ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
全428件中、141~160件目を表示
悲劇が消化不良?
1961年に映画化されて誰もが知る「ウエストサイド物語」。(自身は古い映画だと割り切って見ていないが)なるほど、これだけ強いテーマなら当時の人々の共感や絶賛を得るのは分かる気がする。時代性はあるものの、テーマ自体はいつの時代も共通するものがあるから、今見てもとても新鮮に伝わる。巨匠のこの作品への愛着も強く感じる。エネルギーの有り余った若い連中の対立と恋愛物語に過ぎないが、背景には現代にも通じる奥深い問題が潜んでいてとても興味深い。しかし「真実の愛は敵対関係を乗り越える事ができるのか」というロミオとジュリエット的な関心は解決されたとは言い難い。悲劇が起こってしまった後で、自分たちの愚かしさを悟ることにより「昇華」が起こり、感動を呼ぶのではないか。ラストシーンは、悲劇のやりっ放しで後味が悪いと思うのだがその辺はどう考えているのだろうか。(原作通りなら文句を言ってもしょうがないが)
いずれにしろ、躍動感あふれるストリートダンスやタイミングよく心をつかむ名曲の数々を堪能できただけでも単純に見てよかったと思う作品でした。
。
ダンス、ミュージカルのシーンはすっごい好きよ。
けれども肝心の内容がなんだか肌に合わないというか、、、
こう言う時代もあったんだなとは分かるけども余りにもみんな頭が硬すぎていまいち感情移入が出来なかった。
あそこでやり返しちゃだめだろトニー!!!
リタにsomewhereを歌わせるために
凄い映画をみた。
特に役者が歌い出す時に、よいしょってところがない。
実に自然でなめらか。
そのなかでも時に前回版と歌の配置が異なるところに、意識がいったのだが、リタが歌うsomewhereは、涙無しには見れない。
ここにいるしかないのだ。
だからこそ、ここでなのだ。
ベルナルドはジョージ・チャキリスの方が良かったかも❤️
「Tonight」「Maria」「Mambo」「I Feel Pretty」「America」次々と繰り出される永遠の名曲の数々😍40数年前、中学生の頃、リバイバルで観て大感動した時の気持ちが蘇りました〜❗️
でも、ベルナルドはやっぱジョージ・チャキリスの方が良かったな〜❤️
いまいち
個人的にはいまいちだったなぁ
人で別れるかな
好きって言う人も周りにはいるから
ミュージカルが苦手だからかもしれないが
良いシーンが白けてしまうところがある
主役に魅了が全く感じなかった
むしろお兄ちゃんの彼女の方がよっぽど良い味だしてた
ラストもなんかモヤモヤ
ロミオとジュリエットだから悲恋なのは分かってだけどなんか後味悪い
昔のあの時代だから良かった作品なのかも
懐かしさと新しさ
1961年版は昔一度くらいは観たと思うけど、その頃はミュージカルにまだ抵抗があってそれほど感動はなかった気がする。
でも、今作であらためて観ると、あ、このシーン観たことある、この曲聞いたことある、このダンスあったあったと記憶が甦ってきました。スピルバーグ監督が最新の映像技術で1950年代ニューヨークのウエストサイドを描き、最新の音響効果で迫力あるミュージカルシーンを届けてくれました。ダンスや歌に移行していくシチュエーションも自然で違和感なく観る事ができました。一部ここで歌う?ってシーンもあったけど笑
たぶん自分にミュージカルの耐性ができたのかな?ディズニー映画のおかげかも。
ラストはわかっていても泣けましたねー。ヒロイン力入ってました。
音楽はやっぱりジョン・ウィリアムズが関わってましたね。
それにしてもアンセル君走り方ダサいよ汗
ミュージカル◎❗ラスト……❌❗ネタバレあり。
旧作が好きすぎて何度も繰り返し見てきて……今回、スピルバーグ監督がリメイクしたこともあり、期待値が高かったかな。
旧作を思い出させる始まり方や、ストーリー構成、迫力のあるミュージカルシーン……これらは期待通りの素晴らしい出来でした❗
まあ…時代でしょうね。当時よりも人種差別の描かれ方はソフトになっていたことは理解できますが。
カメラワークも素晴らしかったですね❗
このあと……ネタバレですので、読みたい方だけ読んでくださいね。
ラストですよ❗❗
私が思う、ウエストサイドストーリーの核は、ラストシーンのマリアの言葉にあると思ってます。人間の憎しみが悲劇を生むんだっていう………そこが、本作からは抜け落ちてしまいました……。そのためにラストシーンがなんと物足りないものになってしまったことか……。もうね、ぜひ見てほしい❗オリジナルを❗ただのミュージカルではないことを、ただの悲しいラブストーリーではないことを知って欲しいです🥺
あと………ベルナルドのキャスティング……ダンスはめちゃ上手かったけど……ジョージチャキリスが素敵すぎましたかね😂比べちゃいけないか〜。
歌と踊りのパワーを実感!
