ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価
全428件中、61~80件目を表示
スティーブン・スピルバーグ監督の拘りが随所に見える会心の名作ミュージカル・リメイク!!
1961年に映画化された名作ブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」をスティーブン・スピルバーグ監督がリメイクというだけで、やはり期待感は高まるばかり!!
その期待を裏切る事無く、セットではない実際のマンハッタンのウエスト・サイドでの撮影、そこに躍動する一糸乱れぬダンスシーンなど見せ場いっぱいの演出はやっぱりスピルバーグ監督の面目躍如!!
ポーランド系移民の「ジェッツ」とプエルトリコ系移民の「シャークス」の対立構図はまさに現代アメリカの縮図であり、よりリアリティを持った感覚で観る者に説得感を与えている。
個人的には主演二人にイマイチ魅力が感じられず、ラブストーリーの部分はやや食傷気味であったが、それでも見ごたえ充分の2時間半であった(笑)!!
ダンス、歌、映像は見事!後味もう少し
まずはダンスが見事!カメラワークに衣装やセットの色味も計算されつくした映像のセンスの良さ。
歌も素晴らしい。
気になったのは、再構築されたストーリーの中で、説得力が薄い点。
現代的な分断と対立がメインに描かれており、そこは見事。しかし、肝心のマリアとトニーが恋に落ちるところや、彼らがなぜそこまで愛し合ったのか、兄を殺されてまでも逃避行を選んだのか、まーったく、説得力がない。もっとエピソードや発言を交えて、2人が恋に落ちる過程や、この人でなくてはならない理由を描いて欲しかった。
でないと、2人の関係性が薄っぺらいと、すなわち、物語の展開全てが薄っぺらくなる。
トニーが決闘を止める動機も薄いし、チノがトニーを撃つ理由も薄い。トニーの死を乗り越えて明日へ向かうというようにも見えない。
元のロミオとジュリエットや、過去の映画の方が、そこは説得力あったし、愛し合う若者を犠牲にしたことで、各対立グループが目を覚まして、手を取り合うという前向きさもあった。
この映画は、ラストの救いがないところが、最も残念…。
トニーの復讐をせず、誰も撃つことなく「somewhere 」を求めて立ち上がるという展開のが良かったなぁ。
ぬるっと終わり、対立はそのまま、、なの?
鬱っぽいラストに、読後感が悪かったのが残念…
If you were white American. あかん
映画を見る前にたまたまネットで主演のアンセル・エルゴートが未成年に性的暴行して「合意の上だった」なんて言ってるという記事を見てしまい、最初からマイナスなイメージで観に行ったのですが・・・これは自分には全く合わない作品でした。ってか途中でアニータが言ってたトニーの評価が思いっきり本人のマトを得ていましたね。
んで、あのマリアも一昨日会った男に兄を殺されて、それでもトニーが好きーってぶっちゃげ頭おかしいんちゃう?っと思ってしまって終始イライラ。正直ベルナルドが可哀想です。
昔の「ウエストサイド・ストーリー」は観た事がないのですが、こんな話だったんですね。確かにダンスや歌は良かったにせよ、個人的には受け入れられない作品でした。
冷静になってはいけない
ミュージカル映画全般にあてはまると思いますが、冷静な目で見てツッコミを入れ始めたら楽しめてない証拠だと思うのです。
「え?なんで今歌うん?はよ逃げろや!」
みたいな心の声が聞こえる私は、きっとミュージカル映画向きではないタイプの人間なのです。でも、ミュージカルソングとか好きなんですよね。
そんな矛盾を自覚しながら鑑賞しました。
案の定冷静な自分との戦いでした。ですが、2時間を超える大作の割にはあっという間に見終わりました。これは作品自体が飽きさせない高いレベルで制作されている証だと思います。映画館のスクリーンで見たのでこのように感じましたが、家庭のテレビで見たらあまり入り込めないかもしれません。
ストーリーについてあれこれ語るのは粋ではない気がする映画です。いつの時代も、恋に夢中になってのぼせ上って盲目になっている時が一番幸せですね。
観て損した
オリジナルの大ファンなので楽しみ半分、不安半分で観ました。
映画館はものすごく久しぶりでしたが、結果非常にガッカリしました。
アニタ以外の登場人物に全く魅力がなく、それゆえオリジナルのストーリーの持つ強引な展開ばかりが目に付き、観ているのが苦痛でした。
あのストーリー展開が違和感なく受け入れられたのはキャスト達の魅力があったからなんだと再認識しました。
厳しいオーディションを通過したはずなのではないでしょうか?
