君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価
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美しかった。
一昨日見てきたのですが勢いでレビューをしてしまうと何を書くのかわからないので今日書くことにします。
まず、イタリアの景観もエリオもオリヴァーも2人の恋もピアノの音色も何もかもが美しかったです。
この映画をここまで美しく仕上げられたのはやはりエンディングだったと思うのですが、2人の恋をハッピーエンドではなく、切なくて儚い、一生忘れられないものに仕上げられたストーリーには震えました。男性同士の恋があれほどまでに美しいとは想像もつきませんでした。
また、気になったことですが、エリオの周りに時々現れたハエは何を暗示していたのでしょうか?
イタリアっていいなー
20年かそのくらい前の映画、「魅せられて」あれは女の子でしたね、lunchは親戚やら友人が集り、テラスで。しかもワイン飲んでるし、彼のまだ未完成の体だからいい。
少しも醜いイメージなし。
でも、プラトニックではなく体も込みの本物のひと夏の恋。
それを見守る両親。ほんとに見守ってる。性別は関係ない、出逢い、心を通わせることが大切と、説く。なかなか出来ないよねー、ヨーロピアン‼️
1ヶ月でいい、イタリアで過ごしたい、恋はなくても我慢する。
ひどく長く感じる夏の映画
敢えて書きますが、美しいとも思いませんし、話も古くさくありがちで、昨今のアカデミー事情から話題になったように感じました。美しいと感じなければ感受性が貧相、時流に乗ってないとか、この作品を悪く言えない雰囲気を感じてます。醜男で同じ様に撮ったら?って思いました。(それがシェイプ オブ ウォーター?)
また、チャーチルも退屈な映画でしたが、オールドマンがオスカーを獲って本当に良かったと思いました。文句ばっかですみませんが音楽も最近の日本のアニメの音楽にソックリで(編曲のせいかも)イタリアじゃねーな、と思いました。
アイボリーだし、当たり前だろ!って言われそう。
全編美しい…
LGBT映画が割と好きなことに加え、前年度の各賞にてノミネート、受賞した本作にはかなり期待していたが、その期待を全く裏切らなかった。
ストーリーは80年代の北イタリアを舞台に、主人公と、主人公の父親が教授であることから6週間滞在することになった大学生の恋物語である。
LGBT映画において、その性的な生々しさを演出によって中和してほしいというのが個人的な願望ではあるが、本作の場合、情景の美しさ、映像美によってそれがなされている。
全体を通してキャラクターの心情描写は繊細なものではあるが「ムーンライト」や「キャロル」で見られたようなシリアスな雰囲気は無い。80sにおいて世間的に同性愛はタブーであったと思われるが、主人公エリオと大学生オリヴァーの同性愛に対しての葛藤は比較的薄いものに思える。しかし、その軽快さが北イタリアの風景に、主人公を含めた家族の優雅な生活空間に、ピアノを基調とした音楽に完璧にマッチし、男二人の恋愛模様は美しいものであり続けた。
主人公を演じたティモシー・シャラメは完璧な演技だった。ピアノも自身が弾いていたり、涙ぐんだり、寂しがる表情は素晴らしかった。アーミー・ハマーもイケメンな好青年を見事に演じていた。
本作の素晴らしい点はやはりLGBT映画だと感じさせない純粋な愛とこだわった演出である。同性愛の物語や起伏が無いストーリーに退屈してしまう人にはオススメできない映画ではあるが、エンドロールを使わない稀有なクレジットまで含めて全編、一つ一つのシーンが美しくナチュラルで、その世界に飛び込みたくなる。
"Call Me By Your Name" ラストシーンでは涙が止まらなかった。
最後の10分のための2時間
久々にミニシアター系の香り溢れる秀作を堪能しました。
イタリアを舞台に、自然の色、音、輝き、そして時の流れの遅さ。情景描写がなんとも素敵。
そして感情の移ろいや小さな苦しみ、悩み、震える心。人物描写の丁寧で繊細な描きもまた素敵。
とても良質な作品を見た感じに満足するのだけれど、実のところ、話は延々と2人の成り行きを追う一方的な展開なので、その良さはわかるのだけれど長さを感じる。
ところが父親の語りからエンドロールの暖炉のシーンまでの10分ほどのシーンがめちゃめちゃ良くって、この時間のためにそれまでの2時間があったのかと、ため息が出た。(もうちょっと巻き戻すと滝のシーン含め駅へ向かうあたりから。さらに巻き戻すと・・・、あ、結局全編良い?)
