劇場公開日 2024年2月9日

一月の声に歓びを刻めのレビュー・感想・評価

全81件中、1~20件目を表示

4.5悲惨だが救いはある

2024年4月25日
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鑑賞方法:映画館
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ぺがもん

5.0二人のれいこと島の娘と三島有紀子

2024年4月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

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日吉一郎

3.0こんなん出ました

2024年4月5日
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鑑賞方法:映画館

監督の思いがつまった、自主上映の映画
ただ御本人しかわからない、各パートのつながりが私にはわからなかった

1パートはカルーセルさん、まるでLGBTp版リア王といった風情?
2パートは伊豆の島が舞台で、ここが一番分からなかった。(娘と父の関係性~未来への志向?)
3パートが大阪北新地 カメラワークには感心したし、象徴性のある小物が効いていた

良くも悪くも独善で良かったも言えるし、時間を返せとも言いたくなる
監督が満足してるなら、それでもいいのかな・・・

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ソルト

4.0カルーセル麻紀さん、ただものでない

2024年3月31日
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鑑賞方法:映画館

興奮

NHKの番組内で「罪の意識に焦点を当てた作品」と紹介されているのを見て興味をそそられ、特に作品の公式サイトを覗くことなく観に行ってみてなるほど。
監督する方の物事の捉え方も改めて認識。
数日経ち(レビュー投稿時点では1ヶ月以上になったけど)、思い出そうとするとカルーセル麻紀さんの演技の記憶が一番濃いです。引き込まれ度合いが半端ない。心臓をグッと掴まれたかのような興奮状態にもっていかれます。
やはりあの方ただものでない。無論、良い意味で。

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orca

3.0作品全体の輪郭がみえにくかったかな

2024年3月19日
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鑑賞方法:映画館

3つの物語のオムニバス。

監督自身の経験がベースの物語がメインに
配置されている作品(なのかな?)

正直、3話のオムニバスではなく、前田さんの話を
深堀する物語にしてほしかったかなぁ・・って
思ってます。
なぜなら3つの話を通して語りたいポイントを
理解することができなかったのと、前田さんの
物語の熱量がすごかったからです。
(哀川さんの話は必要だったのかなぁ・・・?)

当事者の叫びそのもの、それ以上でもそれ以下でも
ない・・・が、画面から訴えてきました。

明確な闇も光も見えるわけじゃない。
自身を奮い立たせるのは、覚悟を決めた自分であり、
自分のために歌声を響かせる。
残酷で不条理な皆罪人の人間の社会で生き抜くために。

前田さんの凛とした歌声が胸に残ります。。

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バリカタ

4.0カルーセル麻紀さんの熱演に感動

2024年3月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

レビューが賛否が分かれていてポイントも低かったがNHKがテレビで紹介していたので観に。
3人のエピソードによる3部構成、どれも身内を失った失望感やら後悔、助けてやれなかった自分を責め続けると言った苦悩を抱えて生き続ける辛さに向き合う話。
幼児への性的暴行被害の本人を描いた前田敦子のエピソードは白黒で撮られた意味が観ていてじんわりとわかりなぜだか涙が頬を伝いました。泣けたというのでなく涙しました。
哀川翔が父親役のエピソードでは同じ娘を持つ男親として理解できます。
可愛い娘を暴行されて加害者と同じ男という生き物である自分が許せず性転換した父親役のカルーセル麻紀さん、久し振りに拝見したが若いときと変わらず妖艶さと男勝りな迫力ある存在感と迫真の演技に感動しました。
どれも愛するものを失い、愛するが故に起こるエピソード、そんな自分を愛することさえも失いそうになるギリギリの気持ちを描いた行間を読み解く映画で、観るものに考えさせたかった監督の想いが伝わる映画でした。

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梅じんの相棒

4.0Wish you were here

2024年3月7日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

法による裁きは、加害者を罰することはできても被害者の心を救済することはできない。時を経て記憶の片隅に追いやることはできても、ふとした拍子に瘡蓋に触れると血は止めどなく溢れる。自分も気づかないうちに罪人になっているかもしれない。自分では出口を見つけられなくなったときに、誰かがここにいて欲しいと思う。