特にトニーには全く輝きが無く、故に2人がパーティー会場で一目惚れしあうシーンも???しかなく、そこから始まる展開には全く感情移入できませんでした。
一緒に鑑賞した18才の娘も同じ感想。魅力ないどころか、キモかったそうです。
オリジナルではあんなにときめかせてくれたベルナルドも同じく。
せっかく私から誘って行きましたが、忙しい春休みの貴重な時間を無駄にしました。
製作陣に怒りが湧いてくるレベルです。
初めて観る人はどうか
過去作より色彩や展開、音楽など全体のトーンを抑えた事が人種間の問題を際立たせ、愛を丁寧に描く事に成功している。
歌唱力については少し残念だったが、劇中のダンスシーンは圧巻で、音楽も素晴らしい。見事にブラッシュアップ出来ていて、中でもアニータに存在感が生まれたのは最高だったし、リタ・モレノがヴァレンティーナ役で出演しているのも面白いところ。
だが、この作品の評価として過去作との比較が中心になってしまう事が多いが、ウエストサイドストーリーを初めて見る人からしたらどうか。
全体のトーンを抑えた事から、全体的に暗い印象が強く、カジュアルにこの作品を観る人にとっては惹き付けられる要素が減ってしまったのではと感じられた。
Somewhere
今作ではリタモレノがしっとりと歌う Somewhere。
現実世界に目を向ければ、60年経っても平和で静かな、許しあう世界が実現していないことを思い知らされる。
ただこの変更のためか、トニーの最期に歌うのが Tonight になってしまったのは残念。
銀幕
1961年のオリジナル版は、午前10時の映画祭で観て心をぎゅうっと掴まれ、ついでにびっくりする程の涙を搾り取られた忘れられない作品。
それをスピルバーグがリメイクするという第一報を聞き、主演がアンセル・エルゴートに決まったと知り(ベイビー・ドライバーでのキッチンダンス!!)1年間の公開延期を経て、もうずーっとずーっと焦がれるように待っていました。
ずいぶん長い間待っていたと思っていたけれど、完成した作品を観てわかった。
スピルバーグ監督の長い長い片思いは、家族でオリジナルを観た少年時代から現在まで60年。それはそれは、純粋で切実。
壊れないようにそっと埃をはらい、慈しみながら磨いていく。
これがあの銀幕か!!多くの人が憧れ、何人かは魅入られたまま戻って来なかったという。
夜のバスケットコートでの「マリア」、スピルバーグ監督ならではの優しい雰囲気が大好き。自分の映画・お気に入りシーンランキングに絶対入ります。
黄金の光をまとい、長く濃い影を引き連れて去っていくハリウッドの後ろ姿を、タランティーノ監督はおとぎ話に。スピルバーグ監督はドキュメンタリーとして映してくれました(スピルバーグがリメイクした事自体がドキュメンタリーだと思うので!)
再確認したのは何と言っても曲がいい、歌詞がいい。NYフィルの方の弓に、字幕翻訳の石田さんのペンに初心が宿る清々しい作品。多くの人の思いを束ね、万感とはよく言ったものです。大満足でした!
