バスカヴィル家の犬 シャーロック劇場版のレビュー・感想・評価
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人は見かけによらぬもの
ディーン・フジオカのいいところが全部出た作品である。頭の切れのよさを感じさせる滑舌のいい台詞回し、機敏でスタミナ抜群の身体能力。ファンはさぞ嬉しいだろう。
ミステリーとしての話の進め方が面白い。テレビ電話を取り入れているのは現代的だ。最終的に問題を解決するのはオンラインではなくオフライン、つまり現実の人間の行動だというところにリアリティがある。
島に古くからある魔犬の言い伝え、遺伝子操作による巨大犬の都市伝説、資産家の娘の誘拐未遂事件、それに16年前の未解決の誘拐事件が重なり、さらには地震予知学者も登場して、物語は複雑な様相を見せる。シャーロック・ホームズばりの優れた頭脳の持ち主でなければ解決するのは難しい。ワクワクする展開だ。流石にコナン・ドイル原案だけのことはある。
役者陣は概ね好演。椎名桔平は貫禄の存在感だったし、西村雅彦は、変な言い方だが安定の怪演だった。広末涼子はおばさんの役だが、コケティッシュな魅力は健在である。
アホなユーチューバーが意外と常識人なところが笑えた。人は見かけによらないという真実は、本作品のもうひとつのリアリティでもある。
最後の最後まで
結末は最後に明かされる。最近、広末さんは何か犯人役、黒幕が多い気がする。椎名桔平さんの役は奥様(稲森いずみ)と新木優子さんを守るため秘密を誰にも言わず、ちょっとかわいそうでした。がんちゃんは獅子雄とのコンビがぴったりだよね。また、続編があれば観るね。獅子雄さんのクールさとがんちゃんはイケメン最強バディだね。
市川崑ならどう撮るか
瀬戸内海の孤島で起きる猟奇的事件と言えば金田一耕助だが、シャーロック・ホームズの舞台になるとは思いませんでしたよ。
「パスガヴィルの犬」と言えば子供のときに読んだきりで、リンを体に纏って光る犬の描写があったように思いました(別の話かも)。なかなかのホラーだったように思いましたがあっているかなあ?
初めに褒める
ディーンフジオカや岩田剛典、西村まさ彦、稲森いずみなど、とてもうまい役者が揃っていて圧巻!
ヒロインの新木優子も、花を添えていた。
イケメンと美人が出ていても、みんな芸達者で良かった。
ところが最近は俳優不足なのか同じような俳優が出すぎているとおもう。ここでも、出てくる主要な人物に有名俳優を使うから、犯人も意外性が無くなっている。例えば椎名桔平を執事とか広末涼子をリフォーム屋とかにすれば、この人達なんかあるって思うでしょ。役が意外すぎるから。
最初の粕壁家の当主(西村まさ彦)が死ぬシーンは、それをモニター越しに見ていた獅子雄達がいるから犯人不在の上事件性がないと普通は判断されるはずだが、狂犬病なんて日本に存在しない病気を持ってくれば他殺って話になる。ここは、せっかくの密室トリックなのだから工夫して欲しかったな。
ドローンを使った魔犬よりリンで光る魔犬の方がよほど不気味。ドローンは音でわかりそうなもだし。
新木優子はいいねえ。長いまつ毛と大きな目、ナイススタイル。
市川崑の映画で言う、浅野ゆう子、大原麗子(獄門島)、桜田淳子(病院坂)、中井貴惠(女王蜂)、岸本加世子(悪霊島)みたいな役回りですかね。島田陽子を忘れていた。
やっぱり何となくスタジオで撮ってるのって思うくらいスケールが小さいと思うのは何故かなあ。テレビでいいでしょというのが視聴後の感想。
獅子雄そんなに叫ぶ?
いつも冷静な獅子雄が最後にあんなに取り乱した時はワクワクしましたが、CMでもありましたがそんなに叫んじゃう?という感じで終わりました。
今回は2人のバディより新木さん演じる紅と広末さん夫婦の演技が光ってました。
あとスクリーンで観て良かったと思えるシーンがあればという印象です。
ハスキーのビル君が特に何もなかったような気が?
とりあえず、イケメンみたくて観たので満足しました。
テレビドラマシリーズとは別物?
