64 ロクヨン 後編のレビュー・感想・評価
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被害者家族の、その後
凄惨な傷害事件や、むごい殺人事件。
メディアでそれを知らされる度に、その被害家族の心情を思い、胸が詰まる。
そんな思いは、誰しもするはずだ。
でも、その思いは、長くは続かない。
せいぜい、その報道がなされる2〜3日の間だろう。
その後は皆、日常に戻っていく。
だけれど、被害者家族本人たちは、果たしてどうだろう。
決して忘れられず、忘れられるわけもなく、当時起こったことや殺された家族や、当時の感情や…全てにとらわれ、想像を絶する苦しみや憎しみの中で、それでも日々を重ねている。
この映画では、彼らの、その、筆舌に尽くしがたい感情と気の遠くなるような空白の日々の積み重ねを、これでもかと見せられた気がした。
こういった被害者家族の、その後の人生というのは、いったい誰が救えるのだろうか。
彼らの人生とは、いったい何なのか。
その膨大な日々の積み重ねに、涙が出ました。
映画史に残る…かは置いておいて
前編が自分のなかで風化する前に観賞。前編はイライラしながらも、心情変化に時間を割いていて納得しましたが、後編はちょっとだけ足早な印象。腑には落ちたので良かったですが。
役者魂は全開でよろしかった。
オリジナル部分はいかに
終盤に差しかかかって、映画オリジナルの部分に入って行き、ああ!それ以上は止めてと言いたくなって、やってもたとという感じ、三上を犯罪者にしてどうするんだよ。やはり犯人を一発殴らなきゃ気が済まなかったのかなあ。三上の刑事としての意地に力点を置いた作品になってます。
後編は、わかり易かった
前編での相関図を復習しておいたからか、前回より頭を悩ませずに見れた。
だけど見応えは相変わらずで、最後まで飽きることなく楽しめた。
被害者の苦しみと執念、加害者の結末、警察内部の大人の事情、そして役者さん達の熱苦しい演技!!(←褒め言葉)
わかり易いと言ったものの、警察内部のしがらみは相変わらず難しく、中村トオルの立ち位置や、滝藤賢一のイラつきの理由なんかは、よく分からなかったから、そっとスルーしやした(笑)
大人の映画
期待していた以上に良かった。大人の鑑賞に耐えうる大人の映画だった!是非、前後編通しで鑑賞する事をお薦めする!それにしても満員の観客の大半はおじいちゃん、おばあちゃん、おじさん、おばさんで多分平均年齢は60歳!(ちなみに「ちはやふる」の場合は女子中高生が大半で平均年齢はたぶん15歳!)
前後編にする意味があるのか
公開初日初回にて観賞してきました。
原作とは違う演出そしてエンディングでしたね。
原作での緊張感溢れる記者との戦いがサラッと終わってたのは残念だし一番の見せ場がこれだけって感じです。ここはもっと掘り下げて欲しかった。
命をかけて戦うそれぞれの立場。そこのところをもっと作り込んだ方がいい。
そして現代に64を引きずり出すという緊迫した司令車の中での攻防もあっさりとしたもの。
ただ素晴らしいと思ったのは緒形直人さんの鬼気迫る演技。これはすごかったです!
僕的には主役の佐藤浩一さんより周りの演者たちの演技に引き込まれました。
主役は僕的にはキャスティングミスにも感じられる。
映画自体はラストを含めてガッカリ感がありました。
ストーリーや演出を複雑にし過ぎてる様に思います。
その方がウケがいいのかなぁと思わずにはいられないし泣かせればいいのかって思わずにはいられない演出。これは最近の傾向なのかなぁ…
ストーリーだけど原作読んでるので主人公の娘がなぜ家出してしまったのかとかその辺の描写が薄く感情移入しづらい。とても残念。
この作品で前後編にする意味がない様に思うのは僕だけでは無いはず。
もっとそぎ落としてちょっと長くなっても良いので一本にまとめて欲しかったですね。
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