心が震えた
元版は、観ていません。
スピルバーグが初めて監督するミュージカル映画ということで、興味を持ちました。
オバマ元大統領が21年公開の映画のベスト10の中に本作が入っていたのを知り、2年ぶりに映画館へ行きました。(コロナで)
冒頭から惹きつけられ、流れるようなダンスに釘付け。トニーとマリアの初々しさが眩しく、後半の悲劇に涙が止まりませんでした。主役だけでなく、周りの人物像も描けていて、感情移入しながら、見ていました。LGBTも自然に取り入れていましたね。
素晴らしかったです。周りにもお薦めしました。
nobuさん解説動画で感動倍増!そして圧巻のアリアナ・デボーズ
感動的な解説動画
映画は普通に面白かったが、スピルバーグはなぜわざわざ古典的名作を作り替えたのか疑問に思った。ちょこちょこネットで調べて「nobu / 踊る大香港」というユーチューブチャンネルの解説動画にたどり着いた。感動した。作品でなく〝解説〟に感動したのは生まれて初めてだ。香港在住のnobuさんという方が2022年版(本作)・舞台版・1961年版の比較、リタ・モレノについて、スピルバーグからのメッセージなどを淡々とした語り口で17分に渡り解説してくれる。そうだったのか!さっきまでボーっと観ていた私は何一つわかっちゃいなかったと思い知る。私からは何も言うことはない。すべてはこの動画を観てくださいというのみだ。
人に面白さを分かち与える喜び
こういうユーチューブ番組を観ると発信者に頭が下がる。なんと有益なものを世に出してくださったことかと。作品の面白さをたくさんの人に知ってもらうことに喜びを感じる人でなければこんな素晴らしい動画は作れない。リメイク版のホントの素晴らしさにまったく気づいていない私の目を開かせてくれた。もう一度本作を観てみたいと強く思わせてくれた。…あ、いかん。映画レビューでなくユーチューブレビューになっている。話を映画に戻す事にする
リタ・モレノとアリアナ・デボーズ
nobu氏の解説のおかげで、バレンティーナ(リタ・モレノ)とアニータ(アリアナ・デボーズ)の存在感が際立っていた背景も理解できた。バレンティーナのソロが本作楽曲中もっとも心に響き、二人の主人公よりむしろアニータに感情移入してしまった私の感性もトンチンカンではなかった。それにしてもアリアナ・デボーズの力量はすごかった。特に踊りは圧巻だ。体がはじけ飛ぶ。目くばせ一つで観る者を魅了する。人の表現力はかくも高みに行けるものなのか。3月28日発表のアカデミー賞助演女優賞はぜひ彼女に取ってもらいたい。取れば1962年のリタ・モレノから60年の時を経て、2代のアニータが受賞することになる。なんともドラマチックではないか。
主人公の二人だけ浮いている
ニューヨークのウエスト・サイドには、世界中から多くの人々が集まっていた。しかし、差別や偏見による社会への不満を 抱えた若者たちは、やがて仲間と集団を作り激しく敵対し合っていく。ある日、“ジェッツ”と呼ばれるチームの元リーダーのトニーは、対立する“シャークス”のリーダーの妹マリアと出会い、瞬く間に恋に落ちる…というストーリー。
名作のリメイクということど鑑賞。
ダンスシーンは迫力と音楽が両立していてぐっと引き込まれる。クオリティが高いのでギャング団のダンスも違和感なく入ってくる。
また、脇役が特にいい。リフもベルナルドもギラギラしていてかっこいい。
特にアニータ役のアリアナ・デボーズはダンスから演技から輝いていた。
ただ、いかんせんトニーとマリアが頭お花畑過ぎて水を差す。
更生したはずのトニーはベルナルドをボコボコにして挙句の果てにカッとなって殺してしまう。兄を殺しておいて妹に「弾みだ」と説明したり、その後情事に及んだりなど理解できない行動が続く。
マリアも兄殺しを受け入れ、たった今恋人が殺されたアニータに愛を歌って伝言を頼んだりなどこちらも人の心がない。
周りのキャラクターがいきいきしてるだけに、この二人だけが異次元にいて後半は尻すぼみになっていくのが非常に残念だった。
さすがデス!
