万引き家族のレビュー・感想・評価
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タイトルなし
出演者は強者揃い
気持ち悪いくらい演技が上手い
storyも上げて下げてと辛く
海のシーンは本当の家族のようでまた辛
柄本明が怒らず話しかける1シーンが
ずっと心に残りました
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是枝監督 受賞前雑誌インタビュー
「犯罪は社会が生むという考え方は、70年代ぐらいまでは一般的だった。少なくともそれが建前だった。その建前があったからこそ、マスメディアが報道することに価値があった。報じることで被害者に二次的制裁を加えるのではなく、私たち自身の問題としてとらえるために。でも、いつからか犯罪を教材として社会に属する一人ひとりが考えることをしなくなった」
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犯罪は駄目だけど
SNSの二次的制裁
それに阿るマスメディア
これがホント不快
この映画を観て
物事は一面だけではないこと
色々と考えさせられます😖
どの目線から見るかで社会は全く違って見える
つきことさんのレビューに触発されて、遅まきながら目黒シネマで鑑賞。
現代の家族とは?人と人が一緒に生きることとは何なのか?格差社会、家庭内暴力、児童虐待、高齢化社会…現代の日本が抱える社会問題を凝縮した形で見せながら、しかもどこか明るさや人の優しさ、親しみなども感じさせる秀作でした。
カンヌ映画祭や日本アカデミー賞で、この映画が高く評価されたことに、現代の都市が抱える問題の根深さを痛感するとともに、でもそれを直視しようとする「まっとうな人」がまだまだ多くいることに、一縷の望みを感じました。
ロードショーの時期はとっくに終わり、WOWOWでも放映されるというタイミングでしたが、目黒シネマは朝一の回でも満席でした。観に来ていた人は、60代ぐらいの人が多かったけど、その中に混じって20〜30代ぐらいの若者も何人かいたことが、印象的でした。
先日の池袋駅近くで起きた交通事故の加害者がいまだに逮捕されず、マスコミでも「さんづけ」で報道されていることに対して、ネット上で「上級国民は社会で優遇されてる」と騒ぎになっていると聞きます。こうした問題も、「物事を誰の立場から見るか」によって、見方が大きく変わる問題だと感じます。「万引き家族」は、世間一般から弾き出されてしまった弱い立場の人たちが、一般の社会規範から見たら「違法な行為」によって生計を立てていますが、「こうした人たちの目線から社会を見ると、こう見える」というのを徹底して描いており、しかも映画として高く評価されているという点がとても素晴らしいなと思いました。
日本映画らしい、大げさでないリアリティ重視の表現、役者さんたちの真に迫る熱演、とりわけ安藤サクラさんが終盤の警官による取り調べで心情を訴える場面の演技は、「演技」を越えて役になりきっているように感じました。
揺さぶられる
邦画界のトップランナー是枝裕和監督の新作。
都会の片隅にある、あばら家のような家にひしめき合う“家族”は家族というより“生き物の群れ”という感じで、芝居とは思えない生々しさと、どこか原風景的な印象がある。
そのへんはドキュメンタリー出身の是枝監督の手腕と、それを支えるリリー・フランキー、安藤サクラ、樹木希林、松岡茉優という実力派キャスト陣の演技力だから成せる技なのかも。
身内を虐待する血の繋がった家族と、犯罪でしか繋がれなかった擬似家族。
どちらも間違っていて、じゃぁどっちがマシなのか。
それを一体誰がジャッジするのか。
自分の中の色んな「何か」を揺さぶられる作品だった。
家族とは?
家族というのは何を持って家族なのだろうか。
家族の意味を考えさせられた。。
結局は人が決めたものであって心が寄り添っていれば一緒にいてもいい。
ただし、世の中にはルールがあって一緒には入れないこともある。
あとお金が全てではないが暮らしていけるレベルないと幸せにはなれない。
難しい…
疑問がたくさん残る映画でした。
・しょうたがなぜわざと捕まったのか
・りんちゃんの最後のシーンは何を意味しているのか…
・お姉ちゃんはなぜお客さんを抱きしめて、語った?のか
私には難しくて理解することができませんでした。
しかし、血が繋がってないからこそある絆というものは作品を通して、感じ取ることができたと思います。
カンヌの人にはこの作品は日本社会の縮図と思われているらしいけど、そんな風に思われては困る。もっと酷いと思う。
カンヌ映画祭の最高賞を受賞したらしい。
今までの作品全部での受賞ということなんだろうけど、単品で見ると見劣りするような気がする。
名作風のシュチュエーション作って役者さんにそれなりの演技をさせて、時系列でずっと追っかけていくだけ。
説明的な部分が全くないし、思い出しシーンもないし、なんでこうなっているのか、どういう気持ちなのか、登場人物の関係性も不明で、あまりストーリー性や演出的なものがない。
ヨーロッパでは訳の分からない芸術映画がうける傾向にあるので、よくわからないところが感性で見る芸術映画っぽくていいのかもしれない。
今村昌平監督の『うなぎ』も見たけど、この作品と同じような感じの作品でよくわからなかった。
河瀬直美監督の『もがりの森』もカンヌで何かしらの賞とったような気がするけど、無視されてるような・・・あれは何だったんだろう?