テレビドラマシリーズから大好きで、待ちに待った映画だった。
けれど、テレビドラマシリーズを特に踏襲することはなく、江藤はいつの間にかまた出世しているし、獅子雄と若宮は若宮がずっと獅子雄を待っていた筈の部屋ではなくもっと汚い狭い部屋に引っ越している。江藤の出世には二人の協力は欠かせない筈なのに、二人は貯金残高も蓮壁氏に100万振り込まれるまでたったの60,012円の貧乏暮らし。獅子雄のいない間には降格してしまった江藤刑事がまた出世していたのに?と、疑問がわく。
獅子雄が若宮に残した筈のバイオリンも出て来ず、ドラマとは全く別の話なのか?と思った。
事件の話。
個人的に、もうすぐ1歳になる女児がいる身としては、あおみちゃんが攫われるシーンも冨楽夫妻があおみちゃんを探し回るシーンも、大きくなったあおみちゃんが自分の本当の部屋に赤ちゃんの時からの全ての行事のための物を買い揃えてもらってあるのを見たシーンも、もう嗚咽を漏らすのを堪えるのが必死なくらい涙と鼻水でボロボロになってしまった。
全く落ち度がなかったのに赤ちゃんを攫われ、最終的には諸共死んでしまう冨楽朗子さんが可哀想で仕方なかったけれど、映画で若宮が「これからの人生で親らしいことをすべきだ」「たくさん名前を呼んであげて」と言っていたその表情や声音にはとても説得力があった。
たった一言、「お金なんかいらないから、3人で一緒に暮らそう」って娘を説得できなかったことが、冨楽夫妻の過ちなのだろう、と思った。
蓮壁家の人間に関しては、はっきり言って死んで当然!と思っていたけれど、やっぱりあの本物のベニちゃんが浴槽に沈んでいるのを見つけたシーンは何度見ても胸がギュっとする。
蓮壁夫人は夫に心身を支配された憐れな女性、という目になった。
馬場が死んでいるのを見つけた獅子雄の慟哭は、それだけ見たら感動的なのかもしれないが、テレビドラマシリーズから観ている身としては、そこまで馬場との関わりも無いのに、単に自分の推理ミスでみすみす死なせてしまったことを悔やむにしては、馬場の亡骸に触れるシーンが馬場自身への思いに見えてしまい、「えっ、何で?」と思ってしまった。
ずっと付きまとっていて、あまつさえその恋心を応援していた捨井相手だったらまだ分かったのだが。
心にずっしり来る、誰も幸せじゃない、皆がそれぞれに不幸を抱えていて、観終わった後沈んでしまう。
唯一、獅子雄と若宮の家のベッドにヴィルのようなぬいぐるみがいるのと、ペットのウェブサイトが開かれたPCに、ヴィルを忍ぶ若宮のために獅子雄が色々見ているのかな、と思いめぐらせてほっこりした。
テレビドラマシリーズ第2弾で、もう少しバディ感を見たい。
なぜか盛り上がらない
TVシリーズは少し見たので少しは期待
日本映画の悪いところ、キーとなる人物に有名人
直ぐに推測できてしまうけど、思ったより活躍しない・・・・
凄惨な事件の割にあっさりし過ぎて盛り上がらない
最後のオチも映像が今一つであることもあって、これは無いでしょう!
