大画面で見る価値あります。
殺す理由が?
70年代の前作は見てませんが、かなり話題になったことは覚えています。
20世紀初頭のおおらかさやイギリスの繁栄みたいなものは感じましたが、ストーリー自体は至ってシンプルであまりひねりがあるとは思いませんでした。
金と名誉のためならなんでもあり?
豪華客船であんなに人が死んだら問題ありでしょって思うのは下世話なんだろうか?
新しい時代のポアロ
本作品は、第一次世界大戦における塹壕の兵士たち、彼らの凄惨な戦闘を生々しく描写した後、1936年に時代が飛び、ロンドンの退廃的で甘美なバー、異国情緒溢れるエジプト、絢爛なナイル川上のクルーズ船での殺人事件を描いています。
私にとっての本作の見所は、アガサ・クリスティの原作『ナイル河に死す』では描かれなかった、第一次世界大戦の凄惨さとロンドンの退廃的な爛熟の対比でした。
フィッツジェラルド『グレートギャッツビー』では白人社会の倫理性を欠いた享楽ぶりを描いており、本作における対比も、その欺瞞の描写として味わいました。
本作が『グレートギャッツビー』と異なるのは、登場人物が白人だけでなく、インド系、黒人と多様であり、その属性に対し尊厳を持って描かれている点でした。
アスワンハイ・ダム建設以前のナイルの映像と併せて、深い感動を受けながら、固唾を飲みながら、ポアロの推理を楽しませてもらいました。
難しい
評価がね。
話の内容的には満足感は高くないかな。
ちょっと暗めだし、痛快な推理というわけでもないし。
なるほど!と思う点もそんなにでも。
映像は現代に沿ってるから綺麗。
後は古い方とそんなに変わらずかな…
内容知ってただけに評価が難しいなw
まぁ、期待通りといえば期待通りでした。
人間ドラマとして観るべき
アガサ・クリスティといえば本格ミステリーの古典。殺人のトリックを名探偵ポアロが解き明かしていくというやつ。中学生くらいのときに何冊か読んだことを覚えているが、実はナイル殺人事件は読んでいない。今、本格ミステリーの古典を読むとどう感じるのだろう。ショボいなと思ってしまうのかも。ケネス・ブラナーがリメイクした「オリエント急行殺人事件」のリメイクも実はあまりハマっていなかった。中盤でとても退屈してしまったから。
本作も殺人が起こるまでが結構長い。でも、さすがはエジプト。風景だけでも結構見れてしまう。そして愛のために人はどこまでできるのか?というテーマの人間ドラマとしてなかなか面白かった。人間ポアロを描き出そうとする意欲は感じた。
もちろんトリックは粗いし、謎を解き明かすポアロも脅す方法を使いすぎだし。言い逃れができない謎解きをあまり感じられなかった。原作ありきだし仕方ないところなんだけど。そして白人と黒人のカップルやLGBTの要素が入ったりする現代的な設定変更(原作や映画オリジナルを知らないので勝手な予想)は必要なのかなと思ったり。トータルではあまり高い点数にはできなかった。
ストーリーの骨格が面白く、概要を読んだだけでワクワクできる作品
「オリエント急行殺人事件」の続編とのことで劇場へ。
タイトルは「ナイル殺人事件」とシンプルなものだが、ストーリー概要を読むと「新婚旅行中の夫婦が乗る豪華客船内で起こる殺人事件。容疑者は乗船者全員」とある。これだけでミステリー好きの方であればワクワクして劇場へ足を運びたくなるのではなかろうか。
実際に衣装やセットが素晴らしく、それだけで気分が高揚する。現場となる豪華客船はもちろん。パーティー会場、遺跡。ダンスパートの華やかなドレス。事件までのお膳立ては完璧だと感じた。
ただ、事件と推理に関しては今ひとつ。
犯人に関しては大半の人が途中で気づいてしまうと感じる。捻りが少なくて犯人の特定が容易だ。もっと複雑にトリックを絡ませても良いのではなかろうか。
この点に関してはネタバレになってしまうので多くは語らないものの、ポアロの推理に違和感を覚える人が多いとも思う。
殺人事件の方はネタバレになるので伏せておく。別に殺人未遂の推理をするのだけれど、ここに関しては推理も雑だし、何の根拠も示されていないのに犯人は自らの行為を認める。不思議だ。
以上のことから「オリエント急行殺人事件」との比較を抜きにしても、ミステリーとして楽しむには少し物足りない作品だと感じている。
ただ、作品のゴージャスな雰囲気を楽しむぶんには良いと思う。序盤にポアロの髭の秘密などが明かされるので、ポアロそのものに興味がある人も鑑賞して楽しいと感じるだろう。
個人的には次回作に期待。
1978年版をリアルタイムで観ていたが、豪華キャストやアガサ・クリ...
