グリーンブックのレビュー・感想・評価
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アラゴルンの面影なし!
ヴィゴ・モーテンセンといえばやっぱりロードオブザリングのアラゴルン。
その面影がいっさい無いのがすごい。
黒人ピアノストとして評価されていながら
黒人として差別しているいう矛盾。
この時代のアメリカの歪さがよくわかった。
そしたそれは未だに完全に解消されてはいないということも。
全神経の旅
コロナで売り上げが下がり危機的状況にある会社をこれからどうするか。
考え行動し、結果が形となりこれからという時期に、心の中がなんだか無闇矢鱈とすっぽりくり抜かれたような気分が続いていました。
今、隣で眠る奥さんと知り合い、結婚してからなかなか気持ちを伝えることができなかった。
全てをうまくこなす必要もないけれど、
今は素直に気持ちを伝えたいと思ってます。
当たり前であるこの日常は世界の誰かがツムギ続け来た未来で、歴史を知るということは今受け取ったバトンの重みを、未来を考えることになりました。
愛してます。
様式美
差別撤廃啓蒙映画と言えばそれまでだけど、それが全てでいい。
未だになくならない人種、価値観などに対する差別を、関わり合ってなくしていけるすごい人々がいるっていうだけで、それが出来きらない自分も助けられていると感じるので、本当にそれだけで映画のテーマというのはいいんだなと思った。
誰にでもすすめられる良作
人種差別という重いテーマを孕んでいながら、ユーモラスで温かみのある作風でテンポもよく、観る人を選ばず誰にでもすすめたくなる作品。
60年代アメリカンポップスが楽しく、明るく美しい南部の風景映像も素晴らしい。
いい映画はこう余韻がいい。
久しぶりに手応えのあるいい映画だなあと、いい余韻を感じた時間でした。
話の長さや早さがまるで気にならない、スッと物語に入れるし心が切なさと温かさが交互にきて…とっても感情が豊かになるような感覚…!
名シーンがたくさんある。
釈放されて土砂降りの中『私は何者なんだ!』というセリフを吐くシーンは響きました。
想定よりも遥かにマイノリティをテーマにした映画
アメリカお国柄がにじみ出る作風で個人的にはあまり好きではない
高評価なのでそれなり以上に面白いのだろうと期待したが
叩きづらいテーマで、特に大きな失点がなければ高評価になるのだろうか
まれによくある人種差別はいけませんよ系映画、その進化系
見る前からわかってはいたが、ここまで来るとうーん、キャラクターが記号的に感じる
マイノリティと荒くれ者のツアー
黒人差別色濃い時代に
完全DQNイタリア系を品位あるアフリカ系が諌めながら旅をしていくのは面白い
ロードムービーとしては似たような風景、トラブルもほどほどで想定の範囲なのが残念
映画そのものの品質は悪くない
時系列シャッフル、複雑な場面転換などの難しい演出も特に無く
安心して見れるだろう、言ってしまえば陳腐
吹替版声優が豪華なので日本語吹替版もおすすめ
南北戦争から約100年…それでもまだ色濃く残る黒人差別
時代背景は1960年代のアメリカ。
黒人のジャズピアニスト(クラシックジャズ)であるドン•シャーリーと、南部アメリカ遠征に行くために雇ったイタリア系白人であるトニー•バレロンガの2人が、差別と向き合い友情を得る物語。
南北戦争から100年経ってもなお、南部アメリカには白人による黒人差別が色濃く残っており、演奏会のため遠征を続ける中で多くの差別を目の当たりにする。
なぜ、わざわざ差別が色濃く残る南部へ演奏に行くのか?そこにこの映画の見どころが詰まっている気がする。
また差別というのは単に有色人種であるという事のみでなく、格差も含めてみると面白い。そういう意味ではイタリア系白人のトニーもそこに含めて考える事が出来るからだ。
これを見た私が思うに、差別とは個人の心のありようを映していると思う。何故ならば、差別は人の心の中で生み出されるものであるからだ。
綺麗事ではなく差別と真正面から向き合うには個人個人の一歩踏み出す勇気が必要であり、過去の歴史からも、痛み無くして成果を上げることはできない。差別を無くすという事は歴史を変えるという事であり、差別なき世界を作るには大きな代償が必要なのかもしれない。
そして何よりも友情に代えられるものは何もないという事である。
ところで、日本の大相撲において、ある年の春巡業で市長が倒れ、とっさに救命措置をした女性に対して「土俵から下りてください」。行司が場内アナウンスを繰り返して議論を呼んだあの一件を覚えているか?土俵という神聖な場に女性は上がってはいけない。それは古くからのしきたりであり、行司はそれに従ったのであろう。知らなければ全く懐疑的な行動ではあるが、まさにこれは南部アメリカでの黒人差別と一緒だ。レストランやトイレ、衣装室までもが白人とは別の場所。あくまでも黒人個人に対して差別を行なっているわけではなく、古くからのしきたりを守っているというのが差別する側の意見である。
私達の社会でも、そのような古いしきたりを今も考えもなしに、ただそう教えられてきたからという理由だけで使っていないだろうか?
