君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価
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父親の言葉がなかったら…
イタリアの風景、音楽、彫刻。好きな方にはとても美しい景色が広がります。
全て理解してくれたような母、告白という形で慰める父。
物分かりの良すぎる彼女…。
すべて美しすぎて、観た後に余韻が
残らなかった。
父の言葉のあのシーンがなければもっと評価は低くなったと思う。
趣味の問題かも知れないが、個人的に言えば最近見た
「彼の見つめる先に」
の方が同じ青春の男同士の恋愛を扱った映画としては、深く心に残ったし、説得力があった。
終盤の父親のセリフが全て…。
BL的な美しいだけの映画かと思ったらちょっと違ってた。映像は確かに美しい。父母の理解ある気持ちもグッとくるし純な主人公2人にもキュッとする、ただやっぱり父の告白と教えにはグッときたかなー。
本気のBL
美しい自然のなかで、美しい青年が少年に恋をするお話。
中途半端なボーイズラブじゃないとこが、いいですね。
少年のこどもっぽい愛情表現や、青年の理性で抑えようと我慢するしぐさが、キュンキュンする〜
そして両親の理解ある態度。
これが、なんともいい味出してるわけです。恋は、人を成長させるんですね。
どこまでも美しい
景色もキャストも音楽も、どこまでも美しい初恋の物語。ただ男同士の初恋なだけ。
英語とイタリア語とフランス語を自由に駆使できる人々のバカンスとはいったいどんな別世界の話かとは思うけれど、それこそが初恋の純粋さを現すのだと思うことにする。エンディングの涙のシーンは素晴らしかった。
あと、お父さん役のマイケル・スターンバーグがとても良かった。
未成熟な官能が匂いたつ、ひと時の恋愛
1983年の夏、北イタリアの田舎町。
古典美術の教授(マイケル・スタールバーグ)を父に持つ17歳の少年エリオ(ティモシー・シャラメ)。
教授のもとには、毎夏、研究助手の青年がやって来る。
ことし、やって来たのは、米国のユダヤ人青年オリヴァー(アーミー・ハマー)。
華奢なエリオはひと目で、頑健な肉体と持つオリヴァーに惹かれるが、その感情が何なのか・・・
といったところから始まる物語で、同性愛の物語。
そういってしまえば身も蓋もないのだけれど、ひと時しか成就しない恋愛、成就したからといって幸せが続くわけではない恋愛の物語なので、切ないことこの上ない。
そんな少年エリオの恋愛物語を、映画は巧みに魅せていきます。
イタリア語・英語のみならず、フランス語も巧みで、同年代の女性からも好感を寄せられるエリオ。
ピアノも弾け、バッハの楽曲を他の作曲家風にアレンジして弾けたりもする。
その上、ナイーヴで、スパスパ吸うタバコの煙の影に、本心を隠している・・・
対するオリヴァーも、ギリシア彫刻のような頑健な肉体を持ち、エリオの友人の女性たちからも好感を持たれている。
教授からの信頼も厚い。
この距離感を、遠景で(特にオリヴァーの顔・表情がわからないような距離で)撮ることによって、対象への憧れが強くなっていきます。
なぜだかわからない欲望(それはたぶんオリヴァーに対する独占欲と疎外感)に駆られたエリオが、友人のフランス人女性と初体験を経て、オリヴァーと結ばれた後の生々しい描写は、近年の映画ではなかなかお目にかかれないような官能。
未成熟な官能が、箍が外れて、外まで匂いたったかのような感じ。
それに伴って、オリヴァーの顔・表情もアップで写されるようになります。
そうなって、はじめて、観客はオリヴァーの頑健な肉体の奥の精神にまで触れたような感じになります。
結末としては、予感のとおりの、ひと時しか成就しない恋愛、成就したからといって幸せが続くわけではない恋愛となるわけだけれど、最後の最後にエリオの父である教授が意味深な(字面どおり深い意味を持った)言葉をエリオに投げかけます。
