ものすごくうるさくて、ありえないほど近いのレビュー・感想・評価
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少年の行動力と、それを支える大人たち
偶然、発見した父の遺品から、何かの鍵が出てきた。
アスペルガーの少年は、様々な障害を乗り越えて父が残した鍵穴を突き止めていく。
シンプルで、心に沁みる映画でした。
少年の演技はとても上手で、涙を誘うものでした。
出番は少ないものの、要所でキーとなるセリフを残していくトム・ハンクスもさすがの存在感。
筆談で演技をやり通したマックス・フォン・シドーは、素晴らしい。
母親役のサンドラ・ブロックもラストでさすがの輝きを放ちます。
いい映画でした。
感動的な内容にも関わらず、何故か感動に繋がらず…
全く知らない作品のTV放映だったが、何せ、
「リトル・ダンサー」
「めぐりあう時間たち」
「愛を読むひと」
で魅了させて頂いた同じ監督作品と知って
初鑑賞した。
アスペルガー症候群の子供が、
9.11で父を失う中でもたらし、彼自身と、
そして接した人々の関係復活劇的様相で、
本来はかなり感動的な内容の作品だ。
しかし、何故か己の感動に結びつかない。
様々なことが頭をよぎる。
父親が9.11で亡くならず、
また彼が花瓶を手に入れてなかったら、
更にその花瓶を落とさなかったら、
との3エピソードの一つでも無かったら、
その後の物語の成立しない作品だが?
息子がアスペルガー症候群ではないとしても
話として成り立たなかったろうか?
それに絡み、よもや本質的な意味ではなく、
展開をドラマチックにするべく方法論的に
そのような病状の設定にした背景は
ないのか?
父親が特に息子と接していたからだと
しても、また、
母親と本来あったように見える溝は、
後でそうではないと分かるのだが、
母親に別の男性がいたと
息子は思っていたからなのか?
祖父の2度に渡る祖母との別離は、
もしかして、
声を失ったことにも起因していて、
父親同様に戦争の悲劇として
語られているのかも知れないが、
説明はなく想像するばかりだったが?
等々、疑問に感じる展開構成が
感動を阻害したのか、
その理由も不明のまま鑑賞を終えた。
そんな中、何とか監督の製作意図として
感じてきたのが、
ラストシーン直前までは、
アスペルガー症候群の少年が
父親の残した謎のキーを巡っての
他人との交流がもたらす症状克服ストーリー
のように思えたが、
最後の最後には、祖父・祖母や
彼が最初に調べに行った黒人夫婦の描写を
通して、
また、少年と母親との関係も含め、
家族の絆の復活的ストーリーではあった。
しかし、上記の理由も含め、
没入を妨げる何かがあり、
ダルドリー監督の前記の映画に比べると、
今一つに感じてしまった。
尚、私の一番好きな
スティーブン・ダルドリー監督作品は
「リトル・ダンサー」です。
notstop looking 〜 愛してる
多弁で利発な少年オスカーをトーマス・ホーンか熱演。その表情、真摯な眼差しからラスト迄目が離せなかった。
辛い体験により言葉を失った老人と行動を共にするうち、オスカーは徐々に心を開いていく。1年間ずっと心を痛めていた出来事を打ち明ける姿が切ない。
少年の母親を演じたサンドラ・ブロック、老人を演じたマックス・フォン・シドーの演技に魅せられる。
終盤の母親の告白に驚かされました。もし私がオスカー少年だったなら、ショックを受けるかも知れません。
少年期に難役を見事に演じたトーマス・ホーン。もう一度映画界に戻る事はないのでしょうか。
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
理不尽極まりない9•11
あの日のあの衝撃は、
世界中の人々にあってはならないことが
現実に起こってしまったことを知らしめた。
色々な目的で様々な場所に行く為
飛行機に乗っていた人々が、
忙しい仕事の真っ最中の人々が、
救助や消防の仕事に携わる人々が、
何をしたというのだろう。
こんな目に遭うような事、誰もしていない。
お父さん子だったオスカー、
いろんな話して憧れて大好きだった。
だけど、あの日のお父さんからの
電話をとる事はできなくて。
ママが一年間手付かずにしていた部屋に入り、
物色中に鍵を見つける。
Blackと封筒に書いてあるのも見つけ、
おそらく父がこの鍵に合う鍵穴のある物を
Blackさんが所有しているのだろう、と考え
ニューヨーク中のBlackさんを探しに行こうと
決意して実行して行く。
実は、みんな心配していた。
傷心のママ、
近くで見守るおばあちゃん、
その同居人で実は‥‥。
