グリーンブックのレビュー・感想・評価
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南部でピアノの演奏をする旅。 2人の車での旅、その道中の揉め事や会...
南部でピアノの演奏をする旅。
2人の車での旅、その道中の揉め事や会話で当時のことがわかる。
笑いあり、憤りあり、最後の方は感動もした。
南部の人はそう簡単には変わらなくて偏見は根深い、でもドクと過ごしてるうちにトニーは変わった。
ドクもまたトニーといて変わった。
グリーンブックというのを知らなかった。
表に立つ勇気
単純に「黒人」だけでなくて、貧富(トニーの名前に関して)や、イタリア系アメリカ人としての差別といった、多方面からの差別にもクローズアップされているように見受けられた。
『それでも夜は明ける』などといった当時のアメリカ南部の深刻な差別問題をピックアップした作品はいくつかあるが、グリーンブックは問題を提起しながらも、面白おかしく明るい気持ちで見ることが出来た。これで実話なのだから驚き。
知的で高貴な白人×学がないが人懐こい黒人コンビのパターンがデフォルトの中、真逆の掛け合わせでなんとも新鮮でユニークだった。
「白人の救世主」としての賛否両論はあるみたいだが、個人的には、先駆的に自らが表に出る事を決めたのはドンであり、結果的に差別という敵に2人で挑み、旅の中でお互いを理解し、周囲の仲間に受け入れられたのだから、最強の2人だったから成し遂げられたのだと思う。
布袋が黒く塗ってるのかと思った。
人種差別はネタとして扱っていますがテーマはそうじゃないですね。
自分との対面・・・でしょうか?
二人のキャラのコントラストが効いていて長い映画でしたが どこも退屈することなく最後まで集中して見れました。固定カメラが上品な雰囲気を醸し出していて主人公の下品なキャラを抑えて映画の雰囲気が監督のイメージどおりにまとめられていたと感じました。
そして主人公はトニーのように見えて実はシャリーだと思いました。
みんな彼の気持ちがよく分かって感動したのでしょう。
・・・まあよくある感じのストーリーだし優等生が書いたような優等生的な映画ですが・・・雨の日なんかに彼女とまったり見るには無難でベストなチョイスでしょう。
視聴後に心が温まる作品
映画館の予告で見たときは「人種差別がテーマ」でよくある感動系作品だろうな、と気にしていなかったです。
オススメする人が多かったので、重い腰を上げてやっと見ました。
そうしたら、自分が思い描いてた作品とは全然違って、すごく良かったです。
①人種差別はテーマじゃなく、作品の年代の当たり前を描いている
②主人公2人の凸凹な設定が多種多様にあることに気づく
ストーリーが進むにつれて、黒人、白人だけじゃなく性格や教育水準など
③コメディな演出が多くて、退屈しない
本当のテーマは、アイデンティや少数派の孤独です。
そんな人生の中に、信頼できる友人が見つかる嬉しさ、
その家族の中に迎えられる温かさがこの作品のポイントです。
視聴したあとに心が温まりました。
慣習的な黒人差別
奴隷制が無くなっても、人々には思想的あるいは慣習的な黒人差別が根強く残っていることがよくわかる映画であった。
トニー・リップが旅で出くわす様々な黒人差別に対して抗議したり話術で巧みに解決しようとする場面は気持ち良く見ることができた。
黒人差別を扱う映画にしては珍しくハッピーエンドで終わるため、ほっこりした気分になれる。
面白くない。だからアカデミー賞。
快作「48時間」「ミッドナイトラン」の系譜でいて、神妙で面白くは無いからアカデミー賞の作品賞なのだな。
丁寧だが新味無し。
ここ数年黒人差別ものばかり受賞してないか。
同年作品賞を逃したゲテモノ「女王陛下のお気に入り」の方を10倍推す。
フライドチキンとウイスキー
すごく爽やかなタッチの作品なんだけど、
後味にけっこうな苦さのあるようなメッセージ性。
今までこうやってきたから、とか 皆こうやってるからとか
思考停止した人間の醜さをくっきりと浮彫りにしたと思うし
さらに自分は先進的だと思ってる奴の浅はかさというか、
「おまえ本当に分かってんのか?」と。
見たい見たいと思いつつ後回しになっちゃってたけど、
これはずっと心に残るタイプの名作だと思った。
映画『最強の2人』が好きなら絶対好きだと思うな
めちゃくちゃいい
最後には嬉しい気持ちで泣ける
人の孤独が癒える瞬間、孤独を纏う瞬間、
独特なキャラのドクを演じるマハーシャラの表情が
繊細で素晴らしい
トニーがドクの音楽を聞いて笑みが溢れる時や
オレンジバードで他の黒人と共に演奏し、
楽しそうに笑うドクに嬉しそうなトニー
もちろんラストシーンも
他の映画であまりこんな事思わないけど、
何かが報われる、受け入れられる場面に
とても幸せを感じた
不思議
俳優の演技なのか監督の撮り方なのか
私のこれを見た時のコンディションなのか不明だけど
この映画が万人受けすると言われてるのはそういう不思議なほっこり?暖かくなる瞬間があるからなのかな?
