劇場公開日 2023年10月13日

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月のレビュー・感想・評価

全219件中、181~200件目を表示

5.0現代社会の縮図

2023年10月15日
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鑑賞方法:映画館

事実は残酷で、どうしようもないものである。

事実の前に人は無力だ、為す術もない。

人は事実から目を背けて生きている。

だから、サトくんの放つ言葉のひとつひとつに個人的にも返す言葉がない。

月の表面は太陽に照らされて美しいが、月の裏側は誰も気にしない。

この映画はまさに人生の縮図と言える。

私自身、二度と観たい映画とは思わないが・・・・

これもまた見て見ぬ振りなのかな?

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ちゆう

4.0大切なのは考えるきっかけ

2023年10月15日
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トラヴィス

3.0良心よ死ぬな

2023年10月15日
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泣ける

悲しい

知的

事前情報ゼロで見ましたが、
十分すぎるほど伝わってくる内容でした。

社会にも、施設にも、人にも、全てのものに二面性があって、影と日向は常に葛藤している、、、
振り返ってみると、全ての登場人物にも少なからず裏表があって、自分の暗部にきっちり訣別して良心が解き放たれる者、葛藤し続ける者、呑み込まれる者、、それぞれの心の中が痛いほどに描かれていました。

本作は背景設定を語らずに情景や演技だけでそれを伝える力があり、効果音や音楽、デパルマ風演出など随所で作り込みの良さが感じられました。

主演の宮沢さんは、ぶっちぎり圧巻の貫禄で素晴らしかったです!

オダギリさんも最初はホワッとしながらも終盤はジーンとさせる流石の演技でした。

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タケミカンパニー

0.5難しいテーマを描こうとして大失敗している

2023年10月15日
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2023年劇場鑑賞240本目。
障害者に関わっている人全員にとって、東日本大震災や9.11くらい大きな事件だったやまゆり園の大殺戮事件。
それに基づいて描かれる作品とだけ聞いていったので、犯人がそこに至るまでの心理や、事件後の関係者の心の傷を描くのかと思っていました。

まず、大前提としてこの映画は関係者をさらに傷つけます。この映画だと犯人を作り出したのは同僚や上司となっており、ある意味共犯者扱いです。終盤映画の中で職員に行われた残酷な行為は実際に行われており、そのトラウマたるや想像を絶するのに、その職員ですら悪者にしてしまっている。あんな虐待というレベルでなく、単なる犯罪が日常茶飯事に行われている事業所ならあの事件か起きた後速攻閉鎖され、職員も逮捕されなければいけないのに、そういうことはもちろん事実としてないので完全に嘘なんですよね。

犯人の言い分も、多少は宮沢りえとオダギリジョーが否定してくれますが、全く響いておらず、どうせ映画として嘘をつくならそこを徹底的に否定し、犯人が間違いに気づいて後悔する、くらいやらないと犯人の言う事にも一理ありますよ、という解釈になってもおかしくないです。

結局この作品を作った人からはまぁひどい事件だけど結局は他人事だよね、というメッセージをあそこで終わってしまうラストシーンから受け取りました。オープニングの障害者を化け物みたいに映すカットもめちゃくちゃ不快でした。

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ガゾーサ

0.5覚悟なくこのテーマを扱う罪

2023年10月15日
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原作がこうだから仕方ないで逃げないで欲しい、なら映画化する必要ない。演出、シナリオ、演技全てが駄作、酷すぎる。
優生思想の作品なのか?
障害者を人間ではなく別物と考えているから蜘蛛や蛇、ミミズ等出して園を化け物屋敷と演出しているのか?
実際の役者と障害者を撮影のときに別けて撮っている事に違和感を覚える。
映画なので優生思想が良い悪いはつくり手の思想なのでそれは良い。
しかし、この映画の製作陣はそれを訴えたいのではないだろう。なのに完全に失敗している。優生思想が善で犯人が善、主人公はこの犯人に言いくるめられて終わる。
シナリオも何故次の子供が出来たときの障害健診をラストに持って来なかったのか?このテーマで行くなら障害健診は受けないが正解ではないか?もしくは迷って終わるで観客に投げかけるなど手法はあったはず。
犯人と主人公の長いやり取りも何も解決せず、ただ幻覚に言いくるめられて納得するだけのつまらない映画。
この監督は「茜色……」の時もそうだが何も覚悟がなく社会派撮りましたって、全くお門違い。

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るい

3.0人物描写に厚みが感じられなかった

2023年10月15日
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鑑賞方法:映画館

辺見庸の同名小説を映画化した作品でした。明示はしていませんが、2016年に相模原の知的障碍者施設で発生した元職員による大量殺人事件を題材にしている作品であり、ひと言で表すと非常に重いテーマを扱ったお話でした。事件発生当時、前代未聞の大量殺人事件が起こったことに対する衝撃があったことは勿論、犯人を非難するどころか逆に礼賛するネット世論もあり、むしろその方が社会的に根が深い問題だと感じたものでした。

