劇場公開日 2023年10月13日

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月のレビュー・感想・評価

全219件中、61~80件目を表示

4.0観ることができて良かったです。

2023年11月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

難しい

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Usako

5.0さとくんほどでなくとも

2023年11月11日
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鑑賞方法:映画館

高齢者施設勤務経験のある者です。
隠蔽された殺人や虐待、横領などを私は目の当たりにしました。いくつも。
役所に訴えても切り捨てられました。

この話は日本中のどこかの施設で起きています。有名な介護派遣会社のアンケートに6割の生活相談員が虐待を目撃したという回答を寄せています。
サニーライフや有名老健などいままでもあちこちで殺人は起きてきた。地元でも横領は頻繁に起きている。
他人事にしてはならない。これは映画の中だけではない。施設が暗いとか描写が暗いとか、そんな上っ面しか見えないのでしょうか。どんなに灯りがついていても虐待起きる施設は明るいですか?殺人が行われても警察も役所も動かない、そんな業界なのに。
目を背けないでほしい。どうか。

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とくめい

磯村勇斗さん、ありがとう

2023年11月11日
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映画「月」を鑑賞しました。キャスティングが、とても良かったと思います。中でも、磯村勇斗さんの演じた犯人のエスカレートしていく異常さには、ぞっとしました。演者の覚悟を感じました。磯村さん、この役を引き受けてくれてありがとう。この作品が、多くの方に届きますように。

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苺ケーキ

5.0観るんじゃなかった

2023年11月11日
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極論を突きつけられ、否定はしたいが、私はそっち側にいるんじゃないかと思ってしまった。
あのシーンを待っていた自分も腹ただしいし、もうこの作品は観る事はないかな。
こうやって蓋をする自分みたいな奴がいけないんだろね。

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capone

2.0テーマは評価できるが

2023年11月11日
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津久井の障害者施設で起きた大量殺人事件はとてもショッキングだった。殺された人の数もそうだが、事件を起こした犯人の主張の異常さに驚いた記憶がある。本作はあの事件をベースに作られたフィクション。そう思ってみても実際の事件はどうだったのだろう?と想像してしまう。
個人的にあの事件にひっかかっていたのは殺害した人数ではなく、犯人の優生思想だ。そういう意味で本作はそこに焦点を当てた部分もある。原作は未読だが、出生前診断も絡めた脚本は考えさせられる。でも、優生思想をふりかざす彼に対して、「私は認めない」だけでは弱いのではないかと感じた。ただ、それ以上に強さを持つ言葉を私達は持っていないかもしれない。あの事件をベースに映画を制作したという勇気だけは評価できると思う。
ただ、個人的には映画としてあまり評価できない。事件当日の犯人の行動や作家の洋子の夫との関係性に何かしらのおぞましさや感動を覚えることはなかったから。妙なカメラワークや演出に違和感を憶えることが多かったから?少し考えてみたがこれという答えは出ない。前述した「この事件を題材にする」という目的が強すぎたのかも。さとくんや洋子の心情がうまく描かれていなかった、もしくはさとくんの彼女が聴覚障害者とか女性同僚の家庭環境とかの設定が好みでなかったということかもしれない。観終わっても心が揺さぶられることはなかったなーというボーっとした感想しか浮かばなかった。
でも、案外こういう映画が日本の映画賞を受賞してしまう。あくまで個人の感想だが、テーマだけで評価されるのは避けてほしい。

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kenshuchu

3.0事実とは違う物語。事件そのものに引っ張られないよう注意。

2023年11月10日
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怖い

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松戸のすーぱーすたー

4.0誰もが思うこと

2023年11月10日
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とても重いテーマですが、正面から向き合ってチャレンジしている作品だと思います。どこか心の中にあって、でも見ないふりをしているような部分。答えは出ないけど、考えさせられる良い作品だと思いました。個人的には見ることをお勧めします。

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ケイさん

4.0衝撃の問題作

2023年11月10日
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悲しい

怖い

難しい

 原作は未読であるが、映画化するにあたりかなり脚色されているそうである。後で調べて分かったが、原作の主人公は本作にも登場する障がい者の”きーちゃん”ということである。映画は視点を変えて洋子というオリジナルのキャラクターを主人公にしている。ストーリーを語らせるにあたって、言葉を話せない”きーちゃん”では限界があるということで改変したのだろう。

