そして、バトンは渡されたのレビュー・感想・評価
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深い作品ではないが、心に残るものがあった
ストーリーとしては少し無理矢理なところもあるし、ミステリー要素としても深いわけではなかったが、自分の思いとして父親からバトンは渡されたと言う感覚があるからか、自分としてジーンとくるものがあった。少しミステリー要素がずっと空気感としてありながら、ずっとあったかい作品で、どこでどんでん返しが来るのかと思った。最後までその温度感が維持されて良い作品だった。
タイトルありき
原作はちゃんと納得させてくれるのだろうか?
ラストシーンとタイトルありきで考えられたストーリーなんですかね。なんとか辻褄を合わせる為にリカの設定が決められたようにしか思えませんでした。
もし、その設定に説得力を持たせたかったならばリカの前半生をしっかり描いておく必要があったと思いますが、それをやるとネタバレになってしまうというジレンマに陥ったことでしょう。
少ない売れっ子俳優を徹底的に画面に映してコスト削減を図ったようにも思えるしつこさもあって何度も離脱。映画館で観ていたらどんな疲労感だったのか。
最後に、集合写真で生みの母親の写真が無かったのは単に忘れたんですよね?
幸せしかない気持ちいい映画
アマプラにて。
配役が全員、役に合っていた。
嫌な登場人物が一人もいなくて、全員が自分の幸せと、他人の幸せを願い、優しさを与え合って生きていく、見ている方も幸せな気持ちになる映画だった。
母と娘の話は涙が自然と出てくる。
原作も忘れた頃に読みたいな。
在りえないくらいイイヒトたち
自由奔放好き勝手な女と、甘えを許容する男たちの織り成すファンタジー……☆1.5
何処に感動要素が?と思わせての、終盤からの答え合わせ的な裏事情の暴露で一気に深みがでてくる。
ちょっとリアルに欠ける場面も有るものの、終盤に受ける衝撃にはヤラレる。
序盤、そんなに起伏も感じず興味深い要素も無いのに、飽きさせない流れを持つ作品。
きっと2回目の観賞で散りばめられた伏線で泣けるかも。
このトリックは小気味よくハマる。
後半30分は涙…涙…。
父親として娘と向き合う。
母親として娘と向き合う。
血縁の有無を越えたそれぞれの形で娘と向き合う愛がある。
なんだろっ…。
人は人を思いやることによって、人が救われ、自分自身も救われることになったり…。
今だけ、金だけ、自分だけの人間には絶対に理解出来ない真理と言える愛と幸せがある。
そんなものをとても感じさせてくれた。
後半、涙が止まらなかった…。
そんな馬鹿な人間のレビューです。
原作と違うじゃん。
違う話しになっとるやん、みーたんて誰やねん、と思うくらい違うんですよ、原作とこの映画のあらすじは。たしかに無理はある。だけど、涙の量はかなり多め。映画の方が。脚本と編集とキャスティングでのアレンジが素晴らしい。
原作は、ラストの方でページをめくるのももどかしいほどハマったので、映画を観るのは避けていました。
ところがどっこい。
いや、ハマったなんてものではない。
いつか観るつもりで録っておいた去年の放映を、CMとばしながら5回ほど繰り返し観てしまった。
主人公がそれぞれの家族で過ごす年代を変え、シーンも変えて、(映画では削ってたけど)原作の大事なセリフをちりばめつつも、死ななかったはずの人を死なせてまで、こね繰りまわしてひねり出した脚本だもの。そりゃあ無理も出ますって。でも原作の匂いを消さずによくぞここまで、と思いますよ。
キャラを少しずつ変えているから、役者ありきで当て書きしたとこもあるかも。でも素直な気持ちで原作を越えたと言えます。
それにしても美人だね、永野芽郁と石原さとみ。優子ちゃんの顎に手をやる仕草と目の演技、梨花さんの美魔女振りに何度も巻き戻しました。皆良い、はまり役。キャスティングの妙。
森宮さん、水戸さんの奥さん、泉ヶ原さん、みーたん、木野花さんの最後の涙。
ちゃんとCM無しのやつを観ないとイカンね。放映では無かった、エンドロールが良いという人もいたし。
森宮父さんが中でも素敵!
2つの家庭がどう繋がって行くのか?中々明かされない様なストーリー展開なのだけど、やっぱりそうなんだって。こう言う家庭(過程?)になっていく事が現実にも起きる事はあるかも知れない。少ないだろうけど。森宮父さん、茂ちゃん父さんも寛大でみんな本当にいい男ばかり!梨花母さんは優子を愛している事が分かったから何かあるのだろうなぁとは思ったけれど。
みんな良い人ばかりの良い映画でした♪
ピアノ練習嫌いで悩まされた自分の過去、母親の愛、父親との関係、色々と思い出されたりして、今このタイミングで『この映画』と出会ったのは何なのだろう?と思いながら観ました。
原作未読
名字が4回変わるという事が冒頭で告げられ
どんな展開で変わるのか、、
梨花さんの名字も途中で入るのね。
2つの家族が繋がって伏線が回収されていくと同時に
涙がこぼれたけれど
梨花のキャラって原作でもあんなに
高級ブランドを買い漁る派手な女なの?
