THE WITCH 魔女 増殖

劇場公開日:

THE WITCH 魔女 増殖

解説

人体実験で殺人兵器と化した少女の戦いを描き話題を呼んだ韓国映画「The Witch 魔女」のシリーズ第2作。

秘密研究所アークが何者かに襲撃され、1人の少女が生き残る。彼女は遺伝子操作で最凶のアサシンを養成する「魔女プロジェクト」の実験体だった。初めて研究所の外に出た彼女は、心優しい牧場主の女性とその弟のもとに身を寄せ、人間らしい感情に目覚めていく。しかし魔女プロジェクトの創始者ペク総括は少女を危険視し、抹殺のため工作員を送り込む。さらにアークを壊滅させた超能力者集団や地元の犯罪組織も入り乱れ、激しい戦いが始まる。

オーディションで1400人以上の中から抜てきされたシン・シアが主演を務め、ドラマ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」のパク・ウンビン、ドラマ「ビッグマウス」のイ・ジョンソク、前作の主演キム・ダミが共演。「新しき世界」のパク・フンジョンが前作に続いて監督・脚本を手がけた。

2022年製作/138分/R15+/韓国
原題:The Witch: Part 2 - The Other One
配給:ツイン
劇場公開日:2023年5月26日

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(C)2022 NEXT ENTERTAINMENT WORLD & GOLDMOON FILM.All Rights Reserved.

映画レビュー

3.5怒涛の戦闘シーンに熱狂せずにいられない

2023年5月30日
PCから投稿

続編ではあるが、たとえ前作を見ていなくても、本作はシリーズを覆う壮大な世界観を「別の糸口」から覗き見るかのような作りで、つまるところ、ここから始めても十分に楽しめる。主人公は名もなき無口な少女。襲撃された秘密研究所にて血まみれの状態でただ一人生き残り、周囲をひたすら彷徨う中で農場を切り盛りする女性と出会い、家族のような絆で結ばれていくのだが・・・。立ち退きを迫られる農場主と、その脅しから彼らを守る孤高の存在という、どこかしら古き良き西部劇を思わせる物語構造を踏襲しているのが面白いところだ。そして、いざガンファイティングならぬVFX満載のサイキック・バトルが始まると、全てのネジがぶっ飛ぶかのようなボルテージで観る者を熱狂の坩堝に突き落とす。次々と入り乱れるキャラも魅力のひとつ。各々が個性や闘い方によってしっかり描き分けられ、とりわけ凄腕の男女工作員には何ともいえないクセになる味わいがあった。

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牛津厚信

3.5超人キャラの属性盛り過ぎは、ユニバース展開には悪手かも

2023年5月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

単純

興奮

「The Witch 魔女」(2018)に続く〈魔女ユニバース〉の第2弾と銘打たれた本作では、前作に続きパク・フンジョンが監督・脚本を手がけている。遺伝子操作で最凶のアサシンを養成する“魔女プロジェクト”が長年にわたり極秘裏に行われているというのが共通の世界観で、超能力の要素がなければ、マット・デイモンが元CIA暗殺者を演じた「ボーン」シリーズのような設定だ。

実際、第1作は養成施設から脱出した幼少期までの記憶をなくした主人公ジャユンが、成長したのちテレビ出演したことで組織側から見つかり、送り込まれた刺客たちと闘う過程で自身のルーツの秘密に迫っていくという、「ボーン」シリーズに似た筋をたどる。ただし、「The Witch 魔女」には(未見の方への配慮でぼかして書くと)ストーリーの見え方がある段階でがらりと変わる驚きの仕掛けがあり、それがジャユンのキャラターをより一層強烈にする効果もあった。

だがこの仕掛けは、さすがに第2作では再利用できない。そこで本作では新たな少女を主人公に据え、施設から脱出したのち一般人の家族に保護され一緒に暮らすという序盤をなぞりつつ、少女を抹殺すべく複数の勢力がバトルロイヤルを繰り広げるという方向でエンタメ成分を増強した。

