マイ・エレメントのレビュー・感想・評価
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最高。
ここ最近のディズニー、ピクサー作品ではピカイチ。
アートワークも素晴らしいし、物語も最高。
監督の経験や見て来た世界や社会を、
エレメントに例えたと言うのが大発明だと思いました。
キャラクターも嫌味なやつがいないし、
安心して見れるけどドキドキも出来る
とても良い映画でした。
観てればキャラクターに引き込まれて愛しいのだけど、
パッと見のビジュアルはあまりキャッチーじゃないのが
ヒットしなかった原因なのかな?と分析します。
とても勉強になる映画でした。
火も水も土も風も包む、大きな愛で!!
映像の美しさ、華やかさに目を奪われました。
一言で言えばファンタスティック‼️
イメージの洪水!!
パステルカラーの泡や風やエレメントの小人たち(?)
枝とか、炭(すみっ子)とか!
美しく作り込まれた街並み。
空中モノレールが走り、立体交差する高速道路などの近代的街並み。
ピクサー作品では「リメンバー・ミー」が大好きですが、
「マイ・エレメント」は作画も個性的で、映像はひときわ
飛び抜けた美しさを感じました。
火・水・土・風の4元素のうちの2つ、
火の女の子のエンバー、
そして水の男の子ウェイド。
2人の住む都市エレメントシティで、
2人が出会って、恋をして巣立つ、
そんな成長物語りです。
(もちろん差別問題もテーマ)
エレメントシティを支配するというか中心になるのは、
《水たち》
移民のような《火の家族=エンバー家》は、
立場がそれはそれは弱いのです。
《火の国》からはるばる船でエレメントシティに移り住んだ
エンバーのお母さんはその時身重でした。
エンバーがお腹にいたのです。
ファイア語を話す2人は、言葉も通じず、
お部屋を探すのもひと苦労。
そんなお父さんが20年後には立派な雑貨店を構える店主。
娘のエンバーに店を継がせて、
生活安定と娘の幸せをただただ願うのでした。
そんなある日、下水管の漏れ目から市役所検査係りの
ウェイドが現れたのです。
それが2人の運命の出会いです。
燃え盛る火の女の子エンバーは勝ち気で癇癪持ちで怒りっぽい。
良家のお坊ちゃんで、感激屋でプラス思考のウェイド。
広い心の持ち主です。
エンバーのどこが気に入ったのか不思議ですが、
燃え盛るブルーファイアを秘めたエンバーの情熱でしょうか?
(君の輝く炎が好きなんだ)
そうでございますか!!
オナラーズのゲームを観戦したり、
バイクでデートしたり、
やがてウェイド家にも招待されるエンバー。
感激症の家族は一言話すごとに涙が洪水のように溢れて、
《大泣きの泣き虫家族》です。
(けっこうコメディタッチ!!)
2人の恋、そしてもうひとつ大事なことは
《エンバーが内心はお父さんの店を実は継ぎたくない》
それを隠していたのです。
苦労して育ててくれた父親を悲しませたくない・・・
癇癪持ちでカッカカッカするけど心根は優しいんです。
それを見抜いてたのがウェイド。・
誰にでも愛される心の広い、水の流れのような男の子。
エレメントシティでは水漏れが大変な事態になっていて、
ウェイドは土嚢を積んで対処するんですが、その時、エンバーが
セメントを燃やしてガラスの堰(せき)を作る才能を発揮するのです。
水は一時的に堰き止められます。
そうなんです、
ウェイド家でも割れたグラスを炎で接着して、
見事に美しい花瓶に蘇らせたのです。
実は《エンバーの夢》
それは硝子工芸作家になること!
エレメントシティを洪水が襲います。
【この映画のハイライト!!】
バイクにまたがり避難を呼びかけ、
みんなを高台へ向かわせるエンバー。
でも大変!!
元火(元となる火)であるプルーファイア入りのランタンを
持ち出すのを忘れたのです。
大洪水の中、店に戻るエンバー。
水が押し寄せます。
《火は水で消されちゃう》
エンバーは今にも消えそう、です。
その時ウェンディがなんと鍵穴から救助に来るのです。
ところがお店の中は燃え盛る火事!!
