シャイロックの子供たちのレビュー・感想・評価
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ほぼ実話らしい
東京第一銀行・長原支店で現金紛失事件が発生した。ベテランお客様係の西木雅博は、同じ支店に勤務する北川愛理、田端洋司とともに、事件の裏側を探っていく。西木たちは事件に隠されたある事実にたどりつくが、それはメガバンクを揺るがす不祥事の始まりにすぎなかった。
(解説より)
ざっくり言えば、数人の行員が過去にやらかした悪事が絡み合って、後々大きな事件に発展する…といったところだろうか。
目先の私欲で裏金を受け取ってしまう行員、
銀行のお金に手を付けてしまった行員、
横暴な管理職、鬱社員が見過ごされる現場
銀行という現場の闇も垣間見れる内容であった。少々大袈裟に感じ取れるところもあるが、こういった昭和スタイルの風潮は特にメガバンクではきっと消えていないのだろうと推察。
お金は人生を狂わせる。
教訓というか改めて感じた。
あとあと知ったが、ほぼ実話らしい。
恐ろしい話だ…
途中に半沢直樹のセリフを引用している部分があり、横展開の遊び心を感じた。
リアリティあって面白かった。
期待していましたが…
話の流れはわかりやすく変化もあっていいのだが、出来事が銀行員のある種の本音を表面上というのか、建前というのか、常識的でありながらもあり得ない設定にしている点がリアリティに欠けてしまっているように思う。
銀行とは一般会社と大きく違う点がある。それが準備制度といわれるもので、つまり銀行に10億しか資金がなくても、その約3倍の30億を貸し出すことができる仕組みになっている。
一般企業はそんなことはできない。
一般企業は数字上のお金を借り、必死になってそれを返済するが、銀行は通帳に数字を記載するだけなのだ。
この時点ですでに「お金の価値」に違いが出る。
日本銀行は1万円札を約30円の費用を書けて刷る。それをいくら刷るのかは銀行が誰かに貸し付けた金額分が刷られることになる。
それが回り、政府がそれに利息を付ける。パチンコ屋の玉とシャーペンの芯の束とが交換されてそれが現金になる仕組みと同じように、日銀は30円で作った1万円とその利息分を手にすることになる。
これが政府主導で行われているなら問題はないが、民間で行われていることに「中央銀行制度」の闇がある。
そこを描いてほしかった。
阿部サダヲの怪演光る、銀行内戦のサスペンス
銀行の内情を知らない人でも、十分に楽しめる作品です。ストーリーはテンポ良く進み、分かりやすいので、最後まで飽きることなく観ることができました。ノルマに苦しむ支店長たち、パワハラ上司、融資の裏取引など、銀行の裏側を暴くような内容です。
ヒットメーカー池井戸潤原作の映画で、池井戸作品お得意の「倍返し」は、本作でも健在です。阿部サダヲの演技と存在感が好き。個人的には阿部サダヲさんにもっと暴れてほしかった(笑)
阿部サダヲはコメディが合う
銀行員の西木(阿部サダヲ)が十億円
不良債権の焦げ付きを調査し解明する
…そして倍がえし?
銀行の内情は知らないので
オモシロい。
阿部サダヲ、上戸彩、玉森裕太
柳葉、杉本、佐々木、橋爪、木南他
それぞれのキャラがハマっていて
とっても楽しかった
…お金は返せばいいっていうものでは
ないってことです(納得)
倍返し
2024
37本目
なかなか面白いのは面白い。
池井戸ワールド(大袈裟な演技)は薄いので、作品としてストーリーはスッと入ってくる。
阿部サダヲが良かった。
元々のキャラクターが濃い役柄が多く演技もそれなりに大袈裟になるが、この作品の彼は違う。
まさにそれこそが、ある意味裏切りなのかもしれない。
上戸彩を映画が久々に見たが、しっかり上戸彩でした笑
裏切りの裏切り…などはやはり映画の2時間では難しいんだろうな。ドラマはやはり深掘りしていくので、見応えは充分すぎるぐらいあるが、この作品はそこまではないかな。
❇️半沢直樹中毒でこのテイスト欲している自分。
シャイロックの子供たち
🇯🇵大田区
銀行から10億の融資を受けたい男。
10億の融資を担当する銀行マン。
不正か疑われる銀行員支店長
不正を監査する検査部。
銀行女子社員と真面目な課長代理。
主要出演者が、みんな訳あり、関わり展開していく!銀行業界不正ドラマ。
❇️半沢直樹中毒でこのテイスト欲してます。
◉81C点。
🌀本当にこの手の業界ドラマ大好物!
