X エックスのレビュー・感想・評価
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懐かしさと現代感が出ている良質ホラー
1970年代以降のホラー映画に、現代風のテイストが出ている作品でした。
目的地の前にガソリンスタンドに寄ったり、
自分だけ逃げようとする人が現れたり、
人の話を聞かず行ってしまう人がいたり、
昔ながらのありがちな展開を起こしつつ、
カメラワークや音楽のセンス、
小さく張りまくっていた伏線を後半で回収しまくる物語構成、だけど内容は難しくなく、見やすい。
エログロホラーでありながら、とても上品な出来になっております。
かなりエロ要素高め、
グロ要素思ったより控えめです。
意外と笑えるシーンも。
ホラー映画好きにはたまらないと思います。
続編も期待します!
(エンドロール後に、続編の映像が流れます!)
なかなかいい!
さすがA24ただのホラーではありません。お洒落でいい感じの音楽に、70年代オマージュのカメラワークに編集で最近にはない作品に昇華されてます。
ホラー映画にはコメディ要素が重要、てかコメディ映画でもいいんじゃないかこれw
エロくてグロくてドキドキした
1979年のテキサスで、そばかす女優のマキシーンと恋人兼プロデューサーのウェイン、ブロンド女優のボビー・リンとベトナム帰還兵で黒人俳優のジャクソン、自主映画監督のRJとその恋人で録音担当のロレインの6人の男女は、新作映画「農場の娘たち」を撮影するために借りた農場を訪れた。6人を迎え入れた老人ハワードは、宿泊場所となる納屋へ彼らを案内した。ハワードは心臓が悪く、老婆となった妻を抱けないため、老婆は狂って次々と・・・てな怖〜い話。
カメラの切り替えやアングルが独特で面白かった。
最初のシーンも4x3くらいの画面で始まり、徐々に横長になるとパトカーが映るという演出も良かったし、これがどう伏線回収されるのか興味持てた。
なんと言っても老婆パール役の女優???の怪演が光ってた。まさか老人と老婆のセックスにボカシが入るとは、と驚いたシーンも有った。
エンドロール中の曲がなぜか明るくて面白かった。
マキシーン役のミア・ゴスとボビー役のブリタニー・スノウのセックスシーントップレスで頑張ってた。
エロくて、グロくて、いつ襲われるかとドキドキした面白い作品でした。
真夏のホラー
正統派アメリカン・ホラー
の様相を見せつつ、いろいろと「あっちとこっち」(生と性vs死と老い とかね)を
表しながらも、鏡の様な写しも醸し出してくれる面白さ
意外と深い…
牛乳バックのミッシングインフォってあんな昔からあったんだー
これって3部作なんだってね
パールおばあちゃんの若い頃の前哨譚が楽しみ
A24 やはり恐るべし面白さ!
乙女として、殺人鬼として生涯現役
もうこの監督エグい。エロで気持ちを弛緩させた後は、とことんまで観客を追い込んでくる。しかも、これから起きる事を想像させて、ジワジワくるから肩の力を抜くことができない。変な汗もいっぱい出たところでエンディング。メンタルの鎧は、粉々になっておりました。
最初の方で、ワニが迫ってくるシーンがあるんだけど、このシーンで「X」ワールドに引きずり込まれる。
水面から顔を覗かせるワニ。ホラーでワニが登場すれば、もう答えは一つしかない。
来るよ来るよ、ジワジワ来る。狙われている本人は気がついていないけど、見ているこっちの心臓はバクバクする。
あー、来ちゃう来ちゃう。ドローンを使った上空からのショットが、物理的に絶対絶命な距離である事を教えてくれる。もう見ていられない。どうなっちゃうのこれ。
最高齢殺人鬼と謳っているジジイとババア。ヨタヨタとしか歩けないのに、殺しのバリエーションはやたらと多い。心臓が弱いっていうのは、フェイクじゃねーの。一体、いつから殺人を重ねているんだろうね。
『哭悲』がグロ界で名乗りを上げたと思ったら、『X』は老人界の殺人王として君臨する。今週は、ヘビー級の作品を堪能できて幸せ。
生涯現役には、こだわらないでおこう。そう思わせる逸品でございました。
『悪魔のいけにえ』
『ミッドサマー』のスタジオ、A24のホラー。
エロくてグロいです(笑)
付き合いたてのカップルで観るのは、かなり気まずいと思います(笑)
色んなホラー映画のオマージュが入ってるので、探すと面白いと思います。
僕が気付いたのは、
『悪魔のいけにえ』
『悪魔の沼』
『サイコ』
『シャイニング』
かな?
