1秒先の彼のレビュー・感想・評価
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山下敦弘×クドカンでは観ないわけにはいかず
台湾版は劇場公開時に観ておもしろかったという印象がありながら、細かいところは概ね忘れているという自分の忘却力に驚愕していたが、本作を鑑賞するうちにじわじわ記憶が蘇り、結果かなり楽しめた。
鑑賞前は男女を入れ替えた設定がどうなのか?と思っていたが、原作の、時間が止まっての男のストーカー的振る舞いに対する批判を和らげる意図としてはたしかに正解。ホントは女が同じことやってもヤバいわけだが、それが清原伽耶ってことで許されている気がしなくもない。そもそも今やクールな美人になりすぎちゃった清原が一秒先の彼女だったら、かなりイヤな感じになってしまうし…。
原作には夕暮れの海の中の一本道をバスが通る幻想的なシーンがあった?ので、似たロケーションとして天橋立→京都舞台にしたのだろうか。原作からの改変で辻褄の合わない細部はあるけど、ゆるいラブ・ファンタジーと思えば気にはならず。
最後に、R.I.P.笑瓶。
舞台が京都である意味とは?
(ネタバレですので鑑賞後にお読み下さい)
※本来の長いレビューを書く時間が最近ないので、短く
基本は面白く見ました。
ただこれは本当に申し訳ないのですが、元関西人で京都にも住んだ経験がある私としては、主人公・ハジメ(岡田将生さん)の京都弁への違和感が終始あり、映画に入り込む障害になってしまいました。
しかしこれは主人公・ハジメを演じた岡田将生さんの問題ではなく、この京都弁を許してしまった山下敦弘監督以下スタッフの意識の低さが原因なのだろうと私的僭越思われました。
また、(もちろん例外あって全員ではないと思われますが)京都人は余り本音を言わず回りくどい印象で、大阪人の本音を気にせず言う印象とはずいぶん違います。
(神戸人はまたおしゃれで違う印象‥)
つまり、脚本の宮藤官九郎さんの京都人である(正確には宇治市出身ですが)主人公・ハジメの人物造形からズレがあったのではと伝わって来ます。
脚本の宮藤官九郎さんも山下敦弘監督以下スタッフも、なぜ今回の作品の舞台が京都なのか?をそこまで深く考えずに作品を作ってしまったのではないかと推察します。
一方でレイカを演じた清原果耶さんの振る舞いは京都人としての違和感はありませんでしたが、これはスタッフの意識というより、大阪出身の清原果耶さんの関西土地勘から来る演技の要素が大きかったのではないでしょうか?
宮藤官九郎さん脚本、山下敦弘監督、クセある役も厭わない本来は優れた俳優である岡田将生さん、清原果耶さんの座組で、傑作になる可能性を秘めていただけに、個人的には非常に残念な作品になっていると思われました。
ただ清原果耶さんの今回は可愛らしい演技が相変わらずさすがでしたし、桜子を演じた福室莉音さんも今後活躍して行くのだろうなと感じさせました。
元より作品のストーリーは好みの作風で、一方では面白くは見ました。
リメイク版も最高でした。
台湾の「一秒先の彼女」を観た事が有りますが日本版のリメイクも良いです。 日本ならではのカットシーンやちょいちょい入る突っ込み等が面白いし笑福亭笑瓶さんのラジオパーソナリティも味のある語り口で良かったなぁ〜 自分は、清原果耶さんのファンなんですが麗華ちゃんという役をお茶目で愛すべき人物となったり画面ギリギリ?見切りを上手く表現されていて素敵でした。改めて素敵な役者だと思いました。もちろん他の役者さん達も素敵な演技をされていて誰かが掛けても行けない人物となったんじゃないかな...。
一言挙げるなら何故止まっている時間なのに花火が上がる? 時間が止まる時のトリガーはなんだったの? 時間が動くのは1日経ってからで良いんだよね?
クドカンらしさもあるが、解消されない矛盾もある
前半のハジメ(岡田将生)の描写は、クドカンらしくて愉しい。
ハジメ目線がフリで、レイカ目線がオチという構成も、木更津キャッツアイ的で、目新しくは無いが面白く観れた。一瞬、内田けんじ作品なのか?とは思ったけど。
ただ、昼間の花火で時間が止まってからはイマイチだった。
そもそも、レイカが取った行動は普通にキモくないか?
清原果耶さんのような見目麗しい女性なら許せるし、自分も連れ回されてみたいとすら思ってもしまうが、設定通りのパッとしないオタク女子だったら普通に引いてしまはないか?
