ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
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これは、登場人物全員がこんなに短絡的な映画なの...?
平成生まれゆとり世代、有名な映画だしと教養のために見たがいまいち入り込めなかった。
これは時代の違いなのか文化の違いなのか...?あれれ
・プエルトリコ兄
最初の方の歌でアメリカは公害が~って文句の歌歌ってて、アメリカでボクサーで金稼げてるなら母国帰っても生きて行けそうだし、帰っちゃえばいいじゃんと思ったところからスタート。
アメリカ人への僻みすごくない?そんな同い年くらいのアメリカ人青年にその僻みや怒りをぶつけても、何の解決にもならないよなぁと。
あと、自分がアメリカ人嫌いだからって、妹にアメリカ人とダンスすらするなって強烈なアメリカ人ヘイトを強制する理由が分からん。
兄弟といっても別人格だし、強制できる思ってるのがすごいなと。
・マリア
2グループの決闘止めさせてってトニーに地下鉄で依頼、教会?でやっぱ行くのやめてって言うけど、トニーは感化されてやっぱ行くって言ってたとき、
何お前だけ安全地帯でぬくぬく待ってる(働いてる)だけなんだよってなった。
1日くらい仕事休んでお前も行け!
あとトニーの自首を止めてたけど、それって本当の愛なの?
いわゆる本当の愛って、出所するまで待ってるわ的なやつじゃないの?
愛って言葉に酔ってるだけにしか思えなかった。
・トニー
プエルトリコ兄を素手で殴ってる時は我に帰ったのに、リフが刺された時、まじ脊髄反射。
あんな偉そうに、捕まったとき自分を見つめたとか言ってたけど、お前も結局変われないやつなのかと。
そんな自分に落ち込むどころか、その足でマリアに会いに行くし、口だけで本能しかないのね。
結局自首も辞めるしね。本当にマリアと逃げ出して幸せになれると思ったんだろうか。
もし万が一マリアと結婚して子供が生まれたら、子供の父親は自首してない殺人犯ですが、それで上手く行くの?
・プエルトリコ兄の恋人(黒人)
やっぱね先に手を出したほうがダメなんすよ。
先にナイフで刺したのはプエルトリコ兄なのに、よくそれを全部棚に上げて、トニーやマリアに対して全力で怒れるなあと。
あとジェット団が隠れてた薬局?でレイプされそうになったのは確かに100%可哀想だけど、
伝言はマリアから預かっていることなので、マリアへの義理を果たすために、伝言は正しくあのおばあちゃんに伝えるべき。
おばあちゃんに嘘の伝言を言った理由として、ジェット団のレイプ未遂をあげるのはお門違いすぎる。
・プエルトリコ人とオタク元彼
いやだからね、やっぱね先に手を出したほうがダメなんすよ。(2回目)
プエルトリコ兄が(事故だったとしても)先に刺したの、覚えてますか?と。
オタク元彼に関しては「大事な親友の仕返し」っていう大義名分で「マリアを取られた、自分は選ばれなかった」っていう嫉妬を晴らしたのがまじダサすぎて信じられない。
突然の襲撃、しかも後ろから、さらには銃っていう、とことんダサい奴だった。
リメイクでもアニータが凄い!
