劇場公開日 2019年3月1日

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グリーンブックのレビュー・感想・評価

全730件中、41~60件目を表示

5.0いい映画

2023年3月18日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

気持ちいい映画。黒人のことはもとよりイタリア系アメリカ人の雰囲気もよくわかった。
実話ベースの話って、やっぱり強いね。

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khapphom

4.5イタリア系アメリカ人というスパイス

2023年2月23日
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 作品全体を通して、差別を添えていた。対立構図として「白人VS黒人(あるいはその他)」と捉えがちな私だが、主人公トニーリップは白人でありながら、出自がイタリア系というどっちつかずな立ち位置で、差別構造の複雑さを理解させてくる設定で面白かった。

 それに「音楽の素晴らしさ」というもう一つのメインが添えられることで作品全体が纏まっていて、「差別はいけない」みたいな陳腐なメッセージではなかった点でも興味深かった。

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MAGARUGI_

4.0黒人と白人

2023年2月7日
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鑑賞方法:映画館

天才ピアニストである裕福な黒人にナイトクラブの用心棒であるイタリア系白人が雇われるという構図が今まで観てきた映画の中の白人と黒人の関係性とは正反対で新鮮さを感じた。
二人が共に過ごすコンサートツアーの中で、お互いに足りないところを補い合い、信頼や友情を高めていき、最後には連帯するというストーリーは、実話だけに二人のその後が気になった。
主演のトニーの食欲旺盛な豪快な食いっぷりに自分自身も食欲をそそられ、黒人しかいない場末のバーでの助演のシャーリーが古びたピアノで奏でた演奏に心が踊った。

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ミカエル

5.0こんなカッコいい友達なら誰だって欲しい

2023年2月5日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

楽しい

幸せ

実話を元にした物語。
タイトルになったグリーンブックとは、人種隔離政策時代のアメリカで発行されていた、
『黒人ドライバーのためのグリーン・ブック』
というガイドブック。

【ストーリー】
ニューヨークのクラブで働く用心棒のトニーは仕事上の揉め事で、クラブそのものが閉鎖される。
マフィアのツテで、オペラハウスの2階に住む、黒人ピアニストのドクの演奏ツアーに紹介され、ドライバーとして同行する事に。
世知に長けたトニーだが、どうにも行動の規範がゆるく、生まじめなドクにチクチク当てこすられる。
かみ合わない二人だが、ディープサウス(アメリカ深南部)で出くわすさまざまな社会問題に対面するうち、お互いに敬意を抱くようになり、だんだんと心の距離が近づいてゆく。

腕っぷしと口の達者さで生きるイタリア系の用心棒トニー・ヴァレロンガと、気品漂うアフリカ系クラシックピアニストのドン・シャーリー。
典型的な裏社会で生きるイタリア男と、黒人天才ピアニストの凸凹コンビが、お互いのギャップを埋めて友情を育むロード物。
ロード物とは、目的地まで移動しながら物語が展開してゆくジャンルです。

実話ベースだけあってエピソードはどれも生々しくピリ辛でときに重苦い。
あらゆる事におおらかでいい加減なトニーと完璧主義的な潔癖さをみせるドクとのやりとりが、ユーモラスでいちいち面白い。
愛する妻に日記のような手紙をしたためるトニーに、美しい表現と気持ちを表す文章を教えるドクと、ケンタッキーフライドチキンも知らないドクに、手づかみで食べる骨つきチキンの旨さを教えるトニー。
そしてドリンクをポイ捨てして、バックで道を戻らさせられて、ゴミ拾いするトニー。このシーン最高。
旅が進むにつれて黒人差別を目の当たりにしたり、受けたりしつつ、少しずつ変わってゆく二人の関係。
二人とも行動にぶっとい筋が一本通っているのが魅力的でカッコいい。
そしてラストの温かいクリスマスパーティー。
笑って泣けて、ほっこりできるヒューマンドラマの傑作です。

