劇場公開日 2022年2月11日

ウエスト・サイド・ストーリーのレビュー・感想・評価

全332件中、121~140件目を表示

4.0ただの古典リメイクなんかじゃないよぉ〜☝️

2022年2月23日
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鑑賞方法:映画館

興奮

巨匠スピルバーグが全身全霊を注ぎ作り上げた偉大なる作品のリメイク版を
私ごときが語るなど何様!?😁

冒頭、舞台となる廃墟化しガラクタだらけの50年代の市街地を見た瞬間!
子供の頃、旧作を初めてテレビで観た時とは違うデッカい期待感とワクワク感が湧いてきました

物語全てが「語られてる」圧巻の音楽=ダンス
にはもぉ〜唸るのみ👏

『蒼く深い切なさ』を大人心にドスン!と刻み込まれた今作を
全身全霊で楽しませていただきました
素晴らしき時間をありがとうございました😊

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ねもちゃん

1.5スピルバーグも凡作を作ることはある

2022年2月23日
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鑑賞方法:映画館

 チンピラのクズ同士が争っているように見える映画だ。そして実際にその通りである。クズのクズたる所以は、自分で考えないことにある。その上、無意味に高いプライドがある。だから反省がなく、うまくいかないのは全部他人のせいだという思考回路になる。
 本作品は、クズたちが、社会に蔓延している民族その他の対立という固定的なパラダイムに乗じて、仲間内での地位向上や鬱憤ばらしをする物語で、その精神性は暴走族となんら変わらない。

 ナタリー・ウッドが主演した作品が上映された1961年当時は、多くの問題をロミオとジュリエットに似せたストーリーでミュージカル映画にしたことで高い評価を得られたが、それは当時のアメリカ社会の問題意識があまり進んでいなかったためだと思う。だから作品が問題を明示したことの衝撃は大きかった。当時の人々は暴力に対する耐性があり、銃に対する馴染みがなかったことも、作品が受け入れられた下地となっていた。

 映画には旬があるものとそうでないものがある。言い方を変えれば、時代が移ると色褪せるものと色褪せないものがある。いまは価値観が相対化されたり、新しい価値観が創造されたりする時代である。普遍的な問題に深く斬り込んだ作品だけが100年後も生き残る。残念ながら本作品は生き残る作品でも、旬の作品でもなかったようだ。
 主演の女の子の歌は抜群に上手い。バーンスタインの音楽はいま聞いても新鮮である。しかしそれ以外はひたすら退屈であった。天下のスピルバーグといえども、凡作を作ることはあるのだ。

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耶馬英彦

4.0リメイクでもアニータが凄い!

2022年2月23日
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鑑賞方法:映画館

正直劇場に観に行かなくてもいいかなと思っていたが口コミによる評価の高さに流され遅ればせながら鑑賞。
本作のリメイクはまさにスピルバーグにしかできないって思うほどの出来ばえでさすがだった。オープニングのカメラワークからお馴染みのスピルバーグ節が炸裂しワクワクが止まらない感じでスタート。中盤はやや中だるみ感はあったものの迫力のダンスシーンにこれまた圧倒される。そして気になるオチをスピルバーグはどう締めくくるのか。その決着の付け方はもう見事だとしか言いようがない。
リメイク映画はたいていのものはオリジナルを超えられずにいる。しかし本作はオリジナルの良さを最大限に継承しつつ、今の時代に合うようにリアルに表現し、それでいてオリジナルよりもエモーショナルな仕上がりになっており、かなりレベルの高いリメイク版になっていたのではと思った。
また画面の中の世界が今の映画とは思えない、まさに60年代の映画を観ているかのような錯覚におちいる絵作りには圧倒されっぱなしで特に瓦礫が散乱している街並みの描かれ方は本当に素晴らしい。
もはやオリジナルとどっちがいいかなんて考えるのがくだらなくなるほどだ。
他の監督が撮っていたらここまでのものが出来ていただろうか。きっと名作のクオリティに押し潰されていたにちがいないと思う。しかしスピルバーグはそのハードルの高さをものともせず、自分らしいスピルバーグバージョンを見事に世に放った。
オリジナル版と共に再びこの名作に触れる機会を与えてくれた事にも感謝したい。
そして劇中を流れる数々の楽曲が改めて素晴らしいなと痛感した。
劇場の大画面と大音響で鑑賞しておいてよかった一本だった。