正直劇場に観に行かなくてもいいかなと思っていたが口コミによる評価の高さに流され遅ればせながら鑑賞。
本作のリメイクはまさにスピルバーグにしかできないって思うほどの出来ばえでさすがだった。オープニングのカメラワークからお馴染みのスピルバーグ節が炸裂しワクワクが止まらない感じでスタート。中盤はやや中だるみ感はあったものの迫力のダンスシーンにこれまた圧倒される。そして気になるオチをスピルバーグはどう締めくくるのか。その決着の付け方はもう見事だとしか言いようがない。
リメイク映画はたいていのものはオリジナルを超えられずにいる。しかし本作はオリジナルの良さを最大限に継承しつつ、今の時代に合うようにリアルに表現し、それでいてオリジナルよりもエモーショナルな仕上がりになっており、かなりレベルの高いリメイク版になっていたのではと思った。
また画面の中の世界が今の映画とは思えない、まさに60年代の映画を観ているかのような錯覚におちいる絵作りには圧倒されっぱなしで特に瓦礫が散乱している街並みの描かれ方は本当に素晴らしい。
もはやオリジナルとどっちがいいかなんて考えるのがくだらなくなるほどだ。
他の監督が撮っていたらここまでのものが出来ていただろうか。きっと名作のクオリティに押し潰されていたにちがいないと思う。しかしスピルバーグはそのハードルの高さをものともせず、自分らしいスピルバーグバージョンを見事に世に放った。
オリジナル版と共に再びこの名作に触れる機会を与えてくれた事にも感謝したい。
そして劇中を流れる数々の楽曲が改めて素晴らしいなと痛感した。
劇場の大画面と大音響で鑑賞しておいてよかった一本だった。
スピルバーグの危機感を見る
前作は91年梅田OSのシネラマ最終上映で衝撃の初体験。原作ミュージカルはロビンス振り付けで3回観た。「シンフォニック・ダンス」は演奏機会に恵まれて、フルスコアも買った。という視点でのレビューです。
極論すれば、前作は『ミュージカル映画』、今回のリメイクは『スピルバーグが映画でミュージカルを表現した作品』という印象。冒頭でリンカーンセンター取り壊し中=前作のことはいったん忘れてください、と観客に求めているから、努めてそうするのですが、前作(と違っていると分かることが)前提の演出が随所に出てくるので、ちょっと戸惑った。
物語の大筋は、前作を踏襲しているけど、その描き方は大きく異なる。特に、登場場面が前作と異なる楽曲が多いので、その違いを楽しむのは一興。言い換えると、前作と同じ場面で流れる楽曲は、まさに作品のスタンダードなのでしょう。
個人的には「One hand, One heart」の歌詞変更と、大詰めでマリア(とトニー)が歌うナンバーの入れ替えに、大きな違和感があった。原作での 「Only death→Even death」の流れの方が、歌詞に込められた二人の決意の強さが際立つし、「Somewhere」は最後に歌われることで、初めて音楽的寓意が成就する。こうした部分を変更すると、作品のもう一つの主役である音楽の意味が大きく損なわれてしまう。
それでも製作陣は、これらの変更を大胆に導入した。さらに移民間の対立をより強く打ち出すなど、全体として味付けを濃くしたと感じる。
それはたぶん、「ここまで簡明にしないと、今の観客には伝わらない」というスピルバーグの強烈な危機感があったのだと思う。特に、アメリカを覆い尽くす分断主義者の人々には、ここまで簡明にしても彼の伝えたいことは響かないように思える。それでも彼は、手を取り合おうと訴えずにはいられなかった。その危機感が今回の作品の影の主役だと思う。
映像は流石の美しさで見惚れてしまう。だけど、前作の「ミュージカルの舞台です」という描写も捨て難く、甲乙つけ難い。個人的には「Mambo」と「America」は断然前作が好みですが、「I Feel pritty」は今作が上手い。そしてなんといってもモレノが歌う「Somewhere」の素晴らしさ。ここは、ミュージカル→前作→本作と全て歌い手が異なるのですが、本作での舞台設定変更がもっとも効果的に働いたのが、この曲だと思う。私はここで泣きました。客席のあちこちでもすすり泣きの声がした。
モレノの好演は当然として、マリア役は大熱演。トニー役はもう少し運命に振り回される感覚があってもよかったか。また、本作で一気に重要度が増したチノ役が、いい演技で期待に応えていると思う。チノの描写の深化は、ドクのドラッグストアの仕掛けと並んで、本作の大きな見どころでしょう。
81年にミュージカル全曲をレコーディングした際、作曲者のバーンスタインは
「この作品が描いたテーマがいまだに時代遅れになっていない、ということが悲しい」
という趣旨の発言をしている。それはそのまま21世紀の今に当てはまるように思える。スピルバーグの危機感の源は、たぶんここにあるんじゃなかろうか。
物語という都合
決闘に入る辺りまでは気持ち良く観てられました。その後は「あぁそっか。コレが好きじゃなかったのか…」な展開のオンパレード。何もコレはリメイクが悪いわけではないので何とも、ですけどね(苦笑)。
懐かし過ぎて思い出せなかったけれども、「ストリート・オブ・ファイヤー(ミュージカルではないが)」の方が好きだった理由は何となく浮かび上がってスッキリしました。微妙に、気軽にはオススメ出来ない気がするのは僕だけなのだろうか…?