非常に完成度の高い素晴らしい作品でした。
力強い、深い、美しい大作。さすがスピルバーグです。
まったく長さを感じずに物語の世界に浸ることができました。
何故いま『ウエスト・サイド・ストーリー』なのか? とも考えましたが、今回鑑賞して、対立と混迷のこの時代に、このような作品がつくられるのは意味のあることだと感じました。
プーチンにも観てほしい。
まあ観ても伝わらんと思いますが……。
追記
僕は40年くらい前にリバイバルで『ウエスト・サイド物語』を観ましたが、「まあまあだったな」と思ったのを記憶している程度で、映画の詳細はほとんど憶えていません(映画館を出たあと、パチン!パチン!と指を鳴らして飛び跳ねたりしたことはよく憶えていますが)。
ですから本作と比べることはできませんし、あえて比べる必要もないと思うけれど、うーん、やっぱりもう一度61年版も観ないとなぁ。
様々な場面で考察できる何度も繰り返し観たい映画
ようやく劇場で観てこれた!
ストーリー自体はロミジュリみたいな印象だった。
(実際、シェイクスピアの戯曲が下敷きらしい)
そこにアメリカの地で貧困や差別による社会への不満を抱えた若者たちという共通点があるのに、
ヨーロッパ系かプエルトリコ系かの違いで生じる対立が加えられることで
アメリカ版ロミジュリとして完成されていた。
個人的に面白く感じられたのは、
・S&W M10の使われ方
・色の比喩
・マリアとトニーの恋は神に許されていないことの暗示
らへんかな。
【S&W M10】
トニーの友人、リフが手にし、トニーの死因となる銃
まずは、ジェットたちの幼さを表現するアイコンになっていたなと。
コルトの口径すら知らず、M10を手に入れたあとも、
装弾数(6発)を無視したおふざけでの撃ち合いもあり、
彼らは悪党ではなく、ただの非行少年に過ぎない、社会の中でそうならざるを得なかった不良たちの側面が強調されたように感じられた。
トニーは彼らから銃を奪おうとするけど、結局、止めることができず、
ジェットたちから「バンッ」と撃つマネをされる場面は、
決闘ではM10は使われないこと、トニーがその後に撃たれることを意味していたのではないだろうか。
あんなに装弾数を無視して、ふざけていたのに、この場面だけジェット5人のうち、
あえて1人が「バン、バンッ」と2回撃つことでM10に入っている弾6発を使い切ってしまっている。つまり、銃には弾が入っていない状態で決闘の場に行ってることになるんだよね(口で撃つマネをしているだけなので、実際は6発入ってんだけどね)。
1人だけ2回撃ったのが、最終的にトニーがチノに撃たれた回数とも一致しているから、ここで既にトニーが2度撃たれた死ぬことを暗示していたのかな。
【色の比喩】
ジェットたちは寒色系、シャークたちは暖色系の色をまとっているのは一目瞭然。
トニーとマリアの服装の色の変化に注目すると面白かった。
二人が初めて会うダンスパーティー会場では、トニーもマリアも白が基調の服装。
互いの所属カラーには染まっていない、どちらにも属さない無垢な存在として出会っている。ジェットもシャークも関係ない二人だけの世界での出会いが表現されている。
それにも関わらず、初デートで愛を誓いあう場面では、マリアは暖色系、トニーは寒色系の服を着ている。所属に囚われない出会いだった彼らが恋の成就に伴い、
所属に囚われてはじめていることの示唆だと思う。
その後、マリアは最後の場面まで寒色系、ジェットのカラーを身にまとっている。
これはジェットとシャークの対立のなかでトニーと一つになろうとする彼女の望みの現れのようだった。
【神に許されない恋】