個人的には、この父親の台詞は余計、蛇足。
画竜点睛を欠くの反対、言わずもがな。
そんな言葉なんてなくても、エリオはわかっているはず、感じているはず。
そう思いました。
合わなかった
鑑賞当時、日比谷のシャンテがいつも満席という人気っぷりだったので期待を膨らませて近所のmovixで鑑賞。感想は「長かった、、」の一言。映画館で初めて席を立つか悩んでしまった。
多くのレビュワーの方が言うように映像と音楽は美しいし、ティモシーシャラメのラストシーンはさすがと思ったがそれだけと言えばそれだけ。LGBTという設定に関係なく、お金持ち一般人の私生活ラブストーリーをただ眺めて終わりましたという感じ。ストーリー展開も読める部分は色々あったし、共感もできなかった。
私個人は抽象芸術(表現)があまり楽しめない人間なので、そこが影響したかなぁ、、そういった表現方法が好きな人は色々と共感できるかもしれない。
ちなみに余談ではあるが、このサイトやヤフーでは辛口コメントがいくつか散見されるものの、某「フィ○マー○ス」では絶賛コメントで埋め尽くされていたので、何となくユーザー層の特徴が見えてきて面白かった(笑)
美しく、淡く、儚い
アカデミー賞でも注目されて、評価が高かったので見て見ました。男性同士の恋が描かれていますが、共感する部分がありました。それも、ティモシー・シャラメやアーミー・ハマーが演じるキャラクターに魅力を感じたからでしょう。また、舞台の北イタリアや随所で登場する彫刻も美しさを演出しています。感情を爆発させなくとも、息遣いや所作で感動させられるところが多かったです。物語自体は単調なので万人受けはしませんが、さまざまな映画に親しんでいる人には見てほしい良作です
せつなさ
緑、音楽、描写、イケメン、どこをとってもお綺麗。
ゲイの美しさを全面に出している王道。
最初はそのわかりやすさが少し気になった。
ああ、これかーという感じ。
だんだん、この王道がいいな、と思わせ始めた。
せつなさを追求するには王道と道ならぬ恋が何より。
恋したい時間になる。
場面一つ一つが、
とてもこころに残る作品です。
ストーリーは単純ですが、見せ方がとても美しく世界観にすーっと入り込んで行きました。
登場人物のセリフも無駄がなく、印象的な言葉が多く散りばめられていました。
特に、父親の話がとてもグッときて、泣けます。
最後のシーンも主人公にすごく共感できて泣けます。
見終わったあとに、ジーンとくる作品て久しぶりだったなーと思いました。
蝿の意味をだれか教えて
風景と音楽の美しさ、セリフの知的な言い回し、評判通りでした
そこは素晴らしかった
あと最近の映画はびっくりするくらいの喫煙率w久々にいっぱい煙い映画見れました
が、
・親の理解度が素晴らしいを通り越して不気味
別に同性愛であることを悩め、気持ち悪がられろ、拒絶されろと言いたいわけではない
ただあまりにも理解がありすぎて、なぜそこで二人で旅立たせる???
それもし異性愛でも同じように送り出した?
息子じゃなく年頃の娘がやってきた青年に同じ感情抱いても?
一番ラストのおめでとうの電話のあとの表情の芝居は素晴らしかった
でも、すごく不気味でした
当時ってエイズがゲイの病気と言われてた時代よね?
・蝿
あのやたらいる蝿はなんなんだ?
なにか文学作品のオマージュ?心理描写??
どなたか解説してください
ぶっちゃけ二人が互いに触れ合ってる時間と蝿がたかってる時間、映画内でほぼ同じくらいなんじゃない?ってぐらいいる蝿
途中の果物で◯◯シーン、そんな格好で寝たら蝿が何匹たかるんだろうと怖くて怖くてwww
・オリバーーーー完全にお前にとっちゃ一夏のアバンチュールやないかい!
いや、ゲイであることを隠さなきゃいけないとか
いろいろ事情はあるのかもしれませんよ
父親のこと言ってたし
でもね
別れたの8月の終わり?9月の終わり?
ハヌカって12月だよね?????
