シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
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銀行員のリアルさは流石でした。 やっぱり上戸彩はいい感じでした。 ...
銀行員のリアルさは流石でした。
やっぱり上戸彩はいい感じでした。
とても面白かったです。
スッキリ。
池井戸作品の映画を見るのは初。
だいたい最後にはスッキリするか、悪党がちゃんと暴き出されるんだろうなーと思ったけど、その通りに!
疑われることや、利用されていること、あぶく銭の循環、それを思うとき、真っ当に生きるとは何ぞやということを考えさせられる。でもって自分はどうなの?と跳ね返ってくるような思いにも。
オセロゲームじゃないけど
人が白から黒に黒から白に変わる瞬間が描かれる。
鑑賞後この作品のポスターを改めて見ると、内容が物語っている。七つの会議と同じく2度楽しめて芝居も完成されてるので登場人物の表情に注目しながら駆け引き取り引きが面白い。
とても良い邦画です
とても良い作品でした。主演の阿部サダヲさん、上戸彩さんともに最高でした。ワキをかためる柳葉敏郎、佐藤隆太、柄本明、橋爪功、佐々木蔵之介といった濃いめの人達の抑えたお芝居もとても良かったです。杉本哲太さんはパワハラ被害にあった人は見るのも要注意です。玉森裕太さんもジャニーズの人達いろんな映画出ていますがこの人は将来、とても良い役者さんになりそうです。久しぶりに良い邦画を観られて良かったです。
さすが池井戸潤さんの作品だけあります。
とても面白く素晴らしい作品でした。緻密な描写はさすが元銀行員だからこそ描けるのだと思います。私も昔銀行員を12年間やってました。係わったのは渉外、出納、預金、融資、新規開拓とほぼ経験してきましたので作品を観ていてあの頃の実感か沸いてきました。映画では主に融資先を開拓する事が主題でしたが、私の頃は主に預金です。それも定期預金や積立預金を勧誘するのが主でした。
映画同様に鬼のような支店長がいて、与えられたノルマで毎日毎月追い込まれ悩やみ何度も辞めたいと思ったものです。そして実際、映画のような事はどこの金融機関でもあり得る話です。例えば行員が集金した500万円を競馬に使ってしまい、銀行側は警察には黙っていて隠蔽しその代わりその行員の給与から毎月天引きで返させるとか、要するに買い殺しです。
というような表には出ない話もいくらでもありました。ですからシャイロックの子供たちのような事は決してあり得ない話ではないのです。
池井戸先生の作品はどれも面白い。アキラとあきらも七つの会議も映画もドラマも殆ど観ています。
金融機関に興味のある人には堪らない作品だと思います。
臨場感もって楽しめた。
悪魔に魂を売った。その魂を取り戻すチャンスなんだ!
銀行員でなくても、社会人を何年間かやってる方なら、自身の経験に照らし合わせる場面もあったのではと思います。
本作は実話をベースにしているとのこと。
経理だったり、営業だったり、誰でもやろうと思えばいくらでも横領や、袖の下、メディアに出ないだけで世間には驚くくらい実例があります。
橋爪功さんの役みたいな社長、本当にいそうだから面白い。
誰しも魔が差しそうになりながらも、倫理観をもって対処している。
私自身も、今後悪魔が囁いてきたとしても、大事な人たちの顔を浮かべて、突っぱねられるようにしたいと想いを新たにしました。
全然関係ない点として、一つ気になって、出演陣の年齢を見たのですが、皆さん実際の役柄の年齢と実年齢が大体10歳くらい離れてるんですよね。上戸彩ちゃんもアラフォーだし、ギバちゃんも60代!
銀行で起こる様々な事件を解決し、ラストの倍返しがメッチャ痛快な作品。 本年度ベスト。
阿部サダヲさん演じる銀行のお客様係の西本。
銀行で起こる色々な事件。
警察に頼らず自分達で解決して行くストーリー。
銀行内で消えた100万円や10億円融資した企業が雲隠れ。
この2つの事件が繋がり、予想外な登場人物も繋がって行く感じに引き込まれる。
予想外な豪華なキャスト陣。
自分的にはビルのオーナー役の橋爪功さんのポイントが高め。
銀行の裏側が見られた感じだけど、営業会社の様な厳しさはリアルな事なのか?
気になるところ。
終盤のビルの売買契約のシーンの緊張感がハンパ無い。
観賞後はスッキリで満足度は高め。
悪い事して手に入れたお金。
自分の勤める銀行の口座に振り込むのはダメですよね( ´∀`)
舞台は昭和?で前置いた方がしっくり来るかも。 物語を作る上でキーポ...
