劇場公開日 2022年10月8日

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夜明けまでバス停でのレビュー・感想・評価

全69件中、1~20件目を表示

3.0爆破して壊したい世の中

2024年2月3日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

全てを壊したくなる夜、
明日は目覚めなくていいように祈る夜、
誰でもそんな夜を迎えざるを得ない立場になり得る。
いつも困るのは1番弱い立場の人々。

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上みちる

3.5プライドの高さゆえ・・・‼️

2024年1月21日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

悲しい

怖い

コロナ禍のために本業のアクセサリー販売がダメになり、バイトである居酒屋店員もクビ、居酒屋の寮(?)であるアパートも追い出されてしまう三知子。貯金も底をつき、ホームレス同然の生活を送るようになり、夜はバス停で朝まで・・・。コロナ禍の過酷な現実を突きつけられ、三知子に共感‼️いや、出来ません‼️元夫の借金を肩代わり、元金がまったく減らない、過払金請求を司法書士か弁護士に頼めばイイんじゃない⁉️いくら疎遠になってるとはいえ、母の施設への入所費用の件で電話でやりとりするんだから、兄さん宅で寝泊まりぐらいさせてくれるんじゃ⁉️仕事も選ばなかったら何かしらあるんじゃないでしょうか⁉️すべては三知子のこだわり、プライドが高いために自分を追い込んでしまっているように見えてしまう‼️それよりも三浦貴大の居酒屋のマネージャーが意外にハマり役‼️社長の息子なのをいいことにパワハラ、セクハラ、不当解雇、退職金横領とやりたい放題、クズっぷり全開‼️三知子の身を案ずる店長が、マネージャーを追い込むシーンは黄門様でしたね‼️スカッとしました‼️

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活動写真愛好家

3.5コロナの影響でホームレスになった女性。 当時は結構多かったかもしれ...

2024年1月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

コロナの影響でホームレスになった女性。
当時は結構多かったかもしれない。
居酒屋のアルバイトで借り上げアパートに住めるのは好待遇だが、解雇されると仕事と住居を同時に失う諸刃の剣。
重い内容で考えさせられた。
ただ、爆弾を作って社会に反抗するという展開は違うと思う。

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省二

4.0コロナ禍の話

2024年1月20日
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 本業だけでは生活できずに居酒屋のバイトをする三知子。コロナで解雇になり、アパートも追い出される。行き場のない三知子は夜のバス停でウトウトし、昼は公園で過ごすホームレス状態。コロナ禍でこういう状況になった人もいるだろう現実。実際の話では殺されてしまったらしいが、映画では居酒屋の店長が、退職金を持って現れる、先が少し見える終わり方で救われる。
 しかし、この居酒屋の店長はいいのだが、マネージャーがクソすぎる。店を再開したなら、まず解雇した人達に声をかけてあげればいいのに、退職金まで搾取して、セクハラ目的で若い子を新しく雇う。生ゴミぶちまけられて当然だな。
 三知子がホームレス仲間のおじさんに「こうなったのは自分のせい」と言っていた。コロナだけのせいにしていない。確かに別れた旦那の借金を払わなくても済むような努力をしたり、家族との関係をもう少し良くしておけば、助けてもらう事も出来ただろうし。
 ちょっと最近の話だし、リアルな話で、色々考えさせられる映画。

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アンディぴっと

3.5リスク

2024年1月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

怖い

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sironabe

4.5いったん始まった「逆回転」の速さ

2024年1月19日
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鑑賞方法:DVD/BD

一見すると順風満帆の生活を送っているようには見えても、いったん何かに躓(つまづ)いて、人生の歯車が逆転を始めたとしたら、その逆転の速さ(凋落の激しさ)は、筆舌に尽くしがたいものがあるようです。

猛威を振るったCOVIT-19(新型コロナウイルス)が、季節性インフルエンザ並の扱いに変更されたのは、ようやく去年(令和5年・2023年)のこと。
それまでは、得体の知れないウィルスへの恐怖が、飲食や宿泊から(過剰に?)人を遠ざけてしまっていたように思われてならないのですけれども。
(今朝までピンピンしていた人が、昼過ぎにはICUに収容されて人工呼吸器が必要になるとか、いったん重篤化すると、そのスピードは早かったことは、現場の医療関係者を驚かせたとは聞き及びますけれども。
しかし、当時はテレビなどが盛んに喧伝したようにCOVIT-19の致死率が季節性インフルエンザの数倍とか言われても、そもそも季節性インフルエンザの致死率はコンマ数パーセントとかいう話ですから、その「数倍」では、本当は高が知れていたはず。)