ダンスパーティーは最高だった♪
歌とダンスにしびれる
"愛"に生きようとしたのに、最後悲しい結末。
時々、効果的な影が写真を見てるようだった。
トニー役のアンセル・エルゴート、
「ベイビードライバー」も良かったけど、このトニー役もかっこ良かったな!
名作
旧作も大好きで、一度名画座で見たことがあります。
スピルバーグがリメイクという事で見てきました。
少し変えてあるところはあるものの、旧作のイメージを変えずにわかりやすくなった気がしました。
ダンスシーンが圧巻、映像もさることながら、ダンスの技術も向上したのでしょう。
マリアとトニーの純愛
警察に出頭していれば…と思い…
ストーリーはわかっていても悲恋
最後は涙しました。
旧作のファンも納得できる愛情を感じるリメイク作品でした。
・・・
1961年のオリジナル版を子供のころから何度も観ていて、数年前にブロードウェイ・ミュージカルの来日公演を観て、改めて作品の素晴らしさを実感していたので、今作もとても楽しみにしていました。
故に、正直がっかり。歌、ダンス、映像は素晴らしかったですが、脚本?構成?が頂けなかった。
なくてもいいかな?と思うような追加シーンも多く、決闘シーンも長いし、決闘前に『cool』があってその後にマリアの職場でのシーンが入って…と話の流れも変わっていて、オリジナルが染みついている身としては後半部分は話に入り込めませんでした。特に『cool』はリフを失ったジェッツ団の悲壮感が好きだったので、なぜ決闘前のトニーとのシーンで歌われたのかがよくわからなかった。アニータが伝言を伝えに行くシーンも描写が生々しくて余計に辛かった。
やっぱりオリジナル版が好きだなぁ。
まずは相手を好きになる。ここからスタートですね。
みんな愛するために生まれてきたんですもんね。働くのもゴハンを食べるのも、映画を観るのも全部愛なんですね。トニーはマリアを通して生きる意味をみつけたんですね。
大スクリーンで観てよかった! 考えてみたら旧作はDVDでしか観てなかった。
スピルバーグはどうしても21世紀版「ウエスト・サイド・ストーリー」をアーカイブしておきたかったのだと思う。極めてオーソドックスな新作として。プエルトリコ人にはちゃんとラティーナをキャスティングして。
冒頭から50年代のニューヨークを再現した空撮映像に惹きつけられた。どこまでがCGなのかわからないけど、モノクロフィルムに無理に天然色をつけたみたいなノスタルジックな色味も効果的と感じた。ダンスシーンを舐めていく低い位置からのカメラワークにも心躍った。
もちろん、「こ、ここで歌うんですか〜??」みたいな、ミュージカルならではのツッコミどころは多々あるのだけど、それはそれ、そういうルールの下で製作されたジャンルなのだ。
しかし女性の皆さん、よくあんなヒール履いてストリートで踊れますね。見ててヒヤヒヤした。
今日感じた教訓。「ピストル(核兵器)は殺し合い喧嘩(戦争)の抑止力にはなりません!」。本作の源である「ロミオとジュリエット」を残したシェイクスピアの洞察力はすごいなあ。現実的にはウクライナが心配である。
歌とダンスは良かった
元々ミュージカルは苦手なんですが、それは踏まえてタイトルしか知らなかったので、これはきっと知ってたほうがいいんだろうな、と思ってストーリーは知らずに見てみました。
現代版のロミジュリって感じなんですね。