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かせさん

4.0面白かった。

2023年1月8日
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泣ける

悲しい

楽しい

名作である。

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あきたそ

4.0属性ではなく、相手を知れ

2022年12月11日
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粗野で品がない、黒人に偏見のあるイタリア系白人のトニー。
知的で上品な音楽家、己にプライドを持っているゲイの黒人のドク。
正反対でお互いちょっとどころじゃない苦手なタイプの男2人。
雇用関係で互いに色々と飲み込んでの2人旅。
お互いがたくさん抱えていた偏見やポリシーを旅での出来事や対話を通してお互いを理解していく。
お互いが理解できれば偏見を通して相手を見ることがなくなり、友情が芽生え始める過程は真理ではあるものの、その難しさを感じる。
それ故に彼らの関係性は微笑ましく尊い。
時代を考えるならなおのこと。

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昭和ヒヨコッコ砲

4.0スッキリ見れるバランスの良い作品。ただし人種問題については一歩引いてみた方がいい。

2022年11月28日
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ゴロつきのイタリア人と妙に上品な黒人との組み合わせ。
何しろ脚本がよい。色んな意味でバランスよく描かれている。細かいところにちゃんと伏線が貼ってあるので、人の対比だけでなく、時代背景もイメージしながら見れる。
人種問題を扱う映画はどうしても深い闇を描かれがちで、心してみないと重くなってしまうが、この作品は2人のキャラでいい感じに留まるので、比較的安心してみてられる。
しかし逆に言うと、こんなもんじゃない、という意見はありそうなので、あくまでも入り口、一つの視点、くらいに思った方がいいだろう。
個人的にはバーでピアノを弾くシーンはヒヤヒヤした。(それも制作側は予見してなのか、バーを出た後のドクのちょっと浮かれた感とニックの対応が、その感覚を消化させてくれた。こういうところも脚本が上手い)

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6月の鯨

4.5差別打破へ女性への期待が込められたラストシーンか…

2022年11月25日
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以前、やはりTVで観たが、
民放の短縮版だったような記憶がある。
その時の私の感性が低下していたのか、
そうではなかったのかは分からないが、
当時は余り感情移入出来なく、
短縮化に罪深く無理栗な編集があったものと
勝手に思い込むほどの今回の鑑賞になった。

結果として、
アカデミー作品賞他の受賞や
キネマ旬報第5位(読者選考第2位)の
評価に値する名作と納得出来た。

この作品は1962年の物語。
1964年の公民権法成立前で、
白人黒人二人の立場のひっくり返り以外は
従前からの差別環境そのもので、
二人の世間から浮いた感じは如実だ。

黒人ピアニストは仕事を通じて
古い差別慣習の打破を目指しながらも、
一徹さだけでは済まない現実的な対応も
あり得ることを知り、
己の孤独心も雇われ白人と
彼の家族の存在に癒やされるようになる。

一方、雇われ白人は
黒人の人間性と
彼の差別環境を目の当たりにして、
己の偏見を正し、彼を己の家族に招き入れる
ことに幸福感まで抱くようになる。

主役の二人のお互いに良い刺激を与え合い
成長する姿は、
心理学者の島崎敏樹さんの
“愛とはお互いの人格を高め合う行為”
との言葉を思い出す。

また、直前にヴィスコンティの「家族の肖像」
を観たが、“孤独と家族への想い”の観点では
同じテーマ性も感じた。

ラストシーンの印象深い名画も数多いが、
この作品も見事だった。
黒人ピアニストを抱擁しながら、
夫からの手紙が彼の作文と見抜いていた
雇われ白人の妻が
「手紙をありがとう」と囁くラストは、
女性の洞察力の鋭さを示すだけではなく、
肌の色の違いを乗り越える見識を持った存在
であることを示唆しているようで、
差別打破への監督の期待が込められた
見事な描写に思えた。

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KENZO一級建築士事務所

4.5『ニガー』と言うな!

2022年11月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

上流階級の人間に、庶民の文化をわからせる話や、

黒人と白人の友情の話は、色んな映画で出てくるが、

本作は、主役の2人が演技が上手く、非常に魅力的だった。

名ピアニスト、ドクターが、雨の中で叫ぶ。

「黒人社会も知らない、男性ではない、俺は誰なんだ。」

その特殊な人物が、ツアーの運転手に雇った粗雑なイタリア系白人運転手トニーと

心の交流を重ね、次第に属性を離れ、人と人として、惹かれ合う。

当時、アメリカ南部では、VIPな黒人であっても白人と同じレストランで

食事できないと言うことが、印象的だった。

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藤崎敬太

3.5勇気が人の心を変える

2022年11月16日
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 傾向と対策をチェックする本と云えば赤本ですが、海の向こうにも、あったんですね。
 先日、アメリカ中間選挙前の様子を、テレビで見ました。意見の異なる人々が、議論を交わせる時代が終わり、対立する時代になってしまったことに、失望するヒト、ここから更なる進化を目指すヒト。様々なヒトが、よってたかってアメリカなんだなぁと。