グリーンブック
黒人差別をここまで言語化したのはすごい。
たとえ金持ちでも、黒人であるご故にいつも独り。
お互いの欠点を補いあっている。
最後のトニーの家族とドクの対比が印象的。その中でトニーの家族の中に入っていくラスト。そこでのトニーの家族のなんとも言えない戸惑いがリアル。素晴らしいラスト。
『勇気があれび人の心は変えられる』
差別されて自分が傷つくことを恐れていては何も変わらない。傷つく勇気を持てば周囲の人の気持ちは変わるかも。パンクを注意したのみだった警官が、良い方向に向かっているようで印象的だった。
人種差別の闇を描きながらもホッコリさせてくれる作品。
余り期待せず観たせいかとっても良かった!
最初はアラゴルンの変わり果てた姿に目を疑ったけど…(笑)
じゃけど、観ていくうちにアラゴルン(モーテンセン)が愛くるしいし、何よりマハーシャラ・アリの気高く知的な姿とのバランスが最高!!
二人のやり取りも面白いし、関係性が変わって行く過程も良かった。
作品を通じてアメリカの暗部を見せられて嫌な気分になるけど最後はとても清々しい気分になりホッコリさせてくれた。
ちょっと残念なのは意味の解らないジョークが所々あったことかな・・。
差別は良くない。そんな一言では片付けられない問題。
見たいと思っていながら、少し忘れてしまって、思い出してDVDで見て、あぁ、本当にいい映画だなと思った。
南部での黒人での差別は、この当時だから、ここまで酷いのか、今も残っているのか、正直、勉強不足でわかっていない。
でも、これが、60年位前の話だとしたら、レストランやホテルでここまでの差別は減ってきていたとしても、まるで一つの慣習のように今も残っているんだと思う。
確かに日本人は、アメリカの黒人差別については、疎いと思うし、今、トランプが煽動するアメリカの分断が、南北戦争にまで遡った 根深いものなことを表面的にしか見れていないと思う。
この映画を称賛するアメリカの白人もドクター・シャリーのピアノを聴きにくる観客となんら変わらないのかもしれない。
人種差別は良くないと思うことは、ものすごく必要だと思う。
でも、日本にその差別をする気持ちがないかというと、同じように韓国や中国の人に感じている部分があると思う。
私自身も韓流ドラマやK-POPに対して、今まで、そんなに興味がなかったし、あまり見たいと思っていなかった。
それは、心のどこかでなんとなく受け入れられない差別のような気持ちがあったと思う。
それは韓国の政治家の日本に対しての発言や行動、歴史に対してのお互いの歩み寄りのなさを見るうちに、そのことに蓋をするように拒否反応を感じてしまっていたように思う。
でもこのコロナの巣ごもりの中で、ついに見てしまった「愛の不時着」にはまり、2日で一気見したり、
YouTubeでBTSのDynamiteのキレッキレのダンスを見て、イケメンぷりにハマったりして、
今まで私は、なんでそんなに受け入れてなかったのかなと、
私の中にある偏見と差別がこんなに近くていい人たちを拒否していたことをもったいなく思った。
この映画の中でも白人のトニーは、最初は黒人の作業員が飲んだグラスを捨ててしまうくらい、受け入れていなかったものを
ドクター・シャーリーと出会い、彼と一緒に旅をし、彼のピアノを聴くうちに黒人としてみるのではなく、シャーリーという一人の人間を好きになっていったんだと思う。
差別をなくすっていうことは、すごく難しいことなんだと思う。
人間はどこかで、誰かを自分よりも下に見ることで、自分のことを守ったり、自分たちの仲間意識を強めたりする感情が、埋め込まれているのかもしれない。
だからこそ、そこにその人の肌の色や国籍を見るのではなく、音楽や映画や芸術や食べ物や、同じように一緒にいいものはいいと感じられる気持ちを持って、
ひとくくりに考えるのではなく、その中の一人でもいいから、好きになれる人を見つけることの方が、ずっと近くに感じられるんじゃないか。
そんなふうに思った映画だった。
暖かい映画だった
1960年代のお話。
想像はしていたけれど、それを目の当たりにすると、つらくて、でもそれを矜持を持って耐えた人たち。
今、大統領選の真っ只中で、
