1秒先の彼のレビュー・感想・評価
全169件中、101~120件目を表示
ラストは泣きそうだった
台湾版のリメイクだそうですが、台湾版は見ていません。
この映画は、突っ込み所が多いのですが、突っ込まないで楽しんでほしいです。伏線回収がなかなか面白いです。
京都の町並みも綺麗で、コミカルに物語が進んでいきます。
結局、ハジメとレイカのすれ違いなんですよね。ラストの場面は泣きそうでした。きっと台湾版は名作なんでしょうね。台湾版を知らない私は感動しました。
とにかく突っ込まないことがポイントになります。
人々のテンションが高い、清原果耶の屈託のない演技が良い。
まず主人公のハジメが終盤まで、とにかく心のテンションが高いまま進み、妹カップルやオカンまで、テンション高いです。ちょっと観ていて、ついていくのに疲れたかも笑笑。
果耶ちゃん、演じるヒロインは、ずっと子供の頃からハジメ君の事を想っているけど。。。
なかなか現実は思うようには行きません。
もどかしさを上手に描いています。
でも、ずっとずっとハジメ君の心に寄り添い、肝心な所で助ける、素敵です。
現実ではあり得ないけど、ファンタジーで面白かったです。
ただ、果耶ちゃんは、もっと違う主人公、小児科のお医者さんとか、弁護士とか、クッキリとした主人公を演じて欲しいです。霊媒師とかファンタジーでは無くて。。。
次に期待。
奇想天外な設定ながら、純愛を貫こうとする主人公がたまらなく愛おしく感じてしまう映画です。
映画『1秒先の彼』作品レビュー
チェン・ユーシュンによる台湾映画『1秒先の彼女』(2021)を『天然コケッコー』の山下敦弘監督と、初タッグを組んだ宮藤官九郎が、男女のキャラクターを逆転して脚本をリメイクしたラブストーリー。京都を舞台に、何事にも1秒早い男性と、1秒遅い女性による失われた大切な1日が描かれます。
京都市内にある中賀茂郵便局で働くハジメ(岡田将生)は京都の生まれ。いつも人よりワンテンポ早く、50m走ではフライング。記念写真を撮るといつもシャッターチャンスを逃してしまい、小学校、中学校、高校の卒業アルバムの写真はことごとく目を閉じてしまう気性なんです。それで彼は高校を卒業して12年間、郵便の配達員だったのですが。ついたあだ名が、『ワイルド・スピード』。度重なる信号無視とスピード違反のため免許停止を食らい、それからは窓口業務となった次第です。
ハジメと同じ窓口に座るのは新人局員のエミリと小沢。いつもふたりに「見た目は100点なのに中身が残念」と言われ、ふてくされる日々を過ごしていました。
現在、ハジメは長屋で妹の舞(片山友希)とその彼氏のミツル(しみけん)と3人で暮らしています。
そんなハジメが、街中で路上ミュージシャン・桜子(福室莉音)の歌声に惹かれて恋に落ちてしまいます。早速、花火大会デートの約束をするも、朝目覚めるとなぜかその翌日になっていたのです。“大切な1日”は消えてしまっていたのです!?
本作も台湾版同様に、本作も冒頭でハジメが、交番のもとへ駆け込むところから始まります。そして遺失物届けに記入した遺失物名は、「昨日」の一字だけでした。
「消えた1日」の謎を探るうち、街中の写真店(店主が笑福亭笑瓶。一人二役で、本人役として、ハジメが聴いているラジオ番組のDJも演じている)の店頭で、ハジメが行ったことがない浜辺に写る自分の写真を偶然見つけます。しかも誰かに撮られた記憶は皆無でした。そこでいつもカメラを携えて、窓口によく来る麗華(清原果耶)が絡んでいると思い、接近するのです。
麗華も京都の生まれ。日本海に面した漁師町の伊根町で育ちました。いつも人よりワンテンポ遅く、50m走では笛が鳴ってもなかなか走りださないのです。現在、彼女は大学7回生の25歳。アルバイトをいくつも掛け持ちし、学費を払いながらの貧乏生活を送っていました。写真部の部室に住み込み、ひとりぼっちで夜食をとりながら、ラジオを聴いている暮らしぶりでした。
ある日、急停車したバスに追突した高校生を看護するハジメの姿をみて、既視感をおぼえた麗華。郵便局でハジメの窓口にいき、胸の名札『皇』の文字を見つめるのでした。
失われた「1日」に何が起きたのでしょうか。そしてハジメと麗華の接点は?
