ターミネーター ニュー・フェイトのレビュー・感想・評価
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工場で機械に仕事を奪われている矢先に・・・
冒頭の、これまでのシリーズの世界観をひっくり返したことに戸惑うファンが多かったようだ。実際、スカイネットが存在しない世界でも、似たようなAIが人類を滅ぼすという話なので、同じことをやるなら、なぜ今までの設定を潰す必要があったのかよくわからないが、とはいえシリーズの面白みはきちんと抑えているので楽しめる。
サラ・コナー役のリンダ・ハミルトンは貫禄がある。生身の人間なのに一番強そうだ。AIと機械によって人類が滅ぼされようという世界なのに、彼女がいればなんとかなるかな、という安心感さえある。新登場のマッケンジー・デイビスも素晴らしかったが、リンダ・ハミルトンの貫禄には敵わないと思った。
ターミネーターシリーズは、基本的にAIは人類の脅威となるという考えに基づいた作品だが、それを象徴するような工場のシーンが面白かった。機械の導入でリストラの話をしている工場に、未来からやってくる殺人ロボットが命を奪いに来る。機械に奪われるのは仕事だけじゃないのだ。
継承と創造の見事なバランス。マッケンジー・デイヴィスの活躍も◎
ジェームズ・キャメロンが製作と原案で復帰、監督には2016年の「デッドプール」でデビューしたばかりのティム・ミラー。共同脚本に「ダークナイト」3部作などで定評あるデヴィッド・ゴイヤーも加わり、キャラ設定と物語の両面でシリーズの資産を継承しつつ新たな魅力も創造する、感慨深くも新鮮なSF活劇となった。
1991年のT2から28年、相応に年を取ったリンダ・ハミルトンとシュワちゃんの登場に胸が熱くなるが、継承と創造を端的に示すのは新ターミネーターREV-9だろう。T-800のスケルトンとT-1000の液体金属のハイブリッドという着想に加え、骨格と液体金属が分離して2体で攻撃する連携技が秀逸だ。
「オデッセイ」から注目してきたマッケンジー・デイヴィスが、サイボーグ戦士として主力級の活躍をみせる点も嬉しい。彼女の役も1作目のカイルとT2のT-800を融合させたような設定で、これも継承と創造だ。
確かに映像もアクションもすごい!破茶滅茶だった世界感を一度リセット...
確かに映像もアクションもすごい!破茶滅茶だった世界感を一度リセットして、ストーリー性も積み上げていって作りあげているが、結局は今までとやっていることは同じ…もういいでしょう…
路線戻しに期待したがガッカリ感半端ない
ターミネーターは3/4と駄作が続いてようやく本卦還りで良くなってほしいと思ったがダメだったな本作。
なにしろ脚本が悪い。起承転結ができてないのでなんか延々ぐだぐだくだらないことやってるだけ。見せ場は全部ターミネーター1/2あたりの自己模倣。造り手の能力劣化しか感じない内容で超絶がっかりした。
まあ見ないほうがいいかと。
リンダの復活、シュワちゃんと夢の共演。良かった。良かったんだが、や...
リンダの復活、シュワちゃんと夢の共演。良かった。良かったんだが、やっぱりなあ。もう10年早く作って欲しかった。ところでジョンの扱い、酷くないか(笑)
後の主要キャラがもう一歩か。特にターミネーターが勝村政信みたいでどことなく人が良さそうで×。もっとトラウマになるくらいの悪でなきゃ。
ターミネーター2があまりに完璧すぎた。
これが面白いのだろうか
ターミネーターシリーズは予習済みでアマプラに上がってきたので視聴。
毎回同じ展開で同じ落ちに終わる。
視聴していて何だが、タイトルを見た時点で話の落ちは見えている。
これはもしやアメリカの時代劇のようなものなのだろうか。
昨今のポリコレに配慮して強い女性3人+初代ターミネーターでフェミニストもニッコリ。
というより、ターミネーターが家庭を持っていてバレてないのが笑える。
正直ターミネーター2以降は蛇足であり、続編が出来る毎に陳腐化している気がする。
T2の続編として
T2は家族で何度も見ました。楽しすぎてUSJのアトラクション「ターミネーター 2:3-D」にも何度も入場し、「これが続編だ」と盛り上がっていました。その後のいくつかの映画も見てきましたが、なにか違っていました。
本作は、監督も主演も正統にT2を引き継いでおり、「良きターミネーター」を再び見せてもらえたように思います。無敵のターミネーターに対してほとんど効果が無いにも関わらず、バカの一つ覚えのように銃を乱射するというのが、もどかしくもありますがこの作品の良さなのでしょう。
これが続編であるということに納得できました。今後も続くのか分かりませんが「ターミーネーター」というシリーズに快くケリをつけられた、私にとってはそんな作品でした。
お決まりです。でも…
お決まりのシリーズのお決まりのパターンですが、きっとみんなこんなのが見たいんだろうなって思います。
テーマが、危機敵未来をどうするのか?