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wfortunes34

5.0映画の花束

2024年3月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

最初にカルーセル麻紀と哀川翔、それに前田敦子が主演と聞き、いったいどんな映画になるんだろう、と思っていたのですが、実際に映画が始まると、まずは洞爺湖畔の静かで美しい光景に心を奪われました。
最初はカルーセル麻紀が主演のパートで、なぜ彼が男性であることをやめたのか、という背景が、映画の進行と共に明らかになっていきます。

映画的な文法に則って、粛々とストーリーは進んでいきます。
その中でも、それぞれのパートの主演俳優たちの演技が光っていました(特にカルーセル麻紀!)。
哀川翔の娘に対する一途な愛、前田敦子の鬼気迫る演技もすばらしかったです。

三島有紀子監督の個人的な性被害の体験がベースになっているとのことですが、そのことはあまり意識せずに、ただ映像の美しさと、それぞれのストーリーの展開を追っていくだけで、静かな感動と、生きていくことに対する全肯定的な姿勢が自然と伝わってきて、映画館を出ると、清々しい気持ちになっていました。

「映画に救われた」という三島有紀子監督が、映画を愛する俳優やスタッフたちと力を合わせて作り上げた、映画ファンに贈る、ステキな映画の花束だと思います!

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タケちゃん

5.0繊細な感情の叫びが胸を打ち、センスの良さが光る。

2024年3月6日
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鑑賞方法:映画館

三島有紀子監督の10本目の長編かつオムニバス作品。6歳の時に三島監督が体験した性暴力という事件。幼いながら「死にたいと思った」が、映画と出会い、生きることを選んだという。
監督の選ぶ言葉やシーンは、センスがとてもいいなと思う。
全てが素敵でそして悲しくて。
ぜひ観て、流されて、世界観に浸かってみてほしい。

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サンライズ瀬戸

5.0一月の声に歓びを刻め、ひたすらに美しい

2024年3月4日
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鑑賞方法:映画館

人が語るはずの言葉を託されたモノや音がとても雄弁で、まずはそれらに魅入られてしまった。

それは雪を踏みしめる音から始まり、形の違う三つの窓の一日のうつろい、自然、料理だったり……風や、太鼓、雑踏の音だったり。

それを最も効果的な画角で、時には真上から、時には手元から撮られ、それだけで時間の経過や、人の心情が伝わってくる。
音も然り。

なんと丁寧な仕事だろう。
と、前作『RED』の感想にも書いた記憶がある。今回はそれが卓越した領域に至った感じがした。
ことごとのディテールの織り重ねがとてもとても美しい。それらが観たくて、もう一度映画館に足を運んだ。

そしてこの作品は三島監督の過去の経験をベースに作られている。その過去になんと丁寧に向き合ったのだろうと思う。
人物の痛みや喪失が、観ている自分の奥にある痛みに進入し触れそうな時、思わずたじろいでしまうほどの、率直で大きな痛みだった。だからこそ最終章に救われる。生きていこうとする選択の力を感じた。

自分をベースにした作品ながら、物語としてとてもよく練り上げられている。差し挟まれるエピソードによって、予想を裏切って物語が運ばれていく。うねる波のようなダイナミックなリズムだった。傑作だ。

この作品、世界のどこまでも飛んでいってほしい。

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YOKO

5.0「言葉を発する」ことの演出と演技に拍手!

2024年3月4日
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鑑賞方法:映画館

過去に起きた事件を描くのに、回想やフラッシュバックではなく主人公たちの言葉で…いや、主人公たちが言葉を発することで描いていくという監督の挑戦に恐れ入った。往々にして俳優にその力量を求めて陳腐な表現を見せられることが多かった。
しかし、この作品のカルーセル麻紀さんと前田敦子さんが心情を言葉に発する場面は、鳥肌ものだった。彼女たちの内面の痛みを目の当たりにしてスクリーンに釘付けになり、こちらも今にも手や胸がワナワナと震えそうになった。二人とも本当に素晴らしかった!後世に残る場面だと思う。
その言葉で一つだけ気になったのは、八丈島の章。主人公の父がその重要な言葉の中に、何年か前に一時期だけ世間を風靡したお笑い芸人のフレーズを口ずさむのであるが…人の普遍的な心情を丁寧に描いた作品の中にあってそこだけどうにも違和感だけが残った。
あれは脚本の中にあるのか…それとも俳優さんのアドリブなのか。
いずれにせよ、監督は割愛しなかったという事ではあるけど。
勿論それによってこの作品の価値がいささかも損なわれるものではないけれど。

