架空OL日記のレビュー・感想・評価
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ギャラクシー賞は伊達じゃない!!!
いやぁ、笑った笑った。
劇場でこんなに笑ったのは久し振りです。
そして、劇場版を作るに当たって、既存のコンセプトに一切手を加えないで作りきった、升野さんと住田監督の勇気と才能に心からの賛辞を贈ります。
とは言え、原作かドラマ版を御覧に成っていない方々には、正直この作品の世界観が理解出来ないと思いますので、万人にお奨め出来るとは申しません。
でも、御存知の方々には「絶対にオススメ!!!早く劇場へ!」と断言出来ます。
ドラマ版から2年後という設定からして笑ってしまうのですが、キチンとその設定に沿ったストーリー展開や追加キャストの生かし方が出来ており、観終わった時に改めて映画としての完成度の高さを実感できました。
話の中身は、相変わらずの小ネタのオンパレードですが、ディテールがしっかり作られているので、ドラマ以上に楽しめました。
何よりあのメンバーに再会出来た事の喜びと言ったら…、大笑いしてしまいますw。
女性の労働環境とかジェンダーに関する事とか、難しい解釈をしようと思えばいくらでも出来るのでしょうが、この作品に関しては深夜ドラマ時代のノリのまま、素直に笑って楽しめれば充分だと思います。
個人的に紗英ちゃんと酒木さんのファンだったので、変わらない天然の紗英ちゃん、当たりはキツいけどお茶目な酒木さんに「また会えた」感覚は何より嬉しかったです。
興収や賞レースとは一切無縁の作品ですが、何よりこの作品をこよなく愛する人達だけに楽しんで頂きたい、素敵な映画です。
升野さん、心からありがとう!!!
観察眼
異次元の会話だった。
女子が男子に見せない顔とでもいうのだろうか…会話の発生の仕方や、その内容、または目的のようなものが全く理解できない。オチもない。
いや、シーン的なオチはある。が、会話がエンドレスに続きそうで区切りが永遠にこなさそうなのだ。
やり取りされる台詞の口調もあったとは思うが…アレを脚本通り1文字1句変えてませんとかなら女優陣は稀にみる天才だし、脚本家・バカリズムは不世出の脚本家であると思う。
いや、脚本家として既に申し分ないくらいの才能であるのだが…着眼点も観察眼も凄いなと思うのだ。
男子には予想もつかない日常なのだが、絶妙にやってそうと思うのだ。女子は共感しまくりなのだろうか?始業前のロッカールームでは、あんな意味不明な時間が生まれてるのだろうか?井戸端会議をする為に6時30分に起きるのか?
…後1時間くらいは寝ていられそうで、必要性が多いに疑問だし、アレ毎日やるの?
終業後のロッカールームでも…いや、もうとっとと帰れよ!と思う。
会話の大半を愚痴と悪口と不平が占める。決して楽しいと男子からは思えないのだが、まぁ楽しそうに、次から次へと出てくる。
男性と女性では思考性が違うとの話はよく聞くが、コレを書いたのは間違いなく男性で、バカリズム氏だ。
…いやぁ見事だ。
構成自体はNHKが喜びそうなコント形式ではあるものの1本の作品として成立していて、落とし所が明確にある。
ぶっ飛びそうになったのだけど、LGBTな側面が、ぶち込まれてくる。
あの一瞬。
何気に通りかかった教会の前で、美しい花嫁とそれを取り囲むように楽しそうにしてる女性たちを見かける。
その時、瞬時に脳内を駆け巡ったエピソードが今までなのか!?
ほんの数秒に満たなかったであろう思考の飛躍に、まさに世界とも称される脳内で展開される想像力…脳内世界の無限の広がりと全能とも思える無制約さ。そんなモノを持ってきたバカリズム氏に脱帽。
…ぶったまげた。
あまりに詳細な女子ワールドが、彼の妄想であったり願いであったり憧れであったり…とんでもないドンデン返しもあったもんだと、その構成力に唸る。
かえって彼のこれまでの生き辛さのようなものまで、こっちは想像しちゃう。また、それっぽい表情の彼がいるのよ!