タイムマシンでターゲットを抹消する。
そんな単純な発想を、SFならではのシチュエーションで表現している。
今回はその中に、生きる目的を見出すというものと、来たるべき未来が決まっていても「いま」どうすべきかを問いかけている。
迫ってくる新型ターミネーターは恐ろしく徹底的だ。
未来の指導者ダニー 彼女を守るために送り込まれた機械化したグレース、サラ・コナー そして、シュワちゃん。彼らが結束して新型ターミネーターを向かい打つ。
自己犠牲という概念に評価は控えるが、結果的には生き残ったものが未来を作っていくことになるのだろう。
クロニクルも含めたら7作目なんだけれど、というターミネーター6。総...
クロニクルも含めたら7作目なんだけれど、というターミネーター6。総合的にみたらターミネーター2が一番面白いかなと思うけれど。その次くらいに良いんじゃないかと思う。キャストやアクションの面で今まで以上に凄い面白くみれた。戦闘シーンがどれも良しで、いたちごっこみたいな話の方にはもう期待していないので★5
マッケンジーデイヴィスがカッコ良い坂本真綾さんの声も。
T2正統続編サラ・コナー復活!
いや~懐かしい!28年ぶりですか!?
『ターミネーター2』は、今は亡き映画好きの親父に映画館に学生時代に連れていかれ(血を引き継いで映画好き)、余りの面白さと驚きにのめり込んで観た記憶が今でも鮮明に残っています。
本作も冒頭から最後までの大迫力のアクションシーンにのめり込みます。特に前半でダニーを救うための工場とハイウェイでのアクションは、いきなり心をわしづかみにされ、「あ、やっぱりターミネーター面白いや」って感じさせてくれました。
なによりも、リンダ・ハミルトンが演じる強いサラ・コナーが戻ってきてくれたことが嬉しいですね。歳を取っても強い、いやむしろパワーアップして危険な人物として再登場って素晴らしいです。そして、アーノルド・シュワルツェネッガーT-800もチョイ役ではなくしっかり最後まで大活躍してくれたことも、本当に嬉しく素晴らしかったです。
総じて楽しく鑑賞させてもらいましたし、なんだか昔を思い出させてくれて懐かしい思い出をよみがえらせてくれましたので、大満足でありました。
ただ、ただですよ鑑賞後に冷静に考えてみたら、AIがスカイネットではなくなってしまい、ジョン・コナーも死んでしまったという展開は、本当に今までが何だったんだろうってやぱり思ってしまいます。なにも、そこまで変更しなくてもよかったと思うのですがね。長年のファンとしては少し寂しいものもあります。
あと、これまた鑑賞後に冷静に考えてみると、物語は完全にループになってしまっているのも気になりました。未来を変えるというよりかは、今回の展開だと決まったループを繰り返すような話の作りになっている気がしますね。
ラストは、続編も作ることもできそうな終わり方でもあるのですが。個人的には、もうそろそろ終わってしまっていいんじゃない!?良き映画を、このままそっと終焉にしてほしいなって、思ってしまう次第です。
リンダ老けたな〜
幾つもある時間軸の一つだが、ターミネーター2で破壊したスカイネットに代わるリュージョンなるAIが人類を襲ってくる世界。まずツッコミをいくつか言いたい。あれだけ警戒してたターミネーター達の襲撃に対して、簡単にジョンが殺されるのはおかしい。奮闘してたジョンもただのキッズのように撃たれて終わり。又、これだけ過去にターミネーター達を送る位なら、集団で送ってから抹殺すればすぐ任務完了すんじゃない?まぁ、それだと映画すぐ終わっちゃうか笑
ストーリーは歴代の物とほぼ変わらないが、始めからアクセル全開の戦闘シーンはかなり良かった。敵も骨格型と液体型のハイブリッドターミネーターで、弱点を無くしほぼ無敵じゃん?って思ったが、まさか電磁パルスが有効だとはね。やっぱりマシーンはマシーンでしかなく、人間と機械のハイブリッドには負けるという、強烈なキャメロンからのメッセージなのかな。
