ナイル殺人事件のレビュー・感想・評価
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ケネス・ブラナーらしさは本作も健在
公開延期が続き、待って待って漸く公開!期待が大きく膨らみすぎた?もちろんケネス・ブラナーのポアロ、そして作品全体に漂う上質感は健在。
ただミステリー感、衝撃的な描き方としてのインパクトは少し弱かったように思う。オリエント急行殺人事件のラストシーンの、あの絵力のインパクトの素晴らしさをどうしても思いだし、今回のキャストも、最後の謎解きシーンもちょっと弱かったなあ、という印象でした。映像もキャストも美しいのですが、ちょっと自分の期待が大きすぎたのかも。
それなりに楽しめる娯楽作
TOHOシネマズ渋谷にて鑑賞🎥
それなりに楽しめる娯楽作であり、エジプトの風景などはチョットだけ旅行したような気分にさせてくれる😄w
映画館で観て良かったと思えたのは「音響の凄さ」で、映画館の椅子が振動するほどの音が伝わって来た。体感の心地良さ(^^)
大富豪の娘リネット(ガル・ガドット)が親友ジャクリーン(エマ・マッキー)の婚約者サイモン(アーミー・ハマー)を奪うかたちで結婚することになる。
ナイル川をゆく豪華客船に、リネットとサイモンの結婚を祝う人達が集まるが、リネットが殺されてから次々と殺人事件が起こり、探偵ポワロが事件の真相に迫って行く……といういつものポワロ・シリーズの流れ\(^_^)/
数年ぐらい前の『オリエント急行殺人事件』(リメイク版)でもポワロを演じたケネス・ブラナーが本作でもポワロを演じる。
1970年代に初映画化された時にはオリヴィア・ハッセーの綺麗さが眼を惹いたが、本作では(個人的に)ガル・ガドットよりもエマ・マッキーに惹かれた😍💕
いい歳して…😄笑
前回の映画化作品と若干の役割変更はあったものの大筋は似たようなもの…。
本作、冒頭の戦争シーンには意表を衝かれた感じだが、戦場での撮り方がスタンリー・キューブリックの『突撃』にそっくり過ぎて残念…(^^;
全体的には、まぁまぁ楽しめる娯楽作🙂✌️
<映倫No.48462>
エジプトの絶景を堪能
ナイル川の豪華客船を舞台に繰り広げられる愛と嫉妬が渦めくミステリー。映画館でしか味わえない大パノラマのエジプトの光景が本当に素晴らしく旅行気分でエジプトを堪能した。別作品かと思わせた冒頭の戦場シーンも圧巻で見応えがあった。
2022-43
髭に始まり髭に終わる
シリーズ前作「オリエント急行殺人事件」から4年余り。ずっと楽しみにしていたので、もちろん公開初日に鑑賞してきました。1978年版「ナイル殺人事件」も鑑賞したことがありますが、あまりにも昔のことですっかり忘れていたので、改めて名探偵エルキュール・ポアロと一緒に推理しながら楽しむことができました。
ストーリーは、大富豪のリネットの結婚を祝ってナイル川を進む豪華客船内で起こる連続殺人事件を、名探偵ポアロが「灰色の脳細胞」を駆使して解決するというもの。ミステリーの女王アガサ・クリスティの名作「ナイルに死す」の映画化です。
原作未読のため、どのあたりが改変されているのかはわかりませんが、序盤は若き日のポアロがすでに優れた洞察力を備えていたことや恋人の存在とともに、彼が口髭をたくわえるようになった理由が描かれます。その後、今回の事件につながるプロローグとも言える、大富豪リネットと後に夫となるサイモンとの出会いが描かれ、さらにその周辺の人物が次々に登場します。いつもは、顔と名前が覚えきれなくて、序盤で乗り遅れがちなのですが、本作では性別や年齢層や人種をうまく散らし、比較的見分けやすくしてくれていたのは助かりました。