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snake666

3.5スピルバーグの危機感を見る

2022年2月23日
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鑑賞方法:映画館

前作は91年梅田OSのシネラマ最終上映で衝撃の初体験。原作ミュージカルはロビンス振り付けで3回観た。「シンフォニック・ダンス」は演奏機会に恵まれて、フルスコアも買った。という視点でのレビューです。

極論すれば、前作は『ミュージカル映画』、今回のリメイクは『スピルバーグが映画でミュージカルを表現した作品』という印象。冒頭でリンカーンセンター取り壊し中=前作のことはいったん忘れてください、と観客に求めているから、努めてそうするのですが、前作(と違っていると分かることが)前提の演出が随所に出てくるので、ちょっと戸惑った。

物語の大筋は、前作を踏襲しているけど、その描き方は大きく異なる。特に、登場場面が前作と異なる楽曲が多いので、その違いを楽しむのは一興。言い換えると、前作と同じ場面で流れる楽曲は、まさに作品のスタンダードなのでしょう。
個人的には「One hand, One heart」の歌詞変更と、大詰めでマリア(とトニー)が歌うナンバーの入れ替えに、大きな違和感があった。原作での 「Only death→Even death」の流れの方が、歌詞に込められた二人の決意の強さが際立つし、「Somewhere」は最後に歌われることで、初めて音楽的寓意が成就する。こうした部分を変更すると、作品のもう一つの主役である音楽の意味が大きく損なわれてしまう。
それでも製作陣は、これらの変更を大胆に導入した。さらに移民間の対立をより強く打ち出すなど、全体として味付けを濃くしたと感じる。
それはたぶん、「ここまで簡明にしないと、今の観客には伝わらない」というスピルバーグの強烈な危機感があったのだと思う。特に、アメリカを覆い尽くす分断主義者の人々には、ここまで簡明にしても彼の伝えたいことは響かないように思える。それでも彼は、手を取り合おうと訴えずにはいられなかった。その危機感が今回の作品の影の主役だと思う。

映像は流石の美しさで見惚れてしまう。だけど、前作の「ミュージカルの舞台です」という描写も捨て難く、甲乙つけ難い。個人的には「Mambo」と「America」は断然前作が好みですが、「I Feel pritty」は今作が上手い。そしてなんといってもモレノが歌う「Somewhere」の素晴らしさ。ここは、ミュージカル→前作→本作と全て歌い手が異なるのですが、本作での舞台設定変更がもっとも効果的に働いたのが、この曲だと思う。私はここで泣きました。客席のあちこちでもすすり泣きの声がした。
モレノの好演は当然として、マリア役は大熱演。トニー役はもう少し運命に振り回される感覚があってもよかったか。また、本作で一気に重要度が増したチノ役が、いい演技で期待に応えていると思う。チノの描写の深化は、ドクのドラッグストアの仕掛けと並んで、本作の大きな見どころでしょう。

81年にミュージカル全曲をレコーディングした際、作曲者のバーンスタインは
「この作品が描いたテーマがいまだに時代遅れになっていない、ということが悲しい」
という趣旨の発言をしている。それはそのまま21世紀の今に当てはまるように思える。スピルバーグの危機感の源は、たぶんここにあるんじゃなかろうか。

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スイゴウたん

3.0悲劇

2022年2月22日
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歌や映像は楽しめた。元々、ストーリー自体が悲劇的でキャラの心情も無理がある所があるので、そこに対して賛否両論分かれるのではと思った。スピルバーグさん自体の仕事ぶりは素晴らしいと思った。

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とてもホームラン

3.0物語という都合

2022年2月22日
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決闘に入る辺りまでは気持ち良く観てられました。その後は「あぁそっか。コレが好きじゃなかったのか…」な展開のオンパレード。何もコレはリメイクが悪いわけではないので何とも、ですけどね(苦笑)。
懐かし過ぎて思い出せなかったけれども、「ストリート・オブ・ファイヤー(ミュージカルではないが)」の方が好きだった理由は何となく浮かび上がってスッキリしました。微妙に、気軽にはオススメ出来ない気がするのは僕だけなのだろうか…?

ダンスパーティーは最高だった♪

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lynx09b

4.5歌とダンスにしびれる

2022年2月22日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

興奮

"愛"に生きようとしたのに、最後悲しい結末。

時々、効果的な影が写真を見てるようだった。

トニー役のアンセル・エルゴート、
「ベイビードライバー」も良かったけど、このトニー役もかっこ良かったな!