 洋子は、生まれつき障害を持った我が子を失ったトラウマから小説を書くことが出来なくなった主婦である。これを宮沢りえが熱演している。彼女の葛藤は画面からひしひしと伝わってきて、まずはこの存在感が素晴らしかった。これは本作オリジナルの美点だろう。

 同じ施設で働く小説家志望の陽子や画家を夢見る”さとくん”との関係、常に優しく包み込んでくれるがどこか頼りない夫昌平との関係。こうした周囲との微妙な距離感を言葉を使わず繊細に表現しきった所は見事である。
 また、それとは対照的に後半の”さとくん”との対峙では切実なる感情を爆発させ、この熱演にも見応えを感じた。本作は正に彼女のためにあるような作品となっている。

 テーマも実に興味深く読み解くことができた。
 実際に障がい者施設で起こった事件を題材にしているということで身構えてのぞんだが、確かにセンセーショナルな意欲作になっていると思う。ただ、それ以上に、ドラマの根本ではもっと普遍的な問題を問うているような気がした。
 建前を重んじて事実を隠そうとする社会。真実を知りつつも見てみぬふりをする世間の風潮。そういったものに対する問題提起が感じられる。

 例えば、酒に酔った陽子は、自分の才能の無さを棚に上げて、洋子が書いた東日本大震災を題材にした小説を「真実が描かれてない、綺麗ごとだけだ」と嫉妬混じりに糾弾していた。
 陽子の両親は不倫を知っているが何事もないように円満な家庭を取り繕っていた。
 昌平は洋子に気を使って我が子の死に一切触れず、そのせいでどこかギクシャクした関係になってしまっていた。
 施設の所長は職員による暴行を知りつつも見てみぬふりをしていた。

 そして、洋子自身も小説家として、母親として自分自身に嘘をついていた。更に、施設の問題を行政に告発出来ず、小説という形で表現しようとした。実際に行政がこの問題にどこまで対処できたかは疑問であるが、少なくとも彼女はそうするべきだったように思う。ところが、小説家としてのエゴが勝り、”綺麗ごとだけではない”作品を書くことで彼女は自分を優先させてしまったのである。結果、事件を止めることが出来なかった。

 このように、ここに登場する人々は目の前の現実を見ようとせず、あるいは知っていてもその現実から逃げているだけなのである。

 結局、この物語で最後まで現実に目を向け、自分自身に嘘をつかなかったのは”さとくん”だけだった…というのが実に皮肉的である。
 もちろん彼の思考や行動には決して賛同することはできない。しかし、彼の言い分には、否定しがたい真理もあるように思う。

 生産性のない障がい者は不要だ。意思疎通ができない者に生きる意味があるのか。障がい者施設で働く者は日々の激務から自らも精神を病んでこうした思考に陥ってしまうのは何となく理解できる。

 そして、このような排除思考は、我々が暮らす一般社会でも、すでにまかり通っているのではないだろうか。自助努力が出来ない人間は切り捨てても良いといった社会の風潮、合理性を重んじて負け組が容赦なく見殺しにされてしまう競争社会。そうした思考が普通に蔓延しているような気がする。

 劇中で洋子は”さとくん”のこの排除思考に論理的に反論することが出来なかった。それは彼女自身にもそうした思いが心のどこかにあったからであろう(実際に彼女は出産に迷っていた)。
 もし自分があの場面の洋子の立場だったら”さとくん”をどう説得できただろう…と考えてしまった。彼の誤った思考を改心させるだけの言葉を自分も持ち合わせていない。

 監督、脚本は「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」、「ぼくたちの家族」、「舟を編む」等の石井裕也。
 施設のロケーションやデザインにホラー映画のような不穏さが漂い、少し作り過ぎという気がしてしまった。おそらく日常の中の非日常性を演出したかったのだろうが、ここまでくるとリアリティがかえって薄まり違和感を覚えてしまう。
 また、突然ズーミングするカメラワークや斜め構図のアングル、スプリットスクリーンで分割される画面が、鑑賞のノイズになってしまった。
 重苦しいテーマだけに、全体的にもっとシックな演出に徹した方が良かったのではないだろうか。奇をてらい過ぎという印象を持ってしまった。

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ありの

3.0んー?

