X エックスのレビュー・感想・評価
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動機や編集が秀逸
2022年劇場鑑賞158本目。
ポルノ映画を撮影するために農場の離れを借りた男女6人が、その家主の老夫婦(大体おばあちゃんの方)に襲われる話。
ただの老人であり、どこぞの盲目だけど的確に殺しに来る老人と違い、うまいこと不意をついて殺していくので「抵抗したら勝てるんじゃない?」という疑問を挟めないようになっています。
動機がまた今までのホラーにはあまりない理由で斬新でしたが、殺害シーンも油断してたら急にくる感じで、その油断してら急にくる、というのも今までのホラー映画だと「今油断させていますのでしばらくお待ちください」みたいなのかホラー見慣れているとわかってしまうのですが、そこを完全に外してきたシーンがあってめっちゃビビりました。全部ではないですが・・・。
池の上からのショットとかも良かったですね。
エンドロールで殺人鬼役のキャストを観たときが一番驚きましたけどね。
モチベーションは若さへの羨望?…だけじゃないよね?
説明不足。何やら歪んだ背景がありそうなのに、そこは匂わせただけで、いきなり人が死にます。M体質な私がホラーで重視するのは、誰か1人が死ぬまでの「焦らしの時間」なので、何の理由付けもなく死んでしまったあの展開は残念でした。1人死んで弾みがついてしまえば、後はバタバタ殺されて行くのを眺めていくだけ、しかもこれではキラーはただの胸糞でしかないので、後半は何かちょっと引いた目線で鑑賞していました。…でもこれ、続編あるの?!そこも最後匂わせて終わります。とりあえず星3つとしましたが、それまで評価は保留という事で。とにかくエンドロールが終わっても暫く席を立たない事をお勧めします(笑)
こういうので良いんだよ (by A24)
ここ最近、A24の外れ率の高さ、と言うか、狙い過ぎて滑ってるんじゃない?、的な「尖ってるけどクオリティがしょぼい」様とか。個人的には、こりゃA24終わったか?くらいの感覚だったんですが。
もうね。本当に。こんなので良いんですよ。精鋭化不要。大ヒット狙いは不要。豪華キャスト不要。チャンガラ感は要。低予算感も要。AとBの間の、微妙なエリアで作家が好き勝手やってます。的な。
今回の狩人はヨボヨボの老人です。動機は歪んだ性欲と自己愛です。好きで殺してるわけじゃありませんが、単に気に食わないから殺すわ、な要素も入ってます。と言うか、そういう映画なんだから、どんどん殺します。
テキサスのですよ、さほど大きいとも思えない池に、あんなどでかいアリゲーターがいるなんて!ってのはありましたが、ワニワニパニック映画にならなくて、ホントに良かったw
兎にも角にも。
夏です。ワタクシたちの様に下世話でくだらない人間が、しょーもないホラー映画を見て、ギャーギャー騒ぐ季節です。そういう時は、こういうので良いんだよ。と言うか、こう言うのが良いわw
楽しかった。そこそこ。
と言うか。
全然ビビらなかったぁw
それと。
ミア・ゴスのノーブラのサロペット丈オーバーオール姿に萌えw
【良かった点】 性欲爆発老婆の恐怖!、車の前で踊りだすシーンは恐怖...
【良かった点】
性欲爆発老婆の恐怖!、車の前で踊りだすシーンは恐怖を通り超して爆笑してしまった。
老婆の殺人衝動のエンハンサーであるポルノシーンが本格的!、そりゃ老婆も発情しますわ。
【良くなかった点】
70年代ホラーのオマージュはもう少し抽象的でいいかも。
シャイニングはまんま過ぎてちょっと冷めてしまった。
哀しいホラー
なんとも哀しいホラー。
動機がね、哀しいよね…
演出自体はスタンダードな気がするんだけど、男どもはみんなあっさりヤられるのも良い。
お祖母ちゃんの特殊メイクは良かったけれど、あれだけ寄ってじっくり撮られると厳しくなってくるな…
奇をてらわない真面目なホラー映画
最近見ていたホラー映画がコメディ要素が強かったり、これまでのホラーに追加である設定を加えてみました的なのが多かったので、この映画もあらすじを見たとき同じように奇をてらった作品なのかと思っていた分期待を裏切られてよかった。
個人的に期待を裏切る展開の映画は得てして評価も高くなります。
あと、ちゃんとゴア描写と老夫婦の不気味さを演出できているのがホラー映画としての質を高めているなと。轢かれた牛だけでわからされました。
使い古された定番のホラー設定なんですが、コメディ要素はなく(笑えるところはある)普通に怖い。
これまでホラー映画をいくつも見ているのである程度展開の予測が立つんですが、上で言った演出ができているから予測が当たった外れただけで終わらせないのがいい。
微妙なところを挙げるとするならばことが起こるまでは結構時間があることだけど、音楽の使い方もよくてあまり退屈には感じなかったです。
エンドクレジットの途中で退席する不届き者がそこそこいて、最後そんな奴らに勝った気がして幸福感も得られました。この映画を作った方の意図は別にあるのかもしれませんが、ありがとうございます!
