劇場公開日 2023年10月13日

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月のレビュー・感想・評価

全218件中、141~160件目を表示

2.0優生思想の垂れ流し

2023年10月19日
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鑑賞方法:映画館

初めに言っておきたいのは、この映画は、植松聖をモデルにした人物の歪んだ思想をセリフで延々と垂れ流す一方、それに対抗する言葉を見出しえないまま終わるという点で、殺人犯への共感を呼び起こしたり、差別思想を広めたりしかねない作品になってしまっているということです。

ハンセン病差別を扱いながら理不尽な差別にむしろ乗っかってしまった「砂の器」と同じ誤りを犯しているのではないでしょうか。

また、作中の殺人犯の言う「必要のない人」を、才能がなく夢が叶わないので生きている意味を見出せないでいる人と同列であるかのように描いていますが、両者はまったく違う次元の話ではないですか?

演技陣はよかったので二つ星にしますが、いまも優生思想は確実に存在して、それと知らずに染まっている人がたくさんいます。
たとえば、裁判が続々と起きている旧優生保護法による不妊手術を「子どもを育てることのできない人のためのやむを得ない処置」だと強弁する形で、思い切り優生思想を擁護している人がごまんといます。

その現状を踏まえてなお、これが「本当の現実を見ようとした作品」と言えるのかどうか。私はそうは思えませんでした。

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Pocaris

5.0障害者支援施設で働いてます。

2023年10月19日
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知的

難しい

 高齢者介護施設、障害者支援施設の利用者様には、我が家にはかないませんが、我が家のような環境で、家族のように寄り添いながら、介護支援に心がけて働いています。施設で働く職員へのケア、メンタルヘルスが十分に行われず、職員は精神的にも追い詰められている事も多々あります。
映画『月』にあるように、この様な施設の存在を、多くの皆さんに知って欲しいと思います。障害があろうがなかろうが隔てなく生きていける地域(世界)を望みます。

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のんのん

5.0全編にわたってこんなにも台詞の一言一言が胸に刺さる映画があっただろうか。

2023年10月19日
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鑑賞方法:映画館

封切前から期待していた映画、だが賛否両論の嵐。
難しいテーマ、題材だけに予想していたが個人的には映画の役割りって娯楽でもあったりするけど社会の問題を皆に考えさせるきっかけにすることも担ってると思っている。
あの凄惨な事件を題材としてると言うが、この映画がなかったとしてあの事件を覚えてる国民がどれだけいるだろうか?
人は誰しも大なり小なり問題を抱え悩みながらも幸せに暮らしてる事が大半でしょう、けれど宮沢りえ夫婦や高畑淳子が演じたものにとっては、そんな大半の平凡に暮らす人の影に隠れてつらい思いを抱えて生きている。
そんな一面には目を背けて、出来れば関わらずに生きて行きたいと思うのが普通の社会において、少しでも考えて欲しいというところだろうか。
たまたまモチーフが障害者を隔離する施設において行われてること、そこから殺人事件に至る事ではあったが、他にもこのような見て見ぬ振りや表沙汰にはされていない、否、あえて出さない事がいくらでもあって、一般的普通に暮らす人達、また既得権益のために都合好く悪事を揉み消す権力者や企業など、我々が知らないところ、知ろうとしないところで行われてるということがあるんだと警鐘を鳴らしたのだろうか。
そんな難しく取り上げようとしない問題を取り上げて作品にしたスタッフには敬意を評したい、また演者の台詞のひとつひとつが本当に重い、観るものに問いかけているかの如く一言たりとも聴き逃してはいけないとさえ思う素晴らしい脚本でした。
それを演じた役者さん達すべてが本当に素晴らしく、俳優さん達がこの重く難しいテーマの映画に真摯に取り組んたのがわかります。
磯村勇斗と宮沢りえの掛け合いのシーン、二階堂ふみの酔いに任せて話すシーンなどすべてが我々にも語り掛けてるようであった。
高畑淳子演じる障害者を子に持つ当事者がこの映画を観てどう感じるのか気になるところです。

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梅じんの相棒

2.5解決不能な問題提起?