話が分かるたびに歌が入るので話の腰を折られる感じがもったいないなぁと思いつつ、いや途中に何度も歌が入るのがミュージカルなんだから、とそこは気持ちを抑えながら最後まで見ました。
最初にトニーとマリアが待ちあわせ時間と場所を決める前に歌いだしたので、「お願い明日の約束ちゃんと決めて〜」と思ってたら歌の後で時間と場所をちゃんとセリフで言ってくれたので良かったです。
移民問題、きっと根深いからモチーフになったんだろうなぁ、と思いました。
マリアの歌声は綺麗だし、各ダンサー達のキレッキレの動きは流石だなと思いました。せっかく両想いなのに結果は悲恋になる脚本は切なかったです。。
名作のリメイクとして相応しい力作であると言い切れる
往年の名作「ウエストサイド・ストーリー」を、なぜ今、スピルバーグがリメイクするのか。
当時不可能だったことを現代の技術で再現するのか?あるいはデカプリオの「ロメをとジュリエット」のような現代版にリメイクするのか興味があった。
結論としては、当時の雰囲気を残しつつ現代の役者によるリビルドであった。
主役といえる音楽もあえてレナードバーンスタインのスコアを尊重しつつ、音楽監督と指揮者によるスコアの精査が効いている感じがして、非常にスピード感とクリアさが際立っていた。
また、ダンスはジャスティンベックの切れ味のいい振り付けが現代的で見応えがある。特にクールを担当するジェッツのダンスは最高だった。
ストーリーはあえて繰り返すまでもないが、「ロメオとジュリエット」である。
それを知っていれば、トニーとマリアは出会った日に恋に落ち、バルコニーのシーンがあり、翌日に教会で結婚し、その夜に決闘があり、悲劇が起きる。とまあたった二日間の話である。
様式としてミュージカルであり、歌とダンスとストーリーが融合されているので、単なる映画としてみるとなんでここで歌うの?ということになるが、舞台芸術を映像に翻案しているわけだからそれは受け止める必要がある。
なんでこんなことを言うかというと、トニーとマリアの出会いからキスするまでの時間の短さ、翌日には結婚を決意する性急さ、決闘によってそれぞれのリーダーが死に、逃げるトニーが向かった先がマリアの元で・・・寝る。はあん。
エンディングで死んだトニーをジェッツとシャークスのメンバーが棺を担ぐかのように抱え、マリアが葬列のように続く。まさに様式美。映画は2時間半と長丁場だが、本当に短くあっという間の時間だった。映画を見たという満足感が高い映画だった。
それでも、ちょっと減点したのは、全くのリメイクであったこと。
もちろん新しいアイデアはたくさんあった。象徴的なのはトニが死んだ時に、バレンティーナ(前作でアニータを演じたリタ・モレノ)が「Somewhere」を歌う。本来はトニーを抱えながらマリアが歌うパートであったはずだが、筋を精査した結果マリアが歌うのはおかしいということになったそうだ。バレンティーナはうまくはないがいい味を出していて納得はした。
それにしても、もっと現代的なウエストサイド・ストーリーを期待した人は多かったのではないかと思う。
しかし、音楽もフルオーケストラを全編に使うことで、古臭いイメージは払拭できなかった。曲調によっては新鮮なスコアにしても良かったのではないか?ジョン・ウイリアムズに手を入れさせるてもあったはず。
余計なことだが、あの短い間のMake Loveは必ずやBabyにつながったはずだ。その子供を見せてくれてもよかったのではないか?