今まで異次元だと思って見てきたもんだから、彼がいる男性って区分は、彼にとっては異次元なのだろう。とてつもない疎外感に日々苛まれながら生きているのであろう…。
コント設定として馴染んでいた男性OLキャラが、まさかの必然性を携えて物語に、一切の矛盾なく、カチッと音を立ててハマった瞬間だった。
「あぁくだらなかった。でも笑ったなぁ」なんて感想を予想してたのに、まさかまさかの幕引きであった。
いやぁ、度肝抜かれたわ。
今年度の俺的アカデミー最優秀脚本賞にノミネート!
いい大人が声出して笑う映画!
劇場内いい年の大人ばっかりでほぼ満席でした。
大きな声で笑うのも恥ずかしいと思い出来るだけ我慢しながら観てましたが…吹き出すのを堪えられず、場内ほとんどの人が声に出して笑っていました!笑
とにかく終始ほっこりした気分にさせられて、見終わった後は明日からも頑張ろうという気持ちになれました☺️☺️
OLじゃないのに、OLの世界を覗き見したようなバカリズムの脚本 家...
OLじゃないのに、OLの世界を覗き見したようなバカリズムの脚本
家、職場、更衣室、化粧室に、定点カメラを置いて映したような、OL達の日常
クスッと笑える、バカリズムのブラックユーモア
楽しくもあり、なるほどと納得されられる場面もあり、次回作を期待したくなる作品
おもしろくて、明日の職場が怖くなる!
劇場で観るほどのものではないかなと思いつつ、ちょっと気になっていたので、遅ればせながら鑑賞してきました。リアルなOLの世界が垣間見えたようで、なかなかおもしろかったです。
事前情報でわかってはいましたが、冒頭からバカリズムワールド全開でした。バカリズムさん演じるOLが、朝の身支度を淡々と整えていく姿は、一見シュールではあるものの、そこに添えられるモノローグが絶妙で、じわじわと作品世界に引き込まれます。その後の夏帆さんとの会話もテンポがよく、二人の関係性も垣間見え、もはやバカリズムさんの性別が気にならなくなっていたのは不思議です。
こんな調子で、最初から最後まで、OLの日常が淡々と語られます。しかも、そこには大した事件も起きません。ひたすら平凡な日常が描かれるだけです。それなのに、それがおもしろいのです。大笑いするほどではないですが、もうずっとニヤニヤしっぱなしでした。テンポとセンスのいい会話に加えて、モノローグとして流れるバカリズムさんのツッコミが秀逸で、最後までまったく飽きませんでした。
演じる女優陣も、どこの職場にもいそうなキャラ立ちしたOLを、自然体で楽しんで演じている感じが、見ていて心地よかったです。バカリズムさんが、台本にないアドリブを巧みに仕掛けまくっているのではないかと感じました。そこから引き出される演技とは思えないような笑いが、さらに観客の笑顔を誘っていたように思います。そういう意味では、見た目は完全にオッサンのバカリズムさんが、OLとして完全に溶け込んでいたと言ってもいいでしょう。
バカリズムさんがこの脚本を妄想で書いているのか、綿密な取材に基づいているのかは知りませんが、かなりリアルなのではないかと思います。あとで知ったのですが、以前に連ドラ化されていたようなので、この機に深夜枠でまたドラマ化してくれないかと期待しています。家で一人でニヤニヤしながら観てみたいです。
とにかくおもしろくはあるのですが、ただ、一つ難点があります。それは、明日からの職場が本気で怖くなるということです。うちの職場は女性が多いので、マジで気をつけないといけません。「必要なのは真実よりも矛先!」ですか、めっちゃ笑えましたが、大事なことを学んだ気がします。いやはや、単純に笑ってばかりはいられませんね。
勝手に会話に入り込む
日々をつづった誰かのブログを読んでいる様な面白さだと思ったら、実際にブログが原型だった。
なんてことない日々なのに、
私だったら黙って見てるな、あ!私もそこ気になった!
