ロブスターのレビュー・感想・評価
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面白さがわからん、、、
架空の話としての設定は嫌いじゃないものの、シュールな演出が乗れない。やりたいことはわかるんだけども。睡魔と戦ったけど何度も敗れた。俳優は豪華、1日に二度もベンウィショー様に会えたのは感激!
なにになろうかな。
単にアクの強いブラックコメディーでも良かったのですが、予想に反してすごくしっかりとした作品でした。テーマも多様に散りばめられた中、意外にも大真面目に愛と向き合い、最終的に切なさまで味わったのは驚きです。
そして、規則正しい世界の下に生き物の根源的な矛盾や孤独や混沌を見たような気がします。
似た者同士を求めることは、少しずつ自分を殺すこと。共存はできるのではなく、すでにしているという事実。退屈で仕方ないクセに、永遠の命や愛を願う人。次の瞬間、自分の感情がどう変わるかなんて分からないのに…
だから、あれからどうなるのか。別に何だって良いのです、私は。
結局何ひとつたしかなものなどないので規則を作って安心するのですが、その安心が厄介で危うく、気づけば逆に規則や固定観念に囚われ支配されてしまう。そんな姿は滑稽で皮肉な笑いに溢れていますが、それは私達の身によく覚えのある懐かしい笑いです。
好き嫌いは分かれて当然の作品なので勢いよくオススメこそしませんが、私は好きだし、あれこれ熟考する価値のある作品だと思います。あと、レア・セドゥが好かったです。
久々に強くて自由な映画に出逢えてうれしかったです。
独特すぎる“愛”の世界。シュールな設定のラブストーリー。
【賛否両論チェック】
賛:独特な世界観の中で、不覚にも真実の愛に目覚めてしまった主人公の末路が、皮肉で切ない。終わり方も割と衝撃的。
否:そもそもの設定が荒唐無稽で、世界観に違和感は禁じえない。ストーリーも淡々としていて、ラブシーンもかなりある。
一言でいうと、とってもシュールな映画です(笑)。「独身は罪」という世界観の中で、無理やりに誰かを愛そうとしていたデヴィッドが、急に「誰かを愛してはいけない」という独身者のグループに転がり込んで、その中で逆に本当の愛に目覚めていく様子が、なんとも皮肉です。そして許されない恋路の果てに、デヴィッド達が選ぶ生き方も、また何とも言いがたい後味が残ります。
ただ、そもそもよく分からない設定なので、見方によってはただただ単調に難解なストーリーが進むだけに見えてしまいそうなのも、また事実です。ラブシーンもかなりあります。
ありかちな“愛”を語る映画に飽きてしまった方には、是非是非オススメです。
共通点が無いとダメ、じゃなくて
ラストは二人で同じハンデを背負うことにしようと考えた、ということだと思う。
だけど、最終的な主人公の行動は解釈するしかない。
レストランの名前がヒントだと後から思ったんだけど、意味が分かる方、教えて下さい。
Jolisだったかな。ギリシャ語かな。
この映画で文字をはっきり映したのは、あそこだけだと思うし。
とんだ拾い物でした
室内楽をバックに抑えた色調の画面でとんでもない設定の物語が静かに展開する。
少々悪趣味で寓話的な、凝った作りのブラックコメディ…だと思って観ていたら、とんでもない!
愛についての大真面目な考察でした!
ラスト鳥肌が立ちました
45日で恋人できない奴は
人としてダメだから動物にしちまえという映画。
乱暴な設定だけれどストーリーを進めていく上で無理はなかったように見える。
彼が戻ってくるのを待つ彼女。それがラストショットだが果たして彼は戻ってきたのか?それとも、、、
色々な人の感想を聞きたい
人によって、色々な受け止め方が出来ると思うので見終わった後に感想や解釈を話し合いたい作品でした。
特にエンディングは、色々なパターンが考えられて他人の考えが知りたい
なんじゃらほい
えーっと、うーんと、これはダメでしたね・・・はい、すいません・・・
設定自体は確かに面白くなる要素があったと思うんですけど、やっぱり演出の問題ですかね、これは。序盤は回想によるナレーションで説明するってのが続いて、画で説得するということを怠ってたように思いますし、物語に起伏を与えようということも怠ってたように思います。
おそらくこの設定の面白さから発想して映画に突き進んだんでしょうけど、やっぱり発想だけじゃ映画になりませんね。
私がつけたこの★1.5は、もっぱらレア・セドゥのためだけにあります。レア・セドゥを見れたことだけは嬉しかったですね。
こりん星からこんにちは
小倉優子がこりん星出身とのことだったが、この二人も同じ星から飛来してきたのかと。“コリン・ファース”、“コリン・ファレル”。ごちゃごちゃになってて、『キングスマン』の人が主役かと思ったら違っていたみたい。コリン・ファースが演じていたらもっと面白かったかもしれないと思ったのは、ギャップの激しさを期待したせい。でも、こんな間違いをしてたのは小生だけではない筈・・・
こんな戯れ言は置いておいて、本作、とても辛口のブラックジョーク、もっというと、笑えない冗談に散りばめられた物語である。
設定からして突拍子もない内容で、ファーストシーンから、牛を撃ち殺す所からスタート。シュールな幕開けである。