役者はみんな上手かった。特にジェッツのリーダー「リフ」(マイク・ファイスト)は特にいいと思った。顔にちょっと傷があってそこもよかった。自分が女だったら惚れそうだった。
もう1つ蛇足
ヒロインのマリアは兄にあてがわれた好きでもないチノとダンパに行くが、そのチノにトニーを殺されてしまう。
でも実生活ではレイチェル・ゼグラーとジョシュ・アンドレスは恋人になったんだとさ😀
若者の縄張り争いといえばそこまでだけど
名作ウエストサイドストーリー、実は見たことがなく今さら感があったのですが、話題だしせっかく休みもあったので見ることに。
要はチンピラのテリトリー争い、愛憎にとらわれ、うっかり死んじゃった。そのあたりをミュージカルと映画を複合させてるだけ、それだけかもしれません。
人種差別、社会の底辺でしか生きられない人々、それらを描くのも今どきでは新鮮さには欠けます。
ただ現代ならではの美術、造形、音楽、ダンスは圧巻ですのでそこは見る価値ありだと思いました。
リタ・モレノが出演、プロデューサーとして入ってるのも素晴らしい。もう90才なのにあの演技、佇まい、素晴らしいです。
ミュージカルと映画を複合はうまくさせてるのでしょうが、やはりミュージカル作品であろうなと思います。たたミュージカルと違うのは表情がしっかりみえることでしょうね。
アメリカ
ロバート・ワイズ監督のオリジナルは
61年のアカデミー賞を10部門制覇。
そして、今、スピルバーグ監督が
今回、初めて手掛けたというミュージカル映画
『West Side Story』
物語の舞台は、ニューヨーク
ダンスパーティで知り合い
恋に落ちた トニーとマリア
二人には、敵対するグループの抗争が・・・
不朽の名作のリメイク作品。
キャスティングにも力を入れたというだけに
素晴らしいキャストでした。
ヒロイン、マリア役のレイチェル・ゼグラーさん
可憐な雰囲気で可愛くて、
行動力もあるマリアを演じていました。
好奇心旺盛な瞳の演技も愛らしかったです。
トニー(アンセル・エルゴート)と歌う
名曲 『Tonight』は最高でした。
特に印象的だったのは
アニータ役のアリアナ・デボーズさん
何といっても、圧巻のダンスシーンで
難しい役どころですが
オリジナルで、同役を演じた
リタ・モリノさんから
お墨付きを頂いたというから凄い。
その、リタさん
ドラッグストアの店主
バレンティーナ役で登場します。
男性中心の映画ですが
女性達が、「アメリカ」を
歌いながら、街を練り歩き踊るシーンも
カッコいいのでした。
この、時代の移民達の差別・偏見
多くの社会問題を考えさせられたり
生活環境が変化してゆく街で
戸惑う若者達の苛立ち、心の葛藤
時代背景が、リアルに伝わる中
様々な愛の形を教えられました。
キャストのエネルギーを感じられる作品です。
ラストは、悲惨な状況からの
明日への希望・・・
スピルバーグ監督の挑戦と
普遍的なメッセージも伝わってきました。
現代に昔風に作品を?
ゴーストバスターは40年前なので若い頃観て懐かしんだ人はいただろうけど本作は60年前リアルに観た方はどの位劇場で観たかな?タイトルは映画ファンじゃなくても有名だがこの作品をフルに観て中身を把握してる人はどの程度だろう 現代において昔風に60年代を懐かしむ作品 I MAXで鑑賞したがやはりなるだけ高級感のある劇場の大きなスクリーンで!
私はJET'S推し!
実は1961年のウエストサイドストーリーを見ないままこの作品を見たのですが、時代設定なども同じなんですね、スピルバーグ敢えて同じ設定できたのか!
ミュージカル映画って出だし超大事と思うのですが、それでいうとこのスタート、JET'Sのテーマで始まるの最高だったと思います!みんなとってもイキイキとウエストサイドの町を駆け抜けてJET'Sの面々が集まるシーン、すごくワクワクしました!特に、リーダーのリフ、最高に可愛かった✨リフの事ばかり目で追ってしまったと言っても過言ではありません!!
とは言ってもやはりトニー役のアンセル・エルゴードは背も高くて素敵でマリアとの「トゥナイト」はかなりグッときたし、見栄えがしました!リフと2人で「cool」を歌い、踊るシーンはもうイケメン2人がこれでもか!とかっこよさ爆発してくれて、はぁぁぁ💓
難癖をつけるならば、できたらプエルトリコ勢をもう少しカッコ良い面々にしてもらえたら。マリア役の子もまぁ歌も上手いし、可愛いんだけど、なんというか透明感とか初々しさがいまひとつだった気がして…あと、マリアの兄の恋人アニータも芸人のバービーに見えちゃうのがちょっと辛かったかな。
なんてミーハーな感想でホント申し訳ない!