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ほんのり

5.0名作

2022年2月22日
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旧作も大好きで、一度名画座で見たことがあります。
スピルバーグがリメイクという事で見てきました。
少し変えてあるところはあるものの、旧作のイメージを変えずにわかりやすくなった気がしました。
ダンスシーンが圧巻、映像もさることながら、ダンスの技術も向上したのでしょう。
マリアとトニーの純愛
警察に出頭していれば…と思い…
ストーリーはわかっていても悲恋
最後は涙しました。

旧作のファンも納得できる愛情を感じるリメイク作品でした。

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ayuyu

3.5まずは相手を好きになる。ここからスタートですね。

2022年2月22日
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みんな愛するために生まれてきたんですもんね。働くのもゴハンを食べるのも、映画を観るのも全部愛なんですね。トニーはマリアを通して生きる意味をみつけたんですね。

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Giovanni

4.0大スクリーンで観てよかった! 考えてみたら旧作はDVDでしか観てなかった。

2022年2月22日
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 スピルバーグはどうしても21世紀版「ウエスト・サイド・ストーリー」をアーカイブしておきたかったのだと思う。極めてオーソドックスな新作として。プエルトリコ人にはちゃんとラティーナをキャスティングして。
 冒頭から50年代のニューヨークを再現した空撮映像に惹きつけられた。どこまでがCGなのかわからないけど、モノクロフィルムに無理に天然色をつけたみたいなノスタルジックな色味も効果的と感じた。ダンスシーンを舐めていく低い位置からのカメラワークにも心躍った。
 もちろん、「こ、ここで歌うんですか〜??」みたいな、ミュージカルならではのツッコミどころは多々あるのだけど、それはそれ、そういうルールの下で製作されたジャンルなのだ。
 しかし女性の皆さん、よくあんなヒール履いてストリートで踊れますね。見ててヒヤヒヤした。
 今日感じた教訓。「ピストル(核兵器)は殺し合い喧嘩(戦争)の抑止力にはなりません!」。本作の源である「ロミオとジュリエット」を残したシェイクスピアの洞察力はすごいなあ。現実的にはウクライナが心配である。

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Kumiko21

3.0うーん?

2022年2月22日
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スピルバーグの冠がなければ見なかったかなぁ。
50年代の車が良かった🚗

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ころ

4.5アメリカ

2022年2月22日
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鑑賞方法:映画館

ロバート・ワイズ監督のオリジナルは
61年のアカデミー賞を10部門制覇。

そして、今、スピルバーグ監督が
今回、初めて手掛けたというミュージカル映画

『West Side Story』

物語の舞台は、ニューヨーク
ダンスパーティで知り合い
恋に落ちた トニーとマリア
二人には、敵対するグループの抗争が・・・

不朽の名作のリメイク作品。

キャスティングにも力を入れたというだけに
素晴らしいキャストでした。
ヒロイン、マリア役のレイチェル・ゼグラーさん
可憐な雰囲気で可愛くて、
行動力もあるマリアを演じていました。
好奇心旺盛な瞳の演技も愛らしかったです。
トニー(アンセル・エルゴート)と歌う
名曲 『Tonight』は最高でした。

特に印象的だったのは
アニータ役のアリアナ・デボーズさん
何といっても、圧巻のダンスシーンで
難しい役どころですが
オリジナルで、同役を演じた
リタ・モリノさんから
お墨付きを頂いたというから凄い。
その、リタさん
ドラッグストアの店主
バレンティーナ役で登場します。
男性中心の映画ですが
女性達が、「アメリカ」を
歌いながら、街を練り歩き踊るシーンも
カッコいいのでした。

この、時代の移民達の差別・偏見
多くの社会問題を考えさせられたり
生活環境が変化してゆく街で
戸惑う若者達の苛立ち、心の葛藤
時代背景が、リアルに伝わる中
様々な愛の形を教えられました。
キャストのエネルギーを感じられる作品です。
ラストは、悲惨な状況からの
明日への希望・・・

スピルバーグ監督の挑戦と
普遍的なメッセージも伝わってきました。

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LaLa

4.0現代に昔風に作品を?

2022年2月22日
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ゴーストバスターは40年前なので若い頃観て懐かしんだ人はいただろうけど本作は60年前リアルに観た方はどの位劇場で観たかな?タイトルは映画ファンじゃなくても有名だがこの作品をフルに観て中身を把握してる人はどの程度だろう 現代において昔風に60年代を懐かしむ作品 I MAXで鑑賞したがやはりなるだけ高級感のある劇場の大きなスクリーンで!