2023年10月19日
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悲しい

中途半端な思いと観るべきではなかったという後悔が押し寄せる作品でした。相当の覚悟を持って観る勇気を試される?必要があるかどうか、私的には微妙で作り手の思いや意図が理解不能でした。
残念😢

113

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タイガー力石

4.0悪臭は精神を蝕む

2023年10月19日
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難しい

洋子が小説執筆を再開したときの、小説の冒頭があまりにもありきたりで陳腐、上っ面だけの文言で、これを良しとする程度の映画か、とがっかりした。
だがさとくんと対決した場面の洋子の脳内独白でそっくり覆って、そこからちゃんと見た。

堂島夫妻が、お互いに気を使いすぎ、緊張感できりきりしていて、観ていて疲れる。
オダギリジョーの夫は観た限り優しい人だが、感情を溜め込んで爆発しそうな危うい雰囲気があって(3年も働かないでシュミに没頭させてもらってる後ろめたさから?)、私には二人がなんか居心地悪い、気持ち悪い夫婦に見えた。
夫婦の再生を描きたかったのかもだが、無駄に尺とってるようで思い切って端折っても十分伝えられたのではないかと思う。夫婦のパートの比重はもっと小さくて良いです。

「成功者」の洋子と、埋もれたままで鬱屈のある陽子とさとくん、汚いものにあっさり蓋できる洋子と、向き合ってしまう陽子とさとくん、両者の対比が常にある。

陽子とさとくんの周囲には「汚いもの」しかない。
さとくんは「がんばれ、もっとがんばれ」と自分を叱咤激励して逃げ道を許さずそれらに向き合う。
全部に向き合って我が事にしたら人として崩壊しますよ、全部は背負いきれないし、しなくて良い。神ではないから。
汚いもの全部を我が事として背負い込むさとくんは、ある意味神のような性質なのかも。
生きていい人殺していい人を「自分が」選別するという、人の分限を遥かに超える発想をするのはそれ故か。

施設の同僚たちはクズだが、利用者のことは他人事と割り切って自身の心身を守っているとも言えると思う。
陽子は、他人を「問題に向き合っていない」と非難するが、自分はそうではない、と上から目線のマウンティングのようだ。彼女は嘘をついたりマウンティングしたり飲酒して管巻いたり、自分をごまかし逃げ道を許しているので、極限まで思い詰めることはないと思う。

さとくんはなぜ凶行に及んだのか
原因と考えられるものはいくつも提示されているが、映画として特定し、そこに誘導しないのが良い。
個人的に、さとくんがよく指摘していた「臭い」が、結構な引き金ではと思う。
悪臭は精神を蝕む。鼻につくのでいつまでも記憶に残って何かにつけ蘇ってくるし。
綺麗事とリアルで決定的に違うのは「臭い」だ。

施設の、労働環境が劣悪すぎる。介護職一般、低賃金で重労働、なのに尊敬どころか蔑まれたりする仕事。こんな環境も凶行を引き起こす大きな要因でしょう、職員が入所者を虐待する気持ちも責められない。
例えば同僚が言うようにさとくんが「教師にでもなっていたら」こんな事件は起きなかったはず。

重度の障害者を抹殺することと障害児の堕胎はどう違うのか
どこかのナチが言った、ホロコーストは、ウィルスの駆除と同じではないか

こんな問いについて、おそらくほとんどの人が、線引きの基準を持っているが敢えてあからさまにしない。自分の設定した基準が正しいと言い切れないことを知っているから。
暗黙の了解ということでぼやかしておくと思う。

磯村勇斗がとても良い、というか凄い。
さすがに五代雄介は言わないけど、磯村くんはまだ「アラン」とか呼んでしまいそう。
アランだからとことん向き合っちゃうのかも

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かばこ

3.5モヤモヤ

2023年10月19日
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コージィ日本犬

4.0改善策はあるのだろうか

2023年10月19日
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障害者に限らず介護施設に従事する人には、想像しても頭が下がる。言葉が通じない相手は本当に忍耐がいると思う。淡々と仕事をこなしたらジレンマは生まれないのかもしれないが、でも相手は人だし何かしら情は生じる。介護士のケアも必要。こんな事件が起きないよう願う。

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Olivia

3.0重い。ただひたすら重い…そして辛い。

2023年10月19日
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悲しい

怖い

難しい

おそらく例の悲惨な事件がモチーフになっていると思いますが、それはあくまでモチーフであり、施設における職員の言動を含めてフィクションだと認識しています。

ただ、あのような障がい者や高齢者の施設には往々にしてありがちな事も実体験として持っています。あれほど虐待されたわけではないけど、あの母親の「(虐待は)分かっていますけど、でもここに預けるしかしょうがないんです」という台詞はとてもよく理解できます。