そしてコロナ禍が去ったこれからは、じゃふじゃぶと注ぎ込まれたコロナ関連融資によって押し潰されてしまう企業が必ずや出てくることでしょう。

飲食関係を始めとして、それで人生の歯車を狂わされてしまった方々も、少なくないことで、本当に、胸が痛みます。
そのことに、思いが至ると。

本作は、『TATTOO<刺青>あり』が、秀作だった高橋伴明監督の手になる一本ということで、TSUTAYAの宅配レンタルで、媒体(DVD)が送られて来るのを楽しみに、待ちに待って鑑賞した一本になります。

その期待にも違(たが)わない、佳作であったと思います。評論子は。

(追記)
監督さんとしては、決して多作とは言えない方と思いますけれども。本作の高橋監督は。評論子は。
しかし、前作にしろ今作にしろ、チカラのある方だと評論子は思うので、是非とも次回作にも期待したいところです。
本作は、その次回作がいよいよ楽しみになった一本だったと、申し添えておきたいと思います。

(追記)
本作の後半の「爆弾騒ぎ」は、いささか過剰ではないかとの意見もあるようですけれども。
他の方のレビューも読ませてもらうと。

しかし、COVIT-19に対する不安や、生活上の不安から、元学生運動の闘士と称するホームレスに唆(そそのか)されて、三知子がその方向に走ってしまったのも、本作の要素の一つを成すのではないかと、評論子は、思います。

それは、別作品『福田村事件』などでも描かれているような、不安な社会情勢の下での…否、不安な社会情勢の下だからこそ起き得べき「思わぬ出来事」というものが、コロナ禍の社会で、実際に起こっても不思議でなかったことを暗示しているように思われるからです。評論子には。

案外、最後に彼女を襲撃しようとした犯人も、そういう不安な社会の中で、マスコミの喧伝に乗ぜられてしまっていたのかも知れない。
その警鐘であったとすれば、その重みは、決して軽くないように、評論子は思います。

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talkie

4.5タイトル意味はそーいう事か。

2024年1月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

意外にも面白かったー。コロナの貧困生活、弱者視点が今更ながら痛みがよく伝わってきた。

三浦さん、こーいう腹立つ役はピカイチだな。(笑)
ルビーモレノが久しぶりに見れて嬉しかった。

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ノブ様

5.0おめ今言うごどでねべ と秋田弁で毒づく

2024年1月2日
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鑑賞方法:DVD/BD
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北枕寝二

4.0コロナ禍を描いた代表作のひとつ

2023年11月4日
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鑑賞方法:DVD/BD

昨年から観たかった映画、ようやく鑑賞🎥
コロナ禍をこれだけ顕著にあらわした映画は、尾野真千子主演の『茜色~』に続く代表的な作品ではなかろうか。

日常生活を描いた冒頭から始まり、横浜港のクルーズ船の話、新型コロナによる緊急事態宣言の発出、アルバイトたちは解雇、ホームレスになる者も……といったまだ3年ほど前の事であるが、「あんな頃もあったなぁ…」と思ってしまう。
あれからたいして時間も経っていないが、現在は「コロナ感染者数の報道」すら無くなって、コロナ共存社会?になったということか…。

あの頃を振り返って、インパクト強烈だったのは、緊急事態宣言により映画館が軒並み閉館となったことだった。

さて本作、夜は呑み屋でアルバイトをして昼は自作アクセサリー売る女性(板谷由夏)だったが、コロナ禍が始まってバイトはクビになり住み込みアパートも追い出される。自作アクセサリーも売れるわけなく、無職となる。
住む場所も無くなった無職の女はホームレスとなったわけだが、爆弾男(柄本明)などと知り合いになる。そして……というドラマ。

本作は、高橋伴明監督作であるが、片岡礼子、筒井真理子など個人的に贔屓の俳優が脇を固めてなかなか良いドラマになったと思う🤗

爆弾エピソードは何?……と思ったが、エンドロールを見て納得🙂
インパクトあるエンドロールであった⚡

さすが2022年キネ旬ベストテン第3位となった日本映画であった。

<映倫No.123335>

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たいちぃ

評価なんて、恐れ多くて

2023年6月28日
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鑑賞方法:DVD/BD

実在の政治家の名前を出し、ストレートな批判を加える。高橋伴明監督でなければ、作れない作品なのでしょう。学生運動への参加により早稲田を除名、という筋金のなせる業。
『腹腹時計』小学生の頃の記憶にあります。ただ、なんだろう、ひと世代後の私には、否定は絶対できないのだけれど、肯定もできない。この作品も、彼の時代も。まぶしくもあり、同時にむなしくもある。
だから、評価はなし。