今度はウェイドが熱で蒸発してしまいます。
《ウェイド》は死んじゃったの?消えちゃったよ!!》
ここからがドラマティックで少しコメディで、
(ちょっとご都合主義的!!・・・許せ!!)
ここで、とっておきの涙のチカラを借ります。
まだ店を守っていた両親とウェイドに、
思いっきり悲しいお話を語りかけるのです。
◎蝶々の羽が折れちゃたよ、飛べないんだよ。
◎死ぬ間際のお年寄りが、ひと夏の恋を思い出すんだよ!!
お父さんが、
◎土禁(出禁が正解)は取り消すぞ!!
お年寄りの80年間の恋物語に大泣きしたウェイドは、
お盆一杯の涙を溢れさせて、
☆☆☆見事に復活。
数ヶ月後、復興を遂げたエレメントシティを、
ガラス会社で勉強をするために旅立つエンバー。
もちろん傍にはウェイドも一緒です。
「火」と「水」
水と油のように相容れないと思われるものたちも、
分かり合える、
補いあえる、
そんな【大きな愛】を描いていました。
映像の美しさ可愛さ独創性、すべて素晴らしかったです。
Superflyのエンディング曲は、この映画の世界観を
余すことなく伝えてくれました。
さすがのピクサァ
ズートピアみたいに住んでるエリアがそれぞれあるのわくわくします!
エンバーが石の上ぴょんぴょんして
ウェイドがルイージみたいに水の上走るところの映像が綺麗すぎて好き。
あと、最後エンバーが振り返ってお父さんたちにハグしに走るのかとおもったら、あのお辞儀。
伏線回収ばっちりです。泣けました。
【この映画が好きな人におすすめ(かも)】
ズートピア
リメンバーミー
良くも悪くも、フードコートのような作品
「ディズニー」という概念を想像する時、人は何を想像するだろうか。
多様性?夢?自由?
色々あるし、昨今では上記を含むポリコレエンタメの代名詞として、ディスられがちなのが現状だと思う。
ただ本作が決定的に違うのは、その押し付け度合いだ。
テーマとしていかにもディズニーなものを含んではいるが、決してそれを押し付けてこない。何が大事かはキャラそれぞれが選択しており、どちらが悪い等の表現もない。
その中で、じんわり心情変化していく、穏やかなカタルシスが訪れる。説教じみてない絶妙な脚本に天晴。
ここ数年公開されてきた中で一番ユートピアに近い作品だと思う。
思想や文化が統率されていないのに、心地良い。
真に居心地のいいものとは、こういうものを言うんだと思う。
嘘くさくなく、過激な「ようこそ」のない真のディズニー理想郷に行きたい時、いつでもそこで待っていてくれる、まるでフードコートのような作品だった。
予告編どおり、期待を裏切らない作品
相変わらず様々なテーマを折り込みつつ、しかも説教臭くなく、エンタメ&感動作に落とし込むのが上手いな、ディズニーは。
本作でも「エレメント」の違いは、人種、宗教、国籍のメタファーだろう。
違う者同士の恋愛というか「わかり合う」ことの大切さをメインテーマにしつつ、サブテーマとして、
子供(女性)の(親の指示ではなく)「自己決定」、親子愛、(軽く)温暖化にも触れる。
てっきり、浸水の元凶というか「犯人」がいて、それを2人が協力して探す物語かと思った。
(ズートピアみたいだな)
でも違った。そうした場合、「犯人を捕まえて解決」という「わかり易さ」と引き換えに、テーマが薄くなってしまっただろう。
(浸水=温暖化、の意図もあるだろう。「犯人」がいると、温暖化が薄れちゃうし)
そうならず、あくまで2人の関係、親子関係に焦点を絞ったのは、なかなかの割り切りの良さ。
それにしても、ピクサー作品としては、今までになくラブストーリー色が強い作品でそれは意外だったな。キスシーンなんて過去無かったのでは?
あと、2人が手を合わせるシーンなんて、映画史に残る「ラブシーン」になると思う。
子供と一緒に映画館で観た。予告編ではそんなに期待してなかったのだけ...