また前半は、舞台となるエジプトのピラミッド、アブ・シンベル神殿、ナイル川、そこを優雅に進む豪華客船がスクリーンいっぱいに描かれ、さながらエジプト旅行をしている気分も味わえます。シーンの内容からすると現地ロケではなさそうですが、それでも目の保養になりました。豪華客船カルナック号にいたっては、本作のために実際に建設されたというから驚きです。
そして、物語も中盤にさしかかろうかというところで、いよいよ事件が起きます。と同時に、ネタバレになるので詳しく語れませんが、乗船客に対してポアロの容赦ない聴取が始まります。やや威圧的なポアロの態度には違和感を覚えましたが、彼の鋭い追及が物語を一気に加速させます。相手からさほどの話を聞くまでもなく、ポアロが次々と相手の背景や被害者との関係を暴き出すのですが、それが全て前半の何気ない会話や様子から導かれたものであることに恐れ入りました。凡人なら見逃し、聞き逃すのが普通の内容から、ここまで鋭く洞察していたとは!前半の会話劇を退屈に感じていた自分が恥ずかしいです。
この怒涛の推理から真相解明までが実にテンポよく、一気に畳み掛けてきます。前作では高速推理についていけず「オリエント急行」から振り落とされましたが、今回は我輩の“廃炉の脳細胞”でも「カルナック号」からなんとか下船せずに済みました。いやーなかなかおもしろかったです。
主演は、前作に引き続き監督も務めるケネス・ブラナーで、本作でもポアロがハマっていました。リネット役のガル・ガドットは、美しさと気品が溢れる完璧なキャスティング。ジャクリーン役のエマ・マッキーも存在感を発揮していました。全体的には前作ほどの豪華なキャスティングでないのは残念でしたが、見劣りするような演技はないので、最後までしっかり楽しむことができました。最後といえば、ラストの6か月後のロンドンシーンは必要だったのでしょうか。冒頭のシーンと対をなす、手紙の頭語と結語のようではありましたが、本編にはそれほど深く関わっていなかったような…。
謎解きが雑、かつ時間配分がおかしい
原作を未読だが・・・。序盤が無駄に長く、終盤の謎解きが雑。指名しては犯人じゃない、指名しては犯人じゃないってやるのは結構だけれども、個々の脅迫度合いが浅く淡々と次に行ってしまうから惹き付けられないし、早すぎて理解が追いつくのもしんどい。ミステリーよりエジプト映像の美しさを見せたいかのような構成。また、人が直接的に射殺される描写が多く、無駄に銃声がうるさいのもマイナス。全体的に観る側の視点を考えていない作品だ思う。
ジョン版と比べてしまうが…
いろいろマイナーチェンジされて今作も楽しめたが前作がお気に入りのため残念なところも…まず何と言ってもミアファローを超えられない。ナイルの神秘感が弱い。特に前作のピラミッドで叫ぶイメージが強すぎて。結末は変えられないからあとはどう見せるかだと思うけど、まあ、納得な完成度だとおもう。面白かった。
恋愛の先に
とてもシンプルに楽しめた。音楽もうまい使い方でしたが、最後の犯人を当てるところはあっけないほど。その途中経過は全くなく、自分が思い付かないだけなのか、またアガサクリスティの小説がそもそもそういう展開なのか、わからないけど、なかなか凝った演出で良かったように思います。
ヒゲがキー・テーマ?
