君の名前で僕を呼んでのレビュー・感想・評価
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全てはシャラメのための映画
シャラメ推しなのに未鑑賞だったので、限定上映で観てきました。
いやぁ、よかった。
切なかったし、いい初恋だな…って観終わってジーンとすると同時に今自分を大切にしてくれる人に会いたくなりました。
あの時代にしては「理解がありすぎる父親」もよかったですね。(原作未読のため)序盤から「これは、学者だから(理解がある)というより、父親もゲイよりのバイとかなの?」と感じてましたが、やはりそうだったんですね。お母さんについても、父親は「母さんには言ってない」と言ってましたが、薄々何かを感じ取ってるんだろうなーと思いました。
いずれにせよ、「同性愛が禁忌」という部分に光を当てるのではなく、あくまで異性愛間の初恋のように互いの気持ちを描いていくのがいいなーと感じました。
しかし、鑑賞中頭をもたげるゲスの部分の私が、(桃TE○GAのシーンの)オリヴァーの興奮を抑えきれない感じを目の当たりにして「これ、アーミーハマー、素なんちゃうかー?」とゲスい勘ぐりをしていたのは否めませんw
観る前から思ってたけど、アーミーハマー、見た目おっさんすぎませんか…24歳の青年には見えん…。そして、アーミーハマーで続編やりたいって監督言うてますけど、仮にアーミーハマーで続編決まったら私は「観れない」ですね。無理。スキャンダルのイメージが邪魔しすぎてシャラメとストーリーに集中できなくなりますから。
頭に被るかな?と思ったら、被ってくれた(笑)
大分前に視聴途中だった(笑)作品を改めて観ました。
もうね、切ないなーーー!って!
純愛的なストーリーなんだけど「これが初恋か…」なんて思ってしまった。
初恋は実らないのかなぁ〜、実らせて上げたかったなぁ〜って。
この時代設定って、どの位なんだろう?
きっと、同性愛に対しても 今程理解されてなかった時代なのかな……?
でも、エリオの両親はとても理解のある人で、とりわけ父親は……っでしたね。
こうやって人は大人に成長して行くんだね。
解ってはいても、ラストは切なくなりました(泣)。
タイトルにもなっている「君の名前で僕を呼んで…僕の名前で君を呼ぶ」のセリフにはギュッとなってしまった。
映画だからの時間の使い方
友達が絶賛してたので鑑賞
とりあえず、時間の使い方とか情景の描写の仕方がキレイよね。
映画じゃなかったら、タルくて見るのをやめてしまうかもしれないけど、映画だからこその表現だなーと。
ラストで、一度上げてから突き放すのはなんかイタリア映画味を感じた。
あと、音楽の使い方が印象的でしたね。
カットがわりでバツっと切る演出がおおいなー、と
なんか、日記を見てるみたいな感覚になりました。
夏の一件でティモシーシャラメが自己を確立してるのが衣装からも見えるからこそ、落差がくるよね。
で、そっからの暖炉のワンカットショーですよ。
いやぁ、やられた。
とんでもない最後だったなぁと。
映画だから観れるし、映画じゃないと観れない。
脱帽でした。
92/100
なんて綺麗な映画だろう
何の下調べもせずに、ただ感動作という評判により鑑賞。
とにかく映像が綺麗。空から木々から土から水から全てがピュアだ。
中盤位からストーリーが見えてきて、少しびっくりしたものの、映像のピュアさと主人公達の心情が綺麗に溶け合った。今までに観たこのテーマの作品の中では、一番自然でしっくりきたかな。主人公達の苦悩をユニークに表現できたシーンがあったのも、この作品をより際立たせたと思う。
所詮この世は男と女しかいない。何が起きても不思議ではない。紙一重というところか。
いずれにしても評判通り感動作だった。
ストーリーに関係ないが、出てくる車がおしゃれだったことと、「ラコ」と「ポロ」が印象的だった。
あたたかく包まれる…
見なければいけない作品、
と思いつつのびのびになっていたこちらを配信で。
ティモシー・シャラメと北イタリアの景色が美しすぎてうっとり…(月並みな感想)
映像を美しく愛でる映画なのかなと思いつつ、
ちょっと途中眠くなりながら見ていたら、
ラストのエリオのパパの台詞に雷に打たれたような衝撃を受けた。
こんなにもあたたかく包んでくれる映画があるんだな…
と涙が溢れてきた。
映画に登場する小物や、ちょっとしたエピソードがどんな象徴的な意味を持つんだろう?
