岬の兄妹のレビュー・感想・評価
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右足の不自由な兄と知的障害のある妹が社会の底辺で懸命に暮らす。 そ...
右足の不自由な兄と知的障害のある妹が社会の底辺で懸命に暮らす。
そんな健気な姿を期待していたのだが、妹の体を売って生計を立てるというのは観るに堪えなかった。
障害者年金や生活保護の受給は考えなかったのか。
まあ、あの兄貴にはそんな知識はなかったのかもしれないが、警察官の友人はなぜ社会的救済制度を教えてあげなかったのか、理解に苦しむ。
想像の中の極限
予告を見て「エグい作品なんだろうな」と思っていたけど想像してた一番イヤ残酷さよりも少しだけユルくて助かった。
貧困は思考を奪うという事を上手く伝えていると思う。生活保護を受ければいいのにと思うけど、申請してから受理されるまでの時間が待てないくらい切羽詰まっている状況や、兄が頼れるのは友人の警察官ただ一人だけの状況からプライドが高くて赤の他人に助けを求める事が出来ないのではないかとも想像できる。また、友人の警察官も腐れ縁程度で本気で兄妹に向き合ってはいないのも厄介事に巻き込まれたくないというのが現れててリアルに感じた。
多分だけど、映画じゃない現実でもっと酷い事は無数にあると思う。その中のひとつをエンターテイメント化した作品だと思う。
本編と関係ないけど、マリコを買った未成年の子が行為を録画されていじめのネタにされるのかと構えていたのでそういう胸糞が無くてよかった。ナイス糞
役者の演技素晴らしかった。
兄がプライド高くてキレやすいところとか、妹の自閉症の演技、道で寝転がって泣き叫ぶところとかすごい。近年もてはやされてる美男美女のキラキラ映画では絶対に見れないので人間を観たという感じでほんと良かった。
評価は賛否で別れてるみたいだけどそれはただの好みだと思う。
赤貧の描写に浮かぶ「ユーモアと抒情」
2年半前に観た時は嫌悪感と貧乏描写に辟易して、
やっとお終いまでなんとか見届けた・・・
そんな感じでした。
最近、片山慎三監督の「さがす」を観て、なんとなく
「岬の兄妹」をもう一度観たくなりました。
片山慎三監督はボン・ジュノ作品の助監督を務め、
この「岬の兄妹」は自分で資金を集めてた自主制作映画です。
監督・製作・プロデューサー・編集・脚本を自ら務めて
劇場公開に漕ぎつけて注目を集めました。
作風はボン・ジュノ監督作品の影響か、実際に起こった事件を題材にすることが多い。
《ストーリー》
右足に重い障害を持つ兄の良太が仕事を解雇されて、
生活に困窮する。
兄は思い立って知的障害のある妹の真理子に
売春をさせて生計を立てるようになる。
真理子は時々、行方不明になるけれど、明るい性格で、
売春も「お仕事」と呼び半ば楽しんでいた。
そんな生活を続けていた矢先、真理子が妊娠をする。
常連の小人症の客に「真理子と結婚してくれませんか?」と頼む兄の良太。
小人症の客は、「俺が小さい男だから、釣り合うと思ったんだろう」
と怒って、拒否される。
ユーモアとペーソス漂うシーンです。
すぐに行方不明になる真理子をロープで繋いで、扉に鍵をかけて
閉じ込めたり、売春をさせる酷い兄だけど、
そこまで切羽詰まったギリギリの生活苦を見せて、
お金がないことの辛さをとことんに描写する。
そして真理子は、どうにかこうにか中絶手術を受けることが出来た。
真理子は退院後、ひとり徒歩で岬に向かう。
岬の突端で考え深そうに海に見入る真理子。
その真理子の胸に、もしかしたら、母性が芽生えていて、
育ちつつあった胎児が真理子になんの承諾もなく、
勝手にただ流されてしまった。
そんな悲しみに暮れる賢い女の子・・・
真理子が美しく、そして聖なる母、母になれなかった聖女・・・
そんな寂しい背中が切ない。
そんなラストで、
知恵遅れに生まれた女の哀しみ。
突然、思い至って、私は激しく胸打たれたのでした。
主演2人の演技力に惹きつけられながらも ここまで堕ちていかなければ...
