ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
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アガサ・クリスティについて語ろう
はい。よく私の馬鹿レビューを覗きに来て頂きました。
またこの始まりです。最近気付いたんですが、落語の定番の最初のセリフ。毎度馬鹿馬鹿しいお笑いを一席申し上げます。
それのパクリだった!いやねそんなつもりは無かったんですが・・・
さてと・・・暫し個人的な話しになります。
いやね、別に自慢じゃないんですが生来の本好きなんですよ。大体教科書は貰ったその日に全部読んじゃう。貧乏だから大して本を買って貰えないからね。
それで学校の図書館で借りて読むようになったんですね。まず少年探偵団です。江戸川乱歩の。夢中になりましたよ。私も少年探偵団の一員になりたかった。
さて多分、小学校の4年生の時おもちゃ屋さんで、スパイセットを買ったんですね。最大のウリは消えるメモ。気になりますね。ところが・・・
メモを書いた紙を水につけるんですが、消えねえ!
5分かかって溶けたんですが・・・意味ねえー!大体ね江戸川区民のクソガキに大層な秘密なんてねえし、あとに何も残らねえ!
そのあとにはまったのは、シャーロック・ホームズ。英国民の誇りです。全部読みました。ジュブナイルですが。
ホームズは助手のワトソンくんの考えをズバズバ当てます。ワトソンは聞きます。何故そんな事までわかるんですか?ホームズ曰く・・・
ワトソンくん、君はここに来る時に階段を上がってきたね。その階段は何段だった?
わ、わかりません・・・
ワトソンくん、そういう事だよ。君は注意力が足らないんだよ。
私は思わず、ギャフン!
なんだよ、そのめちゃくちゃ昭和的なリアクションは‼️
そうなんです。階段なんて一回も数えたことなんてねえし。それでその日から小学校の階段を数え始めたんです。ある日、同級生に質問しました、
君は今、上がってきた階段が何段だったか知ってますか? 答えは・・・
うるせー‼️それに何の意味があるんだよ‼️
ぎゃふん!(2回目)
確かにな・・・
ふうーーなかなかアガサ・クリスティの話しになりませんね。あっ皆さまの声が聞こえてきました。
ふざけんな!長々とお前の日記を読まされてる、こっちの身になりやがれ‼️
きゃふん(3回目)
さて、ホームズを読み尽くし、アガサ・クリスティを読み始めるんです。
ここから熱く熱く大好きなミステリーの女王について語ろう・・・と思ったんですが、すでにかなり長文になっている。
ごめんなさいねえ。でマクラを終了してここから映画の感想です。
ストーリーについてはネタバレを避ける為、割愛します。平ったく言うと男女の三角関係をめぐる愛憎劇です。
製作、監督、主演は大英帝国の至宝、ケネス・ブラナーです。リアルに三刀流だよ。ロロノア・ゾロか!代名詞はこれまた大英帝国の文学の神様、シェイクスピアです。
極めて個人的な感想なんですが・・・もちろん推理ドラマなんですよ。でも私は全部知ってるんですね。なんかね、重厚な舞台劇を見ているような気持ちになりましたよ。
また最近はある理由でチェーホフの戯曲を読んでいるのも有ります。
まあ、映画の見方は千差万別。受けての自由ですからね。
役者さんで出色なのは、ガル・ガドット。面倒なのでガル姐さんと呼びます。
ガル姐さんって戦っていませんか?いつもいつも。本作では戦いを封印しました。わがままで勝気なアメリカ娘を演じました。でもね・・・チラリと二の腕が見えると見事な筋肉なんですよ。凄い。ジムに通ってるね。まあ、俗な言い方をすると・・・
すげえ、ガタイがいい‼️タッパもある‼️
ガル姐さんはイスラエルの元軍人です。しかも戦闘トレーナー。教える立場!
今度あったら土下座して謝ります。
あと、あの方ですよ。あの方。もの凄く言い辛い。シャラメくんと一緒に出た映画から贔屓にしていたんですよ。多分ですが、もう銀幕で観る事はないのかな・・・
パンフレットにも苦慮した跡が見える。人物紹介で写真がない。結構重要な役なのに。
芸は身を助ける、性は身を滅ぼす。
ところで!皆様に有意義な豆知識を教えたいんです。
誰にも言わないで下さいよ。なんと・・・
神田明神の石段(男坂)の段数は、68‼️
あっ?また皆さんの声が聞こえました!
また、ホームズかよ‼️お前は黙ってろ‼️
シャーラップ、ホームズ‼️
こんな毒にも薬にもならない与太話にお付き合い頂きありがとうございました。
・・・自ら座布団を持って退場・・・
あっ!アガサ・クリスティについて殆ど語ってなかった!