と勝手に入り込んでいた。
女子の本当の怖さを少し抜いたら、こんなマイルドで楽しい職場になるんだろうね。
何故かはんこケースのシュールネタが妙にツボに入ってしまった私。
自身、実際にはかなり遠い世界にいるが、不思議な連帯感に巻き込まれた。
すごい
終始クスクス笑えたし、まず何よりも男性目線で女性の働く姿を描けるとかすごい!やったこたとないOLをここまでそれっぽく見せられるのは驚嘆!
それは自分が男だからこの感じがわかんないからなんですけど、、😅
ところどころみんなときゃっきゃっしてる感じとか違和感なさすぎで、アドリブっぽいあの会話の感じもすごくなじんでた。
元リンガーとしては升野さんが過去に番組でアイドルをいじって笑いに変えてたあの感じがすごい出ててめちゃめちゃ懐かしかった笑
どうでもいい話なのになぜか飽きない
深夜ドラマでやってる時から大ファンで
映画化されるということで楽しみにしていた。
ドラマの時も、どうでいいOLの日常会話だったが映画化されてもやはり
どうでもいい話で盛り上がっていた笑。
でもOLたちはみんな楽しそう。
事務的なつまらない日常をそれなりに楽しんでいるというOLのリアルを見事に描いている!
バカリズムの馴染み方がたまらんツボ!
こんなOLいるいる!って笑顔になる。
化粧室でのOLたちの会話には
声を出して笑ってしまった!
ずっとニヤニヤして観ていられる映画。
平和で楽しくて観たあとほっこりします。
OLさんなら誰しも共感してしまうよね。
こんな銀行なら勤めたいなー。
☆☆☆☆(ちょい甘) 原作未読。ドラマ版未見。ちょっとだけ。 これ...
☆☆☆☆(ちょい甘)
原作未読。ドラマ版未見。ちょっとだけ。
これは果たして映画なのか?…とゆう疑問はあるものの。O Lの日常としては、もはや〝そのテイ〟の《結論ありき》で走り始めているのだから致し方なかろう(^^)
恥ずかしながら、もう最初から最後までゲラゲラ笑ってしまったわ(^_^;)
こうゆうダラダラとした日常も良いものだ!過去のドラマ版も観たくなって来た。
ちょっと古いけど「やっぱり猫がすき」を少し思い出した。
日常のあるある的なシュチュエーションもさる事ながら。その話をよくもまあそこまで細かく、笑いに繋げられるなぁ〜と感心してしまった。
でもオマケ映像は今1つ。
あそこは…。
バカリズム入店
↓
全員と目があうと、時空に歪みが生じ全員の動きが止まる。
↓
小野寺課長にハ◯コを返す
↓
小山さんに◯メダ◯ンを渡す。
↓
リ⚪︎プを塗って退店
…で良いんじゃない。
2020年3月10日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン3
どうでもいい話はどうでも良くない
バカリさん。坂上忍がこう呼ぶので愛情を込めてバカリさんと呼びます。改めて思うのはやはりバカリさん、天才だね❗️面白いよ❗️
いつもは、まるで関係ない話をしてから映画の感想に入ると言うレビューですが、今回は映画の中のあるあるネタに関して極めて個人的な感想を交えてのレビューになります。従ってネタバレが嫌な方はここで読むのを辞めて下さい。
①冬の月曜日の出勤は辛い問題
わかります。確かに日曜日の夕方から切なくなります。これはきっと二十歳以下の記憶によるのだと思います。あ〜どこか行こうかと思ってたのに笑点のテーマかよ!そして・・・サザエさんかよ❗️折角の日曜なのに何もしないで終わったよ。なんでえ❗️
それから笑点のテーマを着メロにしないで。切なくなるから❗️泣いちゃうから❗️こちとら涙もろいんじゃ❗️
②馬鹿な自分を馬鹿な自分が救う問題
有ります。夜、お酒が切れた。飲みたい、でも着替えるのは面倒だな。あっ雨も降ってきた。
どうしようかなあ。その時です。あっあった❗️
部屋の片隅で発見しました。買ったことを忘れていたのです。サンキュー少し前の馬鹿な私。
③それを先に言っちゃうのかよ問題
私は昔、モーニング娘。のファンでした。かなり初期です。ファンクラブにも入ってました。
それを人に話す時の事です。
「それでさあ、横浜アリーナに行った時なんだけど最後に中澤裕子が、私たちの新しい仲間を紹介しますって言って、やけに若い子が舞台袖から出て来たんだよ。童顔で金髪なの。少し目が離れていてさあ・・・」
「ゴマキだ!」
あのね、わかっちゃったかもしれないけど、それ私に言わせて!お願い❗️
それではクイズです。ゴマキが加入してモーニング娘。は売れたでしょうか?売れなかったですょうか?