ここからは、本筋とは全く関係のない、どうでもいい話です。
北林三知子のスマホに兄から、電話が入るシーン。テーブルに置いた時にビールが、妙にゆれるんです。東日本大震災がからむ映画か?初期微動の後、主要動のでっかいやつが来るのか?と思うほどでした。
ゆれの正体は、三知子が飲むビールの底の角がへこんでいた、それだけの事でした。派手に落としたのかな、でも、泡が噴き出すこともなかったし、冷やす前に凹ましたのかな。1本しか準備せずに撮影にのぞむとしたらちょっと驚きだし、予備のビールがあるとしたらへこんだのを使う雑さもちょっと驚き。謎です。

2001年の映画『アメリ』の冒頭のシーン。そこに描かれたアメリのマニアックな映画の楽しみ方と、同じ趣味がある私です。そんなんだから、今みたいな日本になっちまうんだよ、と高橋監督に叱られますかね?

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マツドン

3.0理不尽な世の中だけどさ

2023年6月20日
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鑑賞方法:映画館

前半いい感じで進んでいたのに
終盤はジジイ世代の過去の栄光ばなし。
決して政治だけが悪くなく現況の要因なんか
腐るほどあるのに
一部の人たちを喜ばす描写を入れても意味がないんですが。
大西礼芳ちゃんいい感じ。
60点
4
京都シネマ 20221026

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NWFchamp1973

4.0平板さが主張の強度を高めた稀有な成功作。

2023年6月3日
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支持。
捻りの無い画調、演技、演出、配役、分かりやすい悪役造形という古さと平板さが
寧ろ主張の強度を高めた稀有な成功作。
狙いか。
脚本梶原阿貴があの痛恨の実話を
こうも反転させねば書けなかった切実の熱量に痺れた。
映画で闘う。
これが映画だ。
劇場で見ねばだった。

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きねまっきい

4.0美人が故より"悲しく"映る

2023年5月31日
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2022年劇場鑑賞79点 優秀作 72点

小規模ながら、実際の事件を元にコロナ禍を交えながら短い時間で表現した作品

主演や三浦貴大、松浦祐也片岡礼子に柄本親子など邦画好きにはたまらないキャスティングにまず興奮するのと、テーマが誰しもが起こりうる悲劇を板谷由夏が美人ゆえより一層悲しく映るのが何より皮肉で、正直社員の大西礼芳とそれ以外のパートさんの構図だけでもせちがないなあと思いながら見ていました

個人的には途中までは素晴らしかったですが、爆発テロを試みるに至るシナリオがどうもそれじゃない気がしてならないです

こんな不条理な世界に嫌気が差しての行動だとは思いますが、なんかとってつけとような起伏の付け方で、ここが今作の品格や作品を語る上でにターニングポイントになったと思います

社員の大西礼芳がセクハラや会社や社会にストレスを感じ最後意気投合するのは下手ですが、良い状況と悪い状況の二人が交わる良い結末だと思います

それでもとりわけ好きな方の作品です、是非

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サスペンス西島

4.0ああ、生き難い人生

2023年3月17日
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鑑賞方法:映画館

2022年キネマ旬報ベストテン第3位、高橋伴明監督作品。
見逃していた作品で、第七藝術劇場の下の階にあるシアターセブンというミニシアター(初めて行った)で丁度再上映されていたので、観に行ってきました。
いやぁ~、見逃さなくて良かったぁ。今の社会問題がてんこ盛りの内容でしたが、今のというよりもっと普遍的な問題でもある様な気がしました。
勿論、コロナ禍の社会をいち早く取り上げ、今の問題点を浮き彫りにした映画を観たのは私は初めてですが、それよりも私が身につまされたのは主人公のキャラというか性格や性質の問題の方にありました。
いつもの私の感想なら、この作品から今の社会問題を色々と解析して行くといった感じの事を書き綴って行くと思いますが、今回はこの主人公の性格について色々考えて行きたいと思っています。
何故ならこの人に私は、男女の違いはあれど色々な共通点を感じてしまったからです。いや、違う部分の方が多いのですが生き方が不器用な点で凄く似ている気がしました。
自分で言うのもなんですが、そんなに馬鹿でもなく、仕事も適度に出来る、非常識なこともしないし真面目な方でもある。人付き合いが上手いか下手かは別にして、人に対して横柄でもなく、優しい方でもある。
正直言って、社会生活においてこれだけの性質が揃っていれば、普通の生活が出来る資格はあると、建前的には必要最低限の条件はクリアしていると思っています。
しかしながら、こういう人間でもこの作品の様に社会の最下層にまで落ちてしまう事実というのが、そもそも一番大きな間違いなのだという問題提起の様に思えたのです。