2023年11月8日
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悲しい

難しい

元障害児入所施設職員です。

やまゆり園の事件はとても悲しく、憤りを感じていました。
この映画は見たくてはならないと思い、観賞しています。
テーマとして取り上げるのは良いと思いますが、施設のとりあけ方が暗すぎる。

一般の人が見たら、施設ってこんななの?って思うでしょう。

施設って、あんな暗くはないです。
もっともっと、支援に前向きなはずです。

やまゆり園もそうかと思わせるような描き方は誤解を招くと思います。

そこがとても残念です。

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わらごんだ

4.5心を壊さないで

2023年11月7日
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公開を知って、まず原作を読んだ。記憶に新しい実際の大事件がモデルと知る。きーちゃんの視点で描かれており、かなり難解で、さとくんが凶行に及ぶ様が印象的だったが読みにくかった。

映画は分かりやすく描かれていたが、重い作品。画面も雰囲気も暗くて、照らす光が月だったのか。

感動というのではなく、つらい会話や場面で数ヶ所、涙してしまった。
二階堂さんの役どころが、セリフが率直で、障害者施設だけではない、社会全体を表していたと思う。見ない、隠す、綺麗事。そのとおりだな。
生と命と向き合うことは、しんどくて大変なこと。だからって。だからと言って。。
心がない、人ではないと、どうして決められようか。

磯村君は難しい役を見事に演じていた。
脇役多いけど、これからもずっと応援するぞー。

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ふわり

3.5様々な意見はあると思いますが個人的には石井裕也監督の決意と覚悟を尊重したいと思います。

2023年11月5日
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悲しい

怖い

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松王○

2.0おどろおどろしい

2023年11月5日
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悲しい

怖い

森の奥、蛇、"おどろおどろ"しく描こうとする意図が全.前面に出すぎて、かえってテーマがぼやけてしまっていないか。
このテーマでやまゆり園を使う必要があったかも疑問。
やまゆり園を使うなら、もっと慎重に扱うべき。

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まーくん

4.5人の心とは

2023年11月5日
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難しい

実際にあった障害者施設殺傷事件をモチーフにした作品。

カメラワークがちょっと特殊なのと、画面が暗めなので序盤から不気味な雰囲気が満載。
似たようなテーマのロストケアより犯人となる人物を丁寧に描写している。
実際の犯人を忠実に再現したらしく、より生々しく事件を浮かび上がらせている。

事件を起こす直前のさとくんと宮沢りえとの対峙シーンは必見。
さとくんと話しながら自問自答しつつ答えのでない問題に何とか答えようとする。
心がない人は人ではないと言い切るさとくん。
意思疎通ができなければ心がないと言い切れるのか。
精神科の施設に入れられても変わることなく早々に出てきてしまったのは現実の対応力の限界か。

重いテーマだが少しだけ希望のある終わり方だったのが救い。

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ひとふで

4.5回転寿司

2023年11月4日
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津久井やまゆり園事件をあくまでモチーフとして作られた作品(原作は辺見庸)

事件から十年経っていないので、まだ記憶が生々しい凄惨な事件

理想と現実が常に観客に突き刺さる作りで、主演の宮沢りえが事件を起こす磯村勇斗との対話を通して自問自答するシーンは個人的に心に響く

また二階堂ふみは不安定な役柄をやらせると、相変わらず観客の心をかき乱して素晴らしい

終始重い展開が続くが、ラスト宮沢りえとオダギリジョーの回転寿司屋のシーンで多少救われる

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うんこたれぞう

3.0人間とは?

2023年11月4日
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怖い

知的

難しい

2016年、やまゆり園における植松聖の為したことをモチーフとして描かれた本作。まだ記憶に新しく、自身がどう感じ何を考えたのか、今どう考えているのか、一定の年齢に達した者ならば皆が思考できるだろう。

今、障害者に関する施策は施設から地域へと題され、施設に収容して日常生活を送ることからの脱却を希求している。そのためにはマンパワーが絶対的に必要なのだが、生産年齢人口の減少が明らかに見込まれるこの国、社会福祉にかけられる予算も脆弱なこの国で可能なのか?という思いは拭えない。脱施設によって、結果家族への負荷が日常になるような。