エログロだけじゃなく、考えさせられるモノも、ありますね…
まあまあ、かな。
とりあえず、もう1度観ます。
ラムネの語源はレモネード
1979年、ヒューストンのストリッパー達のトリプルバカップルが、自主製作で映画の撮影にやって来た農場で老夫婦に襲われる話。
事件現場と思しき農場に保安官がやって来て程なく24時間前…と始まり農場へと向かい、怪しげな老夫婦と絡んで行くけれど、何でしょうこれ?なかなかことが始まらず、まさかの池のヤツにそういう話?
そしてさらにいったい何を観に来たんだと思わせるポルノとドラマが展開しダレて来る。
まぁ、ある意味ユニークなドラマだし、それがストーリーに絡んでくる訳だけど。
やっとこ始まってもテンポはイマイチだし、やってることに残忍さはあるけれども、思ったよりも大人しいしで、退屈はしないけれどあまり盛り上がらなかった。
そしてエンドロール後、まさかの続編?しかも前日譚ですか…日本で公開されるのかな?とか思っていたら、3部作の予定なんですね。
【”聖(性)なる介入・・。”老人夫婦の、若さへの羨望と嫉妬が捩じれた形で、炸裂する作品。気色の悪さが半端ない作品でもある。】
ー 1970年頃の、アメリカの西部の田舎の農場が舞台。
自主製作のポルノ映画を撮りに来た、マキシーン(ミア・ゴス)達。
撮影は快調に進むが、不穏な雰囲気が半端ない・・。ー
◆感想
・マキシーン達を受け入れた老人の姿が、不気味である。部屋の白黒TVには狂信的な初老の男性が”若者の乱れた行動”に抗議する姿.それを、見る比較的年配と思われる人々の姿。
ー 作品の背景が、伺われる。-
・マキシーンが見た、二階から彼らをじっと見る白髪の老婦人の姿も異様である。
ー そして、この老婦人は夜になると、撮影監督や、ディレクターを惨殺して行く。動物を殺すように、無表情に・・。-
■一番、気色が悪かったのは、マキシーンの恋人を惨殺した老婦人が、彼女のベッドに入り込み、血だらけの手で、若くて張りのあるマキシーンの肌を触る所である。
怖いし、生理的に嫌悪感を感じる。
・夫も同様で、マキシーンと、録音助手の女性意外を惨殺した後、ベッドで妻と性交する姿。
ー 非常に気色が悪いし、彼らが性交しているベッドの下に隠れるマキシーンの姿にハラハラする。ー
・録音助手の女性が老人に、地下室に閉じこめられたシーン。そして、その地下室に吊るされていたモノ。
ー この老夫婦が、若さへの羨望と嫉妬が歪んだ形で殺人を重ねていた事が分かるシーン。又、録音助手の女性が扉を叩き割るシーンは、「シャイニング」を彷彿とさせる。(逆ではあるが・・。)-
<狂気の老夫婦を殺し、独り生き残ったマキシーンが老夫婦の農場をトラックで去るシーン。
誰もいなくなった部屋で、狂信的な、若者の乱れた生き方を正す事を激した言葉で述べ続ける初老の男の娘がマキシーンであると分かるシーンは成程、と思った作品である。
今作は、三部作であるそうだが、次回はどのような展開になるのであろうか・・。>
ホラー苦手だけど、
後半まで、何もなくポルノ映画の撮影が続きました。
おばあさんは、最初から不気味でしたが、なるほどです。
マキシーンとロレインどちらが生き残るか息をのみました。
警察の捜査は、大変ですね!
怖かった
あれ?この映画ってホラー系じゃなかったっけ?って感じの前半(ポルノ映画)、すると徐々にだんだん来そうな気配が。。
きたー!怖っ!