誰でも知ってるよ❗️
④小さな奇跡は他人にはどうでも良い問題
数ヶ月前の事だ。路上でスマホを拾いました。
まあ、良くある話なんだがそのスマホにSMSでメッセージが入ってくる。これはロック中でも表示される訳です。すると、えっ?なに?
私と同じ名字だった。いや、言えないけど、かなりレアな名字だよ。横浜流星。嘘です。すみません。どうでもいいよ❗️ちゃんと交番に届けましたからね。
⑤なんでも略せばいいってもんじゃねえ問題
学校の先生と京都の話をしていた時の事だ。
「あっそこは、じっとうで行った」
えっ?!じっとう❓なに❓
とりあえずスルー。しかしすぐにじっとうと言う。ええぃ!なにそれ❓
たまらず聞いた。漢字で書くと実踏。実地踏査の略語らしい。
知らねえよ❗️
どうやら学校では普通の言葉らしい。でもなあ、辞書に載ってねえぞ!ちゃんとした日本語を話せってもんだ❗️(お前が言うな)
あと駅名もよく略します。西船橋は全員【にしふな】って言ってるし。橋が可愛そうだろ?橋の気持ちになれよ。まあ私も【にしふな】って言うけどね。
それから今気になるのは山手線の新駅、高輪ゲートウェイ駅だ。【たかげー】とでも言うのだろうか❓
「じゃあ5時にたかげーでね」
ううむ、致命的に可愛くないぞ❗️なんだったらピロリ菌の方が可愛いわ!あっ語感の話だからね。怒らないで。こちとら打たれ弱いんじゃ❗️
バカリさんは、そのまんま銀行員のOLを演じます。最初は違和感があったんだけど、なんかフツーに馴染んだね。私が特に気に入ったのは小峰様!臼田あさ美が演じます。白田じゃないからね!