(映画の趣旨的に)レビューがしにくいですが、一応…。
今年52本目(合計325本目/今月(2022年2月度)24本目)。
私自身は原作は観ていないので、原作などとの比較はできません。
ただ、映画単体でみた場合、ほぼストーリーの趣旨は「犯人当て、どうやって?」(要は、WhoとHowの部分)につきてしまい(まぁ、ナイル川とピラミッドを見るという趣旨にも取れなくはないが…)、その話をすると一発でネタバレです。
ただ、この手の映画では比較的わかりやすいのではないか…と思います。具体的には書きませんが、消去法的にありえない人をどんどん消していけば、答えは出るようになっているものの(Whoの部分はわかる)、Howの部分(アリバイ崩しの論点)がひねりが入っているかなとは思うものの、50%を占める「誰が」の部分はかなりわかりやすいほうです。
なお、他の方も触れていますが、最初に第一次世界大戦のシーンがありますが、本質的に必要なものの、他の映画と勘違いする人も出てくるかなぁ…とは思えます(最初の10分くらいはそれになっている)。
趣旨的にネタバレ要素が異様に強く、ああだのこうだの書き始めると一発ネタバレ案件で好ましくないので短めに。
採点要素としても特に差し引く要素は見当たらないので、フルスコア扱いです。
ポアロの完全敗北だと思います
アガサ・クリスティの原作は未読ですが、前作『オリエント急行殺人事件』を鑑賞し想像を遥かに超える驚きの展開に感動しました。
今作もミステリーとしてやはり素晴らしく犯行の動機も気持ちいいぐらい腑に落ちました。しかし、今回は一番守らなくてはならない(当然命に優劣はありませんが作品上)大切な約束を守れなかったポアロの完全敗北だと思います。
推理小説を読みながら考えることがあります。名探偵と言われる人物を一番最初に殺すべきでは?
リメイク?
リメイクと言ってよいのでしょうか?
オリエント急行殺人事件も観ましたがこちらは旧作が圧倒的に良かったですがナイルはどちらでもないなという感想です。
リメイクとか続編は元作品が優れているため作成されると思っていますが本作に関しては何とも言えないという言いつつ時代背景から旧作の方が観やすかったかな。 また原作に忠実だったかもしれない!
始まりはちょっとビックリ。 全体にゴージャスで風景も美しい。 行っ...
始まりはちょっとビックリ。
全体にゴージャスで風景も美しい。
行ってみたいなぁって思った。
前作見たはずなのにほとんど思い出せなくて、私のアルアルなんだけど、
途中であーそうだった…
ポアロが個性的でカッコよかった。
いろんな人がやってるけど
このポアロが1番好きだなぁ
♪ミステリー ナーアーイル♪
2017年の『オリエント急行殺人事件』に続き、2020年には上映が予定していた本作が、コロナの影響で、2年も延期され、待ちに待ってようやく公開。名探偵エルキュール・ポワロが難事件を解決する、アガサ・クリスティーの名作『ナイルに死す』が原作というのはご存知の通り。
本作では、モノトーンで映し出される第一次世界大戦の戦況の中から物語は始まる。そこで、ポワロのトレードマークとも言える、立派な口髭の由来が明らかにされる。髭に隠された秘密とポワロの悲恋の結末は、自分も知らなかった新たな発見。そして、舞台はエジプトへ。豪華客船によるナイル川でのクルージングへと移っていく。
大富豪のリネットと結婚にこぎつけた貧乏なサイモンだったが、そのハネムーンのクルージング船に現れたのが、サイモンの元婚約者のジャクリーン。不敵な笑みを浮かべて、この結婚とサイモンとリネットへの復讐を誓う。しかし、その船には、リネットに関りがあって、彼女を恨む者達が他にも何人も乗り込んでいた。そして、最初に殺人事件が起きたのをきっかけに、次々と忌まわしい事件が繰り広げられていく。
観る者をミスリードするように展開され、前作同様に一番のキーポイントは拳銃であるが、その他にも、スカーフ、マニュキュア、絵具、等のアイテムが布石となって、前半から散りばめられており、見逃しがないようにして欲しい。
『オリエント急行殺人事件』から引き続き、ポワロを演じたケネス・ブラナーは、主演だけでなく、脚本・監督を務め、自分が若き頃に観た『ナイル殺人事件』やアガサ・クリスティーへの畏敬の念をもったオマージュ作品として製作したと聞いている。