トニーはベルナルドを殺したあと、マリアのもとに行き、自首前に一目彼女に会いたかったことを告げ、別れようとする。しかし、彼女はそれを拒否して、二人はベッドをともにする。事後の彼らが映されるシーン、最初に焦点が当てられるのが、十字架にかけられたキリスト。それまでマリアの部屋に十字架があることすらしっかり映されていなかったのに、ここで焦点を当てるということは、どんな理由があるにせよ、人を殺したトニーとそれを許してしまったマリアの恋を神は祝福していないことを明らかにしているように感じられた。
この3つの点を考えるのがすごく楽しかったし、
ここからマリアとトニーの恋が悲劇で終わるのは既定路線だったと考察。
(そもそもロミジュリを下敷きにしているなら、悲劇は確定なんだろうけど)
様々な媒体でなんども取り上げられているこの作品をスピルバーグが
今あえて作り直し、世に送り出したかったのは、結局、現代も「1つになれていない世界」が広がっているからだろうか。
物語の最後にジェットとシャークが歩み寄ったように、アメリカが今抱えている分断の問題にも歩み寄りが必要だと監督なりのメッセージが込められているのかな。
人間は 何故 学べないのだろう
これは
この映画のレビューには なってないかと思う。
でも…今 この時点で 感じている事を書こうと思う。
観たのは2月24日…まだ何も知らなかった日
始まりは画面いっぱいに空から見下ろされた破壊されたビル群。
傍にクレーン車などが見える所から、このビル群は 更地?にするため再開発の為に壊されている途中だと分かる。
それにしても、この規模で映画の為にセットとして造られたのか⁉️さすが、スピルバーグ!!だと 思って観てたけど…
見事に騙された(良い意味で)!とエンディングロールで知る…。VFXチームのスタッフ名が延々と流れた。そうだよね💦 いくらなんでも、あの規模で壊されたビル群のセットは…天下のスピルバーグ映画でも 有り得ないわ…
本物と勘違いさせる程の今のVFX技術に感嘆すると同時に、 何だか そら恐ろしさも感じた…。非現実を現実に見せてしまう…
逆に その為に現実なのにフェイクだと言われる。思わせてしまう危険性も…
そんな事を思った数日後…
攻撃を受けたウクライナの惨状を目にした。ふと、「ウエストサイドストーリー」のビル群を思い浮かべていた。
でも、これは現実なのだ…映画じゃない!
いとも簡単に歴史的価値が有る建造物でさえ、破壊されている!何の罪もない人々が殺され、傷つき、住む場所を奪われて行く…。核戦争(第三次世界大戦)の陰が 強烈に重く世界中を飲み込んで行く…。
まさか こんな現実が 21世紀の今 訪れるなんて…信じられなかった…(呆然)
ロシアの人々には このウクライナの惨状は届いているのだろうか?見たら、ロシア軍が どれだけ非人道的な戦闘をしているか…一目で解るだろうに!!でも…情報や報道は統制 制限され…ネットSNSなどで見て知ったロシアの若者達がどんなに反戦を叫んでも、国営TVで自国に有利な情報しか見ない人々は…ウクライナの現状を仮に見ても
「フェイク」だと 信じない。信じたくない…のかも。
今の時代は…フェイク画像で本物のように見せる事が可能だ…技術さえ有れば…。
騙そうとすれば画像の世界なら出来てしまう…
もし30年以上前なら 動画でのフェイクは難しかっただろう…人々は素直にその画像を現実と認めたに違いない…
有りもしない世界を創りあげる事が出来る事で 映画の可能性も飛躍的に拡大しただろう。それは SF好きな私にとっては 喜ばしい!
でも…事実である事を信じたくない人々にはフェイクという逃げ道、言い訳を与えてしまうのは、本当に悔しい。
真実を観る 知るには、本当にその現場に行くしかない…という事になる。
かの国民に この現実をどうしたら伝えられるのだろう…
22歳の娘がニュースを見ながら「友達とご飯食べに行ったけど…なんか自分達だけ楽しむの 罪悪感あって…早く そんな気持ち持たないで楽しめる日が来て欲しい!って友達と話した」と言った。
確かに、エンタメも ご飯も 何もかも
「平和だからこそ 楽しめる」のだ!