そして、出会った多くの人も。
オスカーの身の上を知ると、
抱きしめた人がいた。
何度も何度も抱きしめた人、ハグ好きヘクター
皆、傷つき何かを無くしていた。
そして、鍵🗝の持ち主がみつかり、
想像していたストーリーとは違ったけれど、
無事に元の場所に。
膨大な電話帳のリストにもめげないオスカー、
ことが上手く運ばないとロッカー工場で暴れる
ガスマスクつけて電車に乗る。
人との会話で。
発達障害を持った子かな?と思った。
なぜかと思った。
勝手な推測、
大人でもやり遂げられるか、という内容。
一つのことに執着し、なかなか逸れない、
普通なら馬鹿げたことやってられない、
と思い直すところ、突き進む。
そして、感情も露わに出し、
周囲の目を憚らない。
それでかなぁ。
だのに、
ママに「また恋してもいいよ。」と言い、
ママに、「代われる人はいない。」と返される
❤️
また、「パパが、あんないい子いないよ。って言ってた。」と言う。 🌺
おしゃまな優しい面も。
お祖父さんも帰って来て、パパの話も聞けるかな。
繰り返してはならぬこと
父との繋がりを求め、ひたすらに突き進む少年。母を拒絶する言葉、本心でないことは母も本人も分かっているが、一瞬でも思って口にしてしまった事実はずっと残る。
終盤までは、少年の執拗な鍵への執着を、彼の特性によるものと思っていた。
しかし、あの日少年に何があったのかが分かると、自身を維持するための必死の行動だったのだと分かる。何故母を拒絶してしまったのかも。回想される内容、少年の表情には心が締め付けられる。
父の教え、母の強さ、祖母や同居人の優しさに支えられながら、数年をかけて多くのブラックさんと交流した少年。母への一言が、彼が大人になったのだと思いつつも、余りにベタなセリフでほっとした。
物語上、非常に大きな役割を果たした祖母の同居人。彼を演じたマックス・フォン・シドーの演技はとても印象的。偶然にも、少し前にフラッシュゴードンを観たばかりであった。
22回目の9.11にBSで鑑賞
不条理な事件で父を失う悲劇から立ち上がろうとする少年と母の愛の物語
大好きな「リトル・ダンサー」の監督スティーブン・ダルドリーの映画作品4作目。舞台演出家から39歳で映画監督デビューしても作品数は少なく、他には「愛を読むひと」しか観ていない。結論から言うと、「愛を読むひと」が最も映画らしい秀作だったが、完成度では「リトル・ダンサー」が抜きん出て素晴らしく、この「ものすごくうるさくて、ありないほど近い」は、映画として不足があるものの題材のユニークさにおいては観る者を惹きつけて離さない面白さに満ちている。これは、ジョナサン・サフラン・フォアの同名小説『Extremely Lound and Incredibly Close』(2005年)の原作の独創性故であろうし、先ず何より2001年の世界を変えたアメリア同時多発テロ事件を題材にしながら、主人公をアスペルガー症候群の病気を抱えた多感で繊細な11歳の少年にして、現実にある予期せぬ悲劇に立ち向かう少年の内面の成長に焦点を絞ったストーリーが素晴らしい。ダルドリー監督はあるインタビューの中で、原作者と脚本家エリック・ロスとの三人でアイデアを出し、原作の何を選択するかに苦心したと答えている。つまり、原作者を納得させることが大事であったという事だ。そして、音楽用語の“マッシュアップ”を用いて三人のミックスとバランスが成されたことを語っている。ここに、この映画の面白さと難しさが同居している。原作を忠実に再現したら129分には収まらなかっただろうし、それでも映画としては整理しきれていない脚本の複雑さが挙げられる。映画の理想はオリジナル脚本であり、有名で優れた小説を脚色することもまた大変な労力と才覚が必要なのだ。エリック・ロスは「フォレスト・ガンプ/一期一会」「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」のベテラン脚本家と知る。脚本家ひとりの問題では無いのを充分承知しても、この映画のウィークポイントを敢えて一つ挙げるならば脚本である。