前半は退屈、殺人が起きて以降の後半は(みんな名前が難しいので顔と名前がなかなか一致せず)わちゃわちゃ、この人だれだっけ?状態。
でも、犯人が分かってから前半の演技を思い出すと、ゾッとして、さすがアガサクリスティーな作品。
そして、エジプトに行きたくなる映像美。
ところで、ヒゲが今回はキーテーマ?。最後のシーンは解釈が難しかったので、他の人のレビューを見て確認していくことにします。
『人は愛のためには何でもする』その言葉にテーマ付けされた展開が深い。
2017年のオリエンタル急行殺人事件とは違って犯人は分かったけど、期待通りの豪華で目を喜ばせてくれる。
ワンダーウーマンなどハードアクションが多のが一転キラキラ輝くガル・ギャドット、エジプトの景色などとにかく美しい。『人は愛のためには何でもする』その言葉にテーマ付けされた展開が深い。
1も奇数ですよ
当初の公開予定日から2年以上経過し、その間に何十回と予告を見たので結構楽しみにしていた作品。しかし前作の「オリエント急行殺人事件」はイマイチだったので、少し期待値は下げ目で鑑賞。結果、前作よりも遥かに面白い映画でした。
冒頭からめちゃくちゃいい。
キングスマンファーストエージェント味を感じる白黒映像。カッコよくてキレがあって、この映画でアクションが見れるとは想定外だったので、思わぬご褒美でテンションが上がった。ポアロの過去が描かれているため、前作は見なくてもいいけど、見てからの方がより愛着が湧いて楽しめるかも。
重厚感あり、高級感ありの質高ミステリー。
正直、結末に意外性は感じないし、少し消化不良で納得がいかない点とか所々であったけど、結末に至るまでの経緯だとか展開だとかがとてもよく出来ていて、前作よりも遥かに楽しめた。エジプトを存分に堪能させるカメラワークが、2年待った甲斐があったなと思わせる。旅に出かけた気分だ。
人間模様が前作とは比にならないくらい上手。
誰一人として忘れない濃ゆいキャラクターたちの集まりで、群像劇としてめちゃくちゃ面白い。しっかりと人物背景も描かれているし、ポアロと話していく中で浮き出てくる本性なんかも愉快。でも、ポアロの言い方はやっぱりキツすぎるよね?笑 リネットも美しかったが、エマ・ストーン似のジャクリーンもすごく美しい。と思って調べてみたら、名前はエマ・マッキー。エマは美女ばかり。
音楽も終始良くて、味わい深い一作。
噛み締めるような面白さでラストカットは考え深く、エンドロールでは「いい映画見たな〜」という余韻に浸る。ああ、なんて上品で気持ちがいいんだ。アガサ・クリスティのポアロシリーズはまだまだ沢山あるから今後も続けて欲しいなと思いました。
美しい
欧州がWW1の荒廃から立直りWW2はまだ起きていない時代の話。その世界感がこの作品の
魅力。ナイル川の風景が美しい、それだけでも観る価値はあり。でも、英国制作のテレビドラマ版の方が面白いと思った。それが、主演俳優の違いなのか、細かなら設定のせいなのか、自分の中でもよくわからないが、雰囲気がTV版の方がよい。上流階級の華やかな生活が描かれているが、当時エジプトは英国の植民地、列強に搾取されているアフリカの苦しみがこの物語の
背景にはある。そこまで、考えたとき、現在でも帝国主義を自でいく国があると思う。帰宅して、TVでロシアのウクライナ侵略のニュースを
観ました。プーチンの頭は19世紀で止まってる、ウクライナの人々に心をよせたいが、自分の無力さを感じる。こんな時に映画を観た自分も
自己嫌悪。でも来週も観ると思う。
ヒゲにそんな理由があったとは
ポアロの心に影を落とした過去のエピソードから物語は始まったが、ヒゲにそんな理由があったなんて。もしかして、これって今回の創作?
