追憶のレビュー・感想・評価
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会いたくても、 会えなかった、 愛する人へ――
2019年11月30日
#追憶 鑑賞
殺人事件をきっかけに離れ離れに暮らしていた3人の少年を 岡田准一 小栗旬 江本祐 が演じています。
設定がなかなか辛いものがあり、高倉健さんの映画にあるような感じです。どうしようもないヤクザのような男がいて、そいつを殺して捕まるなんて、本当に理不尽なんですけど。吉岡秀隆が出てたからかな?そんなイメージを持つのは?
ラストに希望があるところも昭和的で個人的には好きな映画です。
#岡田准一#小栗旬#江本祐#吉岡秀隆#安藤サクラ
【重厚なヒューマン・ミステリーであるが、そろそろ苦しいぞ降旗監督、と思った作品】
1980年代から邦画の一翼を担ってきた、降旗康男監督と木村大作撮影のタッグ作、16作目。
「駅 STATION」から始まり、「居酒屋兆治」で一世を風靡。その後、やや低迷するが「鉄道員(ぽっぽや)」が大ヒットした。その後、又低迷期に入るが、とにかくこのお二人は30年に亘り良質な邦画を世に出して来た。
低迷する邦画を支えてきた、お二人には敬意を表するしかない。
が、今作もそうだが降旗監督の傾向として”人間の生き様”を描く際にどうしても重いトーンになってしまう。1,2作であれば良いが何作も続くと正直飽きる。(すいません)
今作以降、お二人のタッグ作は公開されていない。木村大作は自らメガホンを取るようになった・・・。
<2017年5月6日 劇場にて鑑賞>
少し話に無理があるかな
監督の好みなのだろうけど、撮り方が少し前の映画を思わせる。
それについての是非はないけど、最後の最後で、その展開は無理があるかなと。東京にまで来ておいて、そんな人間関係がまた絡むってことはないかなと。
和解してしまうのも、少しあっさりし過ぎな感がありました。
巨匠の考えることはわからない
2時間ドラマと映画の違いってなんだろう。
岡田さんが少しオーバーな演技をすると2時間ドラマ感が...あと、崖(土建屋事務所裏)でのやり取り。
音楽。
音楽は、安藤サクラが最初に施設から出てきたとこ&回想シーンに掛かってたMがなんか違うな、と思い、そこから先、ベタッとつけられてる雰囲気モノ(大変失礼な言い方)のMがなんとなく気に入らない。
岡田母の病室シーンの母アップINSと、
廊下での夫婦のシーンの最後のヒキが、
前後のカットと表情つながってなくて気を削がれる。
誰と誰がタメ口の同僚なのかよくわからない配役。
夕日は、ひたすらずっときれいな画。
だけど、画がいくら綺麗でも、写真集を見たいわけじゃないからなぁ..
崖の上の岡田さん・小栗旬さんのシンメのヒキ、間に重機置いて断絶感表す、と構図で語っても、響かなかったなぁ..
結局物語の「芯」は何なのか、最後まで読み取れず。
役者さんはこの脚本演じるの難しかったんじゃないのかな。残念ながら、私には、誰も良くなかった。
あまりに活きてなくて、豪華なはずの配役も素敵に思えず。
周りが色々知ってて地元刑事役の岡田くんが何にも知らないちぐはぐさ、
柄本佑さんが東京から富山にいちいちお金借りにくるちぐはぐさ。
物語をそぎ落とす、とも言うけども、これじゃ、そぎ落とすではなく設定放棄。説明放棄。整合性放棄。
画にこだわってるわりには、
吉岡さんと安藤さんの老け後のメイクのちぐはぐさ、
物語や登場人物の感性がが昭和的なのに、役者の衣装や演技が現代的なちぐはぐさも。
いっそ戦後〜昭和の設定で撮ったらよかったのに。
ここにキャスティングされている俳優さんたち演じられると思う。
現在の若者に響きやすいように撮りたかったなら、脚本が違った。
巨匠の考えることは分からない。
理解できる日が来るのか。
しっくりくるレビューを探してみよう..
追記
だめだ、無かったです。
(雪割草の花言葉に触れられているレビュー大変参考になりました。
しかしながら、花言葉は、大抵の人が、後から調べなきゃ分からない。
「知ってる人・調べた人だけ」わかったらいいものでもない。
それより何より、花言葉有りきを前提とすると、安藤サクラさん扮するリョウコが、未来の物語を予め知っていたかのように「雪割草が好き」という設定なのが解せない。
それは追憶じゃなく予知能力。
喫茶店を営む安藤サクラが何故少年たちを保護するに至ったか?そこには「雪割草の花言葉」につながる過去があった...
それは...、というのを想像して楽しむ映画か?