空き時間を利用しての鑑賞で予備知識ほぼゼロでしたが、とにかく聞き覚えのあるメロディーが連発されるので口ずさみながら楽しく観ることができました。
そして演者たちが繰り広げる圧巻の踊り!
音楽や踊りは心をワクワクさせてくれるものだと改めて思いました。
当時の時代背景を認識させてもらいながら往年のアメ車の勢ぞろいも満足度を上げる要因になりました。
それにしてもアンセル・エルゴート、ベイビードライバーの時には細くて身長もそれ程ないのかななんて勝手に思い込んでいましたが、いやいやなんのなんの!見事なガタイでした。
お殿の俳優としてステップアップする代表作になるのでしょうね。
自分のことなら悲劇、他人のことなら喜劇
ダンスと音楽は心地よかった。
ミュージカル映画は踊り出すと途端に喜劇に見えてしまうが、
それはそれで楽しんでおきたい。
どちらにせよこの話、何が正しいとかダメだとかのメッセージ性は無いように思う。
「昔こんな話があったんだ」と知り合いを通して語り継がれ、
やがて自分の耳にも届いたかのような、そんなお話。
感情移入の着地点は抑えてから見た方がいいかもしれない。
感じたことは、
いざこざによって二人の死者が出て、ヒロインの心も死んでしまったが、
そこで何もかも終わったわけではなく、
街は解体され、残された人間は受け入れて生きるしかない現実に戻る。
そこは物語を通して何も変わらなかったんだなと。
何をやっても変わらないから何かにエネルギーをぶつける彼らに寄り添うも良し、
何も変わらないのに何やってんだこいつらと彼らを軽蔑するも良しである。
登場人物たちの間でも、鑑賞者たちの間でも、理解の方向が異なることは不思議ではない。
ただ現実、毎日同じような生活ばかりで現状を変えられないと嘆き、
酒か女か暴力かで消化しているとしたら、
それこそジェット団が置かれた環境と同じなのでは。
自分がいつのまにか、そんな変えられないループに落ちていないことを願う。
こんなことかすり傷だと言って死ねるほど、この世にはまだまだ未練があるのだから。
ミュージカルは見応えあり。でも、ストーリーが…
ミュージカルの最高傑作ともいわれる本作のリメイクをスピルバーグが担当したということで観に行きました。
結論から言うとストーリーがいまいち。
映像も音響もミュージカルもキャストも非常に素晴らしく見応えがあったのですが、いかんせんストーリー自体が極めて単純明快で中身が薄い。要はヤンキーの縄張り争いがもつれて、殺意はなかったのに偶発的に人が死んでしまってさあ大変!みたいな内容。
その中に人種を超えた愛やアメリカ社会の根深い人種差別、不遇な家庭に生まれた若者の行き場のなさなど、大きなテーマも含まれてはいるのですが、それにしてもちょっと内容が薄いなあと。個人的にヤンキーの縄張り争い的なストーリーがどうもくだらなくて苦手っていうのもあるんですが。
本作は原作も含め初見なのですが、こんな感じで物語が進むんだろうなというのが全部読めてしまって『ああ、やっぱりそうくるよね』って感じが続いて途中から眠くなってしまいました。
でも、音響、映像、ミュージカルは本当に素晴らしかったです。
これを2千円で観れる事は奇跡なのかも⁈
予告で散々、煽られて(ドチャクソ面白そうな予告で)大変楽しみにしていたので観てきました!!
単純に凄いです。これ映画の金額で観て良いのかと思っちゃいました笑 まず、踊りがエグいです!個人的にはプエルトリコ女性チームのダンス(あの靴であのキレ)とjetsの警察署のダンス(少し深いです+ユーモアよ)が良かったです。
後は、マリアの歌唱力よ…笑 女優さんでは無く本作初出演のインフルエンサーと知ってビックリ‼️
トムも何処かで見た事あるなーと上映中気になっていたら、まさかのベイビードライバーの子だったという!すんごい大人の男性になってました( ^ω^ )
ファッションもとても興味深く楽しめました!スタイルモンスターの方達のジーパンの似合う事よ❗️
原作がミュージカルなので、そこは留意して観て下さい!!(時間の制約もありますし、ストーリー性なども)
個人的には、字幕翻訳が少しだけ(ほんの)不満です。恐らく差別的な言葉など、昨今の雰囲気で丸くしてるのかなーと思いました。
ミュージカル系の作品にアレルギーの無い方は是非観に行って下さい、映画館でダンスシーンの迫力を!!