豪華絢爛を地でいく映像がずっと続くので、目の保養というか、目の楽園といってもいいくらい。莫大な遺産を相続した超美貌のワガママ娘が、シスター・ロゼッタ・サーブのブルース曲をバックに派手なダンスを決めた後は、ピラミッド、スフィンクスの壮大に見入ってしまう。そして、夜のナイル川に浮かぶ豪華客船の美しさは何とも言えない。
小学校高学年の時に読んだはずだが、随分と時が経ってしまったので内容はほとんど覚えていない。でも、記憶の奥底に眠っていたみたいで、犯人を早々に思い出してしまった。
誰れもが動機を持っていて、船上という密室状態で繰り広げられる人間模様は、犯人がわかっていたとしても面白い。複雑な人間関係が説明セリフなしで、徐々に明らかになっていく演出は本格ミステリー好きとしてはたまらない。
お金を持ってしまったがための不幸。一度味わってみたい。
「身から出た錆」「因果応報」。「自業自得」異国への旅気分は良い。中心人物描写が軸がぶれず秀逸。
アガサ・クリスティは昭和の頃、ある程度学校で、普通以上の成績で(ここが重要)
兄弟、姉妹がいるものは多分高頻度で一冊くらい小説の文庫
家にあったはず。「オリエント急行・・」が代表格だけども、
ネットがない時代「本の所有はチカラ=知識」の時代だから、
とりあえず兄弟の誰かが、興味を持って買ってしまうわけだ。
でも海外小説はやっぱり文字が不自然に多くて読みにくいから・・
結果「買ったけど途中で断念」脱落、討死にが多いわけだ。(・・とあくまで個人的に思う。)
わしも「討ち死に」組。
でも映画は寝なければ強引に最後まで連れてってくれるから楽チン・・
(でも、やっぱりいびきの奴居た・・ジジイが寝とる💢)
コレ名探偵ポアロの人生+大富豪の娘の話。この二人が主人公。
時代背景は「戦前=第二次世界大戦前」みたいだ。
ポアロの「ベッドメイキングの説明」がよくわからない??
推理ミステリは前日に10分か20分予習が実は必要。
基本、登場人物多いし、それなりの深い事情が急展開するから・・
(うっすらと・・)でも予習が欠かせない。
俺、学生時代、授業を真面目に聴くのと、直前の徹夜状態の詰め込み得意・・
だけど「予習」はしなかったカラ・・結構苦痛。
ただ乗りかかった船だから・・無料リーフ、無料「シネコンウォーカー」に加え有料パンフまで全て熟読して
臨んだ・・・結果は大正解。名探偵ポアロの友人の「ブーク」とその恋人が分かりにくいのであったよ。
ただ、主要愛憎人物はわかりやすいので、親切な作品である。ドラマチックな展開
異国の旅気分、巧妙なトリック・・ただそれでも、赤い絵の具とマニュキュアは分かりにくい
ただ導入場面含め、場面切り替え、濃淡の出し方、時代背景、テンポの良い良作。
セットにしてはエジプトの描写が良く出来ているよ。
人物に感情移入しやすくしている。
ただ「自分の美貌と富、カネ」を自覚していながら「今までの経緯をいとも簡単に裏切る」男
そんな男への対応を誤った「ガル・ガドット」演じる主人公の「自業自得」。
ところで、船員、なんで途中で、スタッフ全員消えたのだろか???