わかりづらいんだよ❗️
天然の紗英ちゃん(佐藤玲)のKY感もいいな。事実より大切な事ってあるよね。
これで終わりますが、どこまでもどうでも良い話ばかりでした。下らない話ばかりでした。
これが私のばかりずむです。
こんな長文を読んで頂きサンキューです。
しょーもないけど好きだな
多分、映画にする意味まったく無い。感動を紡ぎ出すわけでも、何かのメッセージがあるわけでもなく、ただ、ただ、ひたすら日常のしょーもない(失礼!)話を垂れ流すだけだ。でも、このくだらなさ、意味のなさが、なんとも心地よいわけです。
OLという言葉も生き残っているのかよくわからないけど、ひたすら女性事務職のあるある(多分9割リアル、1割脚色)が続く。ネタのたびに「どーでもいいよー」「しょーもなー」と言ったツッコミをしたくなり、それでいてなんか共感できる絶妙な匙加減。それなりに毒が入ったバカリズムならではのコントで、一度見たらやめられない…いや、すぐやめられるけど。
例えば、冒頭の冬の月曜日の朝の話。「冬の月曜日は憂鬱なので休みにしよう」「でも火曜日が辛くなるね」「じゃ、火曜日も休み」「水曜日がさらに辛い」「水曜日も休みということで」…。という具合ななんの生産性も無い会話だけで、そのシーンが終わる。こんな雰囲気で延々エピソードが続くだけなのだけど、このしょーもない内容に日本アカデミー賞のシム・ウンギヨン、夏帆が投入される豪華さだ。ま、きらびやかなところはまるで無いのだけど。
いけウー(いけてるウーマン)の小峰さん(臼田あさ美)が良いですね。ど天然のサエちゃん(佐藤玲)もサイコーです。
やっぱラストは余計な気もしたけど、監督とバカリズムさんの映画になるというプレッシャーで、なにかしなきゃ…という最後の良心ですかね。
観ても観なくても、特に日常には変化ないですが、個人的におすすめします。
髪の毛を洗う時にボディソープを使ってしまった
バカリズムが主演・脚本ということでなんとなくで見ることに。少しだけあらすじを確認するためにドラマの1話だけ見てから行った。
最高かよ。面白すぎる。あと20回は見たい。
ドラマ版も全部見よっと。
また映画化して欲しい〜
銀行のOLとして働いているバカリズムこと私は、マキちゃんとコミネ様とサエちゃんとサカキさんで平穏な毎日を過ごしている。
ドラマ1話だけ見て行ったが、ドラマは見なくても理解出来る。ドラマ▷▶︎▷▶︎映画という風になった作品はあまり良いイメージを持たないが、この作品はドラマと同じノリで始まるんで安心して見れる。
あるあるが詰まってる。
それ分かる〜と共感と共に笑いが自然と出てくる。
常にニヤニヤしてしまうほど。トイレ行く人が前に居たらすっげぇ顔してたに違いない。
バカリズムの作品といえば、1番印象に残ってるのが「素敵な選TAXI」。このドラマはホントに面白かった。今までみたドラマのTOP3には入る。え?1位2位は何かって?そう考えたらわかんないな...
最後は衝撃的。鳥肌立った。
バカリズムらしいが、すごい終わり方だな。
ぜひ劇場でご覧下さい。
でもまぁ、映画化しなくても...って感じ。
ドラマ版少し見て見ましたが、ドラマの延長線上でしかない。面白いけど、映画という舞台でのこだわりはまったく感じられなかった。
にしても飽きないで最後まで面白く、最高だった。
サエちゃん可愛い。コミネ様みたいな性格イイ。
ドラマ版のネタをリフレイン。面白い。
ドラマ版が好きなら見て損はない。
ドラマ版を知らずに見るのは…どうなんかな。
ドラマ版のネタを全編重複させているので、下地があった方がより面白いと思う。
ドラマを知らずに見てもはじめての面白さってのがあると思うけど。
さえちゃんは察しが悪い、酒木さんは特定の略語が恥ずかしい、まきちゃんはジムの主、コミネサマフォーエバーなどなど。
新キャラの小野寺課長のハンコケースと、ソヨンちゃんのロッカーのドアも笑った。
便座にお尻をつけずに用を足すって無理じゃね?無理じゃね!?きばれる?
面白い
コロナにビクビクしながらも、ムビチケを買ってしまっていたので、映画館へ。
ブログ時代から大ファンな作品で、ドラマも面白かったけれど、映画も本当に面白かった!
