300 スリーハンドレッドのレビュー・感想・評価
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肉体美を誇るジェラルドバトラーの存在感
ジェラルドバトラー扮するスパルタ王レオニダスのところへペルシア人が使いとしてやって来て服従せよと言ったためレオニダスは使いを殺した。
肉体美を誇るジェラルドバトラーの存在感が見事だね。厳しき強き者でも意外に繊細な心を持っていたね。全体的に時代がかった演出で戦闘シーンの迫力が凄くて疲れる映画だったね。
自由の為?
アメリカの映画は、「自由」を必要以上に強調しすぎる。
自由、自由と連呼する度に、鬱陶しく感じるのは私だけだろうか。
国の為、家族の為、名誉の為、それなりに説得力があるのに、
自由の為?
当時のギリシャ人に、そんな漠然とした お題目のような思想がある?
「自由」の言葉は、アメリカのプロパガンダだろう。
ストーリーも陳腐。王妃は自分を賢いと思い込んでいる上に自信過剰で、
思慮が浅く、衝動的に刀を振り回すヒステリックな女。
敵役の政治家などは、王を狙う程のスパルタの屈強の男であるはずなのに、
女の一撃をかわせない程弱く、裏切りの証拠品を(わざわざ)持ち歩く愚か者。
と良い所なし。
映像も斬首のシーンが多い点を除いては、指輪物語で見たような映像ばかりで、
斬新さは無かった。
ボディビルダーのような肉体のことを、鍛えられた肉体だと思っている人には、
堪能できる映画だろう。
普通すぎる映画
スパルタとペルシャの戦争を描いた映画。
特にストーリーが展開するわけではなく、ただ勇ましく戦うだけ。
別に退屈でしょうがないわけではないが、なるほどと思うシーンもない。
まあ映像はそこそこだったかな。
精鋭300人を率いるレオニダス王が漢らしすぎる!
無彩色に近い色合いが印象的で、ギリシャ神話を思わせる古代ギリシャを描いた映像が美しかったです。
バンバン血が出るわ斬られるわしますが色合いが工夫されているせいかグロくなかったです。一応R15指定。
古代ギリシャのテルモピュライの戦いを描いており、そのあたりの世界史を予習しているとさらに理解しやすいかと思います。
ストーリーについてですが、100万とも言われる大軍勢に300人の精鋭で挑む姿がかっこよすぎるのと、隊員をその気にさせ、軍を率いていくレオニダス王に心動かされます。戦い抜き、死をも恐れない覚悟や信念の強さが伝わるのだと思います。精鋭の300人が一糸乱れぬ最強のチームを形成しているのです。映画の舞台はさすがに現代の感覚とはかけ離れていて、槍と盾を手に対面して殺し合うという極端な状況ではありますが、学べることはあるなと思いました。
そして、戦う漢(おとこ)がかっこいい!肉体美がすごすぎ。ストーリーも漢らしい映画です。
肉体美と闘志が心に響く
数万のペルシア軍に僅か300人で対抗する史実に基づいた映画。
歴史に疎いのでどこまでが史実でどこからがファンタジーなのかは判断がつかないけど、重々しくも壮大な叙事詩を観ているかのよう。
コントラストが強く、色褪せた画面からはどこか不思議な神秘的な雰囲気が漂っていて、ギリシア神話を想起させる画面作りが印象に残る。
更に、屈強な男たちの彫刻のような深く立体的な肉体が並んでいて、美しいと感じる。
戦争を取り扱った作品には避けられない血や身体欠損のシーンは多いが、スローモーションなどの演出によって現実感が薄く、
芸術性を感じられるので特に身体欠損シーンが苦手な私でも平気だった。
屈強な男がその矜持を示し、己の身体だけで使命に殉じる姿は素直にカッコイイと感じられる。
あの肉体を手に入れるためにどれだけのトレーニングと時間が必要なのだろうか…
マッチョの皆さんに拍手。
スパルタの男気!
