ペンギン・ハイウェイのレビュー・感想・評価
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まだ見ていない人は急いで💦
この映画はCMで見た時とは違う面白いとこがあって、笑いあり、涙ありの作品でした。鑑賞後は感動で少しの間震えるのを感じました。劇場で1回は見た方がいいと思います。
夏休み映画
楽しい、美しい夏休み映画です。夏休み過ぎてもみてください。
ストーリーが難解とかのレビューが見受けられますが、これが難解ならジブリ作品は?と問いたい気持ちです。とてもわかりやすいストーリーですね。
この終わり方でいいのでは?
ずっと気になってて、ようやく観て来れました。
事前情報として、「謎が残ったまま」「お姉さんのおっぱい」というところを聞いてたので、どうだろうか?と思いましたが、個人的にはどちらも気にはならず、楽しく観れたと思います。
主人公のキャラクターに、監督らしさが出つつも、比較的観やすい作りで、SF好きなら楽しめるかなと。
チラチラとしか出ないものの、お父さんがカッコ良かった。
謎が残る点に関しては、あの終わり方をするのであれば、むしろこれでいいんじゃないかなと思います。
これから、大人になっていく少年が解いていくものというか。謎が残ってるからこそ、というか。
一点だけ、気になったのは、お姉さんの声。
演技は良かったんですが、そもそもお姉さんの雰囲気に微妙に合わないような気が・・。違和感がある気がちょっとします。少年の声がぴったりだっただけに。
そこだけ、気になってしまいました。
他は総じて良かったです。
そうかSFだったのか!
子供を抜け出し始める年頃の、だからして世界が自らへ門戸を開いてゆく転換期。その心の微妙な描写と、妙にリアリティのある級友たちとのやり取りがノスタルジックで心地よかった。
主役はアオヤマくんよりお姉さんで、自分だけの秘密を持てた時、子供は大きく成長するのかもしれないなとも思い返す。
SFを下敷きにしつつも、一辺倒と偏らないノンジャンルな物語は見ごたえありか。また清涼感ある映像とマッチした音楽も良く、クライマックスの疾走感には思わず息をのんでしまった。
原作未読につき、ぜひとも読んでみたいと思う一作。
全てが伏線になっている。
全体的に綺麗なイラストで仕上げられた作品。
CMにもあるペンギンの可愛さで心が掴まれます。
イラストのアングル(特にお姉さん)が少年目線なところがすごく良かったなと思いました。知的な少年と小学生らしい他のキャラクターの差は見ててクスッと笑えます。でも少年も小学生、どんなに頭が良くても素直になれなくても感情が子供らしくとても可愛く見終わった頃には好きになっているでしょう。
ストーリーはSFミステリー、ペンギンとお姉さんの謎を解いていきます。ちょくちょく出てくる少年のお父さんが考える上でのヒントをくれますが、私達が生きていくまた、物事を考える上でも大事な事を言います。いいお父さんだな〜こんな大人になりたいな〜と思うシーンがたくさんあると思います。
興味が湧いたら是非見ていいただきたい作品です。
小さい子にはつらいかも?