そうきたかー!
賛否分かれるホラー映画ですが個人的には良かったですね。
前半はかなり裸祭りですね、子供には良くない映像たっぷり。ですがちゃんと不気味さとこれから起こるだろう惨劇を匂わせてくれている、素晴らしい。
後半はもうそれはそれは見事な惨劇でした、老夫婦の不気味さも半端ないです、特に老婆はヤバいですね、ヴィジットという映画の老婆と被りましたね、怖かったです。老婆のやってることめちゃくちゃなんですが、本質を辿るとちょっと切ないですね、幾つになっても女でありたいんですよね、、、。
えじき形式映画を知的におしゃれにリメイクした感じ
面白かった。怖かった。洒落てた。
「いけにえ」形式のオーソドックスな設定にポルノ撮影隊をクロスさせて(わざわざ70年代=70年代ファッションandテイストというのが洒落てる訳です。エンドロールも、その後の細工も一貫してる)どういった新しさが加わるか、な訳だけど、基本はオーソドックスの殺戮。但し、怪しい婆さんが思いの外ハッスルする。
予告編見てる限り、この農場夫婦にどんな特殊設定が、と思っていると、さすがポルノ撮影隊がえじきなだけあって、まさかの老廃の色魔、肉体的に滅びた後の色魔だった。ルックはスペースバンパイアの吸い取られた後の、みたいな婆さんがゆらゆら現れるのが笑えもし、かつまたおぞましい。
かつて餌食になったであろうヒッピーや、そして時代の先端をゆくかのようなこの女性陣の更に先をゆく本物のミセスフリーダム、みたいなのに次々に殺されるという悪夢。そしてそのおぞましさのピークとして醜悪な殺人鬼のセックスの下敷き、というかなりのエグさ(笑える)。ある意味ロジカルで丹精な演出(地面に釘を見た時には吹き出しそうになったけど)。音の付け方はかなりのオマージュ的な音付けだけどもそれが本当にいい怖さを演出していた。
タイトルにもなっている「X FACTOR」とは何だったのか?
典型的な「田舎ホラー」だが、欲求不満のお婆さんと偏屈なお爺さんが、間抜けな若者たちを殺しまくるだけで、何の「ひねり」もサプライズもないのは、どうしたことか?
そもそも、ヨボヨボの老人たちが殺人鬼では、サスペンスとしてのハラハラドキドキも感じられないし、かといって、心に響くエピソードや台詞があるわけでもない。「これはコメディーなんだ」と割り切ろうとしても、見たくもない老人同士のセックス・シーンを見せられて、笑うに笑えない。
いったい、何がしたくて、何を伝えたいのか?製作者の意図が、まったく分からない。そんな思いでエンドクレジットを眺めていたら、いきなり次回作の予告編が始まるが、もしかしたら、そこで、驚くべき事実が明らかになるのだろうか?そうとでも考えないと、何を見てしまったんだと、やりきれない気持ちになる映画だった。
ジャンプスケア多めのミッドサマー
まず、普通に怖かったです。いや、怖かったというより、びっくりしたですかね。
感覚的にはドントブリーズとミッドサマーを合わせた感じ。ドントブリーズのような、暗闇からいきなり現れるようなジャンプスケアが多く見られ、そこがビビりながらも、楽しめた点だった。
ミッドサマーと比べると素直に楽しめた。ただ気持ち悪いだけで終わらず、最後は主人公のマクシーンが最後に勝つ(脱出に成功)できたことは、スッキリできて個人的に楽しめました。ただ、性がテーマと見せかけての、老化に対する恐怖がテーマでしたね。じいさん婆さんがセックスするシーンはなかなかキツかったが、ミッドサマーの時よりは気持ち悪さを感じなかった。
クソホラー映画だ 続編楽しみ
1970年代後半から80年代にかけてたしかにこういったホラーたくさんあったな。なんか懐かしい。
音楽最高。字幕で歌詞が入るのがいい。
エロもグロももっといっちゃってるかと思ってた。
期待しすぎてた。
もっとバカな若い子たちがキャーキャーいってる映画かと思ってた。エロいシーンも映画の撮影シーンだからあんまり興奮しないし。
おばあちゃん、誰が演じてるのか気づかなかった。
だからちょっと違和感あったのか。
枯れてて実に気味が悪かったけど、あのおばあちゃんがもっとギラギラした性欲モンスターみたいだったらなぁ。作品のテイストが変わってしまったかもしれないけど、もっと笑える映画になってたと思う。
「PLAN 75」も年寄りにはきつかったけど、この映画もある意味で年寄りにはつらいものがあります。
前の週に公開された「ブラック・フォン」は後味の良い感動作だったけど、今作は気色悪かったな。
ホラーでもいろんな作品があるから映画って面白い。
予告編が映像もきれいで続編がすごく楽しみ。