現代を反映した愛憎渦巻く人間模様
本作は、アガサ・クリスティの「ナイルに死す」の再映画化であり、現代社会を反映した人種差別、ジェンダー問題、逞しい女性などの要素を盛り込んだ、名探偵ポアロの活躍で難事件を解決する推理サスペンスと濃密な愛憎劇をブレンドした作品になっている。推理サスペンス部分の肝である、事件関係者、容疑者との会話劇も穏やかで知的なものではなく、愛憎渦巻く激しく動的なものになっている。赤裸々で生々しい作品に仕上がっている。
本作の舞台は1930年代のエジプト。ナイル川クルーズ中の豪華客船内で新婚旅行中の大富豪の娘リネット(ガル・ガドット)が殺害される。彼女の夫サイモン(アーミー・ハマー)との結婚を祝福に来た乗客全員が容疑者であり、リネットに招かれた名探偵ポアロは、乗客から緻密な事情聴取をし、次第に事件の真相に迫っていく・・・。
前半は、サイモン、彼を奪われたジャクリーン(エマ・マッキー)、彼を奪ったリネット、が織り成す生々しく赤裸々な愛憎劇が展開される。定番の展開であるが、恋敵の二人の女性を演じる女優の妖艶さと愛への執着心を強く感じさせる目力に凄味があり、只ならぬ雰囲気を醸し出している。不穏な未来を暗示している。
後半は、本作の売りである本格的な迫力ある会話劇であるが、真相究明だけに絞り込まず、現代に通じる要素を盛り込んだ乗客たちの人間模様を浮き彫りにすることで、現代感覚溢れる作品に仕上がっている。
本作は、有名で古典的な原作の再映画化作品である。原作は変えられないが、原作を映画化した時代背景や雰囲気を作品に反映すれば、作品は色褪せることはない。二番煎じになることはない。その時代の背景や雰囲気が作品を新鮮にしてくれる。1978年公開の前作も面白かったが、本作も前作とは異なる味わいがあって面白かった。また映画化されれば、また観に行くだろう。その時代の背景や雰囲気を反映した異なる味わいの作品に出逢えるからである。
古典的…ジャクリーンが怖くも美しい
アガサクリスティ原作の名探偵ポアロシリーズ。
前作オリエント急行殺人事件と違って犯人を知らなかったから単純に楽しめた。
ポアロの秘密も分かったので、そこも良かった。
前作の豪華キャストと比べると…だったけど、
個人的にはサイモンを誘惑するようなダンスを見せたジャクリーンの虜になった。
なので、ジャクリーンへのあまりの仕打ちに怒りを覚えていた。行く先々に現れるなぁと思い、スカイミッションのステイサムみたいだと思っちゃったから、怖さよりちょっと笑っちゃった。
あと、オリエント急行殺人事件の鮮やかな推理と違って、今作のポアロは断定的で攻撃的、こんなんだったっけと少しガッカリ。
真犯人も読めてしまったので、ミステリーとしても物足りず。
ラストのポアロと同じように、少しほろ苦い気持ちになった。
謎解きは早送り?
オープニングの戦争シーンは必要?
その後のダンスシーンは長過ぎだと思う。
そんな風にオープニングで無駄な尺使ったからか、一番盛り上がるはずの謎解きのシーンがまるで早送りのように呆気なく終わってしまう。
ポワロは悩むことなく、まるで段取りをこなすが如く犯人を言い当てるんだけど、なぜ判ったかについての裏付けなし。証拠もなし。ただただ百発百中でポワロの推理が的中しただけ。
探偵というより、超能力者のよう。
因みに犯人は予想通りだったので意外性なかった。
ずーっと待ってた!
ずーっと待ってたのでようやく公開!
ということでもうそれだけでだいぶ満足感がありました(笑)
原作を知っていて犯人を知っている状態で観たので、犯人のふとした表情や立ち振る舞いなどにすっとぼけやがって…などと別の角度から楽しみました(笑)
驚き感や謎解き感で言えばオリエント急行のほうがハラハラするやもですが、ロマンチックなのはこちらかもしれません。
続編はないんですかね?
続いてほしい気持ちです。
アガサ・クリスティについて語ろう
はい。よく私の馬鹿レビューを覗きに来て頂きました。
またこの始まりです。最近気付いたんですが、落語の定番の最初のセリフ。毎度馬鹿馬鹿しいお笑いを一席申し上げます。
それのパクリだった!いやねそんなつもりは無かったんですが・・・
さてと・・・暫し個人的な話しになります。
いやね、別に自慢じゃないんですが生来の本好きなんですよ。大体教科書は貰ったその日に全部読んじゃう。貧乏だから大して本を買って貰えないからね。
それで学校の図書館で借りて読むようになったんですね。まず少年探偵団です。江戸川乱歩の。夢中になりましたよ。私も少年探偵団の一員になりたかった。
さて多分、小学校の4年生の時おもちゃ屋さんで、スパイセットを買ったんですね。最大のウリは消えるメモ。気になりますね。ところが・・・
メモを書いた紙を水につけるんですが、消えねえ!