で、そうした衝撃を受けたのは映画制作者も同様のようで、昨年6月に公開された「PLAN75」の早川千絵監督も、相模原の事件が同作を創ったきっかけであると語っていました(参考 「どんな未来を望みますか?」 弱者を切り捨てる社会で問いかける映画「PLAN 75」 早川千絵監督インタビュー)。 また、今年3月に公開された「ロストケア」も、訪問介護センターに通う高齢者40名以上が、そこの職員に殺されるという話を描いたものでした。

「PLAN75」も「ロストケア」も、高齢者がターゲットになる話であり、障碍者がターゲットとなる本作とはその点異なるものの、効率重視、コスト重視、生産性重視の昨今の風潮が極まると、高齢者や障碍者といった社会的弱者が排除されるディストピアが生まれるんじゃないのかという恐ろしい予見を劇化するという意味では、同様のテーマの映画だったと言えるのではないかと思います。

そうしたテーマを扱った映画であり、「PLAN75」や「ロストケア」同様、かなり期待していた本作なのですが、正直映画としてはイマイチでした。というのも、全体的に登場人物の描き方が薄く感じられたのがその原因でした。主人公の堂島洋子(宮沢りえ)とその夫の昌平(オダギリジョー)は、彼らの長男が先天的な病気を持って生まれ、3歳の時に亡くなったことをずっと引き摺っており、この2人の描写はそれなりに丁寧に描かれていました。しかしながら、この2人以外で最も重要な役である大量殺人を計画・実行したさとくん(磯村勇斗)に関しては、教員を目指していたものの、ならなかった(なれなかった)ことや、刺青をしていること、大麻を常用していたこと、施設入所当初は仕事にやりがいを感じていたことなど、実際の相模原の事件の犯人をなぞるような描写がありましたが、最も肝心な、最終的に大量殺人を起こすに至るまでの彼の内心の変化についてはかなりザックリとした描き方になっていて、全く合点が行きませんでした。

また、昌平の勤務先の同僚や、洋子やさとくんと施設で共に働く同僚が、昌平やさとくんを馬鹿にしたりイジメたりする場面が出て来ますが、彼らの描き方は極めて平板で、全く人間味を感じることが出来ませんでした。まるで書き割りのようだったと言い換えても良いでしょう。登場回数もそこそこあり、昌平やさとくんに対して吐き捨てるような心無いセリフも結構あるのに、彼らは名前すら出て来ず、これまでにどんな人生を送ってきたのかも一切触れられていません。言ってみればモブキャラな訳ですが、その割に昌平やさとくんの心情に影響を与える重要な役どころでした。制作者としては、モブキャラとしての名無しの彼らに、逆に社会全体を背負わせていたのかとも思ったものの、生きて来た背景のない人はいない訳で、その点に物足りなさを感じざるを得ませんでした。

俳優陣については、「PLAN75」でも重要な役をやっていた磯村勇斗は相変わらず安定の演技をしていたし、主役の宮沢りえも、かつての印象とは全く異なる快心の演技をしていたと思います。またオダギリジョーの存在は、全面的に暗い映画の中で、一服の清涼剤の役割を果たしていたように感じられるなど、総じて評価できるものだったと思うだけに、人物描写がイマイチだったのが残念でした。

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鶏

2.0人間の尊厳とは、なにか?を考える作品です。

2023年10月15日
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5体満足で、健康に産まれることが、如何に奇跡的なことなのか?ってことが普通になり過ぎているんです、

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酒呑童滋

4.5誰も本当の事を見たくない 〜 これが現実です

2023年10月15日
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泣ける

悲しい

怖い

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こころ

5.0この作品は好きじゃない。

2023年10月14日
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でも、明日にでももう一回観たい。

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ハリー

3.5善意の正論 と 悪意【犯罪】の本音 コメント難しい。だが どちらでも無い 目を背けるワシが居た。

2023年10月14日
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悲しい

単純

難しい

実際の事件をモチーフにした辺見庸氏の原作を より客観的に つまりキーちゃんの視点無く映像化らしい。

事件には衝撃を受けた。皆さんと違う意味で・・
申し訳ない 障がい者の方々の施設に勤めるのなら 障がい者の方々はカスタマーでないのかい❓
お客様商売は福祉も同じ、お客様なんだと というヘンテコリンな本音だった。仕事なんだから❗️

ただ 本作観て 正直な感想書く前に大前提述べとく
①命の価値は等価 お偉いさんも高貴な方も 貧乏人も 引きこもりも 同じ
②・人は言語道断だが、暴力自体いけない。反論できない人には尚更

その上で正直な感想書くと

正直 宮沢りえとオダギリジョーのまともな感覚 善意的に 同調する私
磯村勇斗演ずる犯人に 若干 同意する 悪魔👿の俺
の2人のオレがスクリーンの前に居た。

でも 結論は どちらも賛同できない 第三者無関係で居たい 安全地帯に居たい 卑怯者のワシに統合された。

綺麗事は言える。だが 糞尿の問題 暴れる問題 等から正面から当事者意識持つと
俺個人的には綺麗事は言えない。
もしかしたら 私と 磯村勇斗さん演ずる犯人は 警察に捕まるのが怖い死刑が怖い 家族への迷惑が怖い
の違いだけかも知れない。