設定はわからないのだけれど、全体的な映像の雰囲気はドキュメンタリータッチ。
でも出演者は有名な役者さんばかりだから、演技はうまいけれども何か浮いている。
欧米の人が見たら誰だかわからなくて、ドキュメンタリーみたいに見えるのだろうけど、日本人はそういうわけにはいかない。
カンヌの人にはこの作品は日本社会の縮図と思われているらしいけど、そんな風に思われては困る。
もっと酷いと思う。
本当はもっと救いようのないどうしようもない感じだと思う。
この映画見ながら、そのうち闇金ウシジマくんみたいな人が出てきてたいへんなことになると思っていたけど、結局出てこないで、なんだかいい話みたいになって終わった。
ウシジマくんが出てきたら、逆に本当っぽくなったかもしれない。
だいたい万引きの認識が基本的に間違っていると思う。
この映画みたいに生活が苦しくて万引きしているのなら盗人にも三分の理で、悪いけれどもなんとなくしょうがないかな?という感じになるけど、日本人は生活が苦しくて万引きする人などほとんどいない。
日本人の場合は老若男女問わず、なんでこの人がそんなことするの?みたいな、何かに取り憑かれてやってしまうような、病的な人が多い。
他のことも、設定がよくわからないのでなんとも言えないけど、そのままいったら本当に救いようのない悲惨なことになっていくような気がする。
この作品は日本の社会問題にひっかけてはいるけれど、別に掘り下げているわけではなく、実際はファンタジー的な映画だと思う。
何、あの終わり方。スッキリしない
前半何やらほっこりしながら見てたのに、後半から最後までイライラ、ムカムカしながら観てました。無駄な時間を過ごしました。
最後の終わり方にも 不満爆発です。もう見ることは無いな。
日本映画における久々の良作
今の日本で、このような物語を実写で作ったことがまず素晴らしい。
テレビでドキュメンタリーを作ってきた監督が、テレビという媒体では表現できなかったであろう自分の思いもまた込めて、貧しさや家族の有り様などを様々な角度からたっぷりと描いた。週刊誌やワイドショー、コラムのようにありきたりの表現でオチをつけることはすまいという、粘質の覚悟が細部にまで感じられた。
巷で言われ尽くしているが、役者たちがまた凄い。特に安藤サクラ、樹木希林の二人は狂気がかった迫力がある。
不道徳な映画
家族愛があれば何をしても良いのか?ちょっと哲学的なテーマの映画だったかな。ホラー映画や殺人がでてくる映画を不道徳な映画とは思わないが、なぜかこの映画を見ていたら、子供には見せたくない不道徳な映画だなと感じてしまった。
是枝監督ファンには申し訳ないが、いかにも是枝監督らしい作品だった。つまり、後味が非常に悪い。
前半のややユーモラスタッチの流れから、逮捕されてからの超シリアスモードになるギャップについていけなかった。
そもそも、ゆりの面倒をみるようになったのは、親から暴力を受けていたようなので、保護したいこともあったはずで、彼らが捕まった際に、そのことを弁明する場面がなかったのは脚本の手落ちだ。
また、祥太が捕まったのは、ゆりが万引きで捕まらないように、あえて自分が身代わりになって万引きをしたのであったはず。つまり、祥太のゆりに対する、愛情までとはいかないかもしれないが、少なくとも思いやりの気持ちからだったはずで、その帰結(例えば、最後のシーンで、ゆりが欲しいと言ったがあげなかったネクタイピンを実は持っていて、彼の愛情がわかるとか)が何もないのは、はなはだ欲求不満を生じさせられた。
偽物家族の支えあいから生まれた何か?