そんな娘は 友達とスマホから義援金を募金したそうだ!親の私よりも早く💦
泣いてる子、怪我して手当てされてる子、
無邪気な子供たちの笑顔に 胸が痛い…
そして…恐ろしい…
一刻も早く戦闘が終わって欲しい!
確かな 未来が続いて欲しい…‼️
ここから「ウエストサイドストーリー」のレビューを 少し…
元々「ロミジュリ」も好きではなく、現代版と言われた オリジナル版も 音楽以外、特に感動出来ず…なのに何故 、今作を観たか?
スピルバーグ監督作品なら もしかして…と期待したから。元作がイマイチだった最大の理由が、トニー役が、私にとってはミスキャストで マリアに全く共感出来なかった(一目惚れは私もするけど)から(笑)。今度は?と思ったが、今作のトニーも…う〜ん…何か ○○花をうんと若く細くしたような顔の俳優さん…やはり、タイプではなかった💦でも、歌は上手かった。
マリアはとても可愛くて歌も上手くて演技も良かった!
ベルナルドは…やはりジョージ•チャキリスと比べると…カリスマ性が…だけど、中々 精悍でトップ感有って良かった。
オリジナルより良かったのは リフ役。かっこよかった!
そして、なんと!リタ•モレノ!が、バレンティナという 二つの不良グループを見守るおばあちゃん的な役で登場しててビックリ‼️彼女の「アメリカ」は最高だったなぁ…!今作のアニタも素敵だったけど。
ストーリーは…ジェット団の正義?と シャーク団の正義?の確執、対立によって起こる悲劇。
今も 昔の戦争も…同じ。両方の正義(多くの場合始めた側が間違っているかも…)が ぶつかり合って起きる。 大きな犠牲が払われるまで…終われない…のか… 虚しい。
ストーリーには やはり感情移入出来ず…
しかし、スピルバーグ版のオープニングは
オリジナル版とは違う 魅力が有って、さすがと思った。映像も綺麗で 最初にも書いたように、VFXで描かれた街並みが素晴らしかった…
とにかく 争いは 悲劇しか生まないのだ。
勝ったとしても、代償は計り知れない。
過去から ずっと 歴史や 物語が 繰り返し教えているのに…
なんて 人間は愚かなんだろう…
教会のある美術館もすてき
時間が合わず、今日やっと見ることができました。
昔のウエストサイド物語はちゃんと見たことないんですけど、こういうストーリーだったんですね。
え、ここからまだ続くの?っていう展開。
ジョージ·チャキリスらのあの片脚をあげる有名なポーズが、見られなかったのは残念。
トニーとマリアがデートで行ったのはクロイスターズ美術館というところらしいです。
スピルバーグの切なる願い
トランプ政権時代に促進された格差と分断から、いま一度アメリカ国民の心を一つにしたい。
そんなスピルバーグの切なる願いを感じた。
そのために、映画に出来ることがあるのではないか?
映画には、そのチカラがあるのではないか?
映画界の巨匠が、今の時代に敢えてリメイクしたミュージカル映画の傑作『ウエスト・サイド・ストーリー』だからこそ、「なぜ今?」と制作意図を考えるきっかけになり得る。
そして、制作意図に思いを巡らせると、スピルバーグの切望が感じられてくる。
これまで多くの感動を届けてくれた巨匠の願いが、より多くの人の心に届かんことを。
ミュージカル!
って感じの大味な展開ですな、笑。そもそもなんであんな短時間であそこまで大好きになれるんだー!何日間の出来事?人生激動すぎる、笑。ミュージカル!って感じですね。
歌もダンスも楽しくてよかったでーす。
全428件中、61~80件目を表示