記憶にございません!のレビュー・感想・評価
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この男に任せて大丈夫か。
2021年1月9日
映画 #記憶にございません! (2019年)鑑賞
相変わらず #中井貴一 いいなあ。あのとぼけた演技、平成の #森繁久彌 だな。
そして三谷映画の時の #佐藤浩市 もいいよな!少し狂気が入って来るんだよな
そして、#木村佳乃 アメリカ大統領をよく演じる気になったよな!
#有働由美子 でてた!
難しい政治をコミカルに
三谷幸喜作品らしい
自らの不倫、妻と秘書の不倫、問題を起こす息子、自らの不正や暴言、官房長官の不正、外交問題
など普通に描けばドロドロしてしまうものをコミカルにサラッと描いている
政治に興味がない人でも気軽に見れる
予想以上にスタイリッシュな笑い。テンポも非常に良い。役者陣も99点!
邦画では貴重なこの人なら!と言える三谷幸喜作品。今回もバッチグー。
内容は予告編通りで、記憶を無くした極悪最低の総理が心機一転、『僕は国民の気持ちに寄り添う!』みたいな”the良い総理”に変貌するお話。
記憶が無いので柵も無い!家族との気まずい関係も忘れた!よく覚えてないけどやったろーぜー!的な感じで、まあそのまんまです。
それと先に断っておきますが、本作はコメディなのでいくら総理政治のネタ映画とはいえ、細かい点に関して「ここがリアルじゃない!」だの言うのは非常にナンセンス。小池栄子演じる秘書が短絡的過ぎるとか、そういう事は言っちゃダメ。
さて話題を戻しまして、極悪総理という設定が有りますから、記憶の喪失前には不倫に暴言に怪しい事業までやりたい放題な訳です(笑)。で、まずはそれらを精算していくところから始まります。
この辺までは王道的で、妻や子供との空振りなやり取りに、周囲からの『総理変わりましたね!』のお褒めネタが続く。予想が付きつつも楽しめたし、記憶喪失という要素をふんだんに活かせていたと思う。
絵面も終始豪勢で、切り替わりもテンポも良い。邦画特有の大声で浮いた演技をするウザい奴も居なかったし、とにかく物語のノイズになるような人物が居なかった。その点を非常に評価したい。(警察官がややその枠だったが…)
勿論ギャグのキレっぷりも最高で、良い意味で「ふふっ」となるような笑いの連続だった。一応はこの国のリアルに寄り添った内容ですから、あまりにも国も総理も馬鹿にし過ぎる事は出来ない。だからこそ、ふんだんに盛り込まれた「ふふっ」っとなる”笑い”の蓄積が、ずっと笑顔にさせてくれた。
少し皆さんも目に付いたであろう点として、くどいガラケー描写がありました。本作は某安倍総理にも重なる内容で、決して古臭さは感じさせないのに、何故か浮くほどしつこく出てきた”ガラケー”。これについては私なりに見解がございまして、シンプルに『SNS的な描写は一切しないよ~』というメッセージだったのでしょう。
主人公が総理大臣ですから、当然ネット上での反応なんかが有っても良いハズ。しかし、今回はと言うよりも三谷幸喜作品自体が、登場人物達に焦点が当たった主観的なモノですので、全くの部外者による情報自体が異物なのでしょう。
しかし、どうしても「?」を拭いきれない要素が、終盤にてぶち込まれました・・・・。
・・・・なんと、”途中から記憶が全部戻ってました~!”というドンデン返しがあるのです。しかも、小池栄子との何気ない会話でさらっと流されますので、聞き逃している方も多いかも?