偽物の家族の姿を描いているが、観ている内にこの反社会的な生活をしている風変わりな家族を危ういし上手くいく訳がない…と思いながら反面上手くいって欲しいと願ってしまう。
児童虐待は容易に治せるモノではない。
病的な精神や病的な社会から来ているとしたら、難病だろう。
祥太もゆりもさして変わらない状態から夫婦に拾われて(誘拐)されているがゆりは捜索願い提出まで2ヶ月、祥太に至っては探されてもいない様子(パチンコ屋駐車場で車上狙いのついで)
ゆりを家に戻しに行った際にのぶ代がゆりの家の状況を察して膝をつき、ゆりを抱えてしまうシーンや逮捕後にのぶ代が母親について聞かれた際に母親の条件について捜査官に答えるシーンはグッと来た。
樹木希林も「子どもは親を選べない」と言いながら、のぶ代を選んだと答えるシーンもあり、この不自然な家族がお互いにとって必要な集まりだと思ってしまう。
リリー・フランキーは愚鈍で祥太の質問にも満足に答えれず、ワークシェアリングも説明できない……教えれる事も万引きや盗みしかない。でもそれしか教えられないのだ。
集まった偽物家族諸々に事情があり、彼らが一瞬の家族であってもあの家で居た時間は幸せだったと思う。
偽物家族崩壊の引き金は息子が柄本明の店で万引きを働いた際に見逃し、「妹にそんな事させるな」と言われた事からと思う。
勿論、祥太やユリが病気になったりしたら、彼ら夫婦は病院に置いて行っただろうから時間の問題だっただろう。
全てが露見し社会的なルールに照らされて変化を見せる家族に切なさを感じる。
評価を受けた部分を強く感じる事はなかったが妙に感じさせる所はある。
万引き家族と言うタイトルに批判はあったがドラマとしてはもっと不謹慎なものなど幾らでもあるから十分だ。
蛇足だが、安藤サクラがどーんと肌を出してくれてるが流石女優とは思う(笑)
妙齢の色気が出ていて良かった。
本当に素晴らしい映画
世の中から見捨てられたような、血の繋がりのない人々が、都会の片隅に集まって出来た奇妙な家族。一人ひとりが本当に孤独を知っているから、一緒に居れることの幸せも普通の家族かそれ以上に感じている。
見ていて、この幸せな生活が続けられるのなら万引きなんて大したことではないという気持ちにさせられます。
その暮らしが崩れて、ネグレクトとDVのある本当の家族の元に帰った幼い女の子が可愛そうでなりませんでした。
出ている役者さんの演技は、うまいとか言えるレベルではなく、現実にその場に立ち会っているとしか思えませんでした。
カメラは作為を感じない淡々とした映像ですが。シーンの瞬間が深く脳裏に残る素晴らしいカットが数多く有りました。
脚本は無駄なく練り上げられていて、余計に感じるシーンがまったくないと感じる上質な物でした。
音楽の細野さんは前からファンでしたが、改めて感性の凄さを心底感じました。
自分の中では、61年の人生でこれまで見た映画の中でベスト3に入る素晴らしい映画と思います。
家族の「形」ではなく
『家族のかたち』とよくいうけど、型にはめるものではないのだなと。
『家族』ってそんなに崇高なもの?血のつながりがそんなに大事?血は繋がっててもいいけど縛るものではないよ?なんか、そんな問いかけが聞こえてきそうでした。
監督は、家族が好きなんだなぁと。愛してるとかではなく、好きなんだなぁと。感じました。見てて凹む場面もありますが…嘘偽りのない描写だからこそ、『家族』という概念を善悪の価値観抜きでまざまざと映し出しています。
人間の現実をスクリーンで描くとき、リリー・フランキーさんという人物は、とても重要。演技とも云えぬ自然体とも云えぬ何とも云えぬ佇まいは、とても貴重。地獄にいれば悪魔に見えるし、天国にいれば天使に見える。「その環境に置く」だけで、その環境に沿った人間に見えてくる。
見終わった後
のこのなんとも言えない気持ち。
家族というものを考えさせられる映画でした。
途中まではゆっくり進んでいくのだが最後がいろいろあって忙しい
終わり方も好みが分かれそう
役者の演技がすごくて引き込まれます
話題になってるし見て損はないと思います
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