それをカバーして余りあるのは俳優陣の充実度とダルドリー監督の演出の安定感である。変わった題名がそのまま主人公オスカー少年の不思議な人物像を表すが、頭の回転の速さと工作の才能の高さを持ちながら、感情を制御できない苛立ちを抱えている。物事を理論立てて答えを導く賢さと、人に怒りをぶつける乱暴さが同居した少年。この傷つきやすく精神不安定なオスカーを演じた13歳のトーマス・ホーンが、この映画の最も素晴らしい点であることは間違いない。スター俳優のトム・ハンクスとサンドラ・ブロックの子供という難役も違和感なく、キャラクター表現の巧みさは、これが演技初挑戦とは思えない。大々的にオーディションをしたが、偶然にもテレビのクイズ番組で好成績を上げたホーン少年を制作者スコット・ルーディンが見つけたという。こういうのが映画制作で一番価値がある。成績優秀な少年は、この後映画には出ていない。(調べると今年26歳になり法律事務所でアソシエイト弁護士をしていると分かった)殆ど主人公のナレーションにより物語が語られるため、ハンクスもブロックも前面には出てこない。このふたりでなくても出来る役柄なので仕方ないのだが、描き足りない欠点は少し感じる。それを補うのが、後半から登場する今は亡き名優マックス・フォン・シドーの謎の間借り人。ベルイマン映画の常連からアメリカ映画や他のヨーロッパ映画に数多く出演し70年近くのキャリアを重ねた。父トーマスの最後の声を聴く二人の場面のやり取りは、涙なしでは観られない。他ではアビー・ブラックを演じたヴィオラ・デイヴィスが印象に残る。短いシーンでもいい演技を見せていて勿体ないと思っていたら、後半のクライマックスに再登場してきて納得した。
肉親を失う深刻な悲劇の物語だから、観て泣いてしまうのは必然である。(でも沢山泣けたから良い映画とは言い難い)それでも感情を解放して観てしまうと、この映画には泣かせどころが多くある。特に母親リンダが息子オスカーの調査探検の先回りをしていたエピソードのクライマックスは、様々なブラックという名の人々の人生を垣間見せたモンタージュに、この映画の本質が凝縮されていて深い感銘を受けた。スティーブン・ダルドリーの演出の巧さは、やはり観ていて感心してしまう。原作をリスペクトした脚本故の詰め込み過ぎの映画としての贅沢な不満を憶えながら、この映画には、創作の難しさを改めて教えてくれた労力を評価したい。人は苦しみから逃げないで、どう生きて行けばいいのかをオスカー少年の健気で真剣な調査検索で描いた物語を、良い映画に創作しようと映画に愛情を傾けたダルドリー監督の力作である。
全て見守っていた母の愛
トムハンクス扮するトーマスシェルは、トーマスホーン扮する息子オスカーの教育に熱心だった。特に第6区を探そうとしていた。そんな折 9.11 が起こった。トーマスシェルが亡くなって1年。オスカーは父親のクローゼットで花瓶を割ってしまったところ鍵が出て来た。オスカーは夢中で調べ始めた。サンドラブロック扮する母親とオスカーは言い争った。
そりゃあ突然父親が居なくなったら家族は動揺するよね。心に傷を抱えて。亡くなった父親を想うばかりに始めるしかなかった鍵探し。辛いね。きっと一生忘れられない心の傷を負ってしまったんだね。さらには全て見守っていた母の愛。素晴らしかったよ。
夫婦の愛、親子の愛が輝く作品
アスペルガー症候群の特徴として、対人関係が苦手、物事を自分流のやり方にこだわる、感覚過敏などがあるようで、この作品の中でも主人公の少年の行動から上記の要素が節々に描かれており、アスペルガー症候群の人がどのように世界を捉えているのかを見ることができました。作品タイトルの「ものすごくうるさくて」というのは少年が捉える世の中の騒音のことを表現しているのかもしれません。
また、少年に対する両親の愛や夫婦同士の愛がとても美しく、ほっこりとしました。作品タイトル後半の「ありえないほど近い」は、少年が探し求める鍵の正体なのかもしれませんが、少年を包み込む周囲の人の愛も表現しているのかなと思いました。
沢山の愛に溢れていた
パパとの“8分間の距離”を永遠に延ばす旅。
静かに進む物語だけど、静かな音楽と相まって、気がつくとすごい夢中になってました。
何というか、ゆっくりなのにすごい引き込まれ方でしたね。
今作がデビューという子役トーマスホーンがまた素敵。
無垢で、とても傷つきやすい感じがとても滲み出てました。
また、タンバリンやガスマスクを持ち走るその姿は、どこかエリオットを思わせるから不思議。
この子役の輝かせ方も、ダルドリーの魅力なんでしょうね。
そんな彼の父親にトムハンクス、母親はサンドラブロックというものすごい安心感。
亡き父を感じていたい為、途方もない謎解きを繰り返し、やっと辿り着いた先でまた全て無くしてしまう。
でも実は、沢山の愛に溢れていた。
失意から踏み出す勇気、家族の愛、人々の愛。
嬉しい涙が溢れる、そんな素晴らしい作品でした。
今までで1番泣いた。
序盤からずっと重くて今までで1番泣いた映画。
トム・ハンクスが良いお父さんすぎたのが拍車をかけた。
男の子がめちゃくちゃかっこよくて演技が上手だった。
終始すごい重くて辛いけど、最後は希望が見えた。
電話のシーンと、おじいちゃんに話すシーンと、「あそこにいたのがお母さんだったら良かったのに」のシーンが最も泣けた。