だから「見たくないものを見ないようにしている」という言葉は辛いです。その通りなのですから。

映画の話に戻ります。

登場人物はみんなどこかしら壊れかけています。犯人だけでなく、あの夫婦も、施設の所長や職員たちも、ビル警備員も、、、

でも、それを許容せざるを得ないと自分を誤魔化していかないと、生きていけないから。

とにかく、重くて、そして辛い映画でした。

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プリズナーN0.6

4.0凶行を「理解できる」という危うさと「理解できない」という他人事。。それよりもむしろ。

2023年10月19日
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Zack

5.0人、命、心、、、愛

2023年10月18日
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長女が産まれた時、看護師さんの「五体満足ですよ。」の声に自然と涙が溢れた。
大病をしたことがなく、仕事も休んだことがない。ある年配の方に「丈夫な身体に産んでもらって親に感謝しなよ。」と言われて、素直に感謝した。

ある時、障害がある子どものドキュメンタリー番組を見ていて、複雑な気持ちになったことがある。

答えは出ない。出せない。

表現に賛否はあろう。

メイン・キャストとスタッフがそれぞれ最高の仕事でこの作品を世に出してくれたことに敬意を表すとともに感謝したい。

宮沢りえとオダギリ・ジョー演じる夫婦の愛の物語としてもう一度観たい。

俳優ってしんどいだろうな。
「Gメン」や「ゆとりですがなにか」で俳優さんたちがいきいきと楽しそうに演じてるのが解る気がする。
宮沢りえと磯村勇斗はこの辺で一度はっちゃけた役でリフレッシュした方がいいんじゃないかと、心配になるほど役に入り込んでいた。鬼気迫るものがあった。

追記

宮沢りえが主演でなかったら観ていなかっただろうし、
オダギリ・ジョーでなかったらただただ暗い物語になってただろうし、
磯村勇斗でなかったら嫌な映画になってただろうと思う。
あらためて素晴らしい俳優さんたちなんだと思った。

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大吉

4.0モチーフとしての大量殺人犯、舞台装置としての恋人

2023年10月18日
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びお

2.0ハリボテの月

2023年10月18日
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uz

3.5なんとも言えない後をひく映画

2023年10月18日
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これは障害者だけど、あっちこっちの地域で、古くから繰り返されてることでは。

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Oyster Boy

3.0あなたは、あの犯人と何が違いますか?

2023年10月18日
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 望ましい現実と、望まない現実。その端境に何があると思います?。
 先日「アンダーカレント」を観て、家族を大切にしようと思いましたが、その一方で、老いて身の回りのことができなくなった親の手を引いていると、これがいつまで続くのかしらと思う私です。
 少しネタバレしますが、泣きながら人の道を説く洋子師匠と、それを冷静に見つめる、もう1人の洋子師匠…。全くもって泣きたいのは、私のほうです。だって世の中、イヤなもの、見たくないもの沢山ありますけど、一番見たくないのは、自分の本心だよね。映画は二時間半で終わるけど、私の生涯、まだ終わらないのよ。この先、もう1人の自分と対話しながら過ごす羽目になりそう。
 そう思うと、もう一度観るのはキツイ映画です。でもだからこそ、一度、キッチリ観ることをお勧めします。2倍速できない劇場でね。
 どんな理由があろうとも、ヒトは生きる。格好良く死ぬことより、最期まで生ききることが格好いい。だとしたら、他者がそれを阻害する、この世界は…。

 ところで…

 あなたは、あの犯人と何が違いますか?。

 この映画、新聞の解説に、そう記されていました。何が違うのかしら。私の正義感は、私を何処に連れて行くのかしら。

「オーバーフェンス」
 月は、世界をほんのり照らすだけでなく、ヒトの心の闇まで照らすようですが、どん詰まりな世界でも、フェンスの先には何かある。そう思わせてくれるのが、本作。併せご覧下さい。

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機動戦士・チャングム

2.5やまゆり園をモチーフにする必要があった⁈

2023年10月18日
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夫婦、家族の話が主軸にあって、やまゆり園を題材とする必要があったのだろうか、、「事実に基づく」とは銘打っていないのであくまでフィクションとして製作されているのだけど。心を痛める関係者が多すぎると思う。

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一言レビュー

3.5誰しもの問題を誰しもが逃げるから先が見えない

2023年10月18日
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石井裕也監督、宮沢りえ主演(ひょっとすると磯村勇斗が主演?)の、実際に起きた障害者殺傷事件をモチーフにした小説の映画化で、原作は未読です。
この事件は「PLAN 75」の冒頭にも似たような事件をモチーフにしていましたが、作品の方向性は全く違っていました。