横柄で、傲慢な探偵というポワロのメージは相変わらず。しかし、この事件は見方を変えれば、彼の傲慢な尋問によって、逆に犯人を追い詰めた結果の連続殺人とも言えなくもないような気がする…。
大富豪役のガル・ギャドットは、スクリーンにその美貌と肢体が映し出されるだけで、優雅さと存在感のあるオーラを感じたが、逆に、原作で描かれている大富豪特有の傲慢で高飛車な態度は、影を潜め、気品ある女性に描かれてしまっていた。
1978年版を自分もリアルタイムで観ているだけに、結末と犯人も知っていたが、原作に忠実なところと新たに脚色したところが見えて、それなりに飽きずに鑑賞できた。1978版では、サロメは作家で白人だったのが歌手で黒人で、人種を超えた恋愛劇も描き、また、LGBTの要素も取り入れ、現代的な世相も交えて製作されているところは流石である。
エジプト行きたい
いいですねースフィンクス、ピラミッド。死ぬまでに見てみたいなぁ。。
探偵の魅力がイマイチでしたねぇ、、なんかほんとに変わり者のおっさんに見えてしまった。女優2人が美しくてよかったです。
推理好きなので、なんとなく想定できる流れではあるものの楽しかった。けど、やっぱちょっと雑かな。。
上質な観光映画としてなら
原作が世界的に有名なミステリー小説だけに、最初からネタバレ前提で製作されたような印象でした
エジプト観光の風景やナイル川の船旅などは映像が美しく、劇場で観る価値ありですが、肝心のストーリー部分は割とあっさり味
例えば、殺人シーンなんかはもう少し緊迫感があったほうがストーリーに引き込まれますけど、今作は「いつの間に❗」みたいな感じ
あと、ラストの後日談みたいなのは、ポアロらしくないというか、好き嫌いが分かれそうですね
観に行ってよかった!
前作のオリエント急行は見たけれど本作の原作小説は見たことがなく、無知の状態だからこそ余計に楽しめたのもあるかも?
練られた展開はミステリー好きにはたまらなかった!
ずっと国内上映が延期されていたのでやっとかー!という気持ちのまま見て、よかったー!おもしろかったー!と期待を裏切らない作品でした。
帰り際ついつい『ムッシューポアロ』と言いがち。
シリーズ続いてくれたらと切に願う(^ω^)
24みたいな殺人
2022年劇場鑑賞51本目。
原作は小説読み漁っていた小学生の時に読みましたがさすがに全部忘れてました。
ポスターの真ん中がポワロじゃなくてガル・ガドットだったのでまさかお前犯人じゃないだろうな?と疑いながらの鑑賞。
内容は古典なので思っていた通りに進んで行った感じですが、古典ミステリーは死体が見つかるものだと思っていたらキーファー・サザーランドでおなじみ24みたいな展開もあり原作もそうなの?という感じでした。
最後に撃った弾がカメラワークのせいで結局誰が撃ったのかもよく分からなかったのもモヤッとしました。エピローグで明かされるのかと思ったらすぐ終わっちゃってあのシーンいる?という感じでした。
強引かな
37本目。
睡魔に負け、チョイ寝落ち。
ちょっと申し訳ない。
作品としては、人間ポアロを描いてた感じがする。
原作読んでないってのもあるけれど、最後の推理が強引に思えてしまう。
前作のラストは、何とも言えない気持ちになり、ちょっと後引きづったけど、今回もそれに近い感じもしたけど先述通り、睡魔に負けてしまったからなのかと。
愛と嫉妬が絡んだモヤッとミステリー。
『ナイル殺人事件』鑑賞。
*主演*
ケネス・ブラナー
*感想*
前作のオリエンタル急行は見たことがあります。コロナの影響で何度か延期になったので、この日まで楽しみにしてました。
オリエンタル急行は、原作を知っていますが、ナイルは全く知りません。
今回はポアロの過去が描かれてて、ポアロのちょっとした秘密が知れて満足しましたが、今回の事件は、エジプトのナイル川をめぐる豪華客船の中で、大富豪の娘の結婚パーティーで、殺人事件が発生。容疑者は乗客全員。偶然、乗り合わせたポアロが事件を解決する為に捜査する話。
愛と嫉妬や裏切りが渦巻いていて、個人的には苦手な内容ではありましたが、そこそこ面白かったですよ。ただ、最後のポアロが謎解きを披露するシーンで、ポアロが早口で、字幕が早くて全部は読めなかったのですが、だいたい理解しましたww
ゾッとしましたし、まだ少しだけモヤモヤ感が残りましたが、まぁまぁ面白かったです。
エジプトやナイル川が神秘的で、風景は素晴らしかったです!