主役のマッケンジーの短髪姿は美しく、以前の役柄とは違ってかなり身体を鍛え素晴らしい演技をこなしたが、残念ながら綺麗過ぎて余り配役にハマってないように思えた。一番の悲劇は、リンダハミルトンの老け具合でしょう。あんな婆さんまで引っ張り出して無理矢理続編作らなくてもいいと思うけどね笑 南無〜
二人揃って素直に嬉しい
シュワちゃんとリンダ・ハミルトンが揃って出演に惹かれ公開当時映画館で鑑賞。改めてT2は名作だったのだなぁ、と実感した。内容は「あ、こんな場面何度か観たことあるわ、、」既視感、といったところ。これまでT2の後にどんなターミネーターが出てきてもT2以上の驚きは無かったし、今回はどうかな、と楽しみにしていました。
ツッコミどころは満載でしたが、それでもシュワちゃんとリンダ・ハミルトンが揃って出演の同窓会的な贅沢な存在感があり、退屈だけはしない時間を過ごしました。とはいえ、観た後に心に何も残らない感じは否めない、、、。
原点の面白さが蘇る最新作
思わず、ターミネーターってこれだよ!と頷いてしまった。ターミネーターシリーズ原点の面白さを堪能できる作品だった。さすがに、T1,T2を手掛け、本作で製作に復帰したキャメロン監督の作品コンセプトは本作でも揺るぎなかった。
本作の舞台はメキシコシティ。自動車工場で働いていた女性ダニー(ナタリア・レイエス)は、ある日、突然、未来から来たターミネーターREV-9(ガブリエル・ルナ)に襲われるが、同じく未来から来た強化型女性兵士グレース(マッケンジー・デイヴィス)に助けられる。その後も、執拗にREV-9はダニーを襲うが、そこに、サラ・コナー(リンダ・ハミルトンが現れる・・・。
序盤は、未来の重要人物ダニーを巡る、REV-9とグレースのスピード感溢れるバトルシーンの連続であり、息つく暇もないくらいだ。中盤以降、そこに、サラ・コナー、T-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)がグレース側に加わり、両者のバトルは更に激しさを増していく。
歳は重ねたが、リンダ・ハミルトンの存在感が際立っている。特に、サングラスを掛けた時の佇まいは、闘う女性そのものでありオーラがある。シュワルツェ・ネッガーの落ち着いた達観した雰囲気にも磨きが掛かっている。
REV-9の強さは圧倒的であり、攻めのREV-9、守り抜くグレース側という構図、居場所を変える中で、グレース側の人物像を浮き彫りにしていくという作劇は、T1,T2と同様であり、T1,T2の原点に回帰した感じがする。
原点に回帰したのだから、繰り返し、エンドレスシリーズにすることも可能である。しかし、私は、本作は、T1,T2のレクイエム的な作品だと感じた。シリーズを閉じるために、原点回帰したのだと感じた。
エンドロールが流れ始めた時、ターミネーターシリーズの印象的シーンが頭を過って、自然に涙が溢れてきた。シリーズ最終作という予感がして、劇場を去る時に、ありがとう、さらばターミネーターと心の中で呟いてしまった。
続編は可能であるが、有終の美を飾るなら本作だろうと強く感じた作品だった。
若干盛り返した感はあるにはあるが…
まずは正直に、「結構面白かったし楽しんだ」と言っておこう。その意味でも、若干は盛り返すことができたのかもしれない。でもそれは鑑賞中だけで、終わってしまえばじわじわと「でも今更だよなぁ…」という想いが湧いてきてしまうのもまた正直なところであった。
「3」以降の続編をないものとして扱い、オリジンとしてのキャメロン二部作の正統続編を…というのを、キャメロン本人を担ぎ出した上で行い、またしてもリセットするかのように作っているが…正直もうウンザリ。そもそも、「3」だってちゃんと続編になっていたし、「4」だって時間軸上のうんと先の物語を語っていたじゃないか。もうこねくり回すのはいい加減やめにした方がいい。どうせ作るなら、「4」の後に続くはずだった企画を復活させて、AIとの戦いのその先をきちんと描いてください。
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