と永遠に考察を楽しめるような作品でした。
今さらながら世界中で観た人がハマる理由がわかりました。
テイストが違う
昔の時代の同性愛の映画は、基本周りに理解がなくて主人公がいじめられたりするが、この映画はそんなことはない。
相手(アーミー・ハマー)をはじめ、父も理解がある人で特に何も無く穏便に終わる。
期待高かったから思ったより、、かな。
昔の雰囲気は良かった。ティモシーシャラメとアーミー・ハマーの体当たりな演技は良かった。
とっくの昔ですが
学生の頃にゲイはどうしても生理的に受け入れられないと行っていた友人がこれを見てもそう言い続けるのかな、と友人を思い出し、ぜひ見てみてほしいなぁと思うくらいに私にとっては美しい映画でした。
最後のパパのセリフで泣きました😭
申し訳ないが何がいいのか全く分からなかった
評価も高く絶賛している人がいるため見てみたが正直何がいいのか全く分からなかった。
唯一理解できたのはイタリアの景色綺麗だなということだけ。
端的に言えばゲイの恋愛、昨今LGBTが取り上げられているため今どきの映画だなという感覚ではあった。
自分はアラサーでLGBTに関しては比較的寛容なタイプだとは思っているが、いざ男同士の恋愛良いよって言われて、良いと思える男性は少ないのではないか?これがレズものだったら男性はまだ理解できたのかもしれない。
本作品は中高もしくはそれ以降のいわゆる腐女子と言われる人たちが、申し訳ないが脳みそお花畑で美男子がイチャコラしてるwktkというだけなのではないかと思う。
君の名前で僕を呼んでというのは同性だからこそ成り立つよなと見ながらに理解はした。
とは言え、日本人で言えばゆうきやあすかやかおる等一部男女問わず使える名前があるからそれらで男女の話であれば男性は楽しめたとは思う。
お互いなんで恋に落ちたのかも分からないし、腹の傷は伏線ではなかったのか?っていう、何もかも回収されずに寛容な両親のおかげでいい話のように終わっていたが結局よく分からなかった。
登場人物たちが何か成長したかというと別に成長しておらず特に山場もなく終わった印象。
ユダヤが出てきたが正直、ユダヤはゲイがいるというネガキャンをしているようにしか思えなかった。オチも伏線回収もなくなぜこんなに評価が高いのか理解が出来なかった。
ひと夏の情景
"君の名前で僕を呼んで" シリーズ第1作(?)。
Amazon Prime Videoで鑑賞(字幕)。
原作は未読です。
繊細な映像美で紡がれたひと夏の情景に心奪われました。
はじめは相手に良い印象を持っていなかったはずなのに心惹かれてしまい、最終的には狂おしいほどの恋に落ちてしまう。
かなり王道な展開だなと思いましたが、相手が同性と云うだけで、こんなにも心揺さぶられるドラマが生まれるとは。
ティモシー・シャラメの見事な演技に引き込まれました。
エリオの父親が彼に語り掛けた言葉に胸を打たれました。
誰しも人生に大きな影響を与える鮮烈な経験をしたことがあるかと思いますが、その時抱いた想いや体験したことは、なんとかけがえの無いものなのだろうかと気づかされました。
それはカラダの一部となって、その人を形づくる。
※修正(2023/11/26)
耽美に溺死した
アマプラで観れるのは今日まで!ってことでティモシーシャラメを堪能する為だけに期待せず観たら、もう、あなた…。
耽美すぎて溺死しました:(;゙゚'ω゚'):
6週間限定で居候するオリヴァー24歳と17歳の妖精なのかな?って感じのエリオの2人、キャワワワな女の子たち、最高の両親とお手伝いさん。マジで両親が最高すぎる。頭いいし、仲良いし、セクシャルマイノリティに寛容だし、余計なこと言わずに見守る系。もう一度言う、最高。
多言語が織り混ざりあう中、いろんな人種が登場しつつもみんなお互いを尊重し合っている平和さ。
美しい風景に、優雅な水遊び、木陰でやることは読書か作曲か編曲。