5分かかって溶けたんですが・・・意味ねえー!大体ね江戸川区民のクソガキに大層な秘密なんてねえし、あとに何も残らねえ!
そのあとにはまったのは、シャーロック・ホームズ。英国民の誇りです。全部読みました。ジュブナイルですが。
ホームズは助手のワトソンくんの考えをズバズバ当てます。ワトソンは聞きます。何故そんな事までわかるんですか?ホームズ曰く・・・
ワトソンくん、君はここに来る時に階段を上がってきたね。その階段は何段だった?
わ、わかりません・・・
ワトソンくん、そういう事だよ。君は注意力が足らないんだよ。
私は思わず、ギャフン!
なんだよ、そのめちゃくちゃ昭和的なリアクションは‼️
そうなんです。階段なんて一回も数えたことなんてねえし。それでその日から小学校の階段を数え始めたんです。ある日、同級生に質問しました、
君は今、上がってきた階段が何段だったか知ってますか? 答えは・・・
うるせー‼️それに何の意味があるんだよ‼️
ぎゃふん!(2回目)
確かにな・・・
ふうーーなかなかアガサ・クリスティの話しになりませんね。あっ皆さまの声が聞こえてきました。
ふざけんな!長々とお前の日記を読まされてる、こっちの身になりやがれ‼️
きゃふん(3回目)
さて、ホームズを読み尽くし、アガサ・クリスティを読み始めるんです。
ここから熱く熱く大好きなミステリーの女王について語ろう・・・と思ったんですが、すでにかなり長文になっている。
ごめんなさいねえ。でマクラを終了してここから映画の感想です。
ストーリーについてはネタバレを避ける為、割愛します。平ったく言うと男女の三角関係をめぐる愛憎劇です。
製作、監督、主演は大英帝国の至宝、ケネス・ブラナーです。リアルに三刀流だよ。ロロノア・ゾロか!代名詞はこれまた大英帝国の文学の神様、シェイクスピアです。
極めて個人的な感想なんですが・・・もちろん推理ドラマなんですよ。でも私は全部知ってるんですね。なんかね、重厚な舞台劇を見ているような気持ちになりましたよ。
また最近はある理由でチェーホフの戯曲を読んでいるのも有ります。
まあ、映画の見方は千差万別。受けての自由ですからね。
役者さんで出色なのは、ガル・ガドット。面倒なのでガル姐さんと呼びます。
ガル姐さんって戦っていませんか?いつもいつも。本作では戦いを封印しました。わがままで勝気なアメリカ娘を演じました。でもね・・・チラリと二の腕が見えると見事な筋肉なんですよ。凄い。ジムに通ってるね。まあ、俗な言い方をすると・・・
すげえ、ガタイがいい‼️タッパもある‼️
ガル姐さんはイスラエルの元軍人です。しかも戦闘トレーナー。教える立場!
今度あったら土下座して謝ります。
あと、あの方ですよ。あの方。もの凄く言い辛い。シャラメくんと一緒に出た映画から贔屓にしていたんですよ。多分ですが、もう銀幕で観る事はないのかな・・・
パンフレットにも苦慮した跡が見える。人物紹介で写真がない。結構重要な役なのに。
芸は身を助ける、性は身を滅ぼす。
ところで!皆様に有意義な豆知識を教えたいんです。
誰にも言わないで下さいよ。なんと・・・
神田明神の石段(男坂)の段数は、68‼️
あっ?また皆さんの声が聞こえました!
また、ホームズかよ‼️お前は黙ってろ‼️
シャーラップ、ホームズ‼️
こんな毒にも薬にもならない与太話にお付き合い頂きありがとうございました。
・・・自ら座布団を持って退場・・・
あっ!アガサ・クリスティについて殆ど語ってなかった!
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