前作同様、風光明媚な景色が楽しめる✌️
冒頭の戦争のシーンはあまりに予定外過ぎて一瞬「はて?スクリーン間違えたかな?」と思うほど。『1917』で観たようなシーンが割と続く。事件には直接関係ないけど、これがポワロ氏という人物を理解する上では非常に大事な鍵となる🗝
前作の『オリエント急行殺人事件』に対して以下のレビューをしてた👇👇👇
>雪の季節のヨーロッパの山間部を走るオリエント急行。その風景がとてつもなく美しい。きっとこれはドローンなんかの技術の進化のおかげで昔と比べて楽に精細な画像が撮れるようになったおかげなんだろうな、と勝手に納得。船旅だったり豪華列車の旅なんかに出たい気持ちにされられました。いつか両親を連れて行ってあげたいな(ㆁωㆁ*)<
船旅と雪山列車の違いはあれど、同じことがこの作品にも言えるところをみると壮大な風景美を見せることに重きを置いてるシリーズなんだろうな(*´ω`*)
また、映画を観ていると感じる“人が死んでるのにも関わらずひっそりとしている不気味な静けさ”。これについても「あ〜前作の時も感じてたのを思い出した〜」となった。とゎいぇ、本作ではポワロ氏が少々取り乱す場面なんかもあるけど。
原作は未読だけど、オリエント急行殺人事件にしてもナイル殺人事件にしてもアガサ・クリスティーが「ミステリーの女王」と呼ばれるほどのミステリーには感じられないのだけどそれはその当時にしたら凄かったということなんだろうか??
余談
アーミー・ハマーが髭面で出てくると胡散臭いんだよ……
探偵を呼ぶから悲劇が起きるのではないか?
ストーリーがナイル川の様にゆったりと流れていた。
穏やかすぎる人物紹介パート。
今回がナイル殺人事件を観るのは初見だったけど、本作はリメイクで改変された部分もあったとか。
それか!映画を観た時の違和感!!
アガサクリスティの時代に黒人のサンソン歌手なんて、差別の対象だったはずなのに、わざわざ友人関係を築き豪華客船に招待するかね?って思ってしまった。
時代背景にそぐわない俳優の起用や物語の改変だったと感じる。
ストーリーは殺人が起こるまでが長い。
CGで作られた美しいエジプトの風景は楽しめたけど、登場人物も限られている割にキャラクター性が薄いので魅力を感じない。
ポアロが容疑者を尋問する場面が見どころのはずなのに、自分の脳内で妄想した「この人が犯人だったら、動機はこうじゃない?」って話を本人に話して憤慨させるワンパターン攻撃。
どうして、名探偵や名刑事と名のつく輩は犯人の感情を逆撫でして被害を増やしたり、崖に追い詰めたりするんだろうか?
そういう性分が適職だと考えたら、名探偵や名刑事は事件に居合わせるのではなくて、事件を呼び込む体質とかなんじゃないか。
変質者に好かれる性質とかあるけど、むしろ人の醜い内面や恐ろしい性質を暴くことに快感や光悦とした気持ちを抱くなら、それを孤独を生きる糧にしているとしたら、甚だ悪趣味だしやはり人間としてはどこか歪なのかもしれない。
作中では「愛」について語られるが「エゴ」については語られないのが不思議。
私が愛している「貴方も私と同じ気持ちのはずだ」と言う考え方は恐ろしい。
相手が愛してるものなんて、時間や場所によっていくらでも変化する。変わらないのは本人の心持ちだけ。つまり「これは私のエゴだ」と言ってしまった方がよっぽど正直だと思う。
誰かを好きだから誰かを殺す。
誰かに誠実でいたいから嘘をつく。
誰かを思っていたいから隠す。
これのいったいどこが愛なのか。
いや、愛なのか。
それのどこが「エゴ」と違うのか。
今作ではどのキャラクターの「愛するが故の結末」に共感することはできなかった。
アガサクリスティ作品で共感してしまったらダメだと思うからある意味正解ではあるが。
後味の悪い粉末のお茶を飲んだ気分だった。
多分、3作目は劇場で観ない。
辛目な味付け
休暇でエジプトを訪れたポアロは略奪愛を成し遂げた富豪リネットの結婚パーティに参加することになり…。
ケネス・ブラナーによるポアロシリーズ2作目。味つけが全体的に暗く、探偵作品でここまで探偵であることの苦痛と向き合った作品は珍しいと感じるほど辛い物語でした。
まあまあ
冒頭は戦争のシーンから始まるので「あれ?見る映画間違えちゃったかな?」と勘違いしちゃいました。一般的にミステリー系の映画は序盤から殺人事件が起こるパターンが多いと思いますが、本映画は中盤以降に殺人事件が発生し一気に終盤に入る感じですかね。なので終盤はかなり駆け足です。
もちろん原作は知らないので、犯人を推測しながら観てましたが、だいたい予想通りかなと感じでした。2番目に殺された人の顔が良く分からなかったので、一体誰が殺されたのかが分かりませんでした。
基本的にエジプトやナイル川のシーンはCGなのでリアリティという面では物足りなかったかな。本作の探偵役の方、どっかで見覚えのある顔だな、と思ったので調べてみたところテネットの悪役の方だったんですね。意外でした。
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