森見登美彦らしさが前面に出た作品だった。
大人びたアオヤマくんとおっぱいの大きいお姉さん、街に現れる不思議なペンギンたちの物語だ。
とにかくペンギンがただ入り乱れているのを大画面で見たいという純粋な動機で見に行ったが、その点では大当たりだった。ぽこぽこ生まれるペンギンや、よたよた歩くペンギンがまぁいっぱいいる。かわいい。
でも、小学生のアオヤマくんが大人っぽく研究を進めるというところにこの映画の見所はあるようで、ただペンギンが出てくるアニメだから子供向けかな?などと安易に考えてはいけない。
大人から見ると、アオヤマくんは大変微笑ましい。ただ、大人びた話し方やくすっとくる小ネタが分からない小さな子どもにはちょっと退屈かもしれない。上映時間も長いし。
ペンギン好きにはおすすめ。
単純に、面白くない
原作について知らないので、原作が面白くないのかどうか分かりませんが……自分としては詰まらなかったです…。
キャラデザも演出もセリフもかなり滑ってました。全てが嘘っぽくて、映画に入り込む事が出来ませんでした。上映中に寝てもしょうが無い出来でした。
森見登美彦さんの作品では四畳半神話体系がダントツで面白かったので、他作品も期待して観ましたが、このペンギンハイウェイも微妙でした…。
映像化するのは難しいのかな、と思いました。
かなった夢と明日への夢
こんなにデキスギくんな感じではなかったけれど、頭の中で妄想していた事は概ねアオヤマくんみたいなガキだったので、するりと同調できまして。だからなのかはわからないけれど、序盤中盤終盤と毛色の違うトーンをすんなり楽しめました。
お姉さんとお父さんに比べて、周りの大人達が無色に近い感じが違和感だったけれども、アオヤマくん視点の世界ではこーだろうなぁと、勝手に納得してしまいました。想定を越えてファンタジーだったけれども、それも含めて大人な子供、子供な大人、そして全ての人たちに届けたい、ひと夏の物語でした。
大人も楽しめるSF傑作
世界は謎に満ちている。主人公は小学4年生ながら憧れる歯科のお姉さんの謎、世界の謎を少し解き明かしていく。夏の冒険はお姉さんの口笛の号令一下、整然と挑むペンギン達が圧倒的な爽快感で世界の果てへと突き進む。
パンフ、アオヤマくんノートと折り込みでプロジェクトアマゾン地図が付いていて語りきれなかったディテールを確認できます。
お姉さんの胸に関する幾何学的考察なるノートの一部も読めますが他の動物と比較するなど真面目な研究になっていて彼のお姉さんへの愛が単なる性的な好奇心ではない事も分かる(エッチや恋愛的な事の知識はウチダくんが一番詳しいようで一番反応していた)。
もっと評価されて欲しい作品です。
補足。おっぱいにまつわる話はもともと原作にあるものです。性的な消費と取られないように慎重に表現しているので表面的な解釈するとその人の心の反射でしかない構造がありますね。
小規模上映なのが勿体なすぎる
映像、音楽ともに完成度が高い。小規模上映なのは別のアニメ映画が多過ぎて飽和状態だからだろうか。有名作品に埋もれてしまっている感があるが、夏の季節だからこそ劇場でその冒険を体験する価値があると思える作品。
賢すぎるけど子供らしい感性と好奇心を持つアオヤマ君と、それを見守る大人達の関係性も丁寧に描かれており雑さを感じない。終盤のドタバタも綺麗にまとめてある。
是非とも上映館を探して劇場で見てほしい。
ペンギンもお姉さんのおっぱいも本題ではない
原作未読。ただ、森見登美彦のSFが原作という時点で、普通のファミリームービーや夏の冒険アニメのわけがないので、劇場内の家族連れの多さにスクリーンを間違えたかと思いましたが。
「ペンギンカワイイ」「お姉さんのおっぱいステキ」だけでも十分だが、それ以上にアオヤマくんの「たとえ今はわからなくても、知りたい、解き明かしたい」という探究心こそが人を成長させていく、ということで思っていたよりもまとまっていた。
蒼井優と言われなければ蒼井優とわからない蒼井優。
王道にして個性派
王道のジュブナイル映画でしたが、キャラクターや設定に個性があって、飽きずに楽しく鑑賞できました。