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ゆたぼー

4.0スピルバーグ恐るべし

2022年2月21日
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ウエスト・サイド物語は、子どものころ音楽は好きだった。良く、FMなどでかかっていたためだ。
映画自体は金ローなどでチラチラと観ていたが、全く良さがわからなかった。
ミュージカルは自分には縁がないと思っていたのだが、一変させたのは「ラ・ラ・ランド」だった。
最初のシーンから、あっという間に持っていかれた。
それ以降、ミュージカルに抵抗がなくなり、今回の映画を迎えた。
ダンスは勿論、映像、色彩のすばらしさにやられた。前作と内容はほぼ同じものなのに、現在のアメリカの困難さを彷彿とさせる演出。
スピルバーグはやはりスピルバーグだった。これからも様々なテーマで僕たちをビックリさせてほしい。

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hanataro2

4.0愛が昇華されたリメイク

2022年2月21日
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超昔にオリジナル映画を観てなんとなくのストーリーを知って鑑賞。
場所も時代も違う映画、色々と違和感もあるものの、歌とダンスの力は素晴らしく、長回しのパフォーマンスなどさすがで、映画館で観るべき映画だな、という感想。

オリジナルからの一番大きな変更は新キャラのバレンティーナの登場で、この存在が映画のテーマを変えたと感じた。

・ Somewhere Someday ~ 未来への祈り

オリジナルではトニーとマリアが歌った祈りの歌 Somewhere、今作ではバレンティーナという老婆(俳優のリタ・モレノは90歳)が歌う。

彼女が歌うことで、us は若い二人ではなく、US(アメリカ)となり、恋の成就ではなくアメリカが1つになるという祈りに昇華されていた。

ウエストサイドストーリー初演の1957年からアメリカを観続けてきた存在に歌わせることによって「some day」は65年後の現代にそれが来ているかと観客に問いかける。

リメイクだからこそ込められるメッセージで心憎い演出。

・ 男女

ダンスパーティーでひと目あっただけで運命の人と思いつめてしまうトニーとマリア。

若気の至り過ぎて破局までのストーリーも見えてしまうが、人間は見た目、歌、ダンスとかで本能的に惹かれあうものという共通のものが、人種などの壁なく普遍的に存在している、ということを描かれているとも言える。

・ 愛と憎しみ、絶対悪

根っからの悪っぽく描かれた登場人物はリフにピストルを渡した大人くらい。
(銃入手の経緯はオリジナル作品になく、アメリカの銃社会への警鐘を込めたと思われる)

クリプキ巡査の歌で、自分たちは被害者でもあるということも明示される。
トニーがマリアに対してリフをかばう発言などもあった。

悪は作られるものでありそれがゆえに乗り越えることもできるものであることが提示される。

皆、アメリカという場所で自分の居場所を必至に探しているだけである。
そして、彼らが犯す過ちは、仲間や家族を愛するが上にされる。

ベルナルドが妹を愛するがゆえ、トニーが弟分を愛するがゆえ、チノが許嫁を愛するがゆえ…。

愛と憎しみの一体性があぶり出されても言える。

リメイクでSomewhereを二人称の歌にしなかったのは、憎悪の連鎖を断ち切ることは二人称の愛を見つめ直すことでもあるという意味も込めたのではないかと感じた。

・ マイノリティー / 差別
人種、LGBTQ+、貧富、といった断絶がオリジナル作品よりも明確に提示されていた。

スペイン語に字幕を入れなかったことにも役者の起用にも配慮が感じられる。

世間から差別される存在に反発しつつも、自分たちもイタリア系や性同一性障害をバカにする発言。
プエルトリコ系移民のベルナルドがポーランド系移民を蔑視する時に、彼女に「アメリカ人らしい」と評されるシーン。

ジェット団もシャーク団もマイノリティーとして迫害されていることが示されつつも、自分たちも迫害してしまうことをやめられないという泥沼を通して、悲劇が起こる。

それでも、敵も仲間を愛する存在であるという共通点で結ばれていることを見出し、一つになる可能性への希望が示され、この映画は幕を閉じる

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doronjo

2.5懐古趣味

2022年2月21日
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約半世紀前に白黒テレビで観た「ウエストサイド物語」には、当時子供だったせいか、物語にも歌や踊りにも新鮮な驚きがあって感動した記憶だけが残っている。
だから期待しすぎてしまったのかもしれない、スピルバーグ監督のリバイバル作品に。

音楽は色あせないけど、映画自体はつまらなかった。
たぶん主人公の二人に魅力を感じなかったからかもしれないし、現在の差別問題とかに寄せてきたせいでは無いかと感じもする。
そして自分自身が歳をとって、愛に冷めてしまったせいかも。
結局最初のカメラアングルと音楽とアニータだけが記憶に残る作品となった。

音楽が大好きだから+0.5ポイント

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Jo

4.0こんなリメイクならあり!