素晴らしい‼︎
とても 綺麗な 描写でさした。
みんな 男は こうやって 大人になるんだな…。
これが 大人への 階段であり 分かれ道でもある。
俺は 悔いのない 道を 選んだ。
字幕か 吹き替え どちらで見ようか迷ったが
吹き替えで よかった‼︎
この 映画を みて パパの 様に昔の若気の至りを思い出す 人が たくさん いるのだろうな。
主人公の 二人だけでなく 家族や 友達も 素敵だった。
キレイ
61本目。
どろどろって感じになるのかな?と思ったけど、そんな感じもなく、男同士は美しいとか何かは聞いた事あるけど、本当やらしさはなかった。
夏と景色、思春期がそうさせたひと夏の出来事、そして目覚めなのかな?
最後のお父さんのセリフが印象的。
出来れば夏で終わって欲しかった。
ラジオのチューニングで。
相手を思いやる様々な愛のカタチ
思春期にある同性への憧れが、愛情に変わる瞬間やそこに伴う罪悪感の様なものを良く表現出来ている。
子供の気持ちをしっかり理解して出したお父さんの言葉に涙がこぼれました。
お母さんもお父さんとは違ったアプローチで子供に親身に接していた。
世間体を気にしてか若いエリオの未来を考えてか、別れを選んだオリヴァーが車窓から見せた表情。初体験をした相手に酷い扱いを受けても嫌いじゃない、ずっと友達だと抱擁を交わせる女の子の対応。忘れられない場面が多かった。
最後の暖炉を見つめながら様々な感情が変化していき、お母さんに名前を呼ばれ、現実に呼び戻されるような演出が素晴らしかった。
傷ついて、複雑な気持ちを整理し大人になる瞬間をエンドロールにのせるなんて驚きました。
映画に重なるビビットな筆記体タイトルも洒落ていて素敵。坂本龍一の音楽が使われているのも日本人として誇りに思えました。またいつか観たい。
評判通り!
ひとを好きになると自分をコントロール出来なくなる感じ、嬉しくて切ない感情が溢れててとても良かったです。
舞台設定もすてきで、お洒落すぎない・押し付けがましくなくて、くつろいで観られました。1983年北イタリアの夏。スマホがない、虫がブンブン飛んでる田舎町。古い自転車に乗って川に泳ぎに行くシーンがあるのですが、主人公(エリオ)がお気に入りの秘密の場所へオリバーを誘う場面なんですね。アルプスが源脈の冷たい川に足を浸けて、静かに楽譜や本を読むんだ、なんて。関係が定まってないときにそんな風に自己開示されるのは最高の口説き文句です。
オリバーがエリオに顔を寄せて大丈夫か(関係を持って)と尋ねると、エリオがお願い(yes,please)と答える。うん、とか大丈夫、じゃなくてお願いと答える言葉選び真似しようと思いました笑。
同性愛の映画に苦手意識がありましたが考え変わりました。本当に素敵な恋愛映画です。同性愛への不寛容のシンボルとして両親が描かれることがあるかと思いますが、この映画では両親は息子を尊重する温かさがあって、それも嬉しかったです。
憧れる生活
風景、朝食、生活リズム、あんな風に日々過ごせたら最高だろうな。
素晴らしい景色で エスプレッソコーヒー、搾りたてのジュース、ゆで卵もすごーく美味しそうで、食べてる方が皆おしゃれ(当然だけど)
近代的な機械は何も出てこず、忙しい日常を忘れさせてくれる映画でした。
二人の関係も同性であるけれど、全くそれを感じずに美しくさえ思えました。エリオがとにかく綺麗な男の子。
ひと夏で大人へと成長していく過程を美しく、セクシーに、そして切なく表現されていて、オリヴァーが去った後、エリオが母に電話をしたシーンはジーンとしました。
とても理解のある両親。関係を知っているのにとがめることなく、見守り、暖かい言葉で包み込む。
なかなか出来ることじゃありませんが、親はこのくらい寛大で在りたいと思いました。
ラストシーン、オリヴァーとの恋がそうさせたようにエリオがグッと大人びていてとても魅力的でした。
まるで名画を鑑賞した後の余韻。
心地よい音楽がかかる中で、絵画を鑑賞しているような感覚でした。
風が吹いて木々がざわめく音、虫の声、水のはねる音…
スクリーンと自分のいる場所との境目が曖昧になるぐらい引き込まれてしまう映画です。贅沢な時間を過ごしました。
エンディングの長回しのシーン。