今一度、差別とはなにか。人種に対する差別。社会規範の中でうまれる差別。そのような事に対して今一度考えさせられる映画であった。
最後に、映画を最後まで見た人の中で、ある意味不完全燃焼に終わった人もいると思う。なんというか、終わり方が浅いというか、ドキュメンタリー系やヒューマン映画系にありがちなクライマックス不足のようなもの。そのようなものを感じた方、ご心配なく。そこから先のクライマックスを作るのは貴方です。何故なら差別は至る所に残っているから。考えに考えて多くの人と考えを共有していくことが大事だと思い、レビューさせて頂きました。
最後まで読んでくださった方ありがとうございます。
ヴィゴモーテンセンの魅力により最後まで観れた!
評価が高い映画だと認識があったので、たまには良い映画でも見ようかと思い、Huluで鑑賞しました。
これはわたしの性ですが、、。
観賞後に違和感と不完全燃焼感がじわじわときて、この感覚を誰かと共有したいと思ってレビューを見たものの、やはり結構な高評価が多くちょっと寂しさとやるせなさを感じたので、この性を満たしたいがためにわざわざアカウント登録してレビューを書くことにしました。汗
題材が題材だし実話だし高評価だから結構リアルに描かれてるのかなと想像してたのですが、普通の娯楽映画でした。多分そういう感じで見れば面白いと思います。
私は日本人でものすごく安心安全に育っていて、歴史も詳しくないし、黒人奴隷の知識もないけれど、それでも「んーーー、描かれ方が浅い。」と思ってしまいました。
いや、浅くても良いんです浅くても。そうゆう映画も好きです。わたし、ハッピーエンド大好きですし。
でもなぜだろう、、、なんでこんなにやるせない気持ちになるんだろう。。。そうじゃない雰囲気漂わせてるからなのかな。深いところまで突いてくれると思っていたのに突かれなかったからかな。
いやいや、曇ったところ見えないままやん!
みたいな。。
黒人差別問題って、もっと残酷で、説明できないほどにものすごく複雑に絡み合っているから、あの二人の間に起こる変化とか、そもそものキャラクターをもっと掘り下げて、それを細かく描いてほしかったなーー。。。と。
それでもなぜ最後まで見れたのかと言うと、ヴィゴモーテンセンがとてもとても良かったからです。彼はやっぱりすごいなあ、と思いました。彼の存在によって深みがある映画のように見えてしまうんです。イリュージョン的な。
ツッコミたいところはあるけど、許しちゃう。みたいな。。。
そんな感じです。
軽い感じで見ればよいかと思います。ポップコーン片手で見る映画としては良きかと。疲れてる時にみてもよいかも。サンドイッチとも相性が良さそう。
っていろいろ言いましたが、映画を一本つくるって、毎日ぐぅたらしてるこのわたしにはとても計り知れないほどの労力とスキルと忍耐と団結力と運とそれ以外にもたくさんのものが合わさってできているから、そこは本当にリスペクトしてます。🙏
出逢えてよかった映画
すごく泣けるわけでも
すごく楽しいわけでも
すごく爽快なわけでもないのに
この映画に出会えることができて
本当に良かったと思えた。
最近涙もろい私はトニーの妻が、
終わりがけにドンへ言う一言を聞くと
何故だか涙が溢れてきてしまう。
レビュー
裕福ではないイタリア系白人(トニー・リップ)と裕福なジャズピアニストの黒人(ドクター・シャーリー)の二人が、ツアーで黒人差別の色濃いアメリカ南部を巡る🦊
各シーン、かなり差別的な行いに満ちてますが、それでも明るい気持ちで楽しめる雰囲気を保ち続けたのは、脚本の素晴らしさ故だと思います🌞✨
脚本はトニー・リップの実の息子が描いてます👍
そして、トニー・リップとともに、ゴッドファーザーにエキストラで出てるという…笑
安心して観られます
主役二人の演技は絶品です。デイジーよりちょっとシニカルでメッセージもあります。喧嘩しながら最後は理解し合うという予定調和の話ですが、ロードムービーはシーンにメリハリつけやすいからお得ですよね。一点難をいえば、メッセージが少しくどい。黒人に評価イマイチだったのはそのあたりに理由があるのかも?まあ、私はアメリカ人じゃないので、その感覚はわからないので素直に面白かったし、感動したし、普通に皆に薦められる映画ですね。
黒人差別問題もちょっとある、おっさん同士の友情ロードムービー
言ってしまえば、よくあるアメリカにおける黒人差別を問題提起した映画なのだが、
王道から色々な要素が少しずつズレている感じが、
今までのそういう同じジャンルの映画を踏襲しつつ、
現代の映画思想と技術で楽しませる事に成功していると感じる。
大きく見れば少し思慮が足りないイタリア系の白人と富豪ピアニストの黒人のコンビの話なのだが、
だいたいこういう映画では黒人は聖人的なポジションで、
その聖人っぷりに諭される白人みたいな綺麗すぎる描かれ方をするのが相場ではあるが、
この映画においては常識人ではあるが、決して聖人ではなく、白人社会に対する憂いや葛藤に自分の内面を曇らしている感じがリアルに思えた。
映画が始まって、旅の終わりまで何か政治的に思う所が出てくる、といったような映画ではなくてほとんど終始ピアニストとドライバーの人間関係に焦点を当てているのが、説教臭くなくて、問題はほとんど何も解決はしていないのだが、映画としての後味としては凄いスッキリしている。
自分の国がこんなに綺麗だとは思わなかったみたいな車からの発言等からも、いいなあこんな旅を自分もしてみたなと思わせるような、黒人差別問題もちょっとあるおっさん同士の友情ロードムービーだった。
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