ハジメはせっかちで、いけずな京男。麗華は古風なのんびり屋。呼吸が合わない2人に恋は芽生えるのか、見ていてちょっと心配になりました。
台湾版同様に、「消えた1日」の背景が、ハジメと麗華、それぞれの視点から展開されます。2人が見る景色が重さなるシーンでは、もはやふたりのテンポの違いは気にならなくなります。もっと大切なことに気づくからです。
京都を舞台に、山下敦弘監督と宮藤官九郎の脚本でリメイクするにあたり、主人公 の男女設定を逆転。タイトルが示す通り、「彼」への麗華の思いが 前面に出たことで、より純度の高い物語となりました。
オリジナルと同様にいちずさを純愛と捉えるか、独りよがりな行動と見るかで、鑑賞後の印象が違ってくるかもしれません。レトロなインテリアの愛らしさは本作でも健在。そこに加えて、ノスタルジックな映像との相性がいい京都の風景が、最後まで目を楽しませてくれます。
時間が消えるからくりに宮藤らしい奇抜な設定を追加。ともすれば浮つきがちな珍妙なファンタジーに「京都あるある」の小ネタや家族の逸話を交え、うまく翻案できたと思います。潮風を感じる台湾版のロケ地も凄くよかったですが、天橋立を舞台に引っ張り出して、京都も負けていません。2人の個性を優しく肯定するおおらかな風情を感じさせるところがいいですね。
山下監督とクドカン脚本、笑いが持ち味の2人ですが、そのツボはいささか異なります。皇一(すめらぎはじめ)と、長宗我部麗華(ちょうそかべれいか)という主人公2人の名前の仕掛けなどはクドカン流、時間が止まった街並みの描写の間合いなどは山下映画。うまい具合に融合し、台湾版と筋立ては同じながら、違った風合いに仕上がりました。
せっかちな二枚目を演じて残念な風を吹かせる岡田と、おっとりと芯の強さを感じさせる清原はそれぞれの持ち味を生かして好演。バスの運転手など、脇のキャラクターの描写にクドカン節が光ります。
同時に、『1秒先の彼女』のレビューもアップしましたので参考にされてください。
寝坊!
目覚まし時計より1秒先に起きる彼。
また、先に起きる。
また、先に起きる。
そして、
寝坊!
物語は動き出す。
いや、
動き出していた。
ゆっくりの彼女が、
1秒おそい長宗我部麗華が、
愛おしくなってくる。
それからは作品全体が、
登場人物全員が愛おしい。
前半がゆっくり進む、
現像液に浸して、
ゆっくり輪郭がわかってくるように、
じわじわ愛おしくなってくる。
蛇足
私はカップ麺は、
湯を注いで0秒で食べ始める。
初めハジメ、桜子。終わりレイカ。
映画が始まって直ぐ京都が舞台だと知り、テンション上がる。京都育ちだから。(ウソ?)
でも大学、京都だから。京都育ちと言い切っちゃても、いいよね、ウソじゃないもん。京都らしいバイトもしたし。
果耶さんメインで観に行ったけど、前半ほんの少しチラチラ出るだけ。ハジメと桜子の二人がメインで進む。レイカ、いつ、ちゃんと出るんだ。
郵便局、いくら地元密着でも職員があんなに客がいるのに雑談しまくって良いのか?
以下ネタバレ有り
ごく普通の恋愛映画だと思っていたけど違ったね。
バイクで天橋立まで短時間移動した所からおかしいと思った。そしてレイカ以外の世界の時間が止まる。なんなん。バスに乗ったらレイカ以外で動く人がいて天橋立まで行く。なんで数人だけ動けるん。名前の画数うんぬん言ってたけど、なんなん。
前半がっつり絡んでいた桜子、後半全く出ない。レイカと薄っすうく絡んだだけ、あんま意味ない役だったね。
ワンテンポ早い、遅いって、ストーリー上あんま関係なくない?
映画全般の世界観はきらいじゃないけど、恋愛映画だと思っていたのがSF設定だったギャップにはついていくのが限界ではあった。
あまりファンタジーではなくても🩷
せっかちさんとおっとりさんの時差?