アオヤマくんのキャラがいい感じですね。こまっしゃくれてるけど、なんか可愛らしい。彼は知的な子どもで知識で世界を理解できると思っている節があります。そんな彼が「好き」という感情に出会うという展開が、なかなかに魅力的でした。普段は観察とか言ってるクセに、お姉さんのスケッチは、恋心だだ漏れで微笑ましい。
サイドキックのウチダくんの優しい感じも良かったです。アオヤマくんとは対になっている印象。もっと活躍して欲しかったです。
ハマモトさんはヒロインじゃないのがもったいないほど惹きつけられる個性があって素敵でした。あんなに理知的なのに、お姉さんへの嫉妬がバリバリだったり、直情的で人間味があってグッド。色素薄めの上品な出で立ちもイカしてました。
あと、アオヤマ家がいいですね。最近は機能不全家族の映画ばっか観てたんで、あたたかな家族描写を観ると、それだけで気持ちがほっこり。
アオヤマ父にも感激です。小4の息子にブレインストーミングを教えるなんて最高ですよ。
アオヤマくんも、妹の不安に寄り添ったりできるし、支え合える家族なんだなぁとしみじみしました。ご飯も超美味しそうだし。
お姉さん、という存在は抽象的ですよね。名前で呼び合う関係ではないので、確固たる存在ではなく、象徴的存在なんでしょうね。少年時代の憧憬の象徴というか、内なる女性像の芽生えというか。
個人的には、もう少し具体的な存在だった方が乗れたかも、と感じています。でもこれは趣味の問題ですね。
また、いろいろと謎が多く、象徴的に深読みできそうなモノもたくさん見受けられました。例えば、なぜ「うみ」なのか、なぜわざわざジャバウォックなのか、とか。水路が循環しているとかも気にはなりました。
とはいえ、なぜか本作はさほど謎解きしたいとは思わないです。本作は、謎を解くというよりも、謎と出会い、向かい合うことが主題になっているからかもしれません。
(いや、でもジャバウォックは気になる)
本作はとてもチャーミングで爽やかな映画だと感じています。物足りなさはありますが、健全な子どもの成長が描かれていて、ほっこりしました。
星 10個!!まさかの結末。ありがとう。
ペンギン ・ハイウェイ。
心が魔法にかかってしまうような
素晴らしいイマジネーションが詰まった素敵な作品。現実と迷い込んだ不思議な世界。
夏休みに観たい、そして、何度も観たくなる映画。
郊外の素敵な住宅街。とっても賢くて、心温かいアオヤマくん。哲学をたくさん知ってるおとうさん。アオヤマくんが恋するお姉さん。そして、友情。
お父さんの言葉がまた深くて 、いろいろと考えさせられ、
森見さんの描くSFの世界はただのファンタジーだけでなく、心にさまざまなことを問いかけてきます。
そして、スタジオ コロリドのアニメーションも素晴らしくて。期待以上!な仕上がりでした。
とにかく素敵な臨場感あふれる映像とストーリーにどんどん引き込まれ、そして、ラスト、、心の奥深い琴線に触れて、涙が溢れていました。
海は深い存在。クジラは神様。
ペンギンは天使。道しるべ。はじける水は
なんだかエネルギーを感じて。
わたしたちが生きているこの世界は
きっと計り知れない不思議な力で包まれているのかもしれない、そんな気がして、なんだか不思議な温かな気持ちになりました。
ペンギン、かわいすぎます。
そして、アオヤマくん!
わたしは心優しく賢い君に恋をしてしまいました。あのお姉さんのように。
お姉さんはきっとアオヤマくんに会いたくて、戻ってきたのかもしれないね。そして、きっといつまた再会できますように。
そして、アオヤマくんの研究ノート、夏休みの宿題にも役立ちそう!でした。子供の探究心は本当に素敵。
大好きな映画がまたひとつ増えました😍
ぼんやりジュヴナイル
終始容赦のないおっぱい描写=性の肯定(性の商品化にあらず)には好感が持てるが、
子供が見るには難解、中高生が見るには幼稚、私が見るには不条理過ぎた。
ひと夏の冒険と、恋の目覚めと、世界のぼんやりした危機をゴッタ煮にした怪作。見る人を選びます。
明確な不満点がひとつ。
お姉さんは仕方ないとしても、主人公のキャラを勃たせ過ぎて「んな奴いねーよ」レベルになっている。
トンチキな世界を描くなら、もっと普通の少年で良かったと思うよ。
昔、少年少女だった人達へ
主人公の年齢は小学生、だけどこの近辺をターゲットにしたという作風でもない様な、視聴対象は昔ファンタジーノベルなどが好きだった大人という感じなんでしょうか。