人間ドラマとして楽しめました
原作は有名なコナン・ドイルの「バスカヴィル家の犬」ですが、そもそも読んだことがないので、本作がどのくらいそれを下敷としてなぞっているかはわかりません。それでも、ミステリーとしても、人間ドラマとしても、なかなかおもしろかったです。
ストーリーは、資産家・蓮壁千鶴男から娘の誘拐事件の捜査依頼を受けた、犯罪捜査コンサルタント・誉獅子雄と精神科医・若宮潤一が、誘拐事件とその捜査依頼中に変死した蓮壁の死の真相を解明していくというもの。瀬戸内海の離島を舞台に、資産家の財産をめぐるというミステリーの鉄板設定に、島に伝わる「魔犬の呪い」の謎を加えて、あやしい雰囲気を盛り立てます。
とはいうものの、正直言って前半はなかなか作品世界に浸れず、少々退屈でした。テンポは悪くないと思うのですが、テレビドラマとは異なる獅子雄と若宮の雰囲気に違和感を覚えたり、いま何が起きているのかがよくわからなかったり、劇場スピーカーの音量バランスが悪かったりで、細かな要因が重なって今ひとつ集中できなかったせいかもしれません。
しかし、後半、誘拐された娘の秘密が明らかになってからは、がぜんおもしろくなります。前半から周到に用意した伏線が、次々と回収される心地よさを感じました。特に、獅子雄が単独で進めていた捜査が一つの真実に収束していく展開は、とてもおもしろかったです。ただ、あまりに高速推理すぎて、獅子雄が何に気づいて何を調べているのかがよくわからなかったので、できれば、その伏線をもう少しわかりやすく描いて、私のように鈍感な観客にも推理を楽しませてほしかったところです。それと、ラストはもう少し別の形で締めてほしかったです。
主演は、ディーン・フジオカさんと岩田剛典くんで、テレビシリーズからの続投です。脇を固めるのは、新木優子さん、西村まさ彦さん、稲森いずみさん、広末涼子さん、小泉孝太郎さんらで、なかなかの顔ぶれが並びます。中でも、椎名桔平さんが、序盤からいい芝居をしていました。おかげで本作は、脚本によるミステリーのおもしろさよりも、役者陣の奮闘による人間ドラマとしての味わいを感じました。
本作レビューとは関係ないですが、前述のように上映スクリーンの音響が悪すぎて、台詞がかなりチープな音で聞き取りにくく、前後の音量バランスも逆転していて、気になって全く集中できませんでした。上映後に劇場スタッフに声をかけてみたのですが、異常なしとのことだったので、自分の耳がおかしかったのかもしれません。とくに音響にこだわりがあるわけではないのですが、音だけでこんなに鑑賞気分が左右されるとは…。音も作品の重要な要素だと改めて気づかされました。
つまらなくはないよ
話は良く練れてるし、金田一っぽい舞台仕掛けも面白いし、最後に地震で全部放り投げるのもそれっぽいし、いいんだよね。でも、なんかシックリこないの。
何でだろうなと思ったんだけど、ディーン・フジオカ演じる獅子雄がどんな人なのか良く分かんないんだよね。なんか傍若無人っぽい人だなと思うんだけど、それ以上のものがないの。
岩ちゃん演じる若宮も良く分からないね。新木優子にすぐ惚れるから、惚れっぽい人なのかな。
小泉孝太郎も岩ちゃんも新木優子に惹かれる設定なんだけど、説得力がちょっとないの。金田一の時代だと、みんな綺麗な服が着れなかったりするから、お嬢様が着飾ってるとみんなポーっとなってしまうっていうのは分かるのね。でも今の時代だと、新木優子ばりの美人は若干見慣れてるから、容姿だけで惹かれるのは難しいかな。
それで、小泉孝太郎の役も良く分かんないんだよね。必要だったかな。岩ちゃんが間抜けな警官役で「犯人はこいつだ」とやるためにいる人みたいな感じだけど、いなくても話は成立しそう。
「キャラ起ちが甘かったなあ」と思ったんだけど、ドラマ版あったんだね。それを観てるとキャラが分かるから文句なく面白いのかな。
アントールドで無くなると…
月9シャーロックを今更映画化。
映画にする程視聴率あったっけ?何故⁈
最近一挙再放送もあったので観てみる事に。
うん、駄作(笑)
アントールドだからこそ、シャーロックホームズをモチーフに色々脚色も出来ていた。
これは原典あり。
比べてしまう。原典も色々問題あったけど、こちらは更に斜め上をいく展開。
原典モチーフなのか若宮はキレやすく叫ぶだけの馬鹿キャラ。
獅子雄は傍若無人ぶりが激しくなっている。
どうしてリフォーム屋は娘がわかったのか?
しかも目で。背中の痣は後回し。
親子関係分かったら、いきなり娘と接触。
いやいや順番違うのでは。
ショッピングモールもキャバクラもある瀬戸内の島とか小豆島かよ。
途中PCにあった遺伝子操作のデカ犬話とか何これ、ミスリードさせたかったの?