あまりピンとこなかったが最後の山場で取り返したので⭐️4に落ち着きました。
欲を言えばもう少しだけ続きが観てみたかった。
地味なカメラ女子役は新境地でしたが清原伽耶ちゃんは幅広く演技力を発揮できる素晴らしい女優さんです。
今後の活躍も応援しております。
オリジナル1秒先の彼女はこれから観てみようと思います。
78
オリジナルと比べてしまうよな
台湾のオリジナル観てから観たので『これ、わかるか?』と思った。
オリジナル自体がそうなのだけれど…
ほのぼのとした良い映画なのにいろんな場面での、唐突感が否めない。
山下敦弘監督も脚本のクドカンも大好きで、岡田将生さん清原果耶さんも良いのですがー
何故?京都??とか、何故?っていうのがいろいろ他にも気になってしまった。
が、楽しめました。
カムカムエブリバディで商店街のおっちゃんを演じた笑瓶師匠が亡くなら...
カムカムエブリバディで商店街のおっちゃんを演じた笑瓶師匠が亡くなられてしまったのがいまだ信じられない。京都の立命館大学に通う女子大生(実は7回生)が主人公。「リバー、流れないでよ」がライムリープものならば、こちらは「タイムストップ」。昔読んだ筒井康隆の「おたすけ」では、時間が停止し始めたのを良いことに、主人公がいろいろいたずらする場面が楽しかったのですが、この作品では、主人公(清原カヤ)が、初恋相手(岡田将生扮する郵便局員)が静止しているのを利用して、淡い夢を遂げるというお話。ところどころ突っ込みどころがあるが、そこらへんはあえて目をつぶって、エンディングは良かったね~であった。それにしても映画に出てきた難読名字、実在するのかな?
SFファンタジーコメディ&ラブストーリー⁈…⭐︎
台湾版は見ずに鑑賞。
主役の二人が好きだからというだけの理由で、あまり期待せずに見たのだが、なかなか面白かった。
まず、舞台が京都…台湾版を知らないので比べようもないが、京都周辺での撮影が物語にすごく
似合っている感じ。
郵便局で働く岡田将生演じるハジメが美人局にあいそうになるところを清原果耶演じるレイカ(実は
昔逢ったことがあった)が助ける話し。
レイカやバスの運転手、ハジメの父親の旧姓など漢字が複雑で画数が多くそのため自分の名前を
書くのに他の人より時間がかかるため、そのために使った時間が1日分になったら、神様が
その分を返してくれるため自分達以外の人の時間を止める。
(突拍子もなく、ばかばかしい理由)
その止まった時間の中でハジメが助けられ、レイカとの関係もわかっていく。
…と書くと本当に何だかなぁという物語だが、これが二人の演技と京都という町並みも相まって
雰囲気のある話しに仕上がっている。
時間が止まった世界の映像が良く出来ていて、ここまで上手く撮れるのにハジメが天の橋立まで
バイクを飛ばすシーンは、嵌め込みありあり。
もしかして、わざと撮ってきるのか⁇
見終わった後のツッコミはたくさんあり、美人局を企んだ女性シンガーはどうなったのか?
そもそも行くはずだった花火大会は、なくなった1日の中で行われたのか?
郵便局のハジメ以外の人の時間は止まらなかったのか?などなど。
でも、そんなことはまぁいいかと思わせる。
エンドシーンも、上手くまとまっていて楽しかった映画。
宮藤官九郎の脚本は苦手と思っていたけど、この作品は良かった。
日曜日が消えた
台湾版の原作は未鑑賞。
設定はじめモヤッとする部分が多く、のめり込めませんでした。
最大の違和感は、ハジメだけ曜日感覚がズレたこと。
最後まで観れば納得できるのかと思ったが、そんなこともなく。
しみけんの記憶が消えてるのも意味不明だし、40万円入れたままレンジ回したのもなんで?
