劇場公開日 2007年6月9日

「自由の為?」300 スリーハンドレッド ビン棒さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0自由の為?

2024年3月27日
PCから投稿

アメリカの映画は、「自由」を必要以上に強調しすぎる。
自由、自由と連呼する度に、鬱陶しく感じるのは私だけだろうか。

国の為、家族の為、名誉の為、それなりに説得力があるのに、
自由の為?
当時のギリシャ人に、そんな漠然とした お題目のような思想がある?
「自由」の言葉は、アメリカのプロパガンダだろう。

ストーリーも陳腐。王妃は自分を賢いと思い込んでいる上に自信過剰で、
思慮が浅く、衝動的に刀を振り回すヒステリックな女。
敵役の政治家などは、王を狙う程のスパルタの屈強の男であるはずなのに、
女の一撃をかわせない程弱く、裏切りの証拠品を(わざわざ)持ち歩く愚か者。
と良い所なし。

映像も斬首のシーンが多い点を除いては、指輪物語で見たような映像ばかりで、
斬新さは無かった。

ボディビルダーのような肉体のことを、鍛えられた肉体だと思っている人には、
堪能できる映画だろう。

ビン棒