人間って何ですか?と周囲に問いかけ、あなたは今幸せですか?と障害を有する者たちに問うて回る元施設従業員・さとくん。行動障害を有する者は、関わり方次第でその障害の発現も軽減するが、周囲の者が100%その障害に気を使える者ばかりではない。自身の子どもが突然噛まれたり叩かれたりすることを許容できる親は多くないだろう。それでもなお共生を模索しなければならないのは、理屈としては分かっているが、どこまでできるか?私には自信がない。

どの命も大切だが、時と場合によっては、という思考が私には確実にある。私はそんなに善人ではないのだろう。それでもなお、そこから目を逸らさずに、難しい答えのない問いを死ぬまで考え続けていくこと。その覚悟だけは持っておきたい。安易な答えに飛びついてしまうことなく。

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Nori

3.5チャレンジングな映画だが、障害者施設殺傷事件そのものの考察からは逃げた脚本の印象

2023年11月4日
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悲しい

怖い

難しい

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Kazu Ann

4.0見てもらいたい映画の一つ

2023年11月4日
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知的

難しい

見終わったあと、ものすごく疲れました。
色んなことを考えながら見たからかもしれません。答えは出ない…出ないと思います。
いろいろな人生で、経験したこともそれぞれ違うし、考え方も違うので。
でも、沢山の人に見てもらいたい映画の一つ。

俳優、製作者、この映画に携わった方達に感謝いたします。

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hotwhiskyvvsatochan

4.0演者の覚悟を感じる

2023年11月3日
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悲しい

賛否が真っ二つに分かれる作品なので、まずは演者の方々、そして石井監督の覚悟を感じました。そして、見る人にも覚悟がいると思いました。

「差別はいけない」と思いつつも、もし自分が当事者となったらどうか。当事者の家族となったらどうか。あえて望む人は少ないと思いますし、そこは綺麗事だけではないと思います。

この作品を見て、自分の中にあるそういう心と向き合うことの必要性。そして、差別のない優しい世界をと思いました。

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Uchi

4.0問題提起になる作品だろう

2023年11月3日
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障害者施設を舞台にした作品。おそらくあの事件に少なからず影響を受けているだろう。とても難しいテーマだし,見る人の立場によって色々な意見もあると思う。
私はこの映画で,改めて考えさせられた。
障害のある人との暮らしとは、自分の子供や親がそうだったらどうするか。
磯村の壊れている演技は、恐ろしかった。ああいう人は,きっと普通にいて、でもちょっと付き合ってるだけだとわからないのかもとおもう。
子供を病気で亡くした夫婦が、お互いを労わり合い,それゆえぎこちなく暮らす毎日。小説を書けなくなった妻を尊敬し支える夫。どちらかと言うとチャラい役の似合いそうなオダギリジョーの静かで誠実な演技に引き込まれた。
2人がこれから選択する道はどうなるかわからないけれど、希望を感じさせてくれたことは救いだった。

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ニョロ

4.0賛否両論ある作品を遂に観に行けた。

2023年11月3日
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俺個人としては良かったと思う。
殺しの描写も酷いものではなかったし、

俺、自身いつも感じていた感覚だった。
自分は何のために生きているのか?

この世は地獄だ、そんな中でも自分らしく楽しく生きていかなければならない。

社会福祉の資格を取る為の実習で過去に就労支援施設で実習を30日間行った事がある。
その先で支援員の仕事をしたいと考えた事もあった、未だ資格が取れていないので叶っていないけれど…今は介護士として働いている。高齢者の分野でも同じ様な事は多く見てきた、未だに答えは分からない、、でも生きてくれている事で生きようと頑張る支援者の親が居る事もたくさん見てきた。それが自分の立場だったら?といつも考える。

あの事件はあくまでもキッカケにすぎない、、事件自体はとても残念な事ではあるけど社会が隠して行こうとしている事実は受け止めなければならない。

そして何もしないし見ようともしない人達が当たり前に居るのも現実だ。

どちらが健常者で障害者かを常に今の世の中が勝手に決めているだけだと俺はいつもそう思う。

同じ健常者を見ても嫌悪感を感じる存在は山ほどいる世の中で、、自分はどう生きて行こうかと改めて思わせてもらった気がする。

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バキ