(同居人がいることで停止後の矛盾が強くなるし、妹カップル自体が不要に思う)
バスの急停止から自転車の衝突までも間が空きすぎ。
その時間でハジメが口にする台詞も悪印象しかなかったし、しかも2回やるから余計に引っ掛かる。
桜子も、デビュー目前で脅迫とか詐欺とか、普通しないでしょ。
天橋立まで3時間もあって、人力車以前に通れない場所がないとも思えなかった。
しかも人力車、動かせるやん。笑
レイカの行動も、自宅特定に盗撮、拉致、不法侵入と、清原果耶の雰囲気をもってしても誤魔化しきれない。
(死体のように引き摺るのは笑ったけど)
ワンテンポ早い/遅いも本筋に活きていない。
やるなら前半はカット多めでテンポよく、後半は長回しでじっくり、とかで差異を出してもよかったのでは。
清原果耶の表情芝居が素晴らしかっだけに、ず〜っとモヤモヤさせられる脚本はどうにかならなかったのか。
公式HPで、二人が過去に出会っていたことが分かってしまうのも配慮が足りない。
何かというと安易に車に轢かれるのもいい加減見飽きた。
ロケーション(伊根はずっと行ってみたいと思っている場所)は最高です。
リメイクなのにつまらない
オリジナルの方は観ていないのですが、本作は脚本と演出が悪いせいで折角の面白そうな題材を全く活かせてません。物語が薄っぺらく説得力に欠ける作品となってしまっています。また、コミカルな感じも出したかったのでしょうが、笑わせにきてる感じが見え見えで寒かったです。
それから、この類いの作品では主人公の二人が容姿ばかりではなく、内面的に魅力的であることが重要だと思うのですが、その点においても魅力的には描けておらず、作品をつまらなくしている要因の一つだと思います。
リメイク作品でありながら、どうしてこんなにつまらない作品になってしまうのか不思議でなりません。本作のように時間が止まるなどのファンタジー要素が強い作品は、実写よりもアニメでリメイクした方がもっと良い作品になったのではないでしょうか。
追記>
オリジナルを観てもいないのに言うのも失礼ですが、もし本作とオリジナルがほぼ同じ内容だとしたら、男女の設定を入れ換えた点についてだけは正解だと思います。私が男性だからそう感じるのかもしれませんが、意識がなく身動きの取れない女性を男性が好き勝手に動かす描写があったとしたら気持ち悪いです。
世の中のスピードについていけないすべての人へ
オリジナルの台湾映画「一秒先の彼女」の主人公シャオチーは映画史上最もチャーミングなヒロインのひとりだと思う。この不思議で愛すべき作品を、宮藤官九郎が脚色。主役の男女を入れ替えて、岡田将生と清原果耶が主演。舞台が京都。
もう作品の出来なんてどうでもいい。いつまでも観ていたい。
京都だから何が起こってもおかしくない。
前半のはじめくんパート。岡田将生やりすぎ。面白くしようとしすぎなんじゃない。でも面白い。
後半のれいかちゃんパート。誰がパッとしない眼鏡女子に清原果耶をキャスティングしたんだ。もう最高じゃないか。
はじめくんの子供時代は星川君だし、しみけん出てるし、そして何より笑瓶さん。涙と笑いが止まらない。
「なんでやろ」この世界にいつまでも浸っていたい。
映画とは関係ありませんが。
予告編の前に、「どんな映画よりもあなたと一緒に家にいるのが楽しい」みたいなことを言う住宅のCMがあったけど、映画館で流すには相応しくないと思います。映画製作に携わる方々、劇場関係者の方々、そして何よりお金を払って映画館に映画を観に来ている観客に対して失礼じゃないかな。
もう一度、もとのやつを見直そう
やっぱ最後は泣けます。けど、“彼女”を見たときはもっともっと感動したけどなー、というのが率直な感想です。決して映画の質とかの問題でもなかったと思うし、面白かったし、役者さんも良かったと思うし、でもなんか本質的に違うような気がしてしまいました、もとのものを詳細に覚えているわけではないけれど・・・。なので、帰ってもう一度復習ではないけれど、大いにまた感動したいと思います。
福室莉音の歌声が良かった
台湾映画、1秒先の彼女、のリメイク版。
郵便局の窓口で働くハジメは、何をするにも人よりワンテンポ早い。ある日、彼は路上ミュージシャンの桜子に出会い、彼女のまっすぐな歌声にひかれて恋してしまった。必死のアプローチの末にどうにか花火大会デートの約束を取りつけたものの、目覚めるとなぜか翌日になっていた。やがてハジメは、郵便局に毎日やって来るワンテンポ遅いレイカが関係している事を知った。さてどうなる、という話。
台湾版と男女を逆にしてるから、あれは・・・とか思ってたが、なるほど、バスの運転手を使うのね、なんてアレンジ部分に感心してた。
苗字が長いから、なんていうオチもなるほど、でした。
岡田将生のハジメ役、清原果耶のレイカ役もよかったし、桜子役の福室莉音の歌声も素敵だった。
工夫してるのはわかるが、台湾版のシャオチー役リー・ペイユーの可愛さ、存在感は突出していたと思うので、そこだけは台湾版に軍配を上げたい。
P.S.