とにかく漢(おとこ)らしい映画です。
刃牙で言ったら花山薫が好きなら見るべき。
言葉が少ないため、映像の臨場感で映画を見せてます。やはり実話ベースですのでそちらが良いのかと。
古代ギリシャのテルモピュライの前後の戦いを予習して見るのも良いかと思います。
仕事の基準とコミットの大切さを体感する映画です!
たった300人で、ペルシア帝国に立ち向かう様を描いた映画です。
ペルシア帝国のクセルクセスの使者を一蹴し、スパルタの誇りと家族や国の未来を守るために、戦い抜くことをコミットしているレオニダスの生き様には、震えるものがあります。
300人で挑むという噂を聞き、かけつけた武装した友人たちとのやりとりに痺れます。
レオニダス:「そこのお前、仕事は?」
友人:「鍛冶屋です」
・・・
同様のやり取りを何度か繰り返した後、レオニダスが300人の部下たちに質問します。
レオニダス:「スパルタ人よ!おまえたちの仕事は?」
部下たち:「WAR!(戦争!)、WAR!(戦争!)、WAR!(戦争!)」
レオニダス:「見たか?兵士は我々のほうが多い」
仕事の基準というものの大切さを実感します。
300人で挑んだ結果、ほぼ全滅します。
しかし、その生き様や想いを受け継いだ人が、さらに次の世代に引き継ぎ、結果、大きな軍隊を率いて、さらにペルシア帝国へ挑むというストーリーです。
コミットすることのパワフルさを学ぶことができます。
スパルタ兵士に見事に剣で斬られた相手の血飛沫の描写が何とも残酷、且つ劇画チック
ザック・スナイダー監督(バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生等)による2007年製作の米国映画。
原題300、配給ワーナー・ブラザース映画。
スパルタという都市国家の歴史に興味が有り、視聴。ただ、歴史ものというより、超バイオレンスのアクション映画であった。
舞台は紀元前480年、スパルタ王のレオニダスとペルシア帝国(アケメネス朝、指揮するのはクセルクセス1世)が闘ったテルモピュライの戦いを描く。
男子が7歳になると母親から引き剥がされ、徹底的に軍事訓練を受けさせられるというスパルタの教育を、映像で象徴的に描いていたのが印象的。降伏求めるペルシア使者を殺してしまうレオニダスも野蛮であるが、オドロオドロしいペルシア側人間の描写が相当に差別的で、驚かされた。イランに関する2002年ブッシュ大統領による悪の枢軸発言、2006年の制裁開始を受けて、安心して敵に出来る相手ということなのだろうか。
スパルタ軍兵士が上半身裸なのは驚かされたが、この闘いを描いた絵画を見ると史実?重そうな銅製らしい盾を用いて、剣は勿論弓からも守るスパルタ軍隊の強力な防御能力に感心させられる。剣で斬られた相手の血飛沫の描写が何とも残酷且つ劇画チックで、主ターゲットとする米国人男性の鬱憤の大きさの様なものを感じてしまった。
敵役ながら、ペルシャのクセルクセス1世を、装飾的な衣装と共に、世界を支配しようとする誇大妄想者の狂気じみた執念を体現したブラジルの俳優ロドリコ・サンドロには見せられた。
製作ジャンニ・ヌナリ マーク・キャントン、バーニー・ゴールドマン、ジェフリー・シルバー、製作総指揮デボラ・スナイダー、フランク・ミラー、クレイグ・J・フローレス、トーマス・タル、ウィリアム・フェイ、ベンジャミン・ウェイスブレン。
原作は米国フランク・ミラー(グラフィックノベル『300』)、リン・バーリー、脚本ザック・スナイダー、カート・ジョンスタッド(ネイビーシールズ等)、マイケル・B・ゴードン。撮影ラリー・フォン、美術ジェームズ・ビゼル、編集ウィリアム・ホイ、音楽タイラー・ベイツ。