フランスの上流階級の日常ってこんな感じなんだろうな。(舞台はイタリアだけど)
多感な17歳、オリヴァーに惹かれつつも、ちゃっかり女子で童貞捨てるとこもかわゆす。
最初のオリヴァーとのセッションも、最高。
気持ちが入ってるようで入ってない女子と、本能で惹かれてるオリヴァーとの絡みは全然勢いが違くて、叫んだよね、ほんと家で観てて良かった…。
アプリコットで情事を思い出して、うっかりアプリコットセルフラブして昼寝中にオリヴァーが静かに攻めてきて、アレ?甘いぞ??まさか〜、って言葉にするとエライこっちゃなのに映像だけみるとシャラメが美しすぎて全然卑猥さがないのが不思議。ほんとに妖精かもしれない。
最後、帰省したオリヴァーからの電話でまた会えるのか
と期待させてからの婚約連絡は悲しすぎるよね、でも最後のエンドロールのところ、ずっとシャラメの泣き顔にするなんて反則よ!かわいすぎてさらに溺死した。
お父さんの最後の語りも詩的で素晴らしい。
恋愛じゃなくて、稀有な体験で絆で結ばれた友情って言ってあげるのとか、なんか、ただ遊ばれたわけじゃないよ、安心して。って言われてる感じがして、パパ最高。
1983年でユダヤだとゲイは許されないし、大学系だと出世したり世間体的にも余計に結婚が必須な時だから、しょうがないってエリオもわかってるし、自分の恵まれた環境もわかりきってるはず。
気持ちが落ち込んだ時にまた観よう。
家族へのハグとキスも情熱的だし、変なダンスや動きしてても、それすらキャワワワなんだよなー。シャラメたん。
あー最高だった。全体的に余白が気持ちいい。
アプリコットの様に甘酸っぱい夏の想い出。
内容は1980代北イタリアのある所での少年と家族の所に青年がホームステイし心の絆をより深いものにし自分自身を見つめ直す成長譚。好きな言葉は『君の名前で僕を呼んで、僕の名前で君を呼ぶ、、、』の物語中盤のシーンの言葉で物語の根幹となる所です。LGBT🏳️🌈映画は最近になって流行り『パワーオブザドック』『キャロル』『ムーンライト』などが認められる背景には世論の流れ時代性があるんですね。それだけ抑圧されてきた反動は怖いです。繊細な問題だけに深く入り込む話は個人的になりすぎて見る人を選ぶとは思いますが、繊細な問題だげに表現が凝っていて綺麗な映像に救われます。自分は、主人公のエリオットが虚弱体質で鼻血流したら吐いたり不治の病で死んでしまうのではないかとミスリードにドキドキしてしまいまし
た。北イタリアの乾燥したジリジリと照りつける様な日差しと突き抜ける様な空の青さは心奪われました。誰でも一度だけ経験するのよ誘惑の甘い罠〜♪一夏の経験。自分もオリバーの気持ちが少し分かる経験が昔の想い出みたいに感じられる面影の無い中年になりました。最高の想い出だけを残して別れる話は恋愛映画の基本だと思っているので自分的には楽しめました。
1983年 北イタリアのどこか
この映画に恋の全てが詰まっている。
情景、言葉、音楽の全てが美しく夏の涼しさを感じさせる。
エリオはとても賢く聡明なのに時々見せる無邪気な子供らしさが愛おしく、一心にオリヴァーに恋に落ちていく。しぐさや目線、行動全てに恋を感じ見ていて本当に自分も恋をしたような気持ちになる。
オリヴァーも大人として一線を越えないようにするが、求められれば我慢できずに溢れる気持ちを言葉にする。
君の名前で僕を呼んで、僕の名前で君を呼んで
恋する人の前で自分の名前を呼べば、自分の名前さえ甘酸っぱくなる。
オリヴァーの全てを忘れないという一言に一夏の恋が詰まっていた。
もう学校行かない
最初は見てて飽きてくるかなって思ったけど後半から見入っちゃって、切なくて、特に最後のエリオの悲しい表情が、、、夜中見てて明日学校行く予定だったけどもう学校行かない。悲しい気持ち。学校行けない。切ねえ、、、