リメイク元を見るか迷いましたが、先入観を持たずに日本版を観てみようと思い、そのまま鑑賞。
良い意味で日本映画っぽくないオーバーな感じと、爽やかな恋愛SFを堪能することができました。
舞台設定など諸々原作から変わる点はどうするんだろうなーと思ったら、日本の色がより分かりやすく、情景の変化が見て取れやすい京都の街を舞台にするというアイデアはとても良いなと思いました。
行動がワンテンポ早いハジメくんはそそっかしいのと、融通が効かないのとで、色んな人から煙たがられていますが、そんな中シンガーソングライターの桜子と出会って仲を深めていく、そんな中毎日切符を1枚ずつ買ってくるレイカとすれ違っていく…という感じのズレが発生する恋愛SFだと解釈しました。
時間が止まってしまった原因は、レイカが自分の名前の画数が多く、名前を書いている間に他の人はいろんな物事が進めてしまうから、神様が時間を止めてくれたという粋な計らいなんだか、余計なお世話なんだか笑
1日分が溜まったら自分の周りの1日を完全に停止させるというSFチックなはずなんだけど、どこか抜けている感じがまた良かったです。
行動ひとつひとつ真面目なはずなのに、どこかクスッと笑えてしまうのが不思議でした。ハジメが停止中に散々な目(砂浜をズルズル引きずられたり、色んなとこにぶつけられたり)に合っているのに表情は一切変わらない。これどうやって撮ったんだろうなーと色々感心もさせられました。
冷静に考えればレイカの行動はストーカーそのものなんですが、清原果耶さんの醸し出す朗らかな、だけど陰を纏ったオーラが良い味を出していました。
大切な人を貶す人は許せずしっかり行動をし、夢だった再会を果たして、その上失踪した父親まで見つかって家族のスリーショットを撮ったりと、短い1日、消えた1日の中で20年近い想いを伝え切れたんだなと思うと良かったなぁって気持ちです。
岡田くんの表情がコロコロ変わるのも愛らしかったです。京都民では無いので、イントネーションがあれで合ってるのかどうか分かりませんが、現地の人みたいだなーと思いました。
京都のロケーションがこれまた素晴らしく、海沿いの長屋でラジオを聴きながら飯をつまむとか最高すぎないか!?と思いました。天ノ橋立の砂浜も、私書箱の小さな郵便局も、味があって観ていてとても心地よかったです。
マイナス点としては、オーバーすぎる演技(おそらく原作の色をより濃く受け継いだため)がたまに鼻についたところです。役者陣の頑張りだと思うので、あまり批判的な事は述べたくないんですが、どうにも身振り手振りが大きすぎて違和感がありました。
あと性格が中々に終わっている人たち(ハジメくんを速攻振った新入社員とオバさん、桜子なんか筆頭格、これはクズの部類)が揃っていたので、ハジメくん以外の窓口にはなるべく近寄りたく無いですね😅
またリメイク元も見てみようと思いますが、この作品単独でもその真っ直ぐな爽やかさを体感できる作品になっていました。暑いこの時期にピッタリな爽快感です。
鑑賞日 7/9
鑑賞時間 12:25〜14:30
座席 C-14
リメイクしてくれてありがとね
大好きで2度観てパンフも買っちゃった台湾映画一秒先の彼女のリメイク。
半年前から楽しみにしていました。クドカンが脚本だし。
男女入れ替えで、バスの運転手じゃなくて7回生の女子大生だし、美男美女すぎるので、雰囲気はかなりちがったけど、清原果耶だから許します。
岡田将生君はドライブ・マイカーと芦田愛菜ちゃんの星の子での数学教師役とヤな奴しかみてなかったので、コメディもなかなかイケるとおもいました。
一秒先の彼女は潮が満ちて来たら水没するような海辺の先端までつづく道をピンクいろの車体のバスが夕陽に照らされて走るシーンがすごくきれいだったので、天橋立の手前までしかバスが行かないのはやはり残念でしたが、荒川良々が見れてよかったです。
皇(すめらぎ)
長宗我部(ちょうそかべ)
三廻部(みくるべ)
勘解由小路(かでのこうじ)
は、なかなかよかった。
わたしは44角なんですよ。
なまえ書く時間長いほうなんですよ。試験はイヤ。
あと、やっぱり、渚ゆう子の歌、歌、歌。
大原櫻子? じゃないじゃん。
目が矢田亜希子似の弾き語りの彼女にはアタシもだまされちゃいました。
子役はこっちのほうがうんとかわいかった。
美男美女の子供時代だもんな~
ヤモリの代わりはなかったな。
ラジオパーソナリティも音だけ。
日焼けももっと左右差が欲しかった。
お婆ちゃんが郵便局に持ってくる匂いのキツそうな海産物が伊根の鯖のへしこだったのはグッジョブ。
リメイクしてくれてありがとね。
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