1978年版をリアルタイムで観ていたが、豪華キャストやアガサ・クリスティブームもあって当時日本ではかなり話題になっていた記憶が...。
とはいえほとんど内容は覚えてなかったのですが、謎解きのところで少し記憶も蘇り、懐かしい気持ちとともに楽しめました。
贅沢な時間をありがとう
最後まで真犯人が解らない、もう誰が犯人でも驚かない見せ方はお見事です。これぞTHEミステリーの古典ですな。日本でいくらでも真似したようなドラマや映画はあるけれど、この最高級な2時間サスペンスには叶わないでしょう。あな番の50倍以上見応えがあった。
やっと観れて良かった
原作未読。映画観てから原作を調べたら登場人物が少し違っていた。原作読んだ人から観たらどう思うのかなと気になる。
原作に忠実なのもまた観てみたい。
まさにミステリ映画で犯人は誰なのか探すのがわくわくしたし名探偵の素晴らしい洞察力を見れて話もまとまっていて面白かった。でもなんかもっと面白さが欲しいと思ってしまった。
登場人物はみんな良かった。愛とは素晴らしいものだけど度を越すと恐ろしい。
絶対そうとは言い切れなかったけど犯人の予想は出来た。たぶん他のミステリー小説を色々読んでた影響で予想が出来たと思う。
踊るシーンはセクシーで日本との文化の違いを感じる。人目を気にせずオープンすぎるのはどうかと思うけどそっちの方が楽しそうだ。
ガル様はお美しいけど元恋人も綺麗だった。
戦時中のシーンがあったけど過去と映画の中だけのことだったのにな。
良くも悪くもない。
ストーリーはほぼ前作通りなので特に何も。ポアロの髭の理由が解ったくらい。
ただ前作ではポアロの部屋にコブラが忍ばせてられたり今作よりも緊迫感あったかな。
さて次は地中海殺人事件でしょうか?
見てもいいと思います
エジプトの観光案内とポリティカルコレクトと謎解きという構成になってるのかな。私には、この3つがちょっとこなれていない感でした。
謎解き自体は「ああ、そうなんだ」という納得はできます。
様式美とゴージャスさを楽しむ映画
子供の頃に観たナイル殺人事件がまた映画化されるなんて感無量ですね。
もうすでにどんな話かすっかり忘れていたので、観に行ったわけですが…
古い作品ですから、そんなビックリするトリックがあるわけではなく、そこはオーセンティック(?)。
それより様式美とゴージャスさを楽しむ映画ですね。
ところで…
私は密室殺人事件というものにすっごく大きな疑問を持ってしまったんですが…
”トリックでみんなにアリバイがあって、誰が犯人か解らない”というのはいいんです。
でも、綿密に計画を練ったのであれば、代わり身になる犯人も用意しておかないと、いつまで経ってもみんな無実を証明できないと思うんですよね。
そこんところ、犯人はどう考えているんでしょう?