服を買って食べるものがないとか
高級服に身を包み、病院の治療費を元夫に無心に行くとか
奔放さと、みぃたんへの愛情となんだかうまく
一致しなかったなぁ。
そもそも最初は工場勤務の女性だし、、
病気があるなら2番目の財産のあるお父さんの元で
治療しながら家族愛を育んでみぃたんと暮らすのが良かったのではないか。
実父にも義母にも捨てられた優子の気持ちを考えたのか
いや、3人の夫がいい人で梨花を受け入れてるから
泣けるんだけど見方によってはとんでもない女で
優子がとんでもない子に育つ可能性だってあったよな。
永野芽郁ちゃんのピュアな演技には拍手。
4人目の父親目線
予告編を観た印象では、大体想像できそうで、感動もお約束のような印象だったので、失礼ながらそれほど目新しさを期待せずにDVD観賞しました。まずもってよかったのは、どの登場人物も等身大かつ魅力的だったこと。森宮壮介(田中圭)の平凡の中に光るものがあるキャラ設定に共感でしたし、何よりも森宮優子役が永野芽郁だからこそ、この映画全体を包み込んでいる清々しさが存分に表現できていたように感じました。そしていよいよ混迷を極めた親子関係からの巣立ちの時に、とっても好青年に見える早瀬賢人(岡田健史)だからこそ、モノローグ「そして、僕にバトンが渡された」が心の隅々まで染みて、まるで優子の4人目の父親目線で見守ってしまいました(笑)。この物語はかなり特異なシチュエーションを描いていますが、親から子へと命のバトンが渡されるイメージとも重なって、多くの人に響いたように感じました。エンドロールに前田哲監督の名前を見つけて、「見覚えがあるなぁ」と確認してガッテンしました!比較的最近観た「老後の資金が足りません」(21)もとても好きな作品だし、何よりも「極道めし」(11)が大好きなので、着々と傑作を撮り続けていることが嬉しかったです。
宣伝がジャマしてた
稲垣来泉ちゃんは永野芽郁ちゃんの子供時代、ピッタリだなと思って見始めたが、なかなか交わらない…別の役なのか?と思いはじめた頃に、やっぱり一緒の人物なんだ!そういう風に繋がるんだと驚かされた。
その時点で、もう一度最初から見ないと終われない…と。
卒業式で二人が重なったときには涙、、来泉ちゃん→芽郁ちゃん、いいバトンが渡った。
でも、まだ映画は半分。そこからは時間を忘れ、惹き付けられ、終盤は涙がとまらない。
心が温かくなる映画です。
それにしても石原さとみさんの美しさにうっとり。魅力的で、危ないと分かりつつも一目惚れしてしまう気持ちが、女性でも分かる!この役はハマリ役でした。そして、泉ヶ原さんの言葉にもあったように、なりふり構わず一生懸命な姿が助けてあげたいと思わせる、愛おしさも兼ね備えていた。
ただの魔性の女の役と思い込んで見ていたので、いつか豹変して虐待でもするのかと思ったが、いい意味で裏切られた。
本当に愛があったとしたら、なぜ?の疑問も最後に解かれ、すべてが府に落ちる展開だった。
父親3人の配役もピッタリでこの映画に説得力をもたせている。
時間をおいて、きっとまた見たくなる映画。
時間をおいて、また見た感想は…
何度見ても幸せな涙を流せる映画です!
いい人たちに囲まれる幸せ
配役のバランスは非常に無難だなと思いました。お金持ちの役で出演されている市村正親さんもフィットしていましたし、子役の方も素晴らしい演技でした。欲を言えば、義理の父・森宮さんの役ををもう少し人の良い天然キャラな人だともっと好みでした。
原作を読み、映画を観てしみじみと思うことがあります。子育てを実の親だけの義務と捉えずに、いろんな人が関わっていいのではないか、と。多感な時期に扱いが難しい時もあるでしょうけど、家庭崩壊しているようなところよりももっと幸せな居場所はあるよ、と思うのです。
トー横キッズな少年少女や、それに近い子たちが、保護施設のような場所ではなく、もう少しゆるい関係性で居場所があると気持ちが軽くなるのではいかな。何かあったら訴えられるから、そんなことやる人はホントにいいひとなんでしょうけどね。でも、そんな環境があれば応援したいですね。
バトンかぁ
予備知識全くなしで、案の定、石原さとみの服装や波瀾万丈の自分勝手な母親と思い込み、可哀想なみぃたん。。。幸せになってほしいなぁと観ていた(~_~;)
おいおいオイオイ、最初から最後までこの子は幸せだったじゃないかぁ(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
子供を失う怖さは親になってみないと分からない、それでも子供の為に身を引いて見守る母親の姿。子供の為に身を粉にして守る父親の姿。そこには家族の愛以外何物もない。。。
そんなバトンを次に繋いでいく物語…俺も娘をいつか誰かに繋ぐ日が来るのかなと思うと感慨深くなるわ‼︎
いい映画でした。
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