主演2人の演技力に惹きつけられながらも
ここまで堕ちていかなければ生きていけない
事に疑問、、
そして唯一の友達の
『お前は脚が悪いんじゃなくて頭が悪いんだ』
障がい者支援や生活保護、知らないのかなぁとモヤモヤ
実際に風俗では軽い知的障がいの方は一定数いるそうで
どうせならお店のほうが妊娠リスクや悪い人からの危険も避けれるのに。。。
情報弱者でもあると言うことか。
寂れた漁港
美しくない、浜
削れた山
常に薄曇りの天気
ダンボールの貼られた窓
監督の美術面での細部へのこだわりなど好きです
評価が極めて難しい・・
様々な評価がなされ多くは高く好評である。この視点は日本映画ではあまり見ず、かなり生々しい。目をつぶってきた身近の現実である。現時点で僕はこの作品を評価できない・・。かなり重い内容だがご覧になる方は自己の判断でとしか言えない。
深く考えさせられるが、救いようが無い物語
人間生活の最低が分かる。ここまで人間は堕ちれると。これに比べると誰もが幸せな生活をしていると思える。この映画が、自分にとって何かの教訓になるんじゃないかとヒシヒシと感じるが、それが一体なんなのか分からない。救ってあげたいが、どうやって救えばいいんだろうか。
最後にかかってきた電話は、どうかハッピーエンドにつながる電話であってほしい。
暴論的自論
雰囲気は韓国映画の感じしました。
ポンジュノの助監の人ですよね。
ほぼ自主制作で、当時かなり話題になりました。
「カメラを止めるな!」みたいに
役者はほぼ知らない。
結構ガツンときました。
ガツンとき過ぎて、レビューが纏まらなかった。
極論言えば、母親が無責任過ぎるが、
出てこないから何も言えない。
ただ2人で生きていかなくちゃ。
ここから暴論😅
コレを観てるとAVを想起させる。
嘗てから思っていたが、
AVに出演する女子は2通りしかいなくて、
自分の容姿を武器に
稼げる時だけ稼いでさっさと辞める、か
容姿は良いけど周りの圧力で
女優になってしまった、パターン。
前者は、飯島愛とかマスカッツとか、
AV踏み台にTV出て有名になる!
という野心が見える。
後者は、グラビア出てたけどパッとせず、
いつの間にかAVに出てた、みたいな。
AV女優って、
後者の方が圧倒的に多いと思う。
グラビアからの転身はレアだが、
巷でかわいいからキレイだから、とか、
それだけの理由でなってしまうケース。
映画のマリコは、
分かり易く発達障害であり、
「オシゴト」と言えば性的サービス。
彼女ほど障害が顕著に見られるのは少なく、
発達障害てゼロイチではないので、
AV女優とか性風俗の方は、
マリコに近い人間なのではないだろうか。
それが良いとか悪いとかじゃなく、
発達障害だろうと下肢不随だろうと、
周りが手を差し伸べる社会を作りたいですね。
変な同調圧力は要らないけど。
こーゆー人にこそ、
生活保護は必要です。
高校生たちとの絡み。
嫌な予感しかしなかったけど、
あの反撃はサイテーでサイコー‼️👍
ただ、握手はサイテー🤣
環境の悪さ
生活保護を受ければいいと言ってる人がいるけど、多分教養も無く環境も悪い彼らは生活保護制度さえ知らないだろう。周りも自分の生活に必死で彼らに手を差し伸べる余裕も無いのかなと思った。
斬新な映画で面白かった。
凄い作品を観てしまった
演技がはちゃめちゃ凄い!
こんなに自然に障碍のある人を演じられるなんて!