当時から見て今はどれほどいい世界になっているだろうか、と思うと、この映画を皆んなでもう一度見てほしい、と思う。
ERのサマンサ・タカードに再会出来て嬉しかった。
これは名作だと思う。
最高の映画の一つです
いつまでも語り継がれる作品って、ありますよね。
昔は金曜ロードショーだとか、そういうので何回も放映されると、
「あ、この作品か」となったものですが、
最近はもっぱら、Netflixだとか、Amazonプライムビデオだとか、
そういうサービスがあるおかげで、映画飽食の時代が来ていると思います。
そして、そのせいか、
「DVD(blue-ray)が発売される!」だとか、「テレビ放映される!」といった、
映画館で見た自分の気に入った映画がもう一度見られる喜び、
そういったものも目減りしているように感じてしまう昨今です。
見ようと思えばいつでもどこでも見れてしまうせいで、どんな名作でもすぐ消費され、
一瞬話題となっては、数ある映画のうちにいつの間にか埋もれてしまう。
でも、この作品は、そんな風潮を飛び越えて、
いつまでも映画史に残るだろう、色あせないだろうと思える、そういう傑作ではないでしょうか。
内容は黒人差別を題材にした、実話をもとにしたヒューマンドラマです。
脚本、映像、演技、音楽、編集、全ての要素が高水準でまとまっており、
稚拙な表現ですが、すごい面白い、です。
たとえ映画をあまり見たことがない人であってもそう思えるはずです。
是非、一度視聴することをおすすめします。
グリーンブック(差別は人の心の問題)
『クリーンブック』という題がこの映画にぴったりだと思った。これは基本的人権を奪う(奪った)ひどい人種差別のなかでどう有色人種はサバイブするかのきまり一例。差別の中での数多くの決まり。白人は知らなくても有色人種の中では暗黙了解の規則。だから、当時、ドンシェリーも差別を受けた時どう行動するかを知っていて、差別されても立ち向かわない。オレゴン州のグリーンブックを調べてみたが、ホテル、レストランを混ぜて5件ぐらいしかない。こんな少なければ、どうやって当時の有色人種は旅したのだろう。もちろん旅する人は少なかったんだろう。YMCAは当時から寛大でクリーブンクのなかでリストに入っている。(だから、ドンシェリーはジョージア州のマルコンで白人男性と二人でプールのシャワー室にいられた。)
ここでは黒人、有色人種が差別されているのを差別を受けていない白人の目からでは気づかないことがおおい。でも1960年代に、主役トニーは黒人のドンシェリーとペンシルバニア州のピッツバーグから二ヶ月間車で旅をしていて黒人がいかに理不尽な扱いを受けているか気づく。北のオハイオ州、ペンシルバニア州では二人はホテルに泊まるにも、レストランで食事をするのにも一緒にできる。
ノースキャロライナ州では給仕はドンシャリーに外のトイレを使えという。ジョージア州ではスーツを試着したくてもまず先に買わなければならないと。当時、南ではこのように次から次へと日常茶飯事に繰り広げられる当たり前として扱われる差別。黒人でも白人でもこの当たり前の差別に疑問や問題意識をを持たなくなると怖い。でも、ドンシェリーはトニーの影響で最後に差別に立ち向かいコンサートをキャンセルしたと私は思う。
https://www.youtube.com/watch?v=PrxIM7-VWJ0 ドンシャーリー(ガーシュイン)Youtubeからですが、問題があれば指摘してください。
差別という名前自体の意味を考える
黒人差別のテーマかな?と思ってみたら思いの外にテーマが深かった…
黒人で、ゲイで、黒人なのにソフィスティケイトされた天才ピアニストはどこにも居場所を感じていない
イタリア系で荒っぽくて学のないリップは家族や仲間を大事にしているが仕事がない
お互いにお互いを人間としてみた時、おっさん同士の友情が生まれていてぐっとくる
才能もあって悪い奴じゃないのにどうして不当な扱いなんだろう…という疑問を感じる自体リップはすごいいい奴だと思う
何がいいってヴィゴモーテンセンがすごくいい
とにかくこんなにいい役者だったとは…
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