不寛容による悲劇の連鎖
未鑑賞の名作をスピルバーグ監督がリメイクしてくれたのでこの機会に劇場へ。
移民や人種の問題をほぼ経験していない日本人がどこまで作品の本質に触れ感情移入出来るのか…?なぜ争わなければならないのか、殺しあわなければならないのか?それともラブストーリーと割り切って楽しむ?
個人的にはトニーとマリアが出会ってからの時間が浅いにも関わらず、お互いを愛する気持ちが強すぎて、その部分でも感情移入し辛かったです。
不寛容による悲劇の連鎖。
想像を超える悲しい結末でした。
ひとめぼれから始まる恋愛映画はミュージカルが良く似合う。
前・後半は別映画と考えた方が良い。
前半は ★無限大! しかし後半が。。。
画像の色彩感(色合い)がとても良い 細かな造作もいい 音楽・音響もいい
唄も前作よりもうまくて、素晴らしい。
登場する車もみな、前作よりもいい雰囲気だ。
前作は演劇のような固定カメラが多かったが、今回はカメラワークが素晴らしい。
特に第1カットの入り方
前作は地理的な説明だったが、今回は時代背景だ。
カメラが来ると、人物がはじめて動き出すやり方は、あまり好きではないが
昔:フィルムでは不可能だった長回しを、現代技術:デジタル撮影ならではに魅せてくれたのは、リメイクならではの好手法。
逆光やスポットライト等の少し誇張した光源を使った表現方法は舞台劇のようでもあり、素晴らしく、
多くのシーンでは"光と影"が上手く取り入れられ、どこも素晴らしい構図に成っていた。
今回は前作で印象的だった"足を上げて踊るシーン"と"指パッチン"がないのが残念。前作の代表シーンをあえて入れなかったのは監督の配慮だろう。
組みダンスが前作より少し地味になったが、それでも前作同様"完璧に揃っていない"のが逆にアメリカぽくて良い。
赤い服が好きなヒロイン:マリアは、愛しい人:トニーと出会ってからは
仕事でもプライベートでも彼と同じ青色の服を迷わず着るところがニクイ演出表現。
今回はトニーが"むしょ帰り"これは何を意味しているのか? 監督に聞いてみたい。
プエルトリコ人の話す言葉が【 】を使った日本語字幕がでていたが、その下に英語訳がでていない!
スペイン語の英語字幕が入らないのは米国版でもそうなのか? 確かめたい。
快調な前半に反して、後半にかけて「ロミオとジュリエット(シェイクスピア)」色が濃くなり
救いがない、中途半端な社会派悲劇"映画に成ってしまった。
前作は前作時の時代背景として、くそれで良かったが、
2021年にリメイクした時、同じ内容では意味がない。
今は今の"結び"を用意して、はじめて この映画をリメイクした価値がでる。
この映画は、前作の「ウエスト・サイト物語」と見比べてみるといい
細かいところと登場人物が違うが、内容も映画の質も同じである事に気づいてしまうだろう。
しかし両作とも超1級作品であることには間違いない。
素晴らしかったです
オリジナルは未見です。物語にも興味がなくアンセル・エルゴートが見たかっただけなのですが、素晴らしい映画でした。音楽、歌、映像、ダンス最高。ただそれは当然かなという気持ちがあります(スピルバーグだし、お金かけてるし)。それよりも争いの無意味さと虚しさが丁寧に描写されていていいなと思います。
二つのギャングのシマは開発予定で、すでに立ち退きや取り壊しが始まっています。こんな場所を取り合ったって意味はありません。なのに男たちは無理やり勝敗をつけようとします。確かに対立するグループを集めたパーティーの企画者も無神経ですよ。ですが女たちは「今、このとき、愛する人との楽しい時間」を望んでいるのです。しかも生バンドですよ?トイレにこもって殺し合いの話をしてる場合じゃないよ。この映画に出てくる男たちはそろいもそろって野暮天です。
シャークスは暖色系、ジェッツは寒色系の衣装なのですが、それが無かったら群舞の時なんかは見分けがつかないですね。もちろん顔立ちを見ればわかりますけど…。遠くから見るとダンスが好きな同じ人間にしか見えません。それで消えゆく街の支配権を争うのが非常に空しく感じました。「貧困とか機能不全家族のせいで不良になっちゃいました!それって僕たちのせいですか?」という感じの歌のシーンがありましたが、抗争することでしか鬱屈から抜け出せないのでしょうか。華やかな画面の割にいろいろ考えさせられました。