出演はジェラルド・バトラー、レナ・ヘディ、ロドリゴ・サントロ、デビッド・ウェンハム、ドミニク・ウェスト、ビンセント・リーガン、マイケル・ファスベンダー。
スパルタと聞くと、戸塚ヨットスクールを思い出すのは・・・
故石原慎太郎氏が支援者の会会長を務めていた戸塚ヨットスクール。体罰や虐待によって生徒を死に至らしめた事件は20年の時を経ても未だに鮮明な記憶として残っている。軍人を育て上げるわけでもなく、ヨットの訓練を通して「健全な精神と肉体を作ること」を目的としていたという、考えると戸塚宏の頭の構造が異常だとしか思えない。その戸塚ヨットスクールといえばスパルタ教育。映画に登場するギリシアのスパルタはスパルタ教育の語源である。
映像も原作者であるフランク・ミラー独特のアニメにも似た色彩感覚。CGやスローモーションを多用した迫力ある戦闘シーンなど、注目すべきところは多い。腕やら足やら首やらが遠慮なく斬られ飛んでいったしまうし、全体的に血飛沫が凄いのです。観客は完全にスパルタ重装歩兵の目線になっているし、どうせ相手は侵略者だからと、ハラハラしながらも感情移入しながら観ていられる安心設計。存分に古代ギリシアの歴史体験をできるようになっていました。
100万の軍勢とも言われるペルシア軍を向かえ討つべく、道幅の狭いホット・ゲートで陣を構えるレオニダス王(ジェラルド・バトラー)率いるスパルタ軍。最初は先陣部隊を蹴散らし、死体の山を築きあげ、やがて恐怖の不死部隊と戦うことになる・・・とにかく次から次へと無尽蔵に兵士を補充してくるうえに、人間じゃないものまで襲い掛かってくるのです。サイやら巨大象やら巨人まで。『LOTR』でファラミア役だったデヴィッド・ウェンハムもいるんだから、矢でも鉄砲でもオークでもドラゴンでも出しやがれ!てな気持ちにもさせられます。
いくら史実だからとはいえ、戦争とは悲惨なものです。「自由と民主主義を守るため」などという言葉も聞かれますが、スパルタなんて軍国主義そのものの国(ポリス)だし、元々は征服民族のドーリア人。一生国家に尽くす選ばれた軍人といっても、労働をしない『猿の惑星』におけるゴリラみたいなものなのです。「美しく死ぬことが本望」だなんて言葉が出てくるのは自爆テロや特攻精神と一緒。玉砕しても、国に残された兵士たちの家族や国民がペルシア軍に何をされるか心配じゃないんでしょうか?と、映画では感じてしまいます・・・実際には、戦った場所のテルモピュライとスパルタは遠く離れていて、途中にはアテネもあるのですが、映画を観る限りではそこまでわかりません。
歴史スペクタクル映画は好きなので、ある程度は楽しめました。間道を敵に教える醜い男の存在もよかった。しかし、せっかく長老会や王妃を騙すセロンも賄賂をもらっていたという裏を描くのなら、もっとわかりやすくしてほしかったです。それに石原氏が好きそうな題材ばかりを詰め込んであることも気になってしょうがない・・・(当時、石原氏嫌いであったため、失礼)
【2007年6月映画館にて】
男達を魅せる演出が素晴らしく、とにかく格好良い。
ジェラルド・バトラー演じる、スパルタ王レオニダスの男の魅力を最大限に引き出し、300もの筋肉達が狂宴乱舞する様につい見惚れてしまう。
ストーリーはド直球の肉弾戦、剣と盾、そして槍。敵国のクセルクセス王との駆け引きも面白く、紀元前の古代ギリシア時代にもあった武士道精神と、勝ち目の無い戦いについ肩入れしてしまう日本人には堪らない設定。
何よりも素晴らしいのがカメラワークとCG、そして要所要所に挟まれるスローモーション。絶妙な距離感での定点カメラから敵を薙ぎ倒していくシーンは、興奮と臨場感を1つ上のステージへ上げてくれる。血飛沫もかなり出るのだが、芸術的な飛び散り方は寧ろ綺麗だと感じてしまう程。この辺の上手い見せ方は流石ザック・スナイダー監督。