4ヶ月後に「俺◯◯した」って
泣けるとか感動するとかじゃなくてなんか
お前にとってこの恋ってなんだったの?と悲しくなった
良くも悪くも"きれいな"話
劇中の音楽はとても良かったし挿入歌にも惹き込まれた。★2.5中の2は音楽へ。
ゲイ映画ならば悩め不幸になれ世間とのギャップに苦しめ、というつもりはないけれど、あまりのそういった悩みの浅薄さに突っ込みたくなった。この時代だともう少し厳しいのでは?悩みは描かれないわけではないのだけれど…。
マイノリティを押し出したいのかただ美しい恋愛を語りたいのか、よくわからない。他の作品を出すのは失礼だけれど、ブロークバックマウンテンのように、きちんと時代の風潮や世間の偏見などの背景を踏まえた上で(同性愛、異性愛に限らず)初めて恋愛って成立するんじゃないだろうか。世間があってこそ私たちは生活をしていられるし、周囲の目の中で誰しも生きている。深く切り込まないストーリーはただ薄っぺらく美しい。
あと新宿シネマカリテ、料金高めだからみんなWEBクーポン使おう。
call me by your name
北イタリアの鮮やかな風景、優しい音楽、そして何よりエリオの表情。
冒頭から引き込まれた。
初めはそっけなく「later(あとで)」と去っていくが、初めて2人朝を迎えたその時、むしろ不安そうなのはオリヴァーだった。
初恋に揺れ動く17歳と、エリオの不安定さに動揺する青年。
最後の電話のシーンでは、l remember everything
が「なにひとつ忘れない」と翻訳されている。
ひと夏の恋ではなく、互いの人生を形作る大切な宝物なのだと感じた。
エリオの周りの人達も含め、全てを許容し、自分にとって最良の道に導いてくれる。
最高の映画!
場面転換が早すぎ、感情移入できない。
評価が高いのが信じられないのですが、まあ、、私の好みではなかっただけなのか…
場面転換が早すぎるのだと思うが、ブツブツとすぐ切れる。「美しい景色だなー」とか「きれいなピアノだなー」とかじっくり楽しむ間も無く次のシーンに移ってしまう。
あとは、恋心が育っていく過程、恋に落ちていく様子が全然分からなかった。
例えば「気になる人をつい目で追ってしまう」とか「会話を重ねる中で人間性を知って惹かれていった」とか「好きな気持ちを否定して逆につっぱねてしまう」とか、、何でもいいんですけど…
「え?どこらへんで好きになったの?」という感じ…感情移入できませんでした。
さらに、どういうラブストーリーにしたいのか、『一夏の素敵な思い出』みたいにしたいのか、『本気で愛してしまった』系にしたいのか、全然分からない。かといって、どちらでもないリアリティがあるわけでもないし。
フランス人の女の子の話もよくわからないし、
お父さんの突然の語りも、内容自体は素敵だが、「そういう感じの話だっけ?」という感じ。
題名もポスターも前評判も良かっただけに残念すぎました。
こういう映画を観て泣ける感性がほしい
アカデミー賞のなんとなくの評判と評価を見てピンときて、たいしてあらすじも知らないまま観てしまった。
少年と青年がお互い探り合いながら距離を縮め、気持ちを告白したシーンでああこういう(ゲイの)映画だったんだと気づく。内容的には苦手な部類だし、日常を描くどちらかというと単調な展開だったが、最後まで飽きずに観入っていた。
その理由は、ティモシー・シャラメの演技に尽きる。決して前面に出る演技ではないが、複雑な感情や心情変化を見事に表現し、そして極めつけは最後の暖炉を眺めながら泣くシーンだ。あれだけの固定アップであの微妙な表情を演じきる技術と度胸に大物さを感じた。
間違いなくまたアカデミー賞に戻ってくる、これからの成長に注目したい役者のひとりだ。
作品のメッセージとしては、昨今敏感に扱われるLGBTをテーマとし、父親が息子を慰めるシーンの言葉にすべて詰め込まれているような気がする。
君の名前で僕を呼んで 僕の名前で君を呼ぶ
同性愛映画としてではなく、美しくも切ないふつうの恋愛映画として観ていました。
避暑地で過ごすひと夏が、エリオを中心に自然な流れである意味淡々と過ぎていく。その中に現れたオリヴァーとの情熱的な恋は川や海、音楽とともに美しく描かれていました。
エリオとオリヴァーがとにかく美しくて、なんの違和感もなく、感情移入できました。
エリオの鬱屈したモヤモヤした時の演技がとてもリアルでよかったです。
ラストシーンの涙は忘れない。
70年代のマイナーな邦画を思い出させるけど
意図的なのだろうかロケ地は美しいのに映像はきれいじゃない これホモ映画ならそれはそれで良かったのだがたいして恋愛感情もない女ともやりまくってるし少年も同性愛者では無いらしいけど 男でも女ともやりたくてしょうもない少年のお話?
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