「アメージング グレイス」
「それでも夜は明ける」
「グローリー」
「デトロイト」
 枚挙に暇がないとは言ったもので、対立と融和を模索する歴史が、アメリカの歴史とでも云いましょうか?。

 差別はダメ。ヒトは皆、平等。それが当然と、学校で教わったような気もしますが、それよりも、差別はある。対立もある。ただ、それを超えて行ける知恵と勇気が、君らの宿題だと、学校で教えたほうがいい。
 差別?。クールじゃねぇな。ヒトを見かけで判断するあんたの目は、節穴か?。くらいのノリで成長したいものです。
 アジア系のヒトが暮らしにくくなったとか、選挙の話を気軽にできなくなったとか、いろいろありのアメリカですが、そこから成長できるポテンシャルもまた、アメリカなのかも。解り合えなくても、解り合おうとする。たとえそれが、大いなる幻影だとしても。
 お騒がせな元大統領が、再びお騒がせな2年間にしそうですが、未来を悲観するくらいなら、今を変える勇気を探す。その手掛かりとなるグリーンブックは、案外この映画なのかも。

 分断と対立の種は、一つだけではありません。多様性と民主体制を体現する試練は、これからも続くようです。と云うか、試練の連続が成長であり、勇気の証なのかな。
 お手元のグリーンブックに、皆様はどんなメッセージを残します?。

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機動戦士・チャングム

3.5寂しい時は自分から

2022年10月18日
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鑑賞方法:VOD

単純

泣けるわけでもなく、個人的に感情を揺さぶられるシーンはあまりなかったがしっかり見れた。
最後もシンプルな終わり方だけどまとまっていて◎

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ピロシキ

5.0ラスト感動

2022年10月16日
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感動しました。脚本、演技、映像・・・全て最高です。ハリウッド映画は奥が深い。感心させられます。人種を超えて楽しめます。

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汚れた狼

4.0孤高とは

2022年9月25日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

黒人として生まれたら、単純作業か肉体労働しかさせてもらえない世の中で、超高等教育を受け、VIPな生活をしている、ドクター・ドン・シャーリー。孤高だ。黒人差別が激しい南部に、トラブル覚悟でツアーに出ようとは、志が高い。自らの姿を晒し、闘うこと、諦めないこと、希望を持つことを訴える。その姿は美しい。

トニーのがさつぶりが対照的でおもしろかった。骨を投げ捨てちゃダメだよ!

BSフジの放送を録画で鑑賞。

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ぷにゃぷにゃ

3.0人種差別を題材にした映画を観るのが初めてだったら、好きな作品になっ...

2022年9月8日
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人種差別を題材にした映画を観るのが初めてだったら、好きな作品になっていたと思います。
ただ同じ題材の他の映画と比べ、真新しさがあるかといわれるとないです。
よくいえば王道、悪くいえば想定内の内容に感じました。

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井唯

3.5万人受け

2022年9月2日
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鑑賞方法:VOD

幸せ

肌の色で理不尽な思いを経験したことがない人に
人種差別をわかり易く著した一作

アジア圏内同士なら無縁とも思われるが
本当にそうだろうか??

ルッキズムという言葉が存在する

序盤は黒人が使用した食器を容赦なく捨てていたが
理由が黒人というだけで向き合うどころか関わろうともしなかった

「恋人に求めるのは、顔か・性格か」

よくある話題

「顔が好きじゃなければ中身を知ろうと思わない」

こう答える人も多いが
白人男性とやってること同じではないか

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葉

4.0人種

2022年8月30日
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鑑賞方法:映画館

人種差別の問題はつらいですね。
今もあるし、他にも宗教、家の問題が。
差別をなくそうとする行為も差別につながることがありますし。

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ふらんすぱん

5.0カッコ良すぎて涙したw

2022年8月22日
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とんでもなくかっこいい映画ですね。

60年代前半の黒人差別がひどかった時代。NYのクラブのバウンサーとして働く黒人嫌いのイタリア人。
スノップな超一流黒人ピアニスト。
その2人がツアーの旅に出ることに。

なんか嫌いなマフィア映画か?と思わせる序盤。
しかし!イタリア人の奥さんがピアニストのレコードを買ったときのアホアホなくだりで魅了されましたww
笑いのセンスが良い!というか私好み!!