犯人役を自殺に見せかけて殺してこそ、完全なトリックだと思うんですけど。
見応えたっぷりで楽しめます。大画面で是非
ケネス・ブラナー監督・製作・主演ポワロのシリーズ2作目。
サービス満点のミステリーで見ごたえたっぷりで上映中は作品にどっぷり浸って楽しめました。
ポワロの髭の意外な秘密もわかりファーストシーンから興味津々。
エジプト、ナイル周辺の空撮も多く観光気分と殺人ミステリーの贅沢な時間を楽しめました。
ケネス・ブラナー監督の手腕は見事で今後のシリーズも期待大。
映画館の大画面でぜひご覧ください。
異文化を知ろう
原作は読んだ気がしますが、全く覚えてないので謎解きは楽しめました。
エジプトに新婚旅行中の豪華クルーズ船での殺人事件です。
せっかくクルーズ船を貸切るなら、最終目的地まで貸し切りにすればいいのに、と思いつつ・・・
若く美しい大富豪とその夫、元婚約者との確執、ナイル川の雄大な景色と船上の密室殺人にポアロの推理が冴えて見ごたえがありました。
ストーカーにおびえるガル・ガドット様は美しく、二人に付きまとうエマ・マッキー(エマ・ストーンに感じが似ている)の火のような激しさも魅力的でした。
ただ、演出は少し気になりました。
ワニが鳥や魚を襲うシーンは、それで不気味さが増すわけでもないので不要だと思いました。
エジプト旅行にわざわざ専属料理人やジャズ音楽を持ち込む金持ちに、何のためにエジプトに来たのかと思ったし、少なくとも古代エジプト文化への敬意は全く感じられない事に引っ掛かってしまいました。(ピラミッドでの凧揚げとか、神殿で何やってんねん、とか)
こんな風に思ってしまうのは、今ロシアがウクライナに侵攻していて、ウクライナ人の生命が脅かされているだけでなく、善良なロシア市民や18,9の若いロシア兵の人権が蔑ろにされているからかもしれません。
ーーーーーー追記ーーーーー
「愛しているから平気」——何だって出来る。この言葉が何度も繰り返されます。危険を冒して会いに行くのも、顔の傷も、友達の恋人を奪うことも、生き埋めにされるのも、犯罪を犯すことさえも。
愛の為に行動する人間は美しいです。
見応えのある上品な作品です!!
前作は、タイミングを逸し観ていませんがG.ガドットが本作に出演という事で、先日観てきました。
ストーリー自体は、山村美紗サスペンスである感じですが(そもそも原作がアガサ・クリスティなので)、個々の俳優さんにより上質な作品となっています。
テーマは「愛」、個人的に愛=代償について考えさせらるストーリーでした。
また、最終のシーンがとても印象的でした。大衆への愛「衆愚?」故なのかなーと思いました。
最近、第一次大戦を扱う作品を多いですが、なるほど本作でも感じましたが“塹壕戦”は色々と都合が良いのかもしれませんね!!
重厚な表現な作品を観たい方は是非ご観賞下さいませ。
パンフレットは美しいナイル周遊ツアー
オリエント急行から船に乗り換え、アブシンベル行きのミステリーツアー。美しい風景や船の内装等の美術、衣装デザインは堪能できましたが、ミステリーとしてはイマイチ。78年版は複雑な人間関係や推理を絵解きで見せる謎解きミステリーの秀作だったけど、今回はポワロの過去を含めメロドラマ的要素が強い内容です。そのため、主役の三角関係にフォーカスが当てられ、脇役陣の描写がおざなりになっているので、後半のポワロの尋問や推理が取ってつけたような印象になってしまうのが残念。また、多様化を否定する訳じゃないけど、当時の時代背景や社会状況を考えると、妙に人種に配慮したキャスティングや、唐突なLGBT要素にちょっと違和感を感じました。役者では、見慣れてきたせいか、ケネス・ブラナーが前作よりいい感じですが、なんと言ってもエマ・マッキーがとても綺麗で魅力的でした。前半とイメージが変わるくらいの美しさで、クライマックスが盛り上がりました。
原作知らないと話に付いていくの厳しいかも
原作小説が大好きで友人を誘って観に行きました。
個人的には「ナイルに死す」を映像化したらこんな感じか~と、楽しめました。内容も無理なアレンジなども無く2時間という枠の中でそれなりに上手く纏められていたと思います。
しかし、残念ながら友人(原作知らない)は話についていけなかったようです。理由はいくつかあるようですが、特に登場人物の人間関係や心情の描写が映画化に伴い削られてしまっているのが大きな原因のようです。
確かに私自身もこの点は気になりました。原作(の人物描写の長さ)を知っていれば映画化する以上は仕方がないと割り切れる部分ではありましたが、単体のミステリー作品としてはやや不親切だと感じます。
よって、映画の評価としては
原作知ってる私→☆3.5
原作知らない友人→☆2
の間をとって☆3というところになります。
戦争映画?
いきなり白黒の戦場シーンから始まるので見るスクリーン間違えたのか!?ってビックリしてしまいました。
前半はそれぞれの登場人物がどういった人達かを描いていて、後半の事件後はそれを元に尋問して行く感じです。
ポアロの推理の中には納得行かないのが有ったので、そこの部分は興ざめしてしまいました。
でも全体的には中々面白かったです。
しかしどこかで見た顔だって思ったら、ワンダーウーマンの人だったんですね。
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