XというよりSEX
パンフレットが昔のエロ本風で非常にこっていた。
スタッフロールの後にサプライズで次回作予告があったのですが私はそういうフェイク映像だと思いこみました。
ところが記事を読むとフェイクではなく全3部作構想で2作目は撮影しているとの事。
ヒロインと老婆が同じ役者だとは記事を読むまで全く気づかなかった。
2作目は前日譚でヒロインが老婆の若かりしころを演じるとの事。
こりすぎていて映画見ただけじゃわかりません。
失われてゆく若さとアメリカン・ドリーム…私らしくない人生は受け入れない"聖なる介入"
羨望と嫉妬の眼差し --- 選曲も歌詞込みでいい!Act Naturally、フリートウッド・マックのLandslide(名曲!)に、ブルー・オイスター・カルトの(Don't Fear) The Reaper(名曲!)、そして絶対的にノれるBad Case of Loving Youである。
エクストリームなXファクター(特別な才能/未知の要因) ---『悪魔のいけにえ』はじめ70年代ホラー、グラインドハウスの再来復活。そして、それらに象徴されるアメリカの田舎とヤバい家族/夫婦!ファイナルガールとなる主人公マキシーンのヤク中描写はヒッピー的時代背景/世相も踏まえてのことだろうか?それとも、そう言うには劇中の時代設定は少し遅いだろうか…ともあれそうした面が本作では最後まで解決していなかったのも印象的だったかも。テレビに映る教祖様に親との問題も次回作以降に残して。
今をときめくA24初の3部作となることが既に発表されている --- とは言ってもやっぱり監督/脚本/製作を務めるタイ・ウェストの功績である --- 本作は、エンジンこそかかるのに時間がかかるけど、それでもやっぱり魅力的な作品だ。印象的なシーンも多く、この血祭りを堪能した。『Pearl パール』早く見たい!楽しみ。
勝手に関連作『フィアーストリート』
「あんたの今が不幸なのはあんたのせいよ!」って結構刺さるかも。
予告ティーザーからイメージできる展開通りで、意外性というと殺人の動機ぐらいだった。
作品のこだわりの一つである「70年代」の雰囲気はタイトルフォント、音楽、衣装と凝った演出でうまく表現。
ジャクソンというベタな名前の黒人役の男優が「燃えよドラゴン」に出てくるような典型的なアフロ(すこし小さめだけど)で細マッチョだったのはツボだった。(逆光でブラブラw)
逆にこだわりではない?特殊メイクは少し残念で老夫婦はドッキリのだまし役のようなチープさで暗闇を上手く使いごまかしているかのよう。
主人公のミア・ゴスは顔じゅうそばかすだらけの特殊メイクを施し、ドラッグを常用させ、敢えて美しいだけでなく醜い部分も撮ることでもう一つのこだわりである「不快感」を煽ると言うのは狙いなのだろうが、「老い」や「老人の性」についても同じく醜悪に撮っていることを手放しで面白いと感じられなかった自分は年を取り過ぎたのかな・・・。
どうした自分⁉️
人生に無駄な経験なんてないんだ。
表現自体はさまざまですが、青春ドラマやヒューマンドラマなどで、よくこんなことを聞きます。
だから、この映画だってきっと何か、自分にとって糧になるものがあるに違いない。
オマケ映像は望外に楽しかったですしね。
とレビュー書こうとしたら、なんとまあ、多くの方からの高評価にビックリ❗️
どうした自分?
何かあったのか?
きっとその時々の心持ちにより大きく反響が分かれる映画。ということはそれだけインパクトのある映画であることは確かだと思います。
結構笑えました
先が読めすぎて、ある意味爽快です。
そろそろ誰か殺されるかな、と思っていたら、始まったかぁ。
序盤のワニは誰が犠牲になるのかな、あ、そっちの人でしたか。
じいさんの心臓発作、ベッドの上だったら最高だったんだけど、そこですか。
上記2箇所の予想が外れました。
ブリーフ一丁で、しかも裸足。先には釘が待っている。
もちろん踏んでくれますよね? どうもありがとう御座います。間抜けを絵に描いたシーン、最高でした。
真面目に捉えない方が楽しめる作品ではないでしょうか
ヨボヨボなのに
103本目。
繋ぎ方が面白かったし、サービスありではあるけれど、中々事が起こらない。
集中力切れて軽く寝落ちしたけど、もう後から起こる事が自分の中では予定調和でシラケ気味。
まあアレだけは意外だったけど、あんなヨボヨボで?とは思うけど、思っちゃいけないんだろう。
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