作中のホームレス仲間も根本的に決して馬鹿ではなく、それなりの教養もある設定だったし、逆に悪役の従業員の退職金をネコババする上司や、ホームレスなどペット以下などと公言するインフルエンサーのダイゴならぬケンゴや、インフルエンサーに洗脳されるネット民など、人間的には下種やクズであっても社会では適度に豊かに生活できてしまうという、こうした社会システムに本当に問題はないのか?という疑問を私は若い時から持っていました。
で、私はなんとかこの歳までホームレスにはならずに生きてこられた理由や、彼女と私の微妙な違いを考えると(最低限の)世渡りのヒントが見えてくるのかも知れません。
例えば私、ロールプレイングゲームなどをする時に、最初は攻撃力より防御力の方ばかりを強力に上げてしまう癖がありました。その癖は実生活においても同じで、ホームレスにならない(なる覚悟がないため)を人生の優先順位の最上位に置きそれを目標に生活をしていたので、なんとかそれだけは免れたという事だけなんです。
なので、彼女の様に人の名義のカードで買いまくる別れた旦那の借金返済をしたり、生活が出来なくなっても頼まれるとお金を出してしまうというほど人が良くもなかったし、社会も人間も根本的には信用してはいけないという姿勢は崩せませんでした。彼女に私くらいの危機察知(回避)能力があれば良かった(?)のにと少し歯痒かったです。
なので私の今までの人生は決して豊かでもなく、人間としての真の喜びも分からないままであったかも知れませんが、でも本作の様な善良な人間のどん底人生や、クズ人間の自己満足人生よりはましな生き方だと自分に思い込ませています。

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シューテツ

4.0正しく怒る

2023年3月16日
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映画を見終わって、高橋伴明監督の弁を読んだ。監督は怒りを原動力に映画を撮り続けてきたが、ある時期から怒ることをやめてしまった。でも世の中はどんどんおかしくなるばかり、ここらでちゃんと怒ろうと思ったという。そうなのだ、この映画は、「正しく怒ることは何なのか?」を考えさせられる映画だった。その昔、フレッド・ジンネマンの「ジュリア」(1977年)のラスト、ジェーン・フォンダ演ずるリリアン・ヘルマンが、ナチス政権下のベルリンで、レジスタンス活動をするジュリアと涙の再会をする。片足を失ったジュリアの姿に怒りの感情をおさえきれないリリアンに「今でも昔のようにそうやって怒ってるの?」と聞くと、「そうなの抑えようと思うんだけど」と言うと、ジュリアは「I like your anger.」と応える。
人間は喜怒哀楽を失ったらおしまいだ。人間は、本当につらい思いをすると少しずつ感情を出せなくなる。本当につらいのだ。
怒るのと、キレるのは違う。人を責めるのと怒るのも違う。今のワイドショーでコメンテーターは、正しく怒っているのか?色々と考えさせられる映画だ。
土地勘があった場所で起きた事件を題材にした映画だったので、見る前は暗い印象が拭えなかったが、実際見たら予想外に救われる映画だった。そう言えば「火口のふたり」もそうでした。

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かぜ

4.5これがコロナ禍の現実だった(ユーモアに救われました)

2023年3月13日
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鑑賞方法:VOD

コロナ禍で飲食店はキャルセルが相次ぎ、アルバイトは最初に解雇され、
路頭に迷った多くの人々が苦しみ、追い詰められた。
それを追い、寄り添った映画です。

本当に苦しい展開で、
誰かに助けを求めて!
お願いだからgive upして!!
と祈るように気持ちで北林(板谷由夏)を見ていました。
そんなに《プライド》
大事ですかね!
《プライドが一番大事》
そう公言する友だちいましたっけ!
プライドなんて【甘ったれ】の言う台詞!