言語道断の事件であるが、事実から目を逸らしてはいけないということかも。

最後の オダギリジョーの小さな幸せ 5万円の芸術🎨賞受賞で喜ぶ 宮沢りえ役
過去子供が夭折していて 再度の高齢妊娠 に 結論は安直には出さなかった
点は 良かった かえって心が洗われた。

実際の 聾唖の方が犯人の恋人役で好演
また 障がい者施設の入居者の方々もご本人後見者の方賛同で出演されている。

誰でも老いるし、障がい等級に該当する可能性がある
でも、毎日仕事とはいえ 仏の顔だけでは厳しい福祉の現実はあると思う。

【月🌕】のタイトルが意味深。

なんで有料パンフ@1300に触れないかというと
コラム review がいったい何人 というほど多くて さすがに 読むの放棄しました。購入はしました。

映像的には 誰でもわかります 誰でも置いていかれないテンポはある。
でも 決めつけコメントは難しい高難易度作品。誰でもわかります、そこは保証できる。

でも 心が無いから・・・という判定判断はよせや という偽善者の私もいましたよ。念のため。
原作読みたくなりました。辺見さん 上手いからねぇ。

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満塁本塁打

3.07月26日は玉子の日

2023年10月14日
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悲しい

怖い

幸せ

知的障害者福祉施設で働き始めた元有名作家と、施設で働き不条理を感じる普通の青年の話。

ネタ探しとして施設で働く女性に、紙芝居を自作する男性に、入所者に酷い扱いをするやさぐれコンビ、そして臭いものに蓋をしようとする施設長という面々に囲まれつつ、自身の過去と夫と対峙していくストーリーに、ズレていく男のストーリーを絡めて行く。

何が正しくて何が無慈悲で何が残酷か、倫理観や矛盾を問いかけている様ではあるけれど、それを訴えかけるが見え見えで少し白々しさも…そんなもの細かい線引は人それぞれだし、その時々で変わるものだしね。

それでも夫婦の描き方は良かったし、モデルとなった事件が実際に起きた時にも感じたけれど、マジメな会話をしようとしてもお話にならないのは誰だよっていう胸クソ悪さは良かったけれど、彼のパートは映画としては投げっぱなしで、ちょっと物足りなさもあった。

雰囲気づくりで狙ってやっているはわかるけれど終始画面が暗くて疲れた。

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Bacchus

3.0きれいごとだけじゃない

2023年10月14日
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原作は読まずにみました。
事件にはとても興味がありました。

お世話をしている方の苦労や葛藤があると思います。

理屈はわかるけど、きれいごとだけではすまない部分もあるのもわかります。
だからといって…
なんだか、胸がしめつけられる思いにおそわれました。

すべての答えはみる側になげられてたのかな?
と感じました。
映画なので、誇張されていたとは思いますが、みていて辛かったです。

ただ、3.11のことは必要だったのかな?と思いました。

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ふかだきょうこ

4.0揺らぐ人権

2023年10月14日
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怖い

難しい

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まこやん

4.0臭いものには蓋をしたい

2023年10月14日
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興奮

知的

洋子と昌平が前向きに考えることができたのは対話のおかげだと思うし、さとくんがあのまま進んでしまったのは彼女と対話ができていなかったからかなぁ。
障害者施設が舞台になっていますが、老人ホームでも同じことが言えると思う。

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しんかまぼこ

5.0誰のせいでもない。

2023年10月14日
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知的

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Aran Sate

5.0ただただ考える

2023年10月14日
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映画としてどうのとか論ずる次元の話ではないと思う。
久しぶりに満席の映画館。それが全てではないか。
社会はあの事件を忘れてはいないし、答えの出ない課題を抱えている。
あれだけの事件を起こしたことで、死刑になることの矛盾。
人間はこれからも考え続ける。

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emukocyan

3.5考えても

2023年10月14日
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ごっとん

4.0う~ん

2023年10月14日
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面白くはあったので星4つつけましたがもっとサトくんが壊れていくさまを掘り下げて欲しかった。

それに、施設での虐待もそこに至るまでの経緯がありそうせざるを得ない状況に施設側が追い込まれてしまっている事にも真正面から取り上げて欲しかった。
障害、介護施設で働こうとする人が「虐待」がしたくて就職するわけではない事にも触れて欲しかった。
施設が一方的に「悪」になって描かれている事に強烈に違和感を感じた。

夫婦の再生物語とするなら全て中途半端で星1にも満たない。

明らかに実際にあったあれだけ大きな事件をモチーフにしている以上「フィクション」で納得できるだろうか?

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くまきち

4.0【”人間の心の無い奴はいらないです・・。”誤った優性思想の基に行われてしまった凶事。そして障碍者の鮮血を浴びた下弦の月。今作は鑑賞側に”命に軽重はあるのか。”と問い掛けてくる重くて哀しき作品である。

2023年10月14日
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悲しい

怖い

難しい

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NOBU

3.5声と、心の声。

2023年10月14日
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SAKURAI