人種差別が出てくる映画だと途中からどーんと重くなりがちですが、この映画、生きるための知恵と誠実さでチョイチョイ感動させながら最後まで行ってくれます。

さらりとしているのにこの感動。
すごい映画です。

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lanachama

5.0大好きな作品

2022年8月21日
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元々ジャズが好きで見ましたが、その中で黒人差別の描写もありリアルな中、友情の絆が芽生えていく稀に見る超名作でした。

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oboe_s

4.5心地良くも奥深い作品

2022年8月19日
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鑑賞方法:VOD

劇場公開以来の久々の鑑賞だったけど、やはり素晴らしい作品だ。
人種差別が色濃かった1960年代において、黒人ピアニストと白人運転手の交流をシリアスさを若干抑えつつ、ユーモアと温かい友情で描いている。これが個人的には絶妙なタッチで心地良かった。
ただ、アカデミー作品賞を受賞するも舞台となったアメリカで一筋縄ではいかない意見や問題が噴出したとか?多民族国家での人種問題は奥が深い…

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Iwarenkon

5.0黒人リッチマンに雇われた白人運転手のロードムービー

2022年8月17日
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鑑賞方法:VOD

2人に愛と絆が芽生え、友人になるまでの
ロードムービーです。
黒人差別の色濃い南部を演奏旅行する黒人ピアニスト。
その運転手の白人が雇用主の黒人エリートのピンチを
何度も助けるうちに芽生える絆と厚い友情。
友情に黒人も白人もない。
あるのはお互いを必要としていること。

Dr.ドン・シャーリーは博士号を持つインテリのjazz ・pianist。
ドン・シャーリー・トリオはピアノのドンとベースとチェロの編成。
(この編成はかなりクラシック寄り)
クラシックを学んだドンらしく、上品で高度のテクニックの
洗練されたトリオだ。

この映画は映画館で字幕で観ました。
今回は配信・吹き替えで3年以上ぶりに鑑賞。
アカデミー賞作品賞に輝いただけのことはあります。

友人の役割。
友情は家族と同じか、時にそれ以上のことさえあります。

ドンを守り助けるトニー。
トニーのピンチには、時にドンの機転も出動する。
警官に暴力を振るったトニー。
(理由は、ドンを雨の中、車から引きずり出したから・・・)
ドンが留置場から電話で頼った相手は、
なんと司法長官のロバート・ケネディ!!
(胸のすくシーンだ!)

最後の町。
アラバマ州バーミンガムは、差別が酷かった。
彼らはその日の主賓のピアノトリオ。
そのリーダーが黒人というだけで、会場レストランの白人と
同じテーブルでドンは食事が出来ない。
楽屋は物置の片隅。
遂に切れるドン。

演奏会をキャンセルして向かったダイナーには、
生演奏ステージがあった。
ウェートレスにせがまれて弾いた一曲目。
ショパンの「木枯らしのエチュード」
素晴らしい!!
そしてそのステージ専属の黒人j Jazz musicianとのセッション。
心震えるシーン、生演奏だ。

一番の問い?
ドンは北部(ニューヨーク)での王侯貴族のような扱いから、
敢えて差別濃い南部での演奏旅行を決めたのだろうか?
それも稼ぎときのクリスマス・シーズンに。

黒人専用のモーテル。
トイレも会場の外のトイレを使う様に言われたドン。
往復40分かけてモーテルに戻る。
そんな理不尽と戦うことが目的だった?
黒人に魂の音楽を届けたかったのか?
子供の観客がいない世界に、
教育と啓蒙はあり得ないと思うのだが・・・
どうもハッキリと分からない。
もしかしたら、
自分の原点。
差別される自分。
その現実を忘れないため、
そして自分を甘やかさない為だったかもしれない。

そんな事はどうでも良い。
このロードムービーを楽しみ、
トニー一家のクリスマス・ディナーに訪れたドン。
殻を破ったドンと共に、
「Merry Xmas」を!!

最高に気持ちいい映画だ。

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琥珀糖