高橋伴明監督作品は一本も観たことがありません。
バクダン(柄本明)が監督の代弁者の気がします。
腹腹時計?
知りませんでした。

《コロナ禍に苦しみ、生活基盤を失い、困窮した人々を取り上げた作品》
それをエンタメ作品の映画にしたのは。
高橋伴明監督、お一人ですね。
一番に切り捨てられた社会的弱者を主人公に、
ヒリヒリする前半と、
一転してバクダンの狂言回し的役割で、
明るいエンタメ作品に仕上げる。
メッセージは伝わりました。

社会が悪い、そして政府も政治家も悪い奴ばかり、
利権にたかり、おこぼれに与ろうとする人の群れ、

この映画では描かないけれど日本の現実は
《弱肉強食》
それがまごう事ない現実です。
太古の昔から《悪知恵の働く目先の利く奴》には、
勝てないのです。

柄本明の元学生運動の闘士・・
柄本明の台詞こそ高橋文明監督の言いたかったことではないでしょうか?
ユーモラスで棘があって三知子と【全く噛み合わない】
そんな会話の面白さ。
成田闘争とか三里塚とか・・・
なんか凄い時代がありましたね。
元学生運動の闘士だったと聞く高橋伴明監督。
だから《役所に助けを求める》
その選択肢はないのかなと。
あと疑問だったのは、北村三知子(板谷由夏)が、
介護の仕事をコロナ禍で断られた後、
もっともっと【必死こいて】仕事を探さないこと。
水商売や風俗が選択肢にないのは良かったですが、
健康でまだ40代なら、
私なら新聞配達をします。
住み込みも可能だし、
寮とか住宅費補助なんかありますよ。
あと国の政策で疑問なのは、
失業者が多いなら、
なぜ農業や酪農に都会の若い人やシングルマザーを受け入れる
体制を作らないのでしょう?
食料自給率を上げることは、戦争が始まれば急務です。
《食糧危機は目の前です》
それに農業や酪農は辛くても心を育む仕事。
希望がない、元気のない日本人の心を満たす・・・
《若い子はyoutube rとか、インスタグラマーになりたい・・》
楽する事、そればっかり・・・
本当に情けない
現実にはみんな必死で働いてます。
生きるため、家族を養うため、子供を教育するため、
雨の日も嵐の日も吹雪の日も、
必死に働いています。
大半の人は。

まぁ映画的設定だし、もっと厳しい条件の人もいます。
病気の人、障害のある人、小さい子供を抱えて働けない人。

でも農業や漁業。
漁業は今、若い女性が続々と参入しています。
そして日本の米・野菜・果物はメチャ美味しい。
本気でフランスのような農業国に変えませんか?
そこに政府は補助金を注ぎ込むべきです。
外国人労働者を安く働かせること・・・そればっかり!
そこじゃない。
《心を病んで引きこもってる中高生が多いです》
《働かない中高年の引きこもりも多すぎる》
日本人が労働者になりたがらない現実を変えて行かなければ。
北林だって小綺麗な【ジュエリーデザイナー】って、
一見アーティストっぽい響きの仕事に、プライドを満足させていた筈。
焼き鳥屋のバイトは【仮の姿】
自分はアーティスト・・・それが支えだった。
現実を見ろ!!
とも思った。

三知子が男に渡したカード4枚で借入限度額一杯借りられた・・・
そうなる前に早くカード解約せいや!!
アホか!
とも、思った。
男にカードなんか渡すな!!
その男は完璧に犯罪者予備軍だよ。
(そりゃあ、恥ずかしいさ、自分の馬鹿さが公になる)
甘やかすから、その馬鹿男に騙される女がまた出る。
北林は被害者であり加害者なんだよ。
(・・・本気になって心配になる映画でした)

どれにしても三浦貴大の焼き鳥チェーン店のマネージャー。
パワハラ、セクハラ、横領。
クズっぷりが凄まじくて、三浦貴大も随分太ったし、
好感度ゼロの憎たらしい役。
上手い役者になりましたね。
それとYouTuberの柄本佑。
ひろ○○そっくりのムカつく奴で、
馬鹿っぽさに笑った!!
どんな役でも見事にハマる(親子共演ですね)

ウクライナ侵攻
物価高
地震の恐怖

(最近の方がレストランや店の閉店が多くなっている)
(コロナ禍でなんとか持ち堪えてきた店が次々とつぶれている)

お先真っ暗だけど、
病気で働けないとき、
本当に困って頑張れないとき、
最後に頼れる友人と、
社会のセイフティネットは、
絶対に必要だと思いました。

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琥珀糖

3.5なんとか観ることができました!

2023年2月22日
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鑑賞方法:映画館

コロナ禍あるあるですね。
ラストちょっとわからなかったです。

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かん

5.0腹腹時計と連帯と

2023年2月21日
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鑑賞方法:映画館

興奮

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太陽傅

3.0"真面目"と"努力"は別

2023年2月2日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

単純

知的

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いぱねま

3.0絶対に忘れてはいけない日本の現実!

2023年1月3日
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コロナ禍で仕事や住まい、そして心のバランスを失ってホームレスになってゆく過程がリアルに感じられました。

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AYK68