親は偉大。
誰もが大切な何かを失っている
登場人物ひとりひとりの感情が丁寧に表現されている。
終盤の「大勢の人が大切な何かを失ってた」というセリフで視聴者の共感が引き出される。ラスト、失望を受容し次のステージへ進もうとする主人公の姿に、背中を押される感覚を覚える。
見てよかった
911はもちろんニュースで知っていましたが、この映画を見ることで、そこにあったはずの人々の日常の暮らしや家族への思い、遺族の苦しみを、以前よりもっとリアリティをもって想像できるようになりました。
主人公があんな小さな子どもなのに、誰にも言えず一人で抱え込んで苦しんでいた姿、それでも何とかお父さんに近づきたい一心で鍵の謎を解こうとする姿に、彼の思いの強さをひしひしと感じるし、辛い過去を経験して生きてきたのは主人公だけではないこと、家族や周りのたくさんの人々の優しさがあったことが、深く心に残る作品でした。
日曜の夜に? 日本じゃ月曜の朝よ
探す事を主題として、ミステリーな話にしたてている。また、ほぼ矛盾無く、話を進行させている。
まぁ、一人も悪い人が出て来ないって事くらいかなぁ。この話の欠点は。
多分、祖母はユダヤ人で、祖父はドレスデンの空爆に合っているというのでドイツ人。そんな歴史があるのかと考えた。
一期一会の繋がりの奇跡なんだろうね。最後が、考えられない位不謹慎な表現なんだけど、それを逆手にとって、911を総括している。
911は、侵略行為による災害。逆に、311は善人も悪人も、避ける事の出来ない天災。だから、天災を再現するのは、道義的な責任が生じる。
この映画は天災ではないのだが、見るものを安心させる表現を、適切にしている。あれが逆だと、とんでもない。あの表現は傑作だと思う。そして、
観念論で終わらさせず、行動で終わらせている。やはり、実存主義の西洋だ。過去を教訓として、前に進むって事だ。
追伸 『アメリ』の様な矢印が出て来た時に鳥肌が立った。『アメリ』見たく、優れた洒落の効いたセリフが多くて、『アメリ見たい』と感じていたので。
不思~議な映画
大変興味深く面白い作品でした。
若干設定に無理があるので「やってることはわかるけど、何か妙」的にモヤモヤしながら進みますが、裏返せば「どうなっちゃうの?」的なサスペンスも感じます。
但し、何これ?って人も多いでしょうね。
ハンクス選手もブロック選手も霞んでしまうあのおじいちゃん誰だ?ってわからなかったら、何とMrエクソシストでした。表情、しぐさ、シルエット、完璧な演技、天下の名優です。
大切な人の思い出が消えるという寂しさ
受けた衝撃が大きくて、きょうまで何年もレビューが出来ずにいた映画です。
ワールドトレードセンター(WTC)は、あの真下でバスに乗ったことがあるのです。
だからあの日のニュース映像はショックが大きくて、頭がぐわんぐわんした。
体がガタガタ震えた。
2001年9月11日・・
3000人が亡くなって、3000の家族が遺族になり、あのビルの惨状は見た者すべての心の傷になったでしょう、
ましてやニューヨーカーや、その家族ならば。
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大好きなパパの思い出の、漸減とたたかう男の子の話だ。
“時間とともに薄れる記憶”・・それに一分(いちぶ)たりとも負けんとする男の子のいじましいたたかいなのだ。
「人は二度死ぬ」とよく言われる ―
①本人の死。そして
②その人を知る人たちの記憶の中からその人がいなくなるという二度目の死。
息子オスカーはADHDなのかもしれない。
しかし時間にあらがうこの子の姿を誰が責められようか。あの子の一途さに、人は求めていた真実を見、周囲がその場に一緒に立ち尽くし、そして足元から彼の気持ちを共有・共感して心が揺すぶられるのだ。
劇中たくさんの人に会いに行ったオスカー。
たくさんのエピソードに出会うストーリーなのだけれど、どれもが「9.11」に直接重なるものでなかったとしても、家族しかり、知人しかり、誰しもがその人生に抱えてしまった「9.11」の、マンハッタンの同じ住民なのだ。
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ビルから・転落する・小さな人影・を
(時間を戻して) 、ペプサート(紙人形)で持ち上げるカットに息が止まる。
You Tubeで見ることができる。
原作は「9.11文学」の金字塔との評。
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ハナミズキのお花は、お好きですか?