脚本が破綻してます。
シャーロックのフォーマット、最初の画面にシャーロックと書く作業とか必要だったのでは?
何より、映画にするなら緋色の研究かシャーロックホームズの帰還を選べば良かったのに。
最後は誰も救われないバッドエンド。
リフォーム屋も先生も紅もワンちゃんも桔平も。
皆殺しエンドとは。
久々に救いのない、退屈な映画を観た。
細部の登場人物まで売れっ子俳優が。
原作もドラマも知らず・・・な状態で鑑賞。
前半は火サスくらいのものか!?と見たことを後悔しかけていたが、話が進むにつれてちょっとしたどんでん返しや伏線の回収もすべてちゃんとしてくれてたので、ん?と立ち止まることなく見ることができて、その点ではすっきりした。
ただ、前半の2時間サスペンスを彷彿とさせる感じと、最後の地震でクオリティを下げているのがもったいない。後半の怒涛の展開がよかっただけに。
これはサスペンスであるが、人間模様を描いた作品とも言える。ジャンル分けは難しい。
パスカヴィル要素は薄いかな
広末なリフォーム業者さんとかクセの強そうな准教授とか、序盤は期待値が上がりそうな感じだったものの、最後はそれでいいのかなという感じで少し残念でした。
ビルまで巻き添えっぽい終わりはどうなのか。
最後まで細部までしっかり見ると楽しい
離島を舞台にした事で、地元住民と山の手のお屋敷と言うはっきりしたコントラストある。
ヒエラルキーがほぼ無い現代日本でも、原作の英国クラス社会の物語性を良く表していた。
犯人探しと言うよりも、家族とはなんぞや?と
考えさせられる映画だった。
誉獅子雄はディーン・フジオカのはまり役の一つであると思っていたが、今回の獅子雄を見て、正に日本版シャーロック ・ホームズは彼ありきと認識した。
ドラマ版よりも物語性が強く、岩田剛典演じる若宮と獅子雄が対で事件に関わって行く流れが良かった。
若宮の真っ直ぐな人間性が溢れていて好感。
また、稲森いずみ、椎名桔平、そして新木優子の演技が光る。今後注目する女優の一人となった。
【良かった点】 ドラマ版と一線を画す、ちゃんと邦画版シャーロックホ...
【良かった点】
ドラマ版と一線を画す、ちゃんと邦画版シャーロックホームズをやりたい!という制作人の気概を見た。OPの文字を画面に描くやつとバイオリン推理の描写がないことがその印(個人的にはそれを見たかったのは内緒)。
【良くなかった点】
ラストの原作改変。完全に死んじゃうラストでいいの?、それはずるいというか美談みたくなるのは違うんじゃ?と感じてしまった。しかもそれが地震って。地震学者はそれやりたいだけで登場させたでしょって感じが否めなかった。
最後の最後でようやく・・・といった感じ
演者がキレキレのパフォーンマンスをしている割には、映像は緩い印象で、終始引いた面持ちで見ていた気がします。
音が結構ひどい印象で、しっかりとした映像空間を感じられなかったような・・・
ゆえに正直、あまり面白いとは思えないなぁ、なんて思っていながらの観賞でしたが、まぁ最後の最後はしっかりと取り戻してくれたような気がします。
映画ならでは感がもう少し欲しかったかも
キャストとセットがほんの少しだけ豪華、地方(松山?)ロケ敢行などテレビ番組を劇場版にする時の典型的な手法がちゃんと見られる作品である。
アーサー・コナンドイルのシャーロック・ホームズシリーズ4つの長編原作の一つである「バスカヴィル家の犬」をモチーフにしたとあるが設定から結末まで全く内容は異なる。そもそもバスカヴィル家なんかはどこにも出てこないのでタイトルは変えるべきだったのではなかろうか。
この「シャーロック」はテレビ放映時からリアルタイムで見ていたが、何となく持っていた違和感として助手役の俳優さんがシャーロックに振り回されても常にイケメンであることのような気がしている。
余計なお世話だが時には3枚目に振り切った演技も必要なのかなと思う。
なにせ主役がずっとカッコ良い設定なので。
