架空OL日記のレビュー・感想・評価
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違和感がない
バカリズムがバカリズムのまま女性役を演じるというコンセプトの作品だ。女性ものの服は着ている、でもメイクはほとんしていない、「〜よね」みたいな女言葉も使わない。バカリズムが普段のバカリズムのまま、役として女性をシンプルに演じている。最初はシュールに感じるだろう、しかし、途中からなんの違和感もなくなる。「こういう人普通にいるな」と思うようになってくる。次第に女性とか男性とか、そういう分類ってなんだったっけ?と思えてくる。
物語は銀行のOLたちの他愛ない日常だ。ロッカールームや女子トイレでのやり取り、上司からの面倒な誘い、仕事の愚痴と休日の友人とのおしゃべりなどなど。何事もことごとしく起こらないが、生活感の溢れた描写がすごく心地よい。
結果として、どんな姿でどんな人が存在してもいいのだという結論に達してくる。ジェンダーをテーマに掲げた作品ではないが、だからこそ、「ジェンダーを描写すること」自体について大変に深く考えさせられる作品だ。
銀行店舗やロッカールームや就業後の飲み会などでの 会話劇がストーリーの大半を占めている。いかにもOLたちが言いそうなことが散りばめられている。
動画配信で映画「架空OL日記」を見た。
劇場公開日:2020年2月28日
2020年製作/100分/G/日本
配給:ポニーキャニオン、読売テレビ
バカリズム
夏帆
臼田あさ美
佐藤玲
山田真歩
三浦透子
シム・ウンギョン
坂井真紀
志田未来
石橋菜津美
バカリズム作品を連続して見ている。
バカリズム、夏帆、臼田あさ美、佐藤玲、山田真歩、
三浦透子、シム・ウンギョン、坂井真紀
は「みさと銀行」の女性行員である。
銀行店舗やロッカールームや就業後の飲み会などでの
会話劇がストーリーの大半を占めている。
いかにもOLたちが言いそうなことが散りばめられている。
上司や男性行員たちに対する毒舌が厳しい。
ラーメン屋の場面では副支店長が気の毒だった。
ドラマ版もあるらしいが未見。
満足度は5点満点で3点☆☆☆です。
インスタグラム映え
最初はつまんねえ~と思ってたのに、時折クスっと笑ってしまった。特にスポンジ事件。お笑い番組でのバカリズムはそんなに面白いと思ってなかったけど、映画になると結構いい。プロットとしても「架空」の意味も明かされるが、それも要らなかったかな・・・
自営業になってから銀行に行く機会も増えてきたけど、彼女たちが更衣室ではこんな風になるのかと想像するだけで楽しい。
オフィスレディ
そういう気は無いのだろうが、OLってそういう感じ、女子ってそういう会話レベルー、と馬鹿にしている感じがした。実際そういう所に身を置いていないので、あるあるだよ!と言われれば、そうですかと言わざるを得ないが、上から目線のように感じて面白くなかった。
大好き
ほんと上手い。面白い。バカリズムも、バカリズムを含む女性陣の会話も自然すぎてほんとすごい。みんな「いるよね〜こういう人!」と思う人ばかり。
自然なやりとりを作品に持ってこれる観察眼にドラマ版から感服していたけど、劇場版でも堪能できて幸せだった。
ドラマでもそうだったけど、ラストのぞくぞくとも衝撃ともなんか違う、表現できない感じがまたすごい。
OLの日常。なんとも楽しげな職場。女性目線でよく観察してますよね。...