配偶者若しくはカップルの片方が無くなれば、収容所に連行され一定期間内に次のパートナーを探し成立しないと動物に変異されてしまう世界。魔法か何かを使うと思ったら、単なる外科手術らしいから、これ又なかなかグロテスクな設定である。そう、この映画は、設定の空想性としかしその空想を現実の方法で力づくで落とし込むというかなり矛盾した雰囲気がずっと包んでいるのだ。
収容所では、一人より二人の優位性の思想をプロパガンダし、自慰行為さえもコントロールされる。ルールを破ったら、トースターに手を突っ込まれ、指を焼かれる等々。。。 かなりえげつないシーンが随所に続く。メイドが、局部に尻を擦りつけ、しかし射精はさせない生殺し。これも又、パートナーを探させる為の無理矢理なモチベーション高揚。とはいえ、闇雲に又刹那的にカップルにさせないよう、成立後に試験期間を設け、その試験に合格して晴れて収容所から抜けることができる。そんなことをされて機械的にカップルになれる程、人間は都合良く精神が出来てるはずもなく、このキチガイじみた所からの脱出を謀る人間が出る。そんなレジスタントを捕まえる為、パートナー探しの合間に、レジスタントが潜伏している森に狩りに出動させられる。捕まえれば、収容期間が伸び、チャンスは延長される。やっと見つけたパートナーだが、しかし血も涙もない愛情確認(兄が犬に変えられており、その犬を飼っていたが、その犬を殺された)ことで、主人公はレジスタント側に転じる。しかしそこは収容所よりももっと戒律が厳しく、独り者を絶対遵守と位置づけ、決して恋愛をしてはいけないという世界。いちゃついたからという理由で、その二人の唇を切り、無理にキスをさせる等々の罰が設定されている。そんなメーターが振り切れる程の両極端な場所で、皮肉にも主人公は一人の女性を愛し始める。勿論、その行為はみつかってしまい、女性は目を失明させられてしまう。追いやったリーダーを犬の餌にした主人公は、光を奪われた愛する女を連れ、森から抜け出し町に逃げる。立ち寄ったダイナーで、自分も又愛する女と同じように目を突こうとするシーンでこの映画は終わる。ホントに突いたのかどうかは、観客の想像に任せる終わり方だ。
ベースには、出生率低下という社会問題があるのだろうが、メーターの振り切れるような内容はここ最近観ていないだけにかなり興味深く堪能した。
恋愛なんてものはそんな都合良く出来るはずもなく、ましてや何かが介在若しくは強要できるものでもない。例え始めの印象が良くても段々と知らない面が顔を覗くことになるし、同じ趣味、同じ思考だから相性がよいというものでもない。
かといって、一生独身で居続ける事を誓ったとしても、 その途端に運命の人が出現することだって縁だ。そんなことを具体的にいろいろなシーンでブラックな演出を施してみせてくれる。なかなか笑えないモノばかりである。
主人公と仲間になった男が、上手い具合にカップルとなり試用期間を与えられる。その停泊先のヨット内に、侵入した主人公は、 男の嘘を暴露し、別れを強いる。しかしカップルの女は逆に主人公にナイフを突き立て、出ていくよう命じる。 主人公はノコノコと出て行く。その胸にはどんなことが去来していたのだろうか・・・
奇異で過剰な仲間意識
人は必ずパートナーがいなくてはならない、という世の中に生きる人々の"常識"。
そこからはみ出したグループは人を愛してはならないという"ルール"。
そして、足の痛み、鼻血が出やすい、近視など、体の弱点を共有することでしか心を通わせられない"人"。
必ずペアがいなくてはいけないという世界の中で、どれだけミニマムになっても痛みで心の繋がりを求めようとする人々。
「かくあるべきでなければならない」という世の中の常識に対するアイロニーと捉えるべきか?
見方次第で評価は変わる、そんな映画です。
ロブスター
男女の関係性における問いかけを期待して見たが、率直に言って思想的なレベルの低さに時間を無駄にした気分に。シュールな映像あり、シニカルな笑いあり、暇なときの時間つぶしのエンターテイメントとしては楽しめるか。
ちょこちょこ笑えて、ジワジワ怖い
いろんな受け止め方があるんだろうけど、
とにかく妄想を掻き立てられるような映画。
楽しめたし、観た後もいろいろ考えてしまう。
極限の状況で、人は絶対的な愛情とか関係性を何をもって担保しようとするのか、この映画はそこにあえてシンプルな定義というか、ルールを設定している。
そのルールに縛られ翻弄される登場人物をブラックに笑い飛ばす、、、
これが今のところの自分の解釈。
でも鑑賞中はホラー映画のごとく、その先の展開を恐れながらドキドキしてた。
日本人だからかな、、、
(ヨーロッパ人は終始、笑いながら観るんじゃないかな??)
近いうち、また観たくなりそうな一本。
ブラック過ぎてよくわからなかった。
ひとりで生きて行くことは悪。必ずバートナーと暮らし続けなければならない。シングルになって45日以内にパートナーを見つけなければ動物にされてしまう。
この施設に送り込まれた人達が皆、生気がないのは現実逃避の表れなのか。施設から逃げてシングルの森で暮らし出すもそこはそこ、独裁者の狂気の世界が。結局自由になれない未来ってなに?
ラストも現実をみるな、っと事?
映像と効果音は世紀末感たっぷりだけど趣旨が良くわからなかった…。
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