🟢感想。
1️⃣阿部サダヲさんもっと活かせたと思う❗️
★彡半沢直樹の様な顔芸真似できないのでしょうか?やや爆発力に欠けましたね。
2️⃣観たくない題名感ハンパない❗️
★彡半沢直樹+映画で引っかかったから観ることができました。
3️⃣橋爪功さんも活かせてない❗️
★彡豪華な役者さんだらけなのに、皆さんのキャラクターがいまいち活かせてないと思いました。しらんけど、上からですいません🙇🏻♂️
🤫🤐🙏🧳🏦💸📑🖊️💮🏧
1本の映画に収めるなら、もう少し整理した方が良かったと思う
銀行支店で発生した詐欺事件に挑む、行員たちの活躍を描く物語。
ヒットメーカー池井戸潤が原作の映画ですね。
「倍返し」の池井戸だけに、ラストのカタルシスまで想像出来、安心して楽しめる作品に仕上がっていました。
ただ、映画としてみた場合、テンポが悪いように感じられます。伏線を張っている・・・と言われればそうなのでしょうが、もう少しテンポをあげないと、中だるみしてしまいます。
また、ラスボスに小物感があるのも球に傷。用意周到の割りに、素人探偵にあっさりと嗅ぎつけられる脇の甘さも、カタルシスを妨げます。
私的評価は、やや厳しめです。
痛快池井戸作品
「半沢直樹」でお馴染みの池井戸潤原作で、阿部サダヲ演じる主人公たちが銀行の裏の悪事を暴く社会派作品。「半沢直樹」同様銀行が舞台ということで、同じ銀行でもまた違った世界の銀行物語が繰り広げられていました。主人公とその部下2人を中心にストーリーは展開されていき、誰がどれだけの悪事を働いていたのか、最後まで予測がつかず、結末がわかったときにはなかなかにスカッとする、痛快作品でした。
直近で鑑賞した池井戸作品は「あきらとアキラ」が記憶に新しいですが、こちらも銀行員の話ですね。池井戸潤って銀行を舞台にした作品が好き?得意?なんでしょうか。「あきらとアキラ」はどちらかといえば胸アツの人間ドラマでしたが、本作はコメディ要素も含んだサスペンス風の痛快お仕事エンターテインメント、とでも言っておきます。これはストーリーが云々というよりかは、阿部サダヲの個性的な演じ方にあるのではないでしょうか。阿部サダヲって、どの作品でも似たような役柄が多いような印象ですが、ちゃんとそれぞれの役の唯一無二の個性を引き出しています。その演じ方にも強く個性が出ており、他のどんな役者にも真似できません。そんな阿部さんのお陰もあり、どんどん引き込まれるような映画になっていたと思います。こちらの予想をことごとく覆してくるので、その展開が癖になりました。「半沢直樹」にはない面白さが溢れていました。ちょっと難しい話をしている場面も見受けられて、理解が追いつかない気もしましたが、ストーリーそのものがよく練られているので特に気にすることなく最後まで見ることができました。
ちなみに本作は原作とは違うオリジナルストーリーのようですが、よくぞこんな話を作れるなと思います。作家、脚本家には毎度脱帽です。
面白かった
原作未読。
映画的に特筆する点はないが、それでも十分面白かったのは原作力が高いのでろう。
しかし銀行員は個人の口座情報まで会社に押さえられてるんだな
(自行に給与振込用の口座作らされるだろうから当然か)。
そう思うとちと怖い。
しかしちょっと前に公開された映画『スクロール』でパワハラ上司を演じていた忍成修吾が、本作ではパワハラで壊れる銀行マンを演じていたのは笑えないけどウケた。
「返せばいいってものじゃない」
東京第一銀行長原支店の課長代理滝野は、赤坂支店の顧客だった石本に10億円の架空融資を依頼され、受け入れる。滝野は、さらに100万円用立ててくれと頼まれ、行内の金に手をつけてしまう。100万円紛失で支店内は大騒ぎになり、無関係の北川が疑われる。北川の上司西木の取り計らいと、九条支店長らにより騒動はうやむやになるが。
シャイロックはベニスの商人の金貸し。物語は、十分に楽しめました。ただ現地を視察しないでの巨額融資は不自然と思いました。銀行員が闇金の連帯保証人だったり、競馬好きだったりは問題視されないのかなと思うけど、登場人物が大なり小なり問題を抱えているのが面白いです。
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