劇場公開日 2022年10月8日

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「コロナ禍の話」夜明けまでバス停で アンディぴっとさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0コロナ禍の話

2024年1月20日
iPhoneアプリから投稿

 本業だけでは生活できずに居酒屋のバイトをする三知子。コロナで解雇になり、アパートも追い出される。行き場のない三知子は夜のバス停でウトウトし、昼は公園で過ごすホームレス状態。コロナ禍でこういう状況になった人もいるだろう現実。実際の話では殺されてしまったらしいが、映画では居酒屋の店長が、退職金を持って現れる、先が少し見える終わり方で救われる。
 しかし、この居酒屋の店長はいいのだが、マネージャーがクソすぎる。店を再開したなら、まず解雇した人達に声をかけてあげればいいのに、退職金まで搾取して、セクハラ目的で若い子を新しく雇う。生ゴミぶちまけられて当然だな。
 三知子がホームレス仲間のおじさんに「こうなったのは自分のせい」と言っていた。コロナだけのせいにしていない。確かに別れた旦那の借金を払わなくても済むような努力をしたり、家族との関係をもう少し良くしておけば、助けてもらう事も出来ただろうし。
 ちょっと最近の話だし、リアルな話で、色々考えさせられる映画。

アンディぴっと