ドヤ顔で喫茶店の名前にまでしようという脚本、やっぱりよくわからない)
高評価されている方ごめんなさい。携わられた方、勝手書いてすみません。私見です。
深い映画
「任侠」ということばは、強者をくじき弱者を助ける気性が強いことを指し、「仁義」というのは、任侠と義侠からできたことばだといわれている。───(光文社新書『誰も教えてくれない 男の礼儀作法』)
儒教には「仁」という考え方がある。儒教の中で中心に置かれる徳目の一つ。やくざの仁義は同じ組織の中だけで通用するものであり、他の組織との間には仁義は存在しない。このように、仁とは身内にだけ通用させ、それ以外の人間との関係には適用しないものなのである。実は閉鎖的で、身内さえよければという考えに至るのは必然だろう。「孔子(※儒教)の仁は差別愛である」───(牧野出版『脱洗脳教育論―日本再生のカギはすべてここにある!!』)
日本における仏教(以下、「日本仏教」と呼ぶ)は、伝来当初から、儒教的差別思想をたっぷりと内包していたと言える。だから、日本仏教は差別的な行為を堂々と行っていたのである。(中略) 支配者層に対しては儒教が、被支配者層に対しては日本仏教が、それぞれふんだんに差別思想を埋め込み、日本の身分制度を支える基礎となっていったのである。(中略) 日本人はすでに儒教という宗教を心の中に持っている。すでに「儒教」という「信仰」を持っている人に、いくら科学や哲学の「信仰」で物事を説明しても、キリスト教原理主義者が進化論を「神の思し召し」と一蹴したのと同じ結果を招くだけである。そこで私は、いわば暫定的な対応として、「心の教育」に仏教を使うことを提案する。もちろん本来の釈迦仏教である。(中略) そして、もう少し日本社会が成熟してきたら、というよりも、儒教の洗脳から解かれた段階で、科学と哲学の用語のみを使って「心の教育」を行えばいいと考えている。───(牧野出版『脱洗脳教育論―日本再生のカギはすべてここにある!!』)
戦国時代の孔子の弟子たちが儒家であり、漫画『キングダム』主人公の信たちです。天下の思想界を二分した墨家。漫画『墨攻』の墨家から呼んだ墨者の革離。漫画『キングダム』と漫画『墨攻』は同じ人物が出てくると思います。
木村さんの力
原作とは異なり、富山が舞台となった作品になっていますが、木村さんが撮るなら日本海で正解だと思います。
刑事、容疑者、被害者となった幼馴染みの三人の男たちの人間ドラマです。岡田くんが好きです。が、小栗くんと役を入れ換えても面白い作品になったのでは?とも思います。
全体的には何とも救われない一面もありますが、温かい人の心や優しくなれない人の弱さなど、大人向けの作品です。
安藤サクラさんは良い女優さんだと思いますが、時間の流れに対して無理な設定を感じてしまいました。-☆の理由はそれだけです。
心に残る作品ですが、やはりあの迫力のある映像はスクリーンで観てこそ意味があると思うので、劇場に10回以上足を運びましたが、DVD は買わず、TV での放送も観ませんでした。TVの画面では、この作品の価値は半減してしまうと思います。
雰囲気が好き
雰囲気がとても好きな映画でした。
富山を舞台にとあるきっかけからバラバラになった少年が、25年後に再開する過程はのんびりとしたストーリーながら飽きがこず、じっくりとみれました。
まったく派手さはないですが、面白い作品です。
また、キャストも豪華で名の知れた俳優が、ちょい役でたくさん出ているのも見所かと。
日本人好み
短い上映時間の中にも、日本映画らしい情や泣き、過去、友情が見事に描かれていました。
だからと言って、決して入り組み過ぎた複雑さは無く、無駄の無いストーリー展開で、今年一番のお気に入り作品です。
岡田君は今や日本映画を代表する役者になりました。今回は小栗君や柄本君、安藤さん、長澤さんと、それぞれの役柄にふさわしい配役であったと思います。
リリーさんはこの後亡くなったんですね。
一つだけ、いただけなかったのは、冴えなアパート暮らしの刑事がハリアーみたいな高級車はチョット合わなかったかな…(笑)
とにかく、最後のエンドロールまで見逃せない素敵な作品でした。
不完全燃焼でした…
3人の想いをもっと深く描写してほしかったです。
演技が良いだけにもったいない気がしました。
抱えてるものをこれからもずっと背負っていかなきゃいけない…せめてこれからは少しでも良くなるといいです。。
豪華俳優陣の無駄遣い
やたらと人気俳優と女優並べましたという感じで、ごちゃごちゃしている。
重いストーリーの割には犯人もラストシーンも実にあっさり。
岡田准一が刑事である意味もあまりないように思う。
少年達は青年になっているのに、夫婦が年を取らなすぎてラストシーンは違和感があった。
ただ、安藤サクラの演技は相変わらずうまいので星1.5
全体的に映画と言うより、開局何十周年のテレビドラマみたいな、とりあえず人気俳優たくさん出しました感じのする安っぽさで残念
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