300 vs 100万という戦いの結末は見えている筈だが、『もしかしたら…』を''期待''して観入ってしまう。その鑑賞者の''期待''は、300人のスパルタ人兵士達と同じく、レオニダスのカリスマ性に魅せられたからだと思う。頭を空っぽにして、筋肉と男臭さを楽しむ作品。オススメ。
ザクザク グサグサ スパスパ
タイトルどおり、けっこう斬ります。が色彩のトーンゆえか巧みなスローモーションゆえか、意外と痛々しい生々しさは感じませんでした。神話的な世界観を醸してるからかもしれませんね。個人的にはもうちょっとリアルな歴史ものに寄せてほしかった気もしますけどまあこれはこれで、という感じ。
ストーリーも新機軸とかはなく王道ですがテンポよく進んでいくためか退屈さは感じさせません。エンタメとして高度によくまとまっている良作と思います。
筋肉祭り
現代の人々の考えからすれば死を美徳とする生き方は
受け入れがたいものがあるとは思うが、このような時代の
考え方は確かにあったのだと思う。
実際ペルシャ軍は敵国に対し兵士は殺し女子供は奴隷と
いう状況で戦う以外に結局は道がなかったのではないかと
思えば王を中心とした300の兵士たちに共感こそできなくても
避けられない戦いだったのかと思った。
しかしこう言う時代の男たちの死に対する美徳は
時に国や家族に対する思いより大きくなったりして
死に対する自分に酔いしれている感がありその辺りは
まあ、気持ち悪い感じもある。
人によっては惨めでも、家族の為に生きるべきであると
考える人も多いのではないかな。
映像的にはかなりコミックアートを意識した作りになっており
どのシーンを切り取ってもひとつのアートとして完成しているもので
映像美に対しては並々ならぬこだわりを持っていた。
スローを多用しすぎるのがちょっとウザかったが
登場する男たちの彫刻の様な体型は美しかったな〜。
これがオールタイムベストなのか・・・
数万のペルシア王国軍の侵略に対抗するスパルタ軍300人の闘いを描く物語。
歴史書を参考に作られた戦記物です。「レッドクリフ」のような迫力ある戦闘シーンと歴史背景を知る目的で鑑賞。何れも期待外れでした。
映画は、勇敢なスパルタの人々と、その先陣に立ちカリスマ性を発揮するスパルタ王の格好良さを描きます。
そう「格好良さ」です。裏切りや策謀等のサイドストーリーもありますが、基本的には戦士たちの「格好良い」だけを映した映画です。
だから映画自体に刺さるものはありません。
期待していた戦闘シーンも全てCG合成。広大な海も、険しい崖も、スタジオの中。数万のペルシア軍もCGまるわかりでは迫力にも緊迫感に欠けてしまいます。まるで箱庭の中で闘っているかのようで。
また、誇張して描かれているスパルタ王に、私が魅力を感じないことも致命的。ペルシアの使者を惨殺し、応援に駆け付けた援軍を愚弄し、参陣を希望した愚者を追い返し・・・ゴメン。人間的に無理です。
戦記物の映画というよりは、ゲームの世界を見せられているようで、評価は極めて辛口です。
パワー全開
100万対300人、実話かフィクションか、わかりませんが映画としては最高でした。
男の子なら興奮する事、間違い無し。
今で言う朝倉未来の50対2の構図である。
2006年の映画でありながらパワーなら今の映画に負けてません。こう言うの今風に作ったらどうなんでしょう?当然、邦画なら茶番になるでしょうけど.....今の映画の技術があれば何でも出来るので後は監督次第で.....男の中の男、出て来いや❗️ハード好きな人、必見です。古い人は、まぁ。とっくに見てるとは思いますが、まだ見てない男達へ
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