ミッドサマーのレビュー・感想・評価
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トラウマをめぐって
美しい映像。
展開は奇抜さもなく着々と進んでいくが、ひとつひとつのシーンのえぐみが重い。
じわじわと、一枚ずつ、道徳観を剥がされていくかんじ。
トラウマ経験が扱われているが、主人公のトラウマ経験に対する周囲のリアクションの差と、トラウマが手放されるシーンが鮮明に焼きつきました。。。
ある痛みが共鳴されるとき、トラウマはその共鳴する集団自体が負うのかもしれない。
2回目は見ない。
しんどい。不気味。
Netflixで早送りしながら見たけどこれ映画館じゃなくて良かった。
そして字幕をつけて無音で見たw
音あったら見れてないと思う。
2回目は見ない。
1回目も見なきゃ良かった。
地獄のウルルン滞在記
「ヘレディタリー継承」のアリ・アスターの新作ということで気にはなっていたけど、グズグズしている間に公開は終了。先日アマプラの見放題に入ってきたのでやっと鑑賞した。
基本的には「悪魔のいけにえ」や「グリーン・インフェルノ」などに代表される、常識の通じない場所に迷い込んでひどい目に遭う系ホラーのプロットに則った作品だから、超常的な存在は出てこないしハッキリと直接的なグロシーンも殆どないけど、アリ・アスタ―の真綿で首を締めるようなあの演出は、観終わった後もずっとボディーブロー食らったみたいにじわじわ効き続ける。
特に、人が死ぬまでを最初から最後までじっくり見せるとことか、ホントに嫌な演出するよね。
また、前作「ヘレディタリー継承」も本作も主人公がカルトに取り込まれるというコンセプトは一緒だけど、前作のピーターはどちらかと言えば本作のクリスチャンに近い感じすべてを奪われた絶望の末に取り込まれるんだけど。逆にダニーはカルトに取り込まれることが彼女にとってある種の救いとして機能してるんだよね。
宗教的儀礼への恐怖
個人的に日本の祭も含めて宗教的な意味合いを持つものに対して恐怖心がある。
より正確に言うなら宗教的儀礼の持つ意味を知らないままにそれに従わされることに、だ。
何故この手順を踏まえるのか、何故この格好になるのか、そしてそれに反した場合どうなるのか。
自分が参加した祭でさえもその奉納されている御神体さえ我々は満足に知らないはずだ。
この作品ではまさによく知りもしないままに好奇心あるいは無教養で祭へと参加した主人公たちはその価値観に大きく揺さぶりをかけられる、気付いた時には抜け出せない深みにハマってしまっていた。
随所に散りばめられた暗示はいささかやりすぎのきらいもあるが、信仰者たちの奇妙な文化を異物感として表現しているのかもしれない。
奇妙なセックス。
グチャグチャになるゴア表現。
など即物的でショッキングなシーンが多い一方で花をふんだんに使った装飾の瑞々しい美しさなど、もう少し描く角度を変えればめちゃくちゃオシャレな作品にも化けた気がする。
カルトノリが好みじゃない
まず登場人物が全員嫌いでした
濃厚メンヘラ女に薄情いい顔しいのごみ彼氏、それを囲むチル友のエリート学生
そこに漬け込むトラディッショナルカルト集団
濃厚メンヘラ女が1番気持ち悪くて大嫌い
きーきーうるさいし
後時間長くて無駄に引っ張りすぎなシーン多すぎ歌とか踊りとか
シーンのカットインもしつこいて
ってなる
稀に見る思わせぶりなクソ映画でした
「?」
まさにタイトル通りの作品。
まじで眠くなるし、ジャンルブレブレだし、気持ち悪いし、謎展開が多すぎる。
ある意味話題作にはなるかなとは思うけど、これを面白いと思える人とはちょっと相容れないかも。
恋愛もの?コメディ?ホラー?
結局なんなの?あれは。
つまらないとかっていう以前に、ずーーーっと不快感に苛まれ続けてた。
なんの音楽もなしの食事シーンとか、ずっと聞こえる赤ちゃんの鳴き声とか、グロいかと思えばエロ?なのかコメディ?みたいなのもある。
見ててずっと手汗が止まらんかった。それくらい不快。
なんか評価二分してるなぁとは思っていたが、見終えて逆に二分していることに驚いた。
こーれはひどい。
二度と見なくていいかな。
同じく見たくなくなった作品に「SEVEN」があるが、あれはまだストーリーが綿密に作り上げられており、ただそのストーリーがエグすぎて心が辛くなったのでもう見たくないなと思った。
ただこれに関してはそのストーリーすら意味不明の連続で、間延び(というか自分から見たら無駄な)するシーンも多いし、グロいのをわざわざドアップで見せつけてきたりとか、何がしたいのか全く意味がわからなかった。
ただただ不快でした。
私は何を見せられているのだ?