OLの日常。なんとも楽しげな職場。女性目線でよく観察してますよね。バカリズムってある意味ヤバいかも(笑)
評価高いですねー。ラストの謎がそうさせている?私はそこまでは…
ytv
テレビのスペシャルドラマくらいでいいんじゃないかな
女子銀行員の日常を描いたいわゆるあるある
サラリーマンには思い当たるところがあるので男でも楽しめる
OL側からだけの極端な言いぶんだから、よけいに滑稽なんですよね
腹立つわけでもない、どうでもいいような、かわいいあるある
バカリズムは小柄で童顔だからOLでもいいんだけど、股開いて立つのはちょとぉです
アニメ”日常”あたりから、こういうのが流行って一時はハマりましたが、はっきりいって毒にも薬にもなんないし、もうそんなに観たいとは思わなくなりました
テレビで見る分にはクスッと笑えるからいいけど、わざわざ映画館に行って観るかと言えば行かないなぁ
スペシャルドラマでいいんじゃないかな
バカリズムも終わらせにかかった結末でしたね
結婚式の余興は太極拳でしたね
自分的には生活の一部になりかけているのでちょっと昂りました
最後の挨拶は手と拳を合わせるんですが
お辞儀はしません
なんて、つっこんだりは楽しかった
余興だから好きにすればいいし、夏帆さんなんだから許す
必要なのは真実よりも矛先
バカリズムそのままやっているところが凄いかな。OLの日常、ぬるくてゆるくて楽しい。わりとどーでもいい話と悪口。
イケウー臼田あさ美がとても良かった。
相変わらずでおもしろかった
huluに入る機会があって、やっと観ることができた。!!!
何度も声を出して笑えるシーンがあって、
これを映画館で観ることはできないなとおもった笑。
ドラマシリーズも全て拝見して
大ファンの作品なのでメンツが変わらず
テンポもエピソードも映画だからって変に大袈裟にしたり
大きなエピソードを持ってきたりしていなくて嬉しい。
さすがバカリさんという感じ。
個人的には、
坂井真紀さん演じる上司がくれた印鑑入れのオチと、
"強盗のフリをした刑事に人質にされるお客役をさえちゃんがやった時"のさえちゃんがかわいいおもしろすぎて一番わらった。
さえちゃん演じる玲ちゃん、ほんとにはまり役です。
そしてなにより小峰さま。
またあの舞いが見れたことも、上司にしてやったりのところも見ていて気持ちがよくて笑、こんな先輩いたら楽しそうだなーーーーと心がほぐれました◎
まきちゃんもさかきさんも、どうしてこんなにキャスティングがしっくりくるんだろうか!!と、そのチョイスに拍手を送りたい。
さすがバカリズムさん
ドラマ版は観ていません。
OLの日常を彼女達のおしゃべりをメインに描いた作品。
とても共感できたし、笑えました。
私は終業後、基本すぐに帰りますが、たまにはこんなおしゃべりも楽しそうと思ったり、ちょっとコワそうだなと思ったり。。。
‘今は真実ではなく矛先が大事’のくだりは大変勉強になりました。サエちゃんのようにならぬよう気を付けようと思います。
何か大事件が起こるわけでは無く、本当に日常の淡々とした出来事なのですが、その中で彼女達が感じる‘イラッと’が共感できるし、会話の流れもリアルだし、面白いし、いつまででも聞いてられるなと思いました。
同僚の面々もそれぞれキャラが立ってて、実際に職場にこういう人いるよなぁと思わせられます。
そして何より素晴らしかったのがバカリズムさんです。
ほぼバカリズムさんのまま女子としておしゃべりしてますが、何の違和感もありませんでした。原作・脚本も務められているという事で、その観察力や想像力、芸人さんならではの脚色にも感服いたしました。
嫌いな上司が出来てから笑えるようになった
実はドラマ版も最初は視聴していたけど、女の嫌な所が目について「あ、これ見てて疲れるな…」と思い、途中でやめた。
(自分も女だが、複数でワチャワチャする女子の感じがあまり得意ではない。)
しかし映画版。
主題歌を歌う吉澤さんの歌声が聴きたくて「まぁ観に行くか」と思い鑑賞。
結果、はー笑った!!もう一回見たいかもなんて思うくらい。
ドラマ当時の心境と違ったからこんなに笑えたのかもしれない。
大嫌いな男上司が現れてムカムカしてたから!
元々毒の効いた笑いは大好きで、コントとかはフツーに笑って見られるけど、この映画は女優さんによってリアルな日常が描かれているからこそ、その時の視聴者の心境によっては、見るのが苦しくなるのかも。
そういう事でいうと、今回鑑賞して「何だかなぁ」と思った人も、私のように腹黒モードの時に見ると大笑いできるかもしれない。
あとやっぱりバカリズムさんの存在あってこその作品。
リアルにさえちゃんがいたらホント苦手なタイプなんだけど、(男に好かれて女に嫌われるタイプね…)それをバカリさんが見事に突っ込んで笑いに変えてるのがさすがすぎる!