前半、若干ランチ後の眠気と戦いましたが、後半は完全に目覚めてしまった。
中々良かった!怖いけど楽しめた。
鑑賞正解だった。
元気に老いるのが何よりです‼️❓迷惑をかけなければ‼️❓
アメリカにしては銃での殺し合いでないのは珍しいです。
ホラーにしては、仕込みが足りない、省エネ殺人です、アメリカならいるかも、意外性は無い。
ポルノも殺害の動機も、人物造形も中途半端です。
ある意味、コメディ的な物語何で、退屈はしません。
多くを語れるものではありませんが、暇ならどうぞ、ホラーが苦手な人でも大丈夫です。
エックス
ミッドサマーのA24制作ホラー映画。
3部作の第1部。
若者たちが殺人鬼老夫婦に襲われちゃう話。
ある意味ツッコミどころが多くて笑っちゃう所もあったけど、女性としての気持ちに共感出来る部分もあり、これぞ最強の愛だなと思えた映画だった。
性的場面多めなので注意。
胸糞わるいのにお洒落な怪作
A24らしいチャレンジングな映画。
普段ホラーをあまり観ないが、そのジャンルには一口では括れない斬新な企画と脚本だろう。その分純粋なホラーを求めている人にはやや拍子抜けしてしまう内容かもしれない。
さすがはA24、カメラワークやカット割に細部までこだわりを感じられスタイリッシュな映像に仕上がっているが、その中に「性」や「老い」という社会問題にも繋がるテーマをしっかりと忍ばせている。(ただしかなり生々しいのでエログロが苦手な人は要注意)
70年代の映像の質感や音楽もクールで、特にオープニングの小屋の中から出ていくことでスタンダードサイズからワイドに広がるように見せるカットは秀逸。
試写会の上映前に会場BGMでヘビロテしていて耳から離れなくなったが…予告編でも流れているテーマソング、というかスリルを煽る効果音のような曲もクセになる。
全く気づかなかったが老婆を誰が演じているかも注目どころ。
70年代のホラー(+ちょいコメディ)を現代に再現!
「死霊のはらわた」「悪魔のいけにえ」が近年、といっても2000年以降だが、リメイクされ、ぼちぼちヒットしてるようなので、本作もリメイクかと思ったがオリジナルみたいだ。
でもやってることは70年代のノリ。
当時を知る者にとっては「昔は良かった」と懐かしさを、
「13日の金曜日」や「エルム街の悪夢」すら見たことない若者にとっては新鮮な驚きのある作品だと思う。
何しろ、最近の映画には無い「セックス」と「グロテスク」が両方詰まっている。
(更に見たことない、見たくもないセックスシーンまであり、かなり笑える)
まあ、「初めてのデート」で見る映画ではないが、エンタメとして楽しめるのは確か。
そっちか!! やってんな!! けど映画が上手!!
核となるネタバレを感想として述べさせていただきます。先ずこの映画は「そっちか!!」と方向性を変える映画だと言うことです。予告を観る限り、かなり怖い映画を観れると期待値が爆上がりしてしまう“ミスリード”のせいで中にはガッカリしてしまう人がいるのかと思います。本作は流石のA24の映画なので、丁寧なカメラワークと脚本によりしっかりと土台を前半組み上げてくれます。位置関係も相対も、人物背景もバッチリで期待値は最高潮かと思います。本当に映画が上手いです。そして満を持しての殺人。渇きを殺人によるドーパミンで埋め高揚し、血に染ったヘッドライトに照らされさながら絶頂期のダンサーに昇華した老婆のシーンは最高です。しかし、いざ本番となると70年代からのホラー映画のオマージュと意地の悪いギャグの連発によりコメディに姿を変えます。ここで観た人は「思ってたのと違う」と興醒めするか「そう来たか」と楽しめるか二分されてしまうかと思います。テーマこそ「老い」なので重く、手放しに恐怖の対象としていいのか、などと考えてしまいますが。実の所、割と序盤からふざけているので「あれ?そっちか?」と私は更に期待してしまいました。直接的には描かれていませんが“他意のある笑いの連続”が私は最高でした。敢えて断言します。「これはホラーコメディの最高傑作」です。伏線やその回収も後から考えると笑えます。なんだそれはと気になったまだ未視聴の方は是非。監督を含め制作陣に対して“やってんなこいつら”と爆笑して下さい。
えっちだけど、斬新な展開。先の読めないホラー映画。
久しぶりに面白いホラー映画を見た。今から45年前の時代設定にも関わらず、ホラー映画としては斬新な展開。はらはらするようなシーンもちりばめられていて、見ているものをあきさせない。ラストも無理のない展開で終わっている。証拠物件への保安官の最後の言葉「どうせくそホラー映画だ」がサイコーにおかしかった。
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