ただ、この少女、端的に言えば属性を盛り過ぎなのだ。遺伝子操作によって超人的なパワーを身につけ、怪力、高速移動、念力を繰り出して敵を次々に瞬殺。さらに刺されても被弾しても数秒で自然治癒する驚異の再生能力。「SEOBOK ソボク」(2021)のレビューにも「人類初のクローンで、永遠の命を持ち、おまけにテレキネシスの使い手なんて、属性盛り過ぎのキャラクター」と書いたが、韓国のSF風味のアクション映画に共通する傾向なのだろうか。

CGを駆使して大勢の超人キャラが入り乱れる超高速バトルを描くアクションシークエンスも、マーベル・シネマティック・ユニバースやDCエクステンデッド・ユニバースを手本に健闘しているが、魔女ユニバースでは闘う相手も遺伝子操作されて似たような能力を持つ者たちなのでバトルに多様性が乏しいのが難点。漫画の話に飛んで恐縮だが、「ジョジョの奇妙な冒険」が息の長い人気シリーズになった理由の1つは、「1人1能力(スタンド)」という大原則が確立され、個性的なキャラクターに紐づけられた戦闘スタイルに多様性が生まれたことだと思っている。魔女ユニバースも3作目以降を目指すなら、全部盛りの万能キャラを量産するのではなく、キャラごとに得意技を振り分けてタイマンやチーム戦のバラエティーを増やす方向に進化してほしい。

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高森 郁哉

3.5最後のシリーズへの繋ぎっぽいかなぁ

2024年4月28日
iPhoneアプリから投稿

シリーズ物なので,どうしても前作と比べてしまう。今回は,インパクトはあるのだけれど,ストーリー的にはどうかなと思った。この話で増殖というタイトルもしっくりしないかな。
アクションは相変わらずキレキレだし、今回は前作のキムダミの妹が主役だ。彼女が身を寄せた姉弟との交流はとても可愛らしくて温かく,クスッと笑えたりするが、あんな能力見せられて普通にしてる所はちょっと不自然では?と思う。
そして,あれだけ敵役を揃えても,ここまで圧倒的に強いと勝負にならない。そのため,彼女のアクションはあまり面白味がなくなってしまった。
組織のことも明らかになってはいない。
これは,最後に期待かなと思った。

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ニョロ

3.5父親は?

2024年4月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

萌える

 大人になったキム・ダミがいっぱい子どもを生んで増殖していくストーリーかと思ってた。やっぱり「増殖」という日本語タイトルは似合わないな。それより、冒頭シークエンスで中心となった母親になる女性を妊娠させたのが誰なのか気になってしょうがなかった・・・

 THE OTHER ONEとサブタイトルを見た途端、これはジャユンの物語ではないなと気づくのですが、今回の少女(名前は?)はさらにパワーアップ。記憶力もさることながら特に念動力が半端ない。マイクを宙に浮かせるどころか車まで自由自在に飛ばしてしまう。こりゃアーク内部でも損害が酷かっただろうし、脱出も簡単だったのではないかと思われるほど。近寄りたくない。

 済州島を舞台にしているだけあって、映像にもこだわりが感じられる続編に仕上がっていたけど、三つ巴以上の戦いでは背景に花火も打ち上げられてるおかげで視点が定まらないほど目が疲れました。そもそもペク総括(チョ・ミンス)が指揮する組織内でも「超人間主義派」と「ユニオン派」という派閥によって分裂気味。上海ラボを襲撃した中国人グループがみな黒マスクをしていたので判りやすくしてありましたけど、ユニオン派のチョ隊長がカッコ良かったという印象しか残らなかった。

 1作目では平凡な少女が魔女に変貌していく様子が面白かったけど、今作では母親捜しという根底のテーマが中心だったのかな。人間味のない世界で生きてきた少女が市井の人々と交流して人間性を備えていく姿・・・無感情のままではいられない!と、エンディングを迎えるかと思いきやサプライズもたっぷり。いやはや、やっぱり大人になっていた・・・

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kossy
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