アルキメデスの大戦のレビュー・感想・評価
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いい意味で期待を裏切られた
監督の名前を見て行く気はなかったが、誘われたので観に行った。
私的には生涯観た映画の中で上位に入るような出来だったので、多くの人に観てもらいたい。
何より素晴らしかったのは菅田くんの演技力。世界に引き込まれました。あっぱれ。
戦艦大和は何故建造されなければならなかったのか...
自分も技術者の端くれなので、この手の映画には惹かれてしまいます。戦争にちなんだ夏の映画としては「風立ちぬ」以来の良い映画だった。(戦争映画ではないサイドストーリ的な娯楽映画としてのことだ。)
現代の感覚からは容易に想像もつかない巨大戦艦の建造の正当性は、今もって謎に包まれている。帝大数学科を中退した孤高の天才が、海軍の山本五十六に諭されて建造費用の不正を暴く挑戦を試みる。最後に勝利したはずが...なぜ建造されてしまったのか...安易ながらも意外な結末に感心してしまった。
主人公櫂を演じる菅田将暉は役者としてのういういしさもあって好感がもてるが、彼を支える田中役の柄本は完全に役者として独り立ちできたことを証明して見せた。舘ひろし(山本五十六役)は流石の名優ぶりを発揮している。しかしながら自分が一番に注目したのはやはり平山中道役の田中泯だ。ある意味、この物語の主役ともいえるこの人物を極めて渋く絶秒に演じている。
大和はなぜ沈んだのか
戦争の愚かさを気付かせるためではない。
沖縄を救うためだ。
沖縄を見捨てることはできないという特攻である。
奇跡でも起きなければ沖縄にはたどり着けない。
それが分かっていながら大和は出撃した。