これがねえ~。
最後楽天カードマンがパチンコ当てて記憶が戻ってまた『こんにゃろー!』ってなるオチかと思っていたら、それが回避されたんで普通のハッピーエンドかと思いきやなんですね。
ハッピーエンドなんですけれども、記憶が戻ってたオチは要らなかったんじゃないかと。そもそも記憶が無いから草刈正雄官房長官とも戦えた訳で。
因みに小池栄子とのそのシーンでは小学校時代の作文が読まれるのですが、その小学校時代の先生との再会シーンに何か伏線が有るとかでも無いです。
それに、家族にはどう話すんだ?みたいなその辺の家族とのケジメも微妙な感じで終わっていて、『記憶が戻ってるなら尚更そこ~!』ってなってしまう。
最後の最後でもう一つのネタを、そして本当に心の底から良い総理になれているんだというオチにしたかったのでしょうが、なら色々と補完しなくてはいけないような要素がボロボロ出てくる感じで・・・。
”そこまでは良かった”のに、そのオチのせいで「ん?じゃあこれから大変じゃねえか?」なんてモヤモヤが生まれてしまい、少しノイズが残ってしまいました。
でもまあほんとそこだけで、非常に面白かったです。
名作です。
あ、あと女優陣が最高(意味深)でしたね(笑)。ツインテールの斉藤由貴イケる。
Amazon primeの『興味の有りそうな』で、出たので
見てみました。(^_^;)
フジテレビが作りそうな作品だよなぁ。
って思いながらサクっと見られる映画です。
時間を持て余した休日の午後、
ノンビリ見るには最適な作品でした。
記憶にございません!
人は何かきっかけがあれば変われるのかもしれない。
物語の中でかなり話が広がっていったけど、全ての問題が解決された。よく詰め込めたなと思う。
ゴルフとか国会中継とか、国民視点での政界あるあるがうまく使われていて良かった。
あれ。って何。
笑える所はあったけど真面目過ぎるかな。
毒舌の中井貴一をもっと観たかったな。
サラメシのナレーターみたいな笑いを。
料理担当の斉藤由貴がいい味出している。
もう少し笑えると思っていたけど。小池栄子、草刈、佐藤浩市の安定の演技がよかった。
あっ。忘れてた。警官役の田中圭も笑える。
最後は妻に謝罪して告白するがこれってlove.storyなの。?
上質なコメディ
シリアスさがまったくなく、家族で楽しく観ることができました。
三谷幸喜監督の作品は、出演者紹介の際に、どこで出てきたの!?といった驚きもありますので、本作も含め、2度見たくなる作品です。
amazon primeにて
公開時見逃してしまったので、prime見放題追加を機に鑑賞。
安定の三谷コメディー。
良くも悪くも劇場じゃなくて充分でした。
家族みんなで楽しめる金ロー向け。
フジだから土曜プレミアムかな。
三谷幸喜、頭に石をぶつけられたのか? 小池栄子のアイドル映画としては最高!
記憶喪失になってしまった「歴代最低の総理大臣」黒田が、政治家として一からやり直す為に奮闘する姿を描いたコメディ映画。
監督/脚本は『THE 有頂天ホテル』『ステキな金縛り』の、名匠・三谷幸喜。
第127代内閣総理大臣、黒田啓介を演じるのは『ザ・マジックアワー』『ステキな金縛り』の、名優・中井貴一。
黒田の妻、聡子を演じるのは『僕だけがいない街』『コーヒーが冷めないうちに』の石田ゆり子。
元政治記者のライター、古郡祐を演じるのは『THE 有頂天ホテル』『ステキな金縛り』の佐藤浩市。
啓介を支える事務秘書官、番場のぞみを演じるのは『20世紀少年』シリーズや『八日目の蝉』の小池栄子。
野党第二党の党首、山西あかねを演じるのは『八日目の蝉』『ビリギャル』の吉田羊。
記憶喪失の黒田を保護した警察官、大関平太郎を演じるのは『スマホを落としただけなのに』や『おっさんずラブ』シリーズの田中圭。
黒田に仕える首相秘書官の井坂を演じるのは『坂道のアポロン』『空飛ぶタイヤ』のディーン・フジオカ。
大人気演出家・三谷幸喜の作品を『ザ・マジックアワー』以来、約10年ぶりに鑑賞してみた。
人並みに『古畑任三郎』シリーズは好きだし、『新選組!』は毎週夢中になって観ていた。
彼の映画作品も結構好きだったし、「三谷幸喜作品なら間違いないだろ!」くらいのテンションで観始めたのだが…。
まじかコレ!?全っっっん然おもんなかった!!