謳い文句にもあった不気味さや凶々しさは一切見られず、回想シーンをかなり早い段階から始めてしまったことや結末を自然災害に任せてしまったことは脚本家のスキルの低さが伺え、僭越ながらドラマティックやエンターテイメントというものをもう少し学んで欲しいと思った。
小さな島で誘拐された子を探しても見つからないって設定というのはあまりにも酷すぎ。
原作は素晴らしいが…
テレビ番組として放映された『シャーロック』の劇場版。テレビ版は観ていなかったが、原作は、子供時代から大好きな、コナン・ドイルのシャーロック・ホームズ・シリーズということで鑑賞。中でも人気を博す、『バスカヴェル家の犬』をモチーフにしたミステリー・サスペンス。
2つの誘拐事件に連続殺人事件と、なかなか重い内容の展開であり、その舞台となるのが、離島に佇む洋館の大豪邸。そこに集いし登場人物も、早々と死んでしまう大富豪で豪邸の主を筆頭に、常軌を逸した車椅子の妻、遺産を狙う子供達、怪しげな執事、そして、なぜか豪邸のリフォームを請け負う業者と、ミステリーとしては、鉄板とも言えるシチュエーション。
そこに、最近起きた大富豪の娘の誘拐事件の真相を突き止めるように、依頼されたのが、ホームズとワトソンならぬ、探偵の獅子雄と若宮。豪邸内で潜入捜査をする間にも、その島に昔から伝わる黒犬の祟りに擬えた、新たな殺人事件が起きる。そして、事件の真相を突き止めていく中で、17年前に起きた誘拐事件との関りが浮かび上がってくる。
主演のディーン・フジオカの衣装は、ホームズのマントを模しているのだろうし、感情に揺さぶりがあるのも、ホームズの性格と合わせているのだろう。また、常に客観的に見守る態度の精神科医・若宮役の岩田剛典は、ホームズの助手・ワトソンをイメージしているのもよくわかる。
出演者もなかなか豪華。誘拐される娘役には新木優子、執事役に椎名桔平、他にも広末涼子、村上虹郎、佐々木蔵之介、小泉孝太郎、稲森いずみ等が脇を固めている。その分、初っ端から、犯人像も何となく見えてしまうのも事実。
物語の内容も、出演者も悪くないのだが、今ひとつテレビ番組の延長でしかないと感じてしまうのはなぜだろう…。劇場で同じお金を払って『トップ・ガン』を観た後だけに、日本映画の物足りなさを感じてしまう。同じような背景でのカットばかりで、舞台にしても、ロケにしても、掛ける所にお金がかかっていないのが、見え見えでもある。離島の孤島というのに、普通の街が出てきて、現実離れした、祟りに纏わるホラー・ミステリー的な様子も影を潜めている。
原作自体が1889年のイギリスで起きた事件なだけに、本作の設定が、全てにおいて、重厚感が伝わってこなかったのが残念だ。
ラストのラストがなぁ。
テレビシリーズの劇場版だったんですね。知らんかったわ。
以前から気になっていたシャーロックホームズの名作の日本版の映画化と期待したのだが、なんか少し違ったんですかね。
でも、それは、問題無かったですかね。
内容は魔犬の正体など、少し陳腐なところもありますが、全体的にはほぼ満足。
バディの主役2人の掛け合いは笑えたりして面白いです。
誘拐にまつわるラストの切なすぎるエピソードは、ガリレオの様相にも似てきてなんとも涙を誘う。
そんな感じでラストを迎えるのだが、その後の地震のエピソードは、やり過ぎだな。
新木優子は美しい
瀬戸内海の離島で、日本有数の資産家が莫大な遺産を遺して変死した。資産家は死の前に、娘の誘拐未遂事件の犯人捜索を精神科医・若宮に依頼していた。真相を探るべく島へやって来た犯罪捜査コンサルタント・獅子雄と若宮は異様な洋館に住む華麗な一族と怪しい関係者たちと会った。島に古くから伝わる不気味な魔犬の呪いを聞く中で、島内で新たな変死事件が連鎖的に発生した。真相はいかに・・・てな話。
テレビ未視聴だが、問題なく入れた。
ま、有りそうな結末だったが、面白く観れた。
新木優子は相変わらず綺麗だった。
全180件中、121~140件目を表示