リメイクの必要性とは
ロバートワイズ版が大好きな自分としては、
スピルバーグ版も物凄く楽しみだった
だが、主演俳優のゴタゴタがあり、
そして、時代は変わった
当時から全く変わらない真っ向勝負のストーリーだった
つまり、世間に配慮して必要以上に物語の枠を
超えてまで手を伸ばすことはしていない
そこに良さを感じた
もちろんだが、オリジナルを尊重している
というか、オリジナルが凄すぎる!
当時から前衛的なミュージカル映画だったのだろうが、
60年近く経った今でも十分心打つストーリーなのだ
だが。
また観るとしたら
ロバートワイズ版だろう。
ソウルバスのデザインが恋しい……
やっぱり、マネキンシーンは観たかったよ〜
あとAmericaはやっぱり屋上だ!
それでも、
リタモレノが出てくるのは憎いよーずるいよー
しかもバレンティナ役。素晴らしいでした。
アリアナ・デボーズがとにかく良かった!
どこかで見たことあるなと思ったら「プロム」でしたか。
全然印象が違う!!
彼女が映っただけで画面の空気全てを支配される
そんな華と力強さを兼ね備えている
全ての演技が情熱的で良かった。
「Ameriaca」がまた最高でしたな…。
もう彼女の虜です。彼女の映画です。
今んところは一番受賞してほしい人となりました…。
(ドリームプランとベルファストは未見)
スピルバーグ恐るべし
ウエスト・サイド物語は、子どものころ音楽は好きだった。良く、FMなどでかかっていたためだ。
映画自体は金ローなどでチラチラと観ていたが、全く良さがわからなかった。
ミュージカルは自分には縁がないと思っていたのだが、一変させたのは「ラ・ラ・ランド」だった。
最初のシーンから、あっという間に持っていかれた。
それ以降、ミュージカルに抵抗がなくなり、今回の映画を迎えた。
ダンスは勿論、映像、色彩のすばらしさにやられた。前作と内容はほぼ同じものなのに、現在のアメリカの困難さを彷彿とさせる演出。
スピルバーグはやはりスピルバーグだった。これからも様々なテーマで僕たちをビックリさせてほしい。
あっという間に。
冒頭から、あっという間に
音楽とダンスと色彩の世界に
惹き込まれた。
街並みには時代背景とクラシック感、生活の空気感がきめ細やかに漂い、ミュージカルを目の当たりにしてる高揚感と映画技術による一体感を味わった。
マリアの表情の豊かさ、瞳の語り、美しい歌声は話が展開するごとに深みを増し、特に仕事先のシーンでは恋を通して弾けそうな新鮮な気持ちが膨らむ様子、とめられない感情が生き生きとつたわってきた。
アニータのたくましい存在感、大人の女性の魅力。
セリフの抑揚、ダンスの美しさ…そのエッジ効果には目が釘付け。
失意に陥っても自分を見失うことがない自立した性格は登場したときからのセリフの端々にわかり憧れさえかんじる。
一方、バレンティーナの佇まいは静けさの中にある強さとやさしさと慈しみに満ちている。
その滲みでる雰囲気は世代のちがう登場人物たちが遭遇する過ちや不条理な場面に、辛い過去も生きてきた心の経験値の尊さをもってひとつの光をあて、なにかを示す。
全体をながめつつ愛をもって対峙できることの貴重さというのか。
彼女の人生を写すような手がうつしだされた時にはざわざわとした心の中のなにかをなでられた気がした。
トニーのマリアをおもう純粋で真っ直ぐな気持ちもよく表現され愛おしいほど。彼の、仲間への気持ちは罪を償い更生しようとたちなおりつつあったところにふと動きをみせるが、これこそ人生にある予想したくない現実なのかも。マリアへの愛情との対比として見守る側はつらかった。
幸せとはなにか。
信じることとはなにか。
そして、簡単にすれ違いやすい人生。
運命とは。
今もなおある民族的な問題、経済格差、人間の心の濁りや清らかさ。
監督がいま、名作をリメイクしたのは後世に伝達しておきたかったことがふんだんに詰まっている作品だからだろう。
しばらくは粋な楽曲が耳リピートするなぁー、これ。
ウエストサイドストーリーのアパート間にたなびく洗濯物ともしかしたら落ちそうな古い階段のある窓辺の風景も。
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