「結構時間経った気がするし、もうすぐ終わるかな?」と思って時計を見たらまだ1時間くらいしか経ってなくて絶望😱
凄い根本的なことなんだけど、ハゲヅラとかつけ耳とかってギャグとして面白いの?
梶原善がハゲヅラで鈴木宗男っぽい感じになってたけど、あれは笑わせようとしているんだよね多分。ただハゲのキャラクターを出したいのなら禿げた役者を使えばいいんだし。
ずんの飯尾さんが異常に大きいつけ耳をつけていたけど、三谷幸喜はこれを面白いと思っているの?本気?
異常にケバいメイクの有働キャスターとか、何故か半ズボンの小林隆さんとか、つけ髭とサングラスでの変装とか、こういう幼稚な視覚的違和感で笑わせようとするのって、ギャグとしてもコメディとしても論外なんじゃないの?
総理大臣を主人公に据えたポリティカルな内容だが、三谷作品ということでリアリティラインは低め。
まぁコレは観客も大体観る前からわかっているからなんら問題はないとは思う。
最悪の総理大臣として国民に恨まれている黒田。彼の内閣支持率は史上最低の2.3%。
無茶苦茶低い数字だが、消費税を導入した竹下登の内閣支持率は3.9%を記録したこともあるらしいので、あながち有り得ない数字ではないところが笑える。いや、笑えないか…💦
黒田は消費税を増税したことにより国民から嫌われており、奥さんはかなり自由奔放。
映画が封切られた時の総理大臣、安倍晋三を揶揄しているところは間違いなくあるが、あくまでもからかっているだけで強烈に批判しているとか、そういう感じではない。
あまり政治的な主張を込めると映画全体のトーンが変わってしまうと考えたのだろう。実際本作の雰囲気からすれば、このくらいの塩梅でちょうど良いと思う。
本作の良かった点としてまず第一に思い浮かぶのは、黒田を支える秘書官の番場を演じた小池栄子!
本作の小池栄子は本当に魅力的💕セクシーなんだけど何気ない仕草は凄くキュート!
石田ゆり子や吉田羊などの人気女優が出演していますが、ダントツで小池栄子が良かった。スーツ姿が堪らない😚
主人公黒田を演じた中井貴一の演技の素晴らしさは言うまでもないでしょう。
中井貴一と佐藤浩市という、日本を代表する演技派の共演は見応え十分。この2人の会話シーンは軒並み良かった。
草刈正雄の曲者感も良かったな〜!!中井貴一と草刈民雄の会話シーンは、まるで本格派のサスペンス映画を観ているような緊張感があった。
良かったのはこのくらい。
役者の演技以外は壊滅的なつまらなさ。
ギャグがおもんないというコメディ映画には致命的な欠陥がある上、脚本がまじでつまらない!
物語のメインとなる軸が存在していない為、お話の推進力が弱すぎる。興味の持続が全く続かない。
一応、黒田と官房長官の鶴丸の戦いが主軸としてあるのだが、ここが絶望的に出来が悪い。
ちょっとだけ触れて、ちょっとだけ対立して、なんかよくわからない理由で鶴丸が失脚する。は?