全然入り込めなかった。
冒頭の家族を失うくだりがショッキングで、先の展開に期待が高まっただけに残念だ。結局そこがピークで後は見なくても良いような感じだった。
奇抜にしようと頑張ってる感じに見えてしまいシラけた。冒頭の衝撃的な出来事にもっと意味を持たせて欲しかった。
刺激的
兎に角、刺激的な映像が満載
田園風景に釣られてはいけない
ペアチケットで見た人の感想が気になる
これはかなり気まずい映画で
ラストも人を選ぶ仕様
一部界隈で高評価なので前々から見ようかな、とは思ってたけど
ウィッカーマン、グリーン・インフェルノ的な気配を感じ取って二の足を踏んでいた。
某配信者のウォッチパーティーでやってて、ちょうどいい機会だったので視聴
想像よりも、かなりのぶっとんだ映画だったが、ストーリーは個人的に予想可能な展開の範疇、食傷気味なので実況コメント見ながらじゃなかったら早送りしてた
閉鎖したコミュニティの気持ちの悪さ
古い儀式、風習
小道具の細かさ
画面の明るさと凄惨さ
行き過ぎレベルのゴア表現
映画の画面づくりはとても良かったが
シュールすぎて笑えてくるシーンが多すぎて、なんとも言えない気持ちにさせられた
ダイレクトホース
原形なくなるレベルの損傷
毛
アシストババア
干鰯、もしくは犬神家
ペラッペラ
着ぐるみ
家族、友達で見ると気まずい
ツッコミどころ満載でネットでやいのやいの言いながら見るのは楽しいが、地上波では絶対に見れないタイプの映画なので、ウォッチパーティで見れたのは良かった
長時間、生理的嫌悪感のある映像が多数
個人的にはあまり好きではないが
新しい映画の楽しみ方を知った作品だった
てっきりひと夏の青春ものだと思い、何も知らずに観てしまいました。実...
てっきりひと夏の青春ものだと思い、何も知らずに観てしまいました。実際、スウェーデン着いたあたりは、バカンスっぽい感じだったしw
それが段々怪しくなってきて...
見終えたあとなんとも言えない気持ち悪さが残りましたが、独特の世界観にどこか惹かれるところもあり...
いつかまた観たいなと。
2021.9.23 2回目 アマプラ
一周まわって良い映画
熊が焼かれるシーンのシュールさったら。
本気なのか冗談なのか曖昧なラインで進んでいくホラー。
いや、ホラーって言っていいのかな。
はっきりした悪意を持ってる登場人物は一人もいないのに
それでも進んでいく凄惨な事態っていう。
主人公・ダニーにとってはハッピーエンドなんだけど
”オズの魔法使い”よろしく旅の一行にとっては…。
先述のシュールさもあって初めは呆気にとられるけど
見た後も意識のどこかに引っ掛かり続けるのは確かだし
物語のいろんな側面も含めて、作りこみがしっかりした作品だ。
ひとつ圧倒的に説明不足だったと感じるのは”90年に一度”の部分。
それだけ盛大な祭なのは分かるんだけど、その頻度にしてはみんな慣れすぎてないか?と。
物語の根幹にかかわる部分だけに
そこは自己消化に任せるんじゃなく、ちゃんと説明して欲しかった。
ともあれ、テーマの掘り下げがしっかりした”作品”であることに変わりはない。
好きかどうかは置いといて、間違いなく良い映画だったと思う。
いい意味で悪趣味
話題になっていたのでアマプラで鑑賞。ストーリーは分かりやすい。映画の冒頭、冬の映像にミッドサマーとタイトルを乗せるのが、いい意味で悪趣味だと思う。白夜の柔らかい光、花に満ちた清らかな映像と、奇異でグロテスクなストーリーのギャップ。おそらくこれは違和感そのものを楽しむ映画なのだろう。怖いとはいえ内面を抉り取るほどの怖さではなく、ポスターなどを見ても美しさがより印象に残るのが、高評価に繋がるうまさだと思う。
〈郷に入れば郷に従え〉
主人公のダニーは、信じられないくらい悲しい事件が起こり、恋人のクリスチャンを頼りますが、クリスチャンは友人達に彼女は病気だなどと言われ、愛がどんどん冷めていきます。そんな折りに友人の内の一人に海外に誘われ、ダニーも一緒に異なる文化の北欧の村のコミュニティに参加します。そこで冒頭のシーンにあるような世界がひっくり返る経験をします。最初に違和感を感じる性的な描写や、後々の死に繋がっていく命の輪へのショッキングなシーンは、観る人を確実に選びます。ディレクターズカットシーンも観ましたが、子供を生贄に捧げるような描写があり、それは本当にハラハラしました。主人公とその彼氏は困惑しながらも、村の文化に対応していきますが、一部の理解できない外部の人間には最初は村の人たちも優しく諭しますが、やはり生きては帰れません。花が咲くように、命は巡るように生贄としての肉となります。後日、ダニーは村の女王を決める踊りで最後の一人となり、優勝します。彼女はその村の『女王』として、共同体の『家族』となります。一方、主人公の彼氏は、村の女の子に誘われ、裸の女性が何人も手を繋いでる儀式の場で、その子とまぐわいます。しかし、そのシーンをダニーは鍵穴から観てしまいました。すると、女王の使者の女性たちが激しく嗚咽する彼女と共に嗚咽し、泣くと泣き、女王と同じ『共感』をします。そのシーンは、優しさもありますが言葉にできない怖さがあります。後日、山の神に捧げる生贄が必要となります。その決定権は女王となったダニーです。命の循環のために命を捧げます。女王が最後に高らかに笑うシーンは圧巻です。徐々に適応していく主人公のダニーと、誘ってくれた友人の思惑と、女王としてダニーが席に着いた際の、草や花のまるで生きているような動き。このコミュニティでは毎日繰り返されているライフサイクルの仕組み。そのすべてが、悲しみのどん底にいた主人公のダニーを呼ぶ為のものだったのではないのかと思います。