「お仕事」シーンも全く嫌な感じがせず、
存在することが許される、愛される、必要とされている「幸せ」を強く表現している
(と思った)
福祉的な事を書かれている方もいらっしゃるが
そんな事に頭が回るならこんな現状ないと思うのです
お金が入っても贅沢はお持ち帰りマクドナルド
恐らく兄の方も知能的にグレーゾーン
頼れる人もいない環境で救いは「お仕事」と二人きりの「家族」という繋がりだけ
なるほどこの作品を観た後に30分の作品を観るとがっかりしちゃうかなぁ
障碍なのか障害なのか
ちょっと見て微妙ならやめようと思っていたのですが、自閉症の方の演技がとてもリアルだったので、最後まで目が離せませんでした。なんでもない時の動きや、視線や、発言などとてもよく観察されたのだと思います。
障害者年金の手続きとか、みんな教えてあげよう。
じめっと
した印象の映画
実は僕が知らないだけで、このような家族はあるのかもしれないが、余りにも余りのじっとり粘りつく世界観が続く映画だった。
個人的には縁あって監督作品にエキストラ参加させて貰ったが、この映画を貫いた湿り気は感じなかった。
きっとこの後香ばしいキノコ生えてるんだろうなぁ🍄
以上現場よりw
禁忌に挑んだ野心作
底辺社会に生きる兄妹の悲惨な状況をシリアスに綴った作品。
製作、監督、脚本、編集を務めたのは片山慎三。氏にとっては本作が長編監督デビュー作ということだ。これだけ衝撃的な内容の作品を、しかもほぼワンマン体制で作り上げてしまった所にこの監督の凄みを感じた。
後で調べて分かったが、片山監督はここに至るまでにたくさんの助監督経験を積んできたということだ。「TOKYO!」や「母なる証明」ではポン・ジュノ監督の下で、「マイ・バック・ページ」や「苦役列車」では山下敦弘監督の下で助監督を務めている。これらの監督の名前を見れば分かるが、いわゆるエンタメ路線とは一線を画した、作家性の強い監督の下で経験を積んできたことが分かる。
障碍者を描くということは日本映画ではある種タブー視されているようなところがある。そこに挑んだ片山監督の意気込みを自分は大いに評価したい。中には、未成年者との性交や障碍者同士の性交といった刺激的な描写も登場してくる。障碍者と言えど同じ人間なのだから、彼らにだって普通に性欲はあるし、普通に人を裏切ることだってあるはずである。本来であれば映画の中でそれを描いても間違いではないはずなのだが、どういうわけか表現自粛という謎のフィルターに阻まれて禁忌とされてきた風潮があるように思う。そこに切り込んだ本作は、かなりの野心作と言えるのではないだろうか。
しかも、今作の配給にはイオンエンターテインメントが協力している。これまでであれば、この手のインディペンデント映画は都内のミニシアターでひっそりと上映して終わりであったが、本作は全国のイオン系のシネコンにかかったのだ。シネコンはいわゆるライト層のユーザーが利用する劇場である。そこでこうした映画がかかるというのは、それだけで実は画期的ではないかと思う。
原一男監督の長編デビュー作「さよううならCP」は、今でこそソフト化されVODでも配信されて誰でも観れるようになったが、長年幻の作品としてされてきた。それだけ障碍者を扱った作品というのは日本映画史では隅っこのほうへ追いやられていたのである。
尚、昨今では「37セカンズ」も単館ロードショーから口コミで評判が広まり、徐々に公開規模を増やして最終的にはシネコンでもかかるようになった。今後もこういう傾向が増えて行けばいいなと一映画ファンとして思う。
物語はいたってシンプルである。上映時間も90分足らずとコンパクトにまとめられている。内容がヘビーなだけに、この短さはある種ありがたいとも言える。
そして、そのヘビーさを和らげるためか、片山監督は随所でユーモアを配している。例えば、下ネタも交えて描かれる学校のシーンなどには思わず声を出して笑ってしまった。真理子と独居老人のやり取りにもクスリとさせられた。
映像も、序盤こそ兄妹の極貧生活を反映してか、薄暗いトーンで覆われているが、真理子の売春が徐々に軌道に乗り人並みの暮らしを送れるようになってからは陽光が降り注ぐ明るいトーンに切り替わっていく。やってることはヒドイ話なのだが、画面全体がそれを和らげる効果を生んでいる。
