地球外少年少女 前編「地球外からの使者」

劇場公開日:

地球外少年少女 前編「地球外からの使者」

解説

2007年放送のテレビアニメ「電脳コイル」が高い評価を獲得した磯光雄監督が、同作以来15年ぶりに手がけた監督作。全6話のシリーズを前後編として公開する劇場上映版の前編。AIが発達し、誰もが宇宙空間に行けるようになった2045年。日本製の宇宙ステーション「あんしん」。地球への移住のためステーションでリハビリを行っていた月生まれの少年・登矢と幼なじみの心葉は、初めての宇宙旅行に地球からやってきた大洋、美衣奈、博士という子どもたちと一緒に、ステーションと彗星の衝突事故に巻き込まれてしまう。大人たちとはぐれ、ネットが切断された閉鎖空間で、子どもたちは時に反発し、時に助け合いながら、さまざまな困難に立ち向かっていく。メインアニメーターに「電脳コイル」にも参加した井上俊之、キャラクターデザインに「交響詩篇エウレカセブン」の吉田健一。登矢役の藤原夏海、心葉役の和氣あず未ほか、小野賢章、赤崎千夏、小林由美子、伊瀬茉莉也が声の出演。

2022年製作/99分/G/日本
配給:アスミック・エース、エイベックス・ピクチャーズ
劇場公開日:2022年1月28日

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(C)MITSUO ISO/avex pictures・地球外少年少女製作委員会

映画レビュー

5.0「楽しい宇宙」を彩るガジェットが満載、心地よい軽さが保たれている凄さ

2022年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「電脳コイル」の磯光雄監督は、本作で「楽しい宇宙」を描きたかったと語っています。少し先の楽しげな未来が感じられるガジェットが満載で、しっかりそれがストーリーに溶け込んでいるので、意識して見なくても十分面白いし、その意味を考えるともっと面白くなるはずです。
「フォロワー数が正義」の宇宙(そら)チューバ―少女など今っぽいキャラクター造形や、ベタなユーモアがところどころで放り込まれているのも楽しく、膨大な考証や設定が背後にあるはずなのに、心地よい軽さが保たれているのは本当に凄いことだと思います。
本作はNetflix版の1~3話にあたる内容で、劇場上映版には冒頭に製作会社のロゴ、最後に後編の予告(YouTubeで公式配信中)が入るところだけ違っています。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

4.5ワクワクする

2022年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

全6話のエピソードを3話ずつに分割して劇場公開。よくあるシリーズアニメの総集編ではなくて、再編集せずにそのまま劇場で上映している。エンドクレジットも各話ごとに流れる。映画館でビンジウォッチングをしているような感覚だ。映画向けにエンドクレジットを抜くぐらいやってもいいのでは、と一瞬思ったりもしたが、各話の絵コンテや演出、参加アニメーターもわかるので、むしろこれでいいなと思い直した。
本作は、SF作品として素晴らしい内容だった。科学的考察とフィクションの飛躍のバランス感覚が良いし、このような技術がある世の中で生きる人間の、当たり前の感覚と、その時代ならではのドラマが盛りだくさんだった。地球外で生まれた少年少女と地球で生まれた少年少女のわだかまりとトラブルからの呉越同舟での協力の中から友情が生まれていく。漂流記ものを宇宙ステーションでやった感じで、トラブル解決の過程で様々なSFギミックと科学ネタが取り入れられる。
前編は、導入編で物語の真相とテーマの深化は後編に持ちこし、「まずはワクワクしてもらおう」という気持ちが溢れている。

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杉本穂高

4.5劇場で観れてラッキーでした

2023年11月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

楽しい

興奮

知的

映画公開当時にBD買って何度も見ているけど、今TV放映しているので折角だからレビューを残したいと思いました。

本編始まってから最後まで見どころ満載で、質の高い無重力空間の描きは何度見ても飽きませんね。

いがみ合ったりワガママ勝手な子がいたり、それでもみんなで危機を乗り越えていく描きが良かった。何ていうか「暗く重い雰囲気」にならない。

しかし問題もありまして

いちいち1話終わるごとにエンディング入れるのはダルかった。
映画公開当時にすでにNetflix(だっけ?)で同時公開されてて、その関係なのだろうけどさ。30分枠で放送する用のまま映画でも上映してたから、ちょっと頂けなかった。

映画は映画向けの編集にして欲しかったな。

それに公開していた劇場も少なかった。自分は本当にたまた目の前にあった映画館で暇つぶしにと入って、1番見やすそうな今作品を選んで観たのです。そして続く後編はもっと行きやすい劇場を探したのですが、全然なかったですね。

もともと映画で当てようという作品では無かったようです。
DVDやBDも劇場で売ってたし。

ともあれ劇場で今作に出会えたのは本当にラッキーでした。

お気に入り作品です。

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ダークブライト

4.0続きがみたい

2023年6月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

Netflixでやっていることは知っていたのですが、Netflixには加入していないので映画館で鑑賞。
続き、早う!が率直な感想です。(でも、Netflixには入らないだろうなw)
割と現実的なところに則して、無理なく作ってあるんじゃないかなあとは思いますが、世界観というか価値観にガンダムの世界、特に逆襲のシャアが結構入っているなあとすぐに感じましたし、ゼロ・グラビティも想起しました。
キャラデザは親しみやすいし、各キャラにピッタリの声優さんだらけだし画もきれいで聞きやすい音響処理でテレビよりは映画館で楽しめるでしょう。

ですが、各話ごとにエンディングクレジットが入ったり「第一話~」とかクレジット入れちゃうのはなあ。。。そのくらいはカットしてくれて方がありがたかったですね。各話ごとにリセットされちゃう感覚だったので。

楽しみにしています。ありがとうございました。

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zem_movie_review

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