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flushingmainst

5.0「一月の声に歓びを刻め」観てきました❗️

2024年3月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

「一月の声に歓びを刻め」2回目観てきました❗️

2回目観れて良かったです

1回目、色んなレビューを読んでいたので、それをなぞるような確認するような感じで観てしまっていたかなぁと。。

やっぱり実体験がベースというインパクトも強いから、どうしてもそこに感情が揺さぶられてしまうけど、

2回目は、もっと映画を素直に観れた感じでした。

映像も本当に綺麗で素晴らしいなと思うと同時に、
更に印象的だったのは、「音」でした。

マキさんが、れいこを助けられなかった想いに、一人もがき苦しんでいる時の、詩を「書く」というより「刻みつける」ような万年筆の音がすごく印象深く。
雪を踏み締めながら歩く音も。

太鼓の響きがあんなに悲しみを訴えているように聞こえるなんて

すごいです。

日常に溢れる色んな罪、
意図せずに傷つけてしまったり、傷ついたり、
許しがたい罪、優しさ故の物、

それでもやっぱり日々は過ぎていくし、
生かされている、生きている、
大切に思う想いが苦しみにもなる
でも、全て否定するのではなく、
受け入れて浄化させる

マキが最終章で冷たい湖に向かって叫ぶのも、怒りや憎しみというより、傷ついた娘を守ってやれなかった、抱きしめて辛さを共有してやれなかった、親の子供を愛おしむが故の苦しい想いが痛いほど伝わってきました

映画には
もがきながらも前に進もうとしていることも特別じゃなくて日常で、そんな日常を苦しくても愛おしいものなんだと、そこに寄りそいたいと思う監督の、作成された皆様の愛情が溢れてました。

観れて良かったです。
心に響く映画をありがとうございました

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なごやん

1.5食後に映画館に入ると眠くなります

2024年3月2日
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鑑賞方法:映画館

寝られる

全体に画面が暗くてよく見えないのは、私が年をとって目が悪くなったためだと思いました。
全体に台詞が聞き取りにくいのは、私が年をとって耳が遠くなったためだと思いました。

食後に映画館に入ると眠くなります。何回か、気を失いかけました。

映像が美しいのが救いです。洞爺湖と八丈島がカラーで、大阪がモノクロですが、これは大阪をカラーで撮ると美しくないからでしょう。

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PAK UNTIK

4.5心の奥に静かに響く映画

2024年2月29日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

レビューの評価が大きく割れているが、観る人がどんな人生を生きてきて、どんな傷を負い、誰を傷つけ、何を感じてきたかによって、この映画の受けとめ方は大きく変わると思う。
監督自身の体験をモチーフにした作品で、よくぞ撮ったものだと思うが、私小説的ではなく、人が誰でも抱え込む心の傷とか罪の意識とかを普遍的に掘り下げて描いている。自分は映画を見ながら、これまで出会った異性や、自分の子どもなど、いろんな人との間の記憶が心の奥に浮かび、なんとも言えない感情が湧き起こった。そんな風に感じる映画には、なかなか出会えるものではない。そして、ネガティブなテーマでありながら、前向きに生きていこうと思わせてくれる不思議な作品だ。
特筆すべきは映像の美しさ、音の設計の巧みさ、俳優の演技の素晴らしさだ。ぜひ映画館で見ることをおすすめしたい。

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ココペリ

4.5帰り道 なんとなく浮いてるような感覚になりました

2024年2月28日
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鑑賞方法:映画館

人や心理的なものが好きで、
色々と深く深く考えてみることが好きで、
最終やっぱり 人や思考って興味深いと改めて思いました。
最近は 映画によっては観た後に 自分を客観的に見たり分析することが出来て、それもまたおもしろいです。