夏休みも最終となる8月末の日曜昼間の観賞、場内は半数程の入りでほぼファミリー、一時間半位経過した辺りからトイレに立つ家族連れがラストまでポツポツと続きました。
これに気が散ったとかではなく、夏休みに標準を合わせ小学生やファミリーも取り込もうとした作品ならば、上映二時間は長過ぎたんじゃなかろうか、と思った次第。
序盤中盤はちょっと間延びする構成と感じ、丁度家族連れがトイレに行き出した頃には、私はちょっとじれてました、序盤中盤はもう少し削っても良かったかも。
ファンタジー寄りのSF
twitterで「面白いのでおすすめ」と聞いて、事前知識なしで映画館へと足を運んだ身です。
結論から言わせてもらうと、一度見ただけでは満足,納得できない面白さだった。
ファンタジー要素が過剰といっていいほどあるので、老若男女問わず...とまではいかないがある程度見やすい作品だと感じた。
ただ、そのファンタジーさに油断して何も考えずに見ていると、段々と難しい謎が増えてきて内容に置き去りにされそうになる。
一回目に見たときは(感動しすぎて)曖昧な考察しかできなかったが、
二回目では全体が分かってる上見ているので考察もまとまり、大変後味の良いものになった。
(最後にもう一回見たいくらいです)
この作品はかなり気になる謎を最後まで答え合わせしないため、考察などが苦手な人(または考察する気もない人)は、もやもやするかもしれない。
主人公の少年(秀才小学4年生)とお姉さんの関係は見ていて羨ましかったです。
小4という設定も違和感なく(普通の小4より秀才すぎるということは目を瞑る)研究(あとおっぱい)熱心なのもかなり好印象だった。
主人公の少年がただのクソガキだったら、最初から見るのやめて寝てるまであります。
なにか少し事前知識が欲しいというなら、宇多田ヒカルさんが歌う主題歌の「Good Night」を聴いて下さい。理由というと、歌詞の内容ですがおそらく、お姉さんの視点→少年の視点という風に変わっていますが、物語での二人の関係と同じような意味になっているのです。EDで流れたときはなんとも感慨深かったです。
途中でも言いましたが改めてはっきり言わせてもらうと、ペンギン・ハイウェイは多くの謎を残して終わるタイプの作品なので、考察を楽しめない人は見るべきではないとまで言える。
純粋な動機で見るのは別(ペンギンが可愛かったから等)
この作品の評価を低くつけてる人の大半は「結局あれは何だったの」と言ってるような何も考えてない人達なので、適当に見て文句言いたいだけの人は帰ってください。
まあまあだった
なぜペンギンなのか、なぜお姉さんなのか、これではなんでもいいけどそうしたという理解しか得られないのでもうちょっと何か欲しかった。水路が循環しているというのはワクワクした。原作が日本SF大賞受賞作なので期待したのだけど、あまり好みのSFではなかった。
宙に浮かぶ水球が出るまではけっこう退屈だった。
映像は素晴らしかったし、音楽もよかった。
広告通りの面白さ
まず思ったのが、水と光がすごくきれいだなというところでした。
未来のミライを見た後でアニメ映画に対しての期待が薄かったというのもあるかと思います。が、第一印象がすごくよかったです。
全体的にほんわかとしている作品ですが、メリハリがあり時間があっという間でした。
自分が好きなシーンは海が大きくなり避難勧告が出され、学校を抜け出したあたりです。
海を研究者に話してしまったガキ大将も仲間に加わっての脱出劇、お姉さんに出会ってペンギンを作り、警察から逃げながらペンギンに乗って海へ。
スピード感もあり、わくわくしてしまって、つい笑顔になってしまいました。
隣に座っていた男の子も、思わずうおーと声を上げたくらいでしたから、興奮度がかなりあります。
お姉さんが消えてしまった後、1匹のペンギンを見つけかけよる少年。そこにペンギン号があったということは、海の世界はまだあり、お姉さんもそこにいるのではないかな。
帰りに原作を買いに行ってしまうほど、余韻に浸りました。
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