トニー(アンセル・エルゴート)は最高にかっこよかったです。特に「マリア」のシーンが好きです。
60年前の「ウエストサイド物語」は悲劇的な話なら見たくないな~と思って敬遠していたのですが、これを機に見てみたいと思います。
映画としては素晴らしいのだけど。
良い音響を望んで、普段ほぼ使わないIMAXにて鑑賞。
流石のスピルバーグで隙が無く没入感が心地よく映画体験としては良かった。
名作なのに1961年版は見ていなかった。
ウエストサイドストーリーは名曲が多く、良く知る曲も聴いてて心弾む。
ただ、ポーリッシュ系がプエルトリコ系に対して、移民が、、と良く言っていたけどオマエも移民だろ、、
というか、アメリカ人って誰よ。
偉そうにしてるフランス系もイギリス系も自国で住んでられないから移り住んできただけだろ、、
皆んなネイティブアメリカンにひれ伏しろ。
とか考えてイライラしながら見てました。
底辺争いで自ら窮地に立つとか、アメリカンシチズンって本当馬鹿ばっか。
アメリカに住んでいた時の嫌な思い出が思い出させれて、、感動も薄れました。
映画に対する評価ではないけれど、、
人殺しをしても尚、イノセントな雰囲気漂うトニー役のアンセル・エルゴートの甘いマスクが眼福でした。
ただの古典リメイクなんかじゃないよぉ〜☝️
巨匠スピルバーグが全身全霊を注ぎ作り上げた偉大なる作品のリメイク版を
私ごときが語るなど何様!?😁
冒頭、舞台となる廃墟化しガラクタだらけの50年代の市街地を見た瞬間!
子供の頃、旧作を初めてテレビで観た時とは違うデッカい期待感とワクワク感が湧いてきました
物語全てが「語られてる」圧巻の音楽=ダンス
にはもぉ〜唸るのみ👏
『蒼く深い切なさ』を大人心にドスン!と刻み込まれた今作を
全身全霊で楽しませていただきました
素晴らしき時間をありがとうございました😊
スピルバーグも凡作を作ることはある
チンピラのクズ同士が争っているように見える映画だ。そして実際にその通りである。クズのクズたる所以は、自分で考えないことにある。その上、無意味に高いプライドがある。だから反省がなく、うまくいかないのは全部他人のせいだという思考回路になる。
本作品は、クズたちが、社会に蔓延している民族その他の対立という固定的なパラダイムに乗じて、仲間内での地位向上や鬱憤ばらしをする物語で、その精神性は暴走族となんら変わらない。
ナタリー・ウッドが主演した作品が上映された1961年当時は、多くの問題をロミオとジュリエットに似せたストーリーでミュージカル映画にしたことで高い評価を得られたが、それは当時のアメリカ社会の問題意識があまり進んでいなかったためだと思う。だから作品が問題を明示したことの衝撃は大きかった。当時の人々は暴力に対する耐性があり、銃に対する馴染みがなかったことも、作品が受け入れられた下地となっていた。
映画には旬があるものとそうでないものがある。言い方を変えれば、時代が移ると色褪せるものと色褪せないものがある。いまは価値観が相対化されたり、新しい価値観が創造されたりする時代である。普遍的な問題に深く斬り込んだ作品だけが100年後も生き残る。残念ながら本作品は生き残る作品でも、旬の作品でもなかったようだ。
主演の女の子の歌は抜群に上手い。バーンスタインの音楽はいま聞いても新鮮である。しかしそれ以外はひたすら退屈であった。天下のスピルバーグといえども、凡作を作ることはあるのだ。
初スピルバーグ作品
この物語が往年の名作だったことも最近知ったので内容も初めて見た。白人とプエルトリコ人の軋轢を描く悲劇なのだろうか。マリアとトニーはロミオとジュリエットをオマージュしているのかな。スピルバーグ監督の作品を初めて見たけれど、映像や音楽の魅せ方も良くて序盤はノリノリな気分になれた。ただそれだけに終盤の落ち込み具合、どんなに愛し合っても報われない切なさがいっそうに感じられた。トニーの親友であるリフがマリアの実兄に刺殺されるところからトニーの育ての親であるバレンティナが安寧を願うシーンまでが特に骨身に染みた。普段洋画を見ないので物語のテーマは勿論のこと、色々とスケールが大きくてこれがアカデミー賞候補なのかと実感した。
全428件中、141~160件目を表示