YOU TUBEの舞台挨拶で宮沢りえが「賛否が出る作品だと思うが観て欲しい」と述べていましたが、見る人は最低限上記の“実際に起きた事件をモチーフとした小説の映画化”だという位の予備知識は頭に入れての鑑賞した方が良いと思われます。
そして、そうではなく全く予備知識なしで見た(若しくは見せられた)人の否定論は無視しても構わないと、個人的には思っています。
それと“賛否”と言うより、この映画の場合は映画そのものよりも現実に起きている事件そのものの“可否”、“良否”、“善悪”を観客に問いかけている作品であり、いくら否定しても現実社会では実際に起きてしまっている事に対する問題提起でもあるので、そちらの言葉の方が適切な様に思えました。
更には、本作はあくまでも小説の映画化で(原作は未読だが)本作の主要登場人物は完全に創作された人物であって、現実とは全く違う架空の人物だという事も忘れず前提として見るべき作品だと思いました。
何故なら、多くの否定派のレビューには現実の事件や加害者を物語と混同している発言が目立ちましたからね。

ここからは個人的な話ですが、私は障害者と暮らした経験はありませんが老母との二人暮らしで、95歳と68歳が一緒に日常生活を送るのには(お互いにでしょうが)意思の疎通だけでもままならず、様々な苦労やストレスが伴います。
日々の暮らしの中で、このままだと気が狂ってしまうのではないかとまで感じてしまう時があります。母親は認知症ではありませんし、他人から見ると歳の割にはしっかりしている様にも見えます。
そういう意味では凄く恵まれている環境なのですが、それでもそのように感じてしまうしストレスも溜まってしまうというのが現実なのです。
なので、もっと酷い障害や症状を持っている人たちに対して家では面倒見れなくなった場合、どんな立派な施設であろうが、赤の他人に面倒を見て貰わなければならないという(逃れられない)現実があります。

この映画ではまるでホラー映画の様に薄暗く不気味な施設として描かれていますが、考えて(想像して)みて下さいよ。
本作の主人公であり加害者さとくんの台詞の「こんなにきつくて辛くて気が狂いそうになる仕事を月十七万円の給料でしているんだよ」って意味を政治家も国民一人一人も、もっと考えた方が良いと思いました。
正直、普段最も考えたくない項目でもあり、出来たら蓋をして見えなくしてしまいたい部分であるのはよく分かりますが、自分で思っている以上に今後の人生に誰しもがのしかかってくる問題でもある訳です。

どれだけ愛情豊かな人間だったとしても、肉親でもない重度な障害を持つ人の世話をしながら過酷すぎる仕事の中にいると人はどうなってしまうのだろう?…本作はそれを「自分には関係ない世界だ」と思っている人にこそ見て欲しくて作られたのだと思えました。どんなに逃げたくても逃げることの出来ない問題ですからね。
逆に日常で少しでもそのような日々を送っている人は逆効果の場合もありますので見ない方が良いかも知れません。
「月」ってタイトルをつけた理由は分かりませんが、球体であるのに表側しか見えないからこそ月は愛されるのでしょうね。世の中もきっとそうなんだと思いますよ。

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シューテツ

4.0完成度は高い

2023年10月17日
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かわ

5.0みんなに見てほしい映画です。

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ゴンタ

4.0何とも言えない

2023年10月17日
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悲しい

怖い

難しい

かなり構えて鑑賞したせいか、想像を超えるショックは無いものの、やはり心に沈みこむものがあった。
このような事件があった事や、知ろうとしなければ分からない現実など、一人でも多くの人が考える事ができたらと思う。

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ちーきー

1.0日本社会の潜在的な歪みを写し出す。

2023年10月17日
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悲しい

知的

難しい

そもそも主人公の夫婦の関係性がおかしい。
3歳で病死した息子について、お互い思いの丈をぶつけ合わない夫婦関係。
施設運営と施設従業員の思想と行動。
これらの異常性が日本社会に普通に蔓延しているという昨今。

数年前に観た映画、「帆花」とは全く正反対の映画。

「帆花」は愛に溢れ、「命」の尊さをリアルに教えてくれた。

日本社会はハラスメントで溢れきっていて、単純な解りやすい優生思想や生産性によって人の価値を決めるという事が日常茶飯事…。

相模原やまゆり園事件をモチーフに作られたという事だけど、どこで起こってもおかしくない現状に自分達は生きているのだと思った。
自ら殺人、殺戮しないにしても無言の圧力や誹謗中傷によって人を死へ追いやる事への抵抗感がない。
ジャニーズ問題が典型。

全ての内容に日本社会壊れてますよぉ❗と警鐘を流す内容。

今、ここにある命が大切。

誰もが唯一無二で、天上天下唯我独尊という事を認め合う社会が大切なのに…。

パワハラ、いじめ、監禁、差別、殺人、隠蔽、忖度、エホバの証人がキーワード

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ウィリー