舞台は昭和?で前置いた方がしっくり来るかも。
物語を作る上でキーポイントが二個とも帯って気持ちわる無かったんかな。
全然関係ないけどスタッフロールの最後で監督んとこで止まるか止まらんかで好みがあって、俺は止まってほしくない派です。
鉄板の面白さ
役者さんがそれぞれ持ち味を発揮して面白さにつながっていると思う。
池井戸作品らしい逆転劇もありつつ、パワハラ描写でメンタルにダメージが…
他の池井戸作品と比べると熱さには欠けるが、阿部サダヲの飄々とした感じが笑えるので、これはこれでいい作品だと思う。
ただ映画ならではという点では弱いので、池井戸作品のファンならという感じです。
yes. I do.
池井戸潤作品はとりあえず観ておこうというマイルールがあるので鑑賞。ドラマよりかは短くなっていますが、ドラマの尺だと疲れてしまうので映画で2時間くらいにまとまった話の方が自分は好みです。
大きな驚きはありませんが、じっくりと煮込まれた感じの面白さが全編に渡ってありました。
派手などんでん返しではなく、一つ一つ地道に解決への糸口を見つけていく倍返しなのも、尺とマッチして良かったです。銀行での金銭のやり取り、一つの過ちが大きな大きな損害につながっていくという転落劇と逆転劇が見事に融合していました。阿部サダヲさんの飄々とした感じで物事を解決していくスタイルが観ていて気持ちよかったです。
競馬好きな自分としては、船橋競馬が出てきたのが嬉しかったです。大きなレースとなるとかしわ記念、ダイオライト記念、日本テレビ盃…そんなレースで大穴ぶち開けたっていうのは羨ましいもんです。まぁ支店長はそこで全財産をするというやらかしもしてるので笑うに笑えないのですが。佐々木蔵之介さんはJRAのCMにも出ているので、めっちゃ馬を応援してるCMに出てるのに、レースでうん百万当ててたのが違う意図で面白かったです。
終盤はかなりあっさりした感じで終わったのが惜しかったですが、全体的に中弛みする事なく物語が進んでいきますし、役者陣は文句なしの巧さなのでそこも堪能できる作品に仕上がっていました。
鑑賞日 2/21
鑑賞時間 17:10〜19:20
座席 A-2
池井戸作品に私が慣れ過ぎた?
意外性はそう感じなくてなんというか集中力が持たなかった。
悪くはなかったがテレビドラマでいいかな。
映画館で観るには盛り上がりに欠けたような…
個人の感想です。
キャスティングはよかったと思いました。
金に魂を売り渡すな‼
池井戸作品は、これまでも多くの作品が映画化され、テレビ放映もされる中、本作もドラマ化された作品。「池井戸作品に、外れ無し」と、よく言われているが、本作も池井戸作品らしい、メガバンクの内部事情を露にした作品となっている。
本作は、『半沢直樹』の様に、最後に大逆転で悪をやっつける、水戸黄門的な展開でないまま、ラストを迎える。もちろん、「倍返し!」は健在だが、悪の連鎖によって、「二ヤリ」とほくそ笑んでしまうようなラストのシチュエーションは、ある意味、現実的とも言える。
それぞれに苦境を抱え、金によって、魂まで売り渡したバンカーの末路と、現金紛失や詐欺まがいの取引の不祥事など、銀行の裏事情をあからさまに描いている。一円でも足りないと、夜中かけても探すと、銀行員の友人に、以前、聞いたことがあるが、その通りなのだろう。
ストーリーは、融資先への現金100万円の紛失事件から端を発する。実は、その事件の裏には、功名に仕組まれた、不動産絡みの罠が張り巡らされており、架空会社による詐欺によって、銀行は10億の損失を強いられることに繋がっていく。その不祥事の一端を掴んだ、西木係長は、部下の北川と田端と共に、独断で調査を始め、その真相と黒幕を暴き出していく物語。
主人公の人の好さそうなバンカー・西木を阿部サダヲが演じている。しかし、その裏に隠し持った腹黒い顔も見え隠れし、阿部サダヲならではの演技を見せている。そして、脇を固めるのが、佐々木蔵之介、柳葉敏郎、橋爪功、佐藤隆太、杉本哲太、そして柄本明等の、大御所の色濃い面々。実は、彼らがみんな何かしらの後ろめたさを持ち、一筋縄ではない連中ばかりという役柄。おまけに、ラストに、「まさか、この人まで裏切るの…」と思わせる展開が、これまでの池井戸作品とは、ひと味違うと感じた。
いつも、池井戸作品に触れると、銀行って怖いところだと思う(笑)
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