ワンシチュエーションで劇的に面白くできるバカリズムの才能と映画的オチに痺れる
『殺意の道程』が今年のベストに入りそうなくらい良く映ったので、去年見逃した本作をようやく鑑賞。いやー、らしくあるし大胆だし、長さもちょうど良い。面白すぎる…。
主演は安定のバカリズム。今作は原作も手掛けており、自身で作った世界を淡々とこなす、いぶし銀の脚本家の顔も持つ。そんなバカリズムは、今回"女性"に扮する。というか、ただ女性。バカリズムは女性なのである。
更衣室で駄弁って、業務中にストレスを溜めて、友達ごとにエピソードを変えて話して。「日常系」と言ってもいいくらい、ほのぼのとしているから面白い。少し突っ込んだ言い方をすれば、主演が彼女(彼)ではないといけない、そんな映画。とくとバカリズムの世界観に浸る一方、そう遠くない、日常の切り取りと着眼点の鋭さに笑いが止まらない。特に大きなトピックがあるわけではないが、それが良いのだ。
また、キャストもかなり仕上がっている。夏帆の自然体な感じとか、佐藤玲の空気を読まない天然ちゃんとか、周りから少し格上に見られてる臼田あさ美の佇まいだとか…。他にも、石橋菜津美や志田未来、シムウンギョンと豪華で頼もしい。OLのオンオフを見せるスイッチになっていて、その配置に唸るばかり。悪くない距離感だけど、個人的に思うところを細かに突っ込んでいくのがなんとも絶妙で、掛け合いも含めて面白いからズルい。ほのぼのとしているくせ、オチも大胆でビックリ。これは痺れる…。
『殺意の道程』はゴールがあるので、その過程をたどっていくことでの面白さがあったが、今作の地続きな日記もまた違った面白さがあって楽しかった。女子トークに混ぜてもらったような感覚も好みで満足。これ映画館で観れば良かったー!笑
ゆるーいけど見入ってしまう。
ゆるーいかんじはこれまでと同じ。
OLの勝手な想像で上司の不平不満になったり、日常のちょっとしたやり取りをここまで自然に演じるのはすごい。
大げさな演技はどの俳優さんでもできるが、日常を切り取るような自然さは誰にもできる演技ではない。主要キャストみんな素晴らしい。
今のうちらに必要なのは、真実じゃなくて矛先だからさ
映画「架空OL日記」(住田崇監督)から。
今ひとつ、映画にして何を伝えたかったのか、よくわからなかった。
ブログから、書籍、ドラマ化までは一連の流れかもしれないが、
私としては、映画となると、ちょっとハードルが高くなる。(汗)
話題を集めたから、バカリズムの原作だから・・だけでは、
何か、消化不良のまま、終わってしまった気がしてならない。
銀行のOLって、こんな感じの生活をしていますよ、って紹介なのか、
女性の人間関係ってこんなものですよ、なのか、
それとも、いつも更衣室やトイレでは、こんな話をしてますよ的な、
井戸端会議を教えていただいたようなものか。
何度も出てくる、更衣室や社員食堂での雑談、
歯を磨きながら話す、トイレでの雑談などなど。
そして極め付けは、誰かをターゲットにしての誹謗中傷。
憶測で犯人探しをし、真犯人が判明しても、
もう、私たちのターゲットは変えないぞって気持ちが入る。
「今のうちらに必要なのは、真実じゃなくて矛先だからさ」
このワンフレーズ、インパクトあったなぁ。
バカリズムさんのセンスが凄い
TVドラマからの流れをくむ映画ですが、
映画単体でも全く問題ありません。
OL達のキャラクターや
休憩室での小ネタなどバカリズムさんのセンスが随所に光る。
役者としてのバカリズムさんも素晴らしい。
見た目はオジサンなのにOLにしか見えない演技力。
1つ1つのエピソードが面白いので飽きません。
このOLの世界にどっぷり浸かれます。
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