一青窈(ひととよう)という日本で活躍する台湾出身の女性歌手が、
「ハナミズキ」という歌を歌いました。
日本語が下手なので、だからこんなヘンテコな歌詞を作ったのかなーと最初思ってたんですよね、
違ったんですよ ―
「あの日NYにいる友人に必死で、つながらない安否の電話をしながら作った歌」なのだと、あとから知って、僕は驚きでもう嗚咽が抑えられなかった。
失恋とか友達の恋愛を応援するラブ・ソングの形にしてあるけれど。
あの歌詞は、
そのlyricsとVerseのひとつひとつが、
“WTCの業火に燃える非常階段を、
ひとりおぶっては地上に降ろし、
ひとりおぶっては地上に降ろし、
そしてもう一度灼熱の階上へと戻っていく殉職消防隊員たちの様子”なのでした。
“崩れ落ちるビルを 天に押し戻したい”祈りの叫びなのでした。
お墓に水をかけてあげたい。
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いま僕は名古屋の高速道路のパーキングにいるんですが、静かに風に揺れてて薄いピンクのハナミズキが咲いていたので
この歌を思い出して、
20年前を思い出して、
この映画への想いをようやくやっと書いてみました。
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父親からのどんな感動的なメッセージが明かされるのか。 さぁ泣く準備...
父親からのどんな感動的なメッセージが明かされるのか。
さぁ泣く準備はできている!からのまさかまさかのどん底に突き落としてくるとは…。
でもそこからのじんわりと温かい展開、悪くない。
欲を言えば母親がネタばらしするんじゃなくて少年が自ら気づいた方がストーリーとしては美しかったんじゃないかと思う。
ネタバレになってもいい、
いやぁ、久しぶりにティッシュなくなるくらい泣いた、
9.11の話しで、しかも主人公の男の子が少し自閉症ぎみなのかな、
そんなところから重いの覚悟で、、、
でも個人的にサンドラブロックが小さい頃から好きだったので、避けずに見ようと思った作品です。
突然心の準備もできずに大好きな父を亡くして、どうしたらいいのか、
部屋やクローゼットはそのままにしておきたい、でも中には入りたくない、
でも時間がたてばその人の残したものを探って、辿って一緒に生きたい
男の子のいろんな感情を中心に描かれていて良かった。
あとで知ったけど、クイズ番組から出た演技初めての子みたいですね、
誰にも話せない話
9.11同時多発テロ
衝撃的映像 当時ビックリして映画でも
観ている様だった
パパはそこのビルにいた
パパの最後の電話にでることが出来なくて
その事がいつも心の奥底に苦しみを抱えていた
ママにも言えずに誰にも言えずにいた
ママを責め苦しみを誰かにぶつけたかった
パパの部屋から見つけたカギ
カギ穴を探しに スゴイ勢いで
空白の8分間を延ばすため
どこか期待をもって… 探し始める
この主人公の男の子がスゴイです
大好きなパパを亡くして失意の顔の表情が
見事なまでの演技です
引き込まれます 圧倒的に台詞も多く凄かった
息が止まるほど彼のやるせない気持ち…が
やり終えた時…何故かほっとした
話さないおじいちゃんとのやり取りもよかった
ママにパパのメッセージを伝えるところは
泣けました 心に響いて晴々とした気持ちになる
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