「明るいホラー」という視点では面白い。グロシーンは苦手な人には厳しい。
アマプラにて視聴。
公開時に話題になってたから、軽い気持ちで見に行こうかなーと思ってたけど、グロは好きではないので劇場サイズで見なくて正解でした。
「明るいホラー」という、幽霊や怪奇現象ではない不気味さは面白かった。
でも不意打ちでグロをくらったらいやなので、先にネタバレを見てからそういうシーンになりそうなときは薄目で見ました笑
きっといろいろ伏線とか細かい描写とかあって何回も見るとより見方が変わってくるのかもしれないけど、何回も見るエネルギーはないなー。。何回も見たら慣れるのかもだけど。
グロ好きじゃないから、ミッサマに限らずストーリーは面白いと思うけど痛いシーンは好きじゃないって作品が結構あって(SAWとかCUBEとか)、グロカット版を出していただけるとありがたいです笑
同じアリ・アスター監督の「ヘレディタリー/継承」も心と時間に余裕があるときに見てみようかな。
(これも先にネタバレ見てからにしようかな…)
共鳴と依存
主人公のダニーは、家族を一気に亡くして彼氏のクリスチャンに依存している。妹の双極性障害のこともあってか、ダニー自身も精神が不安定で依存気質であり、本人もそれを自覚していて、苦悩しているようだった。
一方クリスチャンはそんなダニーを重荷に感じ始めていて、二人の関係に終わりが近づいているような雰囲気だが、別れる決心がつかずになんとも微妙な関係が続いている。
本当は男友達だけで論文のための研究(と羽目を外すこと)を目的に行くはずだったスウェーデンにダニーも一緒に行くことになり、それがまた絶妙に嫌な空気を醸し出しているので、これは恋愛映画とも言えると思う。そうして訪れたホルガ村で恐ろしいことが起こる、というお話。
主人公たちが訪れたホルガ村は小さなコミュニティで、メンバー同士の絆や先祖に対する尊敬が怖いくらい強く描かれている。印象的だったのは、相手が泣いたら無く、喚いたら喚く、苦しんでいたら苦しむ、というように、ホルガの人たちが感情を共鳴させていたこと。まさに一体となって、全身で感情を表していた。
この共鳴は、研究(私欲)のために禁忌を犯した者や、先祖に対する尊敬の気持ちを欠く者に対して牙をむく。それはそれは恐ろしいやり方で。
怖いと感じるシーンは宗教儀式に関するものばかりだったけれど、やはり所々「そうはならんやろ」と思うところはあった。痛みを感じない、と言われて飲んだ薬?が全然効いていなかったりして、それは薬物による幻覚なんて何の救いにもならない、という意味にも受け取れた。
ダニーは最初クリスチャンに依存していたけど、段々頼りにならなくなってきて、時折投げかけられるペレの言葉に少しずつ絆されて(いるように見えた)、なんだかんだでホルガに適応していく。多分ホルガ特有の共鳴がダニーの依存気質に作用していたんだと思う。
ラストは、ダニーの決断が潔いと感じる部分もありつつ、多分ペレと結ばれるのかな……ペレは実際ダニーに恋心みたいなものを感じていたのかな……と思った。
見ない方がいい、みたいなレビューも見受けられたけど(そしてそう言われると見たくなる不思議)、大人の精神力なら受け止め切れない残忍さでは無かったかな。あまり積極的に勧められない作品であることは事実ですが。
ギャグオカルトという新ジャンル
ギャグでしかない。とにかく爆笑であった笑
謎の公開セックスでは、盛り上げ役?達が喘ぎにチョイチョイ合いの手を入れてくるし、終盤に今更なモザイク入れ出したと思ったら、挙げ句ナマの熊の着ぐるみ着せられたり。え、なんで?www
他にもツッコミ所が満載で、アリ・アスターはもう完全に笑わせに来たとしか思えない。
新ジャンルに出会えたという感覚で楽しかった笑
レビュー
白夜と純白の衣装で明るく牧歌的な画面なのにホラーという斬新な作品でした🦊✨
緊迫感と没入感を掻き立てる音楽と、情報が開示されず、人権より戒律を優先する違和感により、恐怖心と不安が引き出されます😇
ただ、かなりの部分をドラッグに頼ったり、90年ぶりなのに手慣れてる感が異常だったりと、気になる点が多くて、絶賛とはならなかった…
全581件中、121~140件目を表示