映画を観たあとの夜の帰り道に、
にぎやかな街の中を歩きながら
聴こえてくる音が なんとなく
いつもと違う風に感じました。
普段ならすぐに好きな音楽を聴きますが、
自然な音を 聴いていたい気分でした。

れいこと同じように、鞄を前に抱えて歩きながら、
なんとなくそんな自分を俯瞰的に見てるような感覚になりました。
偶然にもその帰り道 見知らぬ人に
こんばんは と話しかけられましたが、
トト・モレッティではなかったです。

自分の気持ちや感情を言語化することが得意ではないので上手く書けませんが、

自分には、大きく深い傷はなくても、小さい傷はたくさんあって、受け止め方も人それぞれで、
深い苦しみの人だけじゃなくて、ただ普通に生きてきた自分も。
三島監督の映画をみて、これからもちゃんと生きていこうと思わせてもらいました。
なにが正解で間違いでもないけど、私はこの気持ちでした。

すごく素敵な映画でした。ありがとうございました。

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kkis

4.5女性目線なのかな

2024年2月26日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

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こえん

4.5美しく、逞しく、清々しい物語。

2024年2月26日
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泣ける

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m_satoda

3.0トト・モレッティ

2024年2月25日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

女優になってからの前田敦子が気になり鑑賞
心に傷を持つ主人公からなる3つのストーリー
どれも感情移入できず、
中途半端な気持ちで最後までいってしまった感じでした

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かちかち

4.5何を述べているか理解がしがたい

2024年2月25日
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鑑賞方法:映画館

今年81本目(合計1,173本目/今月(2024年2月度)34本目)。
(ひとつ前の作品「THE WILD 修羅の拳」、次の作品「ザ・フェイス」)

 このあと、さらに珍妙作品「ザ・フェイス」(詳しくはそちらのレビューにて)で色々精神的に力尽きるのですが、そのことは知る由もなく…。

 映画の趣旨としては「島」を一つのテーマにしたのかな。120分ほどで3話か4話の分割方式で、分割されているといっても舞台は違うし共通項もあります。

 ただ、極端にストーリーがわかりにくい…よってここで感想を書き込むのも難しい…のですが、これら3~4話の中に、なぜか全編モノクロという謎のチャプターがあります。大阪市でこれらモノクロ映画といえば、当時のフィルムをそのまま放映していますというシネヌーヴォさんくらいしかなく、一方で「演出を高める効果から」モノクロにしている映画も一応ありますが(ゴジラ・ゼロや、せかいのおきくほか)、この映画は具体的な時代背景は示されないものの「レンタル彼氏」という語は出てくるので昭和の敗戦ころというのは考えにくいです。かつ、これら「演出上モノクロにしている映画」は演出上の扱いで、カラー映画と比べて見やすさに問題が生じないように濃淡はっきりと描かれますが、この作品はその配慮がないので、そのモノクロパート(大阪の堂島パートだったはず)の部分で何を言いたいのかがわからずかなりの方が理解に詰まるのではなかろうか…といったところです。

 何度か見ればまぁ理解度はあがるのかなといったところですが、120分ちょっとという映画を何度も見るのは厳しいところです。まぁあえていえば「癒しか何かのタイムか」とは思いますが(実は会話自体はそれほど多くなく、上記の映像が読み取りづらい事情とあいまって、映画なのかヒーリングタイムなのかすら怪しい)、映画館は「本来は」そういう場所ではないので…。

 採点に関しては以下まで考慮しています。

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 (減点0.3/映画の趣旨が理解しがたい)

 モノクロにしたこと、会話が極端に少ないことなどが多くを占めているのでは…と思います。特にモノクロチャプター(大阪編だったはず)は、場所の推定(映画内では堂島という扱いだが、この映画の共通項「島」に対して、堂島を「島」というかは怪しい。大阪市立科学館があるあたりの部分は法律上はともかく、あれを「島」というかは一般常識論でも微妙かと思える)も困難で(モノクロである上に、ヒントになる描写が存在しない。「レンタル彼氏」という語はここで出るので、さすがに昭和後期から令和くらいと思えるが幅が広すぎる)、大阪パートも理解が難しく、うーん…といったところです。
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yukispica

1.5剥離

2024年2月24日
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ブレミン