そもそも、今の政治における諸悪の根源は鶴丸だ!とか言ってるけど、鶴丸の何が悪いのか説明がない為、なんのために彼を引きずり下ろそうとしているのかわからない。大体、鶴丸を倒すために用いる手段がライターにスキャンダルを探らせて脅迫するって…。どっちが悪党なのかわからないよ。
聡子と井坂の不倫の件は、もはやサイコ・ホラーの領域。
妻のスキャンダルなんだから、黒田が責められる謂れはないような気がするが、まぁそこは良いよ。
このスキャンダルをひっくり返す秘策は、党首討論で愛の告白をすることなんだって。ふ〜ん。…バカかな🤔
この作戦が成功した後、井坂が一言「素晴らしかったです」。もう…お前田舎に帰れ。
鶴丸との対決も妻の不倫も、息子との確執もアメリカ大統領との対話も一から勉強し直すのも川平慈英の狙撃も寺島進とのあれこれもSPになった田中圭も、全部ぜーんぶ薄っぺらい。
何でもかんでもやろうとしすぎて全部中途半端になってしまっている。
上質なコメディ映画とただのバカな映画は違うということを、三谷幸喜は学んだほうが良い。
本当にしんどい鑑賞体験でした🤮
大体、霞ヶ関を舞台にしているのに政治的な要素がすごくフワフワしてる。消費税増税とか生活保護費の削減とか、それらしいことを言っているけど具体的なことが何一つ描写されていない。
まず黒田の行ってきた政治の問題点を説明し、その改善案を提示した上で彼が実際に改革を行なっていくという、そういうプロセスを丁寧に見せて欲しかった。じゃないと政治劇にした意味がないよ。
期待値が高かった分、余計にガッカリしたというのもあるんだけど、やっぱり本作はかなり問題がある映画だと思います。
小池栄子の魅力には溢れているので、彼女のファンにはおすすめの一本!番場のスピンオフなら観てみたいかも!
記憶なくすって案外幸せかもしれないと思うかもしれない
久々の三谷幸喜だった。
撮り方は独特で、コミカルさはいつも通り。
総理が記憶をなくす話を馬鹿らしく仕上げていて、何も考えず面白かった。
なんとなく、ほんとっぽい感じもして、政治もあれはあれでいきましょうとか言ってそうだなーとか風刺な感じも見やすかった。
もっと悪かった総理の描写があると、間抜け感のギャップがより出てもっと笑えたのかなーと思いつつ、濱田くん大きくなったなーって思いで終わります。
自分も頭にボールぶつけてもらおう
記憶なんて、都合よくなくしてしまいたい
三谷幸喜映画の中でも、かなり好きな方でした。いつものオールスターキャスト!のドタバタ喜劇ではあるけど、話があっちこっち行き過ぎず、「記憶を無くした総理」にフォーカスしてるのが良い。
この物語はコメディを通じて「たまには記憶なくしてもいいかもよ」と優しく言ってくれる。人はそんなに簡単に変われないけど、記憶がなくなれば、生まれ変わることができる。「自分は変われない」とか「急にこんなことしたら周りに変に思われるかも」とかそういう変な意地やしがらみがなくなるなら、ときには都合よく記憶なくしたことにしてもいいのかなあ、と思えた。
素晴らしい映画!おすすめしたい★
一見お堅い映画になりそうな作品をリアリティとノンフィクションとコメディと主演の中井貴一さんを含めた全ての演者様(エキストラも含めて)素晴らしいバランスで描かれた映画作品だと感じました。
物語の面で少しわかりにくい描写や演出がありながらも見事に捌いて、伏線であったり脚本で上手く料理されていると感じました。
前述しましたが、政治を取り扱う面でやはりお堅くなってしまったり専門的な用語やリアリティもあり難しくなりがちなところを、脚本や演出で補えていたのも見やすかったポイントでしたね。
ここまで納得のいく映画というか、この毛色の映像作品は三谷幸喜さんらしい特色であり良さだと私は思いました。
最後に、まだご覧になっていない方々はレンタルでもアマプラ等の配信サービスでもいいので一度ご覧になってみてください。
それなりに面白いけど、一回も笑わなかったなぁ
コメディなんだけど、一回もクスッともしなかった。面白く無いワケではないんだけども。
昔、米大統領が急死、そっくりさんが代役を務めるデーブと言う映画があったけど、基本的にはアレと同じ感じかなぁ。「不人気」「妻との関係が冷めている」ってのも同じだし。
ただ、デーブは代役がドンドンと人気になって、自分のやりたい政治をやっていくのに対し、こちらは米大統領(何故か木村佳乃)との会談以外は官房長官との対立くらいで規模が小さく、ホームドラマぽい。
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