また、ピンクチラシを空にばらまくシーンには、新人離れした洗練された映像センスが感じられた。
余韻を引くラストも良い。監督の問いかけのようなものが感じられ、兄妹のその後の人生が色々と想像された。
確かに演出に粗削りな部分は見られる。例えば、真理子とヤクザの行為を良夫に見せつるシーンで、突然カメラがズーミングをする個所があるのだが、これには違和感を持った。
ただ、そうした拙さを補って余りあるパワフルな演出と作劇は、今の日本映画界にはない勢いと新鮮さに満ち溢れており、片山慎三監督の今後の活躍が頼もしく感じられた。
兄妹を演じたキャストの好演も見逃せない。特に、真理子を演じた和田光沙の体当たりの熱演なくして本作は語れないだろう。障碍者を健常者が演じるというのは大変難しいと思うのだが、それを堂々と演じきって見せたことで作品の説得力を生み出している。
重くのしかかり突き刺さる映画
1時間半ずっとしかめっ面で食いしばりながら観ていた。苦しすぎる…居た堪れない…
そのギャップで花火のシーンがとても温かく印象的だった。
社会問題を提げリアリティのある脚本と演出。主演の兄妹ふたりの悲壮感漂う演技が素晴らしい。
ラストは深い。
私たちは他人にどこまで優しくなれるか
2021年11月14日
知り合いから勧められて鑑賞。
あらすじを読んで、『誰も知らない』や『万引き家族』、『マザー』とテイストが似ている作品だと思いました。
以下、作品の感想です。
◆和田光沙の名演、迫真の演技
和田光沙さんは本作で初めて知りましたが、自閉症のある真理子役を完璧にこなしていました。本当に自閉症の方を起用したのかと思うほどにリアルでした。
濡れ場シーンも違和感がなく、観ている側も引き込まれてしまいました。
◆良夫が憎めない
良夫は自閉症の妹・真理子に売春をさせて、生活費を稼ぐという、鬼畜・外道の極みな性格です。
しかし、彼自身にも罪悪感があり、真理子が妊娠したときには、真理子が慕っていた客に夫になってくれないかと、必死に訴えるシーンが印象的でした。
どんなに外道なことをしても、やっぱり家族・妹を捨てることはできない優しい心が個人的に刺さりました。
真理子が、良夫に叩かれているにも関わらず、売春してもらった1万円を「家に入れる」と言うセリフは、健気すぎて辛かったです。
◆福祉サービスの存在を知らない
兄妹はなんで生活保護などを受けないのか、映画の設定が非現実的だというレビューがちらほら見受けられました。
私の知り合いに市役所で生活保護の業務に就いている方がいますが、生活保護を知らない層は一定数存在しているそうです。また、知っていても、「生活保護の世話になるなんて恥ずかしい」という思いから、福祉のサービスを受けずに、自滅していく層も存在しています。
豊かになった日本でも、最底辺層は福祉サービスまで辿り着けないのです。
自分とは無縁の世界だと決め込んで、そこに目を向けようとしない、見たくない、綺麗なものだけを見ていたいという我々一般人に、現実を突きつけてくるような感覚でした。
◆真理子の最後の表情は?
正直、ラストの真理子の表情の意味は分かりませんでした。
ただ、携帯の着信音に振り返った様子から、真理子は「お仕事」の合図を感じたのではないでしょうか。それを察した良夫の表情も印象的でした。
◆明日から自分は他人に優しくなれるだろうか
日本は世界の中では豊かな国ですが、今だに最低限の生活を保障してくれる福祉サービスにすら辿り着けない国民層がいます。また、犯罪を犯し、刑務所で罪を償った者が頑張って社会復帰をしようとするも、「国民感情」が彼らを社会から追い出す現実もあります。両者は生きたくても生きられない底辺という意味では同じ存在です。
私たちは、そのような人たちにどこまで優しくなれるだろうか。手を差し延べてあげられるでしょうか。
それを問われているような映画でした。
生きてくって大変だ
兄・良夫がとにかく浅はか。だけど見ていて嫌な気持ちにならない。愛嬌があるのかな?