子供と一緒に映画館で観た。予告編ではそんなに期待してなかったのだけど凄く良かった。ほとんどの登場人物が流体という狂ったような映像表現。世界観や人物設定も作り込まれていて、ストーリーは移民、異人種、貧富の差、親子関係、恋愛と成長など色んな要素が盛り込まれているが、子供でも理解できるシンプルなストーリーにまとまっていた。黄色くてモコモコな煙のバスケ選手が超かわいかった。続編があったらまた観たい。
意外に楽しめる
予告を見ただけで、ああ人種のるつぼ的な社会で他人種と恋をするんだろうな。それでいて水と火は火を水が消してしまうとかで、ロミジュリのように根本から結ばれることができない決まりなんだろう。美女と野獣的な、最初は恐怖とかもあるのかも。
なんて、想像がついてしまう。
しかしながら蓋を開けてみると、もちろんそういう面もあるが、移民二世としての親子の話にもなっている。
日本でも親ガチャと言われている時代に、悪い親ではないけれど必然的に子供の自由を縛ってしまっている親の描き方が上手い。
エブエブやレッサーパンダみたいに最近は移民の話が流行りなのかも。
そこの親子と比較して描かれる水の親子も面白い。裕福な暮らしの中から生まれる共感性の高い少年。
恋愛面でも映像が綺麗で見ていられる。
炎の色やガラスの表現。手を繋いだときの水の沸騰。浸水した駅の中の冒険のようなデートとその先の花。
話はシンプルながら十分面白い。
最近ダメダメなピクサーで久々のヒット
最近のピクサーは何を観てもダメでしたが、これはすごい良かった。
まず画の綺麗さにびっくりする。
ダムの水流なんて実写じゃん。
あと脚本の良さ。
久々に泣けた。
何を言おうとしてるのか。
人種とか?
散々予告を見たが、インサイドヘッドみたいなものかと映画館には行かなかった。が、大スクリーンで観ても良かったかも。ディズニープラスで観ても感動したから。
自分と重ね合わせてしまう
主人公のエンバーは火の女の子
小さい頃からの夢は、お父さんのお店を継ぐこと
ウェイドは、すでにな家族に囲まれた優しい水の男の子。
決して交わることのない水と火
疑いもしなかった、自分の夢
親の敷いたレールに、
何も疑いなく過ごしてきた自分を見ているようで、
すごく感情移入しすぎて泣いてしまった。
そんな私も今では、私はワタシ
と言うくらい、意識強め笑。
自分の人生は自分で決めて進んでいくって
こう言うことか。
そんなことを思った学生時代を思い出した。
人生一度きり、後悔なしと笑顔で駆け抜けたい
後悔に重点を置いた多角的視点で楽しい物語。
内容は、イマジネーションあふれるディズニーピクサーの『もしも…だったらの世界』をエレメント(4元素)で表現した世界の話。
印象的な台詞は『チャンスはそうは来ない。来た時に後悔しない事が大切だ!』色々な場面で語られる言葉には、込められた其々の物語や背景が見え其れでも選択は自分でするものだという思いが感じれました。『自分は何処まで行っても🔥なの!それは変えようが無い!』との主人公エンバーの台詞にも強い憤りと寂寥感が感じれ良かったです。
印象的な立場では、其々の要素が新たに移り住んできた順番が街作りに生かされた全景が面白かったです。そしてその街に住む💦や🔥の家庭に招かれ家族が同じ様な嫌悪感を微妙に表現する場面が感情的に分かるなぁっと印象に残りました。
印象的な情景は、街並みも素晴らしいエフェクトですが、🔥や💦の照り返しや光の透過技術の素晴らしさには映画館の大画面で観ても遜色ない素晴らしい緻密さで作品に対する真摯な姿勢を感じて、この作品に関わるクリエーターの自叙伝の様な熱い想いが伝わります。
パンフレットの出来も良く一番印象に残った言葉は、この物語は私達の国🇺🇸の縮図です。『私達の大多数は何処か別の場所からやって来ました。此処へ辿り着くまでに彼等の家族が経験したエモーショナル(感情的)な物語が沢山あるのです』そう感じてみると物凄く複雑な思いがある事を疑似体験します。
自分的には、エンバー🔥の父親が五体投地をする場面と父親🔥が娘の為に新天地へ旅立ちに際し命を賭けてまで守り抜いた土地を出て行こうとする祖父🔥の認めたくとも納得のいかない歯痒い気持ちをエンバー(娘)との別れで理解するシーンが好きです。其々の年代や世代に刺さる表現は流石です。。しかし未学生児童には難しすぎるかもと感じました。
表現が上手いと感じた映画
現代にもある問題を上手くエレメントの相性で表現しているが、その影響や描写に感心した映画でした。声優が俳優さんだったのですが、キャラにしっかりと声が乗っていて素晴らしかったですね。
マイ・エレメント
これぞ "心のデトックス" 。世代を問わず、どなたの心にも響いて何度も観たくなる感動作!!