本当にリアル。
何度も笑ってしまった。バカリズムの笑いのセンスは、
好みがハッキリ別れるかもしれないけど、わたしにはどストライクです。
ラストはドラマと同様、少し切ない😢
バカリズム天才か、
くすくすくすくす、いろんなところから、もちろんわたしも。ちょっとした笑いがずっとあって観てて楽しい映画。あぁ、いるいる!とか、(ドラマを2話くらいしか観てない)わかるー!とか共感と微笑がめっちゃいい。何よりキャスト最高。小峰様美しすぎるし面白いし、こんな先輩おってほしい!②もやってほしいなぁ。
彼女たちとまったり過ごす時間は至福だ
深夜のテレビドラマで熱狂?した『架空OL日記』。まさか映画になるなんて。まあ、好きなんで迷わず観てしまう。
序盤の私(バカリズム)とマキちゃん(夏帆)との絶妙な掛け合いからつかみはOK。やっぱ楽しくて仕方ない。
おなじみの更衣室でのやり取りがたまらん。銀行員のOLたちのぼやきを実にまったりと摘み取る。同僚役の臼田あさ美、佐藤玲、山田真歩、三浦透子はテレビドラマ版からの続投。
すでに他人とは思えない。彼女たちのOL生活が永遠に続けばいいのにと。
ちなみに「新聞記者」のシム・ウンギョンが海外枠?で採用され、課長役で坂井真紀、地元の友人役で志田未来と石橋菜津美が新たに参戦。きっちり爪痕を残した。
嗚呼、愛しき。
嗚呼、愛しき我が日常。
嗚呼、愛しき其方の日常。
日常を愛させてくれる映画が好きだ。
劇場を出るといつもの街並みやいつもの私がいつもと違って見える、そうさせてくれる映画が好きだ。
「架空OL日記」は間違いなくそのような映画だった。
100分間、私はたしかに「みさと銀行」で働くOLで、今この時、私はたしかに某紳士服店で新人として働く自分なのだ。
ひたすらに繰り広げられるOLたちの会話と「私」のボヤきと少しずつ進んでいく時間に乗り、全てを自分に投影するような、作品に入り込むような、そんな視点で観ていた。客観視なんてできようもない。
バカリズム扮する「私」が職場に通い、働いたり同僚とくだらない話を延々と繰り広げたりし、たまに休み、特に何かするでもない日を送る。
それだけ。本当にそれだけ。ゆるやかな展開はもちろんあるけれど。
大袈裟なドラマなんて必要もないのだ。
微妙なバランス、絶妙な具合を保って進んでゆく日々。
「あるある」だけど「あるある」には納まらない。それは一種の理想郷なのかもしれない。
もしかしたら、いやもしかしなくても、表には出さないほんの少しのチクチクがあって、でもなあなあにしてしまえる空気感も感じたりして。
みんなでいるのが心地良いのって、何よりじゃない?
冒頭の起床シーンが好き。
何カットもやり直す報告シーンが好き。
酷いあだ名の上司の悪口言いまくるのが好き。
友達の友達にちょっと嫉妬しちゃうの好き。
お小峰様コール好き。
よくご飯食べてるの好き。
もう全員全員大好き。細かいフレーズもシーンも全部全部大好き。どうしようもなくヘラヘラしちゃう。好き。
私のだらしなさが私を救う。
今必要なのは真実じゃない、矛先。
ちょっと空気の読めないけど素直な子。
わかるわかるわかるわかる〜!!!!!
この映画が秀逸でワザありなのが、ラストに用意されたサプライズだと思う。
正直打ちのめされた。
ぽやぽやに緩まった頭を金属バットでフルスイング殴打された気分になった。
でも、それで良かった。
それが無かったら私はきっと「みさと銀行」の中に永遠に閉じ込められていたと思う。
桃源郷には長居しすぎないほうが良い。
いや全然、私の過ごす日常はとっても幸せだし仕事大好きになれたし職場の人たちも大好きだし一人暮らしも楽しいし、全然、逃げたいことなんて無いんだけれども。
それでも、あの中にずっといたいと思わせる物凄い吸引力が作品にあったと思う。
終始ニヤニヤ笑いが止まらず、終盤は謎に号泣してしまい、表情筋をミシミシと痛める羽目になった。
ちょっと驚くくらい嵌まってしまった。
ドラマを全く観ていなかったので、Huluで観ようと思う。
嗚呼、愛しきみさと銀行。
また会えるなんて嬉しいな。
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