加えて、ハジメが昨日を失くしたと騒いでいた時点では、同僚のエミリが花火大会でベストカップル賞に輝いたと自慢していたし、現場に駆けつけても花火大会は終わったと言われた。
しかし、止まっていた時間が解かれた時、花火師達の時間も1日止まっていて、日曜日をスルーして月曜日になっていた事が分かる。
つまり、花火大会が行われたのか、行われなかったか判然としせず、明らかな矛盾が生じている。
無論、花火師はたくさんいた筈で、 山内圭哉さん演じた以外の花火師の時間は止まっておらず、花火大会が行われた可能性もある。
ただ、レイカが居た大学や、ハジメが乗っていたバスを含む、かなり広い地域で時間が止まった筈なのに、他の花火師やエリカ等の住民の時間が止まらなかったのも納得しにくい。
更に、ハジメがレイカを幼馴染と思い出してから、363日経つ下りも余計だった。
韓流好きは突然の交通事故に慣れきっているのかもしれないが、ご都合主義だし、あまりドラマ性も感じなかった。
ギリギリなバランス感覚
台湾原作よりテンポがいい。
「清原果耶の出ている作品に外れなし」は継続。
しかし、舞台が京都なんで、洛中洛外の地域差別ネタや、大学生がむさくて偉そうってネタまで、クドカンのさえ渡るポリコレから狩られないギリギリなバランス感がめちゃくちゃ面白かった。
京都の人に感想が聞きたい。
星あげたいのは山々だけど
岡田清原にクドカン、期待しちゃうでしょ!星はやっと2.5かな。オリジナル未見です。
周囲の時間が止まってる時、旗とか揺らさないで!時間が止まってるのに夜にならないで!今ならなんとかできるでしょ。以下略。
みごとな翻案と思うものの
原作は面白かったんだけど「それは、犯罪では」という感じが残ってしまったんだけど、男女を逆にするとそこが消えていいね。
そして前半はヒロインが映らない。「誰なんだろう?」と思いながら観てて「そうだ。清原果耶が出てるから観に来たんだった」って、出てきたときは嬉しくなったね。
そこまでの京都弁のやり取りもいいね。「京都の人、こういうことやりそう」って感じで続くの。岡田将生のアクセントはちょっと違うと思うんだけど、そこはスルーできる感じ。
「妹、いい女優さんだな」と思ってみてて、これも途中で「そうだ、片山友希が出てるから観に来たんだった」と思うのね。
エンドロールで「そうだ松本妃代……」とも思うね。
それで清原果耶パートが始まるんだけど、ここからちょっと萎える。
話は相変わらず面白いんだけど、この「一回やってみせて、その後で『実はこのとき』とやる」形式が、いまの流行りだよね。
クドカンの手にかかれば、そんな流行りの形式で、面白い話を書くのは簡単なんだろうな。
だからこそ、ここまで二つの視点を引っ張る必要なかったでしょ。失われた一日だけを異なる視点でやれば良かったはず。
それでもうまく話はまとまってると思ったんだけど、最後に清原果耶が交通事故にあうよね。これ、いる?
「清原果耶に気づいた岡田将生が一年間待ってました」って言いたいから、二人を引き離しとく必要があるんだけど、その理由で事故による大怪我ってのが安易だよね。そんな作者の都合で登場人物を苦しめないで欲しい。
作為が目についたところが「今一つ」と感じてしまうんだけど、前半の引っ張り方はすごく面白かったし、良い作品だと思うよ。
あまり考えず笑えば良い映画
推し女優の1人清原果耶主演、と聞いて観たのですが、、、、。なんと前半は全く出演しません。あ、後から伏線と分かるぐらいには出ていますが。
でも、清原果耶が出てくるまでの方が、作品としては面白い。イケメンだが、性格が面倒でモテない岡田将生のドタバタ劇。クドカンの脚本だからか、この「面倒でモテない」コントがなかなか面白い。笑瓶も良かったわ〜。
で、このままでもいいや、と思ってたところに清原果耶が登場。ここからはグダグダでしたね〜。色々説明して、良々さんで画面を繋ぎ〜の、なんとか話は繋がりました、って感じ。
まあ、私としては清原果耶が観れて、結構笑えたので良かったです。あまり批評しても仕方ない作品かな〜と。
ちょっとムリがあるけど
たまによくあるモテないや冴えないなどの
元々見た目で秀でている
目立つようなキャラクターではないという設定ありきで話は始まる物語で
キャスティングの段階で真逆の美男美女をキャスティングしているのは毎回ムリがあるなぁと思うのだけども
話が走り始めたら気にならなくなるのはやっぱり俳優さんの素晴らしさなんだろうし
今回もそれは思った。
原作を観ていないので気になったのだが
止まった理由だ単純に行動が人より遅れるからだともっと沢山の人が止まらないのでは!?と思ってしまう特にご高齢の方とか
そんな事言い出したら物語始まらんやろうと言われてしまいますがこの物語の一世一代の魔法の条件が思ったよりもゆるくてどうも気になったので原作を観てみようと思う
コント的な細かな笑いも多く散りばめられているので楽しく観れた
オリジナル観てなかったから
不思議な話しだったんだと観ながら気付く。京都弁で笑えるコミカルな展開は面白い。しかし、何故、あそこで事故に遭わないといけないかな。とりあえず生きててよかったけど。
オリジナルも見てみたい。
細かい事抜きに面白かった。
ハジメさん視点で始まって、どうなってるんだろう???
が、続いての麗華さん視点で謎解きの様に話が進む。
ぶりっこ桜子さんが麗華さん視点では、、、女って怖わ(笑)
京都の町並みと地味な物語がマッチしている
清原果耶ちゃんと岡田将生さん、タイムリープ物なので、もっと派手なストーリーかと思ってた。
今時珍しい、地味な恋愛物語。清原果耶ちゃんの健気さと京都の町並みが良くマッチしている。
心温まる映画でした。
私書箱・ラジオDJ、昭和の感覚、スマホ時代にはないアナログ、懐かしいもどかしさ、そこが良かったです。
久しぶりにおみかけしました。
内容についてはほかの人にお任せします。
あ、一言だけ。
櫻子にはちょっと痛い目見て欲しかったかな。
あのあと足引っ張って川の中に引きずり落として
ギター台無しにするくらいのことはしてほしかった。
で、京都を舞台にした荒川良々さんが出演されている映画と言えば
「鴨川ホルモー」ですね。
この映画を見てもう一度見たくなりました。
久しぶりに映画の中でおみかけしました。
お元気そうでなによりです。
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