「誰の人生にもある宝物のような出会いを描いた、ひとりでは気づけなかった自分の可能性(マイ・エレメント)に気づかせてくれる、1歩前に踏み出そうとしている人の背中をそっと押してくれるような、優しく勇気を持てる物語」
火と水という相反する2人が起こす奇跡の化学反応のシーンは、心が震えて涙が止まりません。
エレメントシティの色鮮やかな世界はとても美しくてワクワクさせてくれるし、音楽も良かった!3D映像で観ると尚素晴らしかったです。
ピーター・ソーン監督が自身の人生経験も踏まえたというのも興味深い。人種差別や移民問題、後継者問題などの全世界的社会問題も、子供も理解できるレベルでサラッと盛り込む手腕には脱帽する。構想から完成まで約7年。根底にある家族愛を描くシーンは、どの世代にも響く。
日本語吹き替え版の声優陣が素晴らしい!普段字幕派の方にも是非観ていただきたい。特に、水の青年ウェイド役の玉森裕太さんの声の演技が秀逸で、彼とは気づかないほどウェイドそのもの!冒頭の泣きのシーンから凄いの一言。
アーティストとしての音楽活動だけでなく俳優としても高い評価を得てきた、彼の長年の経験と役に向かうストイックな姿勢、オーディションを勝ち抜いた要因の一つ 内面の美しさが、心やさしく涙もろいウェイドとリンクしている。最高の彼氏!恋した!と大絶賛されているのも頷ける。声優2回目とは思えない完成度で才能が見つかって良かった!今後も期待したい。
家族や大切な人と何度も観たくなる。ディズニーピクサー映画の中でもNO.1の大好きな作品になりました。この夏出会えて本当に良かった。
是非ともこのキャストで続編も観てみたい!
日本語吹き替え版、まだまだロングヒット上映して、1人でも多くの方に観ていただきたい。
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何故これが日本で作れない?
見る前はどうせポリコレをメタファーにした説教臭い映画だろって思ってたけど、予想に反して面白い良作だった。確かに人種、貧富の差等のメッセージは内包しつつも説教臭い部分は無く、むしろ昨今のディズニーへのポリコレ批判を面白がるような印象を受けた。日本の3D作品とはまるで違う、非人間的なキャラを限りなく人間臭く見せる細かな描写が素晴らしい。同時上映のカールじいさんの短編もそうだが、四角いキューブ顔なのに人間のお爺さんをリアル過ぎるくらい表現していて、犬は本当に犬を観察しまくったのがうかがえるほどかわいい。エレメントキャラも漫画的な面白さを兼ね備えながら、庶民と富裕層の違いをビジュアル的に丁寧にリアルに表現していて、ラセター時代に宮崎駿から受け継がれた遺伝子を垣間見る事ができました。今の日本では予算かけてもこんな味のあるCGアニメは作れないでしょうね。ストーリーはどちらかというとラ・ラ・ランドをコミカルに子供も楽しめるようアニメ化した印象。良くも悪くもアメリカ映画のテンプレ。個人的にはカーズ、リメンバー・ミー、カールじいさん、トイ・ストーリーの次かな。
子どもと観たけど
子ども(5歳)には少し難しいようだった。小学生以上だと分かるかな?中学生くらいの方がいいのかな?映像は綺麗。
火が冷遇される街の構造自体を変えるという話にはならず、水がこないよう塞ぐけど応急処置・・船が来るたびに押し寄せる波が不気味。
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