2022年2月21日
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「ウエストサイド物語」といえばミュージカル映画の傑作というのが世間の評価。だから、衛星放送でやっていたのを観た記憶はある。そんな名作を今さらリメイクするってどうなのと懐疑的だった。スピルバーグが監督していなかったら観ていなかったかも。
アップタウンの不良とダウンタウンの不良の対立だと勘違いしていたから、プエルトリコ系移民との対立に設定を変更したのかと思っていた。前者は「アウトサイダー」だった。設定は前作と同じ。記憶はおぼろげだが(不良の設定を勘違いしているくらいだから)、話は結構前作に近い気がする。
でも、とてもよかった。懐疑的だった自分を叱りたい。とにかくダンスと歌が素晴らしかった。そして、カメラワーク。こんなところから、こんな見せ方するんだと驚くシーンがいくつもあった。2人の出会いのシーンなんてとてもかっこいい。
いや、正直話はどうなのよとは思う。出会ってから恋に落ちてともに生きていこうとするスピードが尋常じゃない。ベースがロミオとジュリエットだから、それが昔のラブストーリーといえばそれまでなんだけど。
そして今回気になったのがセクシャルマイノリティと女性の自立の描き方。時代の変化を感じたが、大筋の話を損なうことなくさり気なく入れてるのは上手かった。こんな感じで不朽の名作をリメイクする流れがあるんだろうか。こんなリメイクなら観てみたい。

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kenshuchu

3.5映画『ウエスト・サイド・ストーリー』

2022年2月21日
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スピルバーグが、どう撮るのか?ということを意識しながら観てきました。

ミュージカル特有の、ある種の間抜けさ、馬鹿馬鹿しさ、というものを、苦手とする方にも楽しめるように作られているように感じました。
ミュージカルではなく、映画として楽しめる、バランスの良い仕上がりだったと思います。

ミュージカル(やバレエ)の間抜けさは、音楽とダンスのシリアスさに裏打ちされてこそ楽しめるわけですが、そのシリアスさもまた、本作には不要なものかもしれません。

スピルバーグは、音楽やダンスが、映画よりも前に出過ぎないようにコントロールしていたのだと思います。

もうひとつ気になったのは、不良たち(という言葉もどうか)に、悪い感じがないということ。

マンボのシーンでは、殺気のなさに思わず、”腑抜けかよ!”と、心で毒づいてしまいましたが、現代のダンサーや音楽家が、前作より大きく劣っているとも思えません。
帰宅してサントラを比較してみても、映像で観た時ほどの差は感じられませんでした。
ミックスと映像で、マイルドにされているという印象です。

つまり、映画のテーマからみて、不良を悪くて格好良くは描けないんだなぁということです。
ジェンダーや移民問題などより、こちらの方に現代性を感じてしまいました。

前作とあれこれ比較し、考えながら見るのは、いろんな発見もあり、楽しかったです。
でもやっぱり、見終わった後に指を鳴らしたり、足を上げたくならないのは、ちょっと寂しいですね。

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凪

3.5リアルであるがゆえに

2022年2月21日
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歌と踊りは圧巻でした。どのシーンも素晴らしかったです。また、映像や舞台もリアリティのある世界になっており、この点も良かったです。

ただ、だからこそ、こんなシーンで歌い出すのかなぁ、不良の人たちがこんな息のあった踊りを踊れるのかなぁとか、リアルじゃないところが気になってしまいました。

ミュージカルなんだからそんなものと思えばいいのですが、個人的にはすごく気になってしまいました。

ただ、繰り返しになりますが、歌と踊りは素晴らしいので、ぜひ大きなスクリーンがあり、音響機器もよい映画館で見てほしい映画です。

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む

3.5娯楽として楽しめる構成と迫力

2022年2月20日
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楽しい

興奮

オープニングから圧倒させられる映像美
ダンスから伝わる漲るエネルギー
シンプルで汲み取りやすい構成

ミュージカル映画は正直あまり好きではなかったのですが、本作はとても楽しめました。

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YSKJ