生活保護とか、仕事探すとか、もっとやることあるだろと言いたくもなるが、
「なにもかもお前のせいだ」
と言いたくなるくらい追い込まれているというのがよくわかった。
そして何より、真理子役の女優さんが凄かった。何も違和感が無かった。丁寧な役作りが感じられた。すごい。
肇、お前が一番介入しなきゃダメだろ、っていう感じ。良夫に言われた「偽善者」という言葉が綺麗に当てはまるキャラクターだった。これは観ている側にもグッサリ刺さる言葉だったと思う。
以下、印象的なシーンなど。
ヤクザの客の後、目張りをはがすシーン。
解放感や、吹っ切れた感じもするが、そこには諦めもあったのかもしれない。
妊娠のことを客に知らせに行くシーン。
真理子の本当の気持ちはわからないが、あの大泣きには胸が締め付けられた。
ラストのシーン。
電話が鳴る。台詞は無い。二人の表情がとても良い。
真理子はあの動きと話し方が知的障碍者としての彼女の特徴を表しているけど、喋らずただ黙っていることで、一人の人間、一人の女性としての彼女の気持ちが全部表情に出ている感じがした。すごく良いラストだったと思います。
それから、忘れてはならないのがプールのシーン。
奇想天外なウンコバトルには大いに笑わせられました。
真理子と周囲の会話が嚙み合っていないところは、微笑ましくもささやかコメディが忍ばせられていて、そのお蔭で暗くなり過ぎず、あくまでもあの兄妹が逞しく生きている様を切り取った映画になっていると思います。
私は偽善者なんだなと悲しくなる作品
この兄妹の演技凄かったです
平和ボケしてる私に存在すら分からなかった
社会的弱者を見事に見せつけてくれたんだなと
兄妹のしてきたことは目を覆いたくなるような内容
生々しくてちょっとキツかったです、、
でも、笑わせにきてるシーンもちらほらと。
妹が健常者だったら、こんなこと望んでないと思うし
普通に恋愛をしてたんじゃないかなと
悲しくなってしまいました
こういうお仕事されてる人もいますが
皆さんそれぞれ事情がある人がほとんどだと思います
作中で利用する男性たちもこういうことはダメだよと
止めてくれる人もいなく、世の中そんなに
綺麗じゃないんだろうなというのがリアルでした
肇くんは仕事して家庭持ってて、兄妹たちを気にかけてあげてた方だと個人的には思います
プライベートなわずかな時間を人に割くって難しいと思います
肇くんの奥さんなんかは子供が生まれから
余計に関わりたくないだろうなと感じました
真理子に対しても、冷たくするで終われるシーンも
人として切り捨てると冷たいから少しだけ相手をする
偽善者の嫌々感があるのもリアルでした
でもこの奥さんの対応も間違ってないと思います
脚が悪い、頭が悪い、性格が歪んでる
お兄さん1人を責める気にもならないです
あの人格になるまで苦しかったろうなと思います
ループして終わるのが映画らしいなと思いました
この兄妹はここから抜け出せない
社会で受け止めないといけない
ノンフィクションなんだと思います
でも何もできない
知ることしかできない
仕事を選んで働ける、好きなように生きれる
幸せを感じるしかなかったです
自分が偽善者と分かる後味の悪い作品です
ひどい話だ。
こんなことがあっていいのか。
生活していくのにはお金が必要。
障がいのある妹を養って行かなければならない責任がある。けど、自分は足が悪い。
妹は嫌じゃなさそう、それならお金入るし
いいかって、普通はならないんだけどな。
普通じゃないんだよなー。学生たちに
金を奪われそうになったとき、自分の便で
攻撃、これも私は考えたこともない反撃だった。
妹はわかっていない。けど、
わからないなりにも、何かを感じ取っていて
泣きわめいたり、ちょっと不安定になったり、
そこらへんがすごくリアルだった。
見終わった後、なんだかズーーんと気持ちが重くなる。
兄弟に障がい者がいたら、
頼れる人がいなかったら、どうなってしまうのだろう。なにか救ってくれる補助やら何かがあるのか。難しい問題だ。
主演女優の和田光沙さんが凄い!!
内容が衝撃的過ぎて倒れそうでした。
日本の何処かに良夫と真理子のような境遇の兄妹が存在しているかもしれないと思うと涙が止まりませんでした。
良夫は足も悪いし障害を持つ真理子を抱えているのだから、ちゃんとした手続きをすれば生活保護を貰えるだろうし、真理子は障害者なのだから手続きさえすれば国からのサポートもしてもらえるだろうに…
警察官の友達は良夫と真理子の状況を見て市役所に相談するとかしてあげないんですね。
それが引っ掛かりました。
それより真理子を演じた和田光沙さんの演技が凄すぎて感動しました。
途中でDVD止めて配役を確認しましたもん。
本当に障害者を使っているのかと思いましたよ。
素晴らしい女優さんだと思います。
調べたら2020年の日本アカデミー賞の最優秀主演女優賞は「新聞記者」のシム・ウンギョンさんが受賞してますが、この映画を見たからには私の中では2020年の最優秀主演女優賞は和田光沙さんです。
日本では、このような素晴らしい作品が日の目を見ないので悔しいです。
そして日本が本当に生活に困っている弱者に優しい国になることを願います。
片山慎三監督の今後の作品にも注目していきたいと思います。
全159件中、21~40件目を表示