エリオとオリヴァーどっちも男で同性愛が描かれた作品だったけど、やっぱ男女関係なく1人の人が人を愛しているのってすごく心に残るよね。幸せそうだし、それと同じくらい苦しくなる。2人のベットシーンはしあわせなカップルを見ているような感じで見ててほのぼのしてこっちもしあわせな感情になった。だけど最後に持ってくるのが2人が一緒になれない結末だからどうも悲しくて。この後部屋でエリオが嗚咽しながらベッドに顔を突っ伏して泣いたのかと思うと胸が痛い、、もう学校行けない、、、
舞台は北イタリアの田舎だったけど自然もすごく綺麗で素敵なところなんだろうなーって思った。ご飯食べる時とかに木下のガーデンでみんなで談笑したり、プールもみんなが想像するようなザ・プールって感じじゃなくて池みたいな、classic なひと昔前のオシャンティーな場所で、ビビッときてしまった人と一夏の恋とか。ひと夏の恋ってなんか魅力的だけどこんな悲しくなるならやだな笑笑。
あと、登場人物たちの言語の使い分けが難しすぎて、フランス語、イタリア語、オリヴァーとは英語。だけど時々フランス語?イタリア語?混ぜたりしてて時々なに語なのか判別つかなくなった。そこもまた魅力
両方味わえて羨ましい♡
喜びも痛みも
その感情を大切に…
Professor の父親からの助言
このシーンからあたしの見方が一気に変わった
それまではやけに美しいポルノ映画を見せられているとばかり…
二度と味わえない17歳の夏の恋と別れ
身体に感じる疼き恍惚
心にたくさんのヒダを寄せ何を思う…
この胸のザワつきを演じたシャラメ♡
どの作品よりも素晴らしかった
あの鬱蒼とした緑と湖で夏が終わるのを待ちながら過ごした別荘も
まったく空気が変わり冬の室内の白い明るさがある、これがまた美しい…
薪が爆ぜる音で終わる
季節の変化も美しい
自転車は倒して停めるもの
スタンドなんか付いていません
物は基本的に投げます、それがアプリコットの種であろうとリュックであろうと
勿論リュックの中もバッグインバッグで仕分けたりなんかしません
丸めて何もかも一緒にぶち込みろくに閉めずに放り投げるので、おそらくしょっちゅう中の物が無くなります
ベッドの上でアプリコットを食べたり色んな事をして流れた果汁やその他体液で汚れた手はシーツで拭きます
夏の定番アイテムは短パンで上半身裸で出かけます
下着姿で泳ぎます
etc.etc.
そういう人種のお話です
日本人と全く違う感覚が新鮮でした
間違いなく傑作なので見たほうがいい
ティモシーシャラメの圧巻の演技
簡単に言うと、ひと夏の恋の話なんだけど
エリオがオリバーを求めてる演技が素晴らしかった。
オリバーを見つめる表情、オリバーが結婚したと聞いて傷ついた表情、
胸がキュンキュンした。
美しい映像と音楽、観終わった後もずっとこの世界に浸っていたい気分だった。
エリオの両親もステキだった。
当て馬役の、エリオの女友達が可哀想だったから★マイナス0.5にした。
どこか羨ましい物語
2018年4月劇場鑑賞
それはひと夏の淡い思い出。
オープニングからしてもう素晴らしい。
絵の切り取り方がとてもうまく実に瑞々しい。
それと音楽がとても良いですね。併せてウォークマンも懐かしい。
あとあの卵の食べ方、「カリオストロの城」以外で初めてみましたよw
互いに惹かれ合い、気持ちが繋がった二人が山の中で名前を呼び合うシーン。
見ていてすごく微笑ましく、ずっと続いて欲しいとさえ思える時間でした。
そして父さんの言葉。あまりにも優しすぎて涙が出ました。
全部を知ったうえでその全てを受け入れ、そんなお前が羨ましいとさえ言ってくれる。
こんなにも優しい寄り添い方、家族ってすごいなって思えました。
そしてそれは静かに、泡が無くなるように消えて行く恋。
君の名前で僕を呼んで
僕の名前で君を呼ぶ
とても切なくも悲しく、でもどこか羨ましい物語でした。
全311件中、21~40件目を表示