痛みにこらえる主人公のバックで母親が夕食の支度を整えている。あのシーンが好きです。
両親の彼を見守る強い愛情と信頼に温かい気持ちになりました。
男性同士の恋愛の話ですが、思ったほどきわどいシーンがなかったので正直ホッとしました。意味がない長いベッドシーンはあまり好きではないので。
エルメ役の方、まさに奇跡の役に出会えた作品になりましたね。
素晴らしいです。
ただただ切なくて、美しい
北イタリアのどこか、音楽、キャスト、特に主演の2人、全てが完璧というか、これでないといけない映画だと思いました
最初はぎこちない2人が距離を縮めたり離れたり、そうしてお互いの気持ちが繋がっていく、その過程もとっても良かったです
暖炉の前のエリオの後ろの窓には雪が降っていて、それが2人が一緒に過ごした夏が終わって冬になったように、2人の関係の終わりを表しているようなラストシーンは本当に切なくて美しくて
映画のあとの余韻がとっても良くて、まだまだあの美しい世界に浸っていたいと思いました
みんな役者ということを忘れるほど自然な人間関係
この映画は単純なLGBT映画ではなく、自分の心の中に抑えている何か、隠してしまっている何かに対して、「どうかその何かを自分で"いけない"、"ダメだ"といって忘れないで、殺さないで」と優しく包み込んでくれるような映画です。
終わり方は切ないのですが、胸が熱くなります。
間接的な官能表現にオリジナリティーを感じましたし、カメラワークやアーミー・ハマーの手つきがすごくセクシー。
ギリシャ彫刻がモチーフとして何度か出てきますが、正直ギリシャ彫刻を観る目が少し変わりました(笑)雑学的な面白さや、ティモシー君のちょいおバカな行動もあり楽しめます。
こういう系の映画が苦手で観たことないという人には本作をまず初めの一本として自信をもっておススメいたします。
イタリアの風景が美しい
歴史を感じるイタリアの田舎町の風景、建物、その中の日常の様子がとても美しかった。
またその景色の中でエリオの目線で映るオリヴァーの美しさも際立っていた。
だだ登場人物への感情移入ができなかったので、
その分、感動は薄かったかもしれません。
イタリアの田舎町に旅したくなりました。
切ない
イタリアの避暑地で家族3人で過ごすエリオット(17歳)の元に大学教授の父がアメリカから呼んだ大学院生のオリバー(24歳)がやって来ます。
エリオットはヨーロピアンな少年でアーティスト肌な感じでオリバーは自信満々なアメリカンな青年です。最初こそ考えの違いやゲストとホストという関係なので距離感がある二人ですが、次第にお互い惹かれあっていきます。どちらもバイセクシュアルなのでお互い女の子とキスしたりセックスしたりするのですが(!?)本命はやっぱりお互いという…
最後電話でオリバーがアメリカで女の子と結婚したと言うことの報告をエリオットにするのですが「call me by your name…」と言って自分の名前をお互いに囁きます。一生お互いを忘れない、人生で本当に愛しているには君だけだって…その後電話を切りエリオットが一人暖炉の前で泣くシーンはやばいです。胸が張り裂けそうになりました。
飛行機の中で見たので字幕なしでしたが十分理解出来ました。
いわゆる初恋の話ですがLGBT映画でここまで登場人物の人間性や絆を繊細な描写で描いている作品は見た事なく最初から最後まで本当に美しかったです。
自分はあまりこう言う類の映画は好きじゃなくて避けていたのですがなんとなく見始めたつもりが最後には飛行機の中で号泣していました。お陰でスチュワーデスに心配される始末。思い出しただけで心が締め付けられます。
カメラワークから脚本から演技から全てが計算されて作られているのにもにすごく自然な流れで心を掴まれました。
主演のアーミーハマーもシャラメさんもノンケのはずですが、すごく自然に恋人同士を演じていたのにビックリ!久しぶりに感動したのでめちゃめちゃおススメです!
異性愛者の自分がここまで感動するので同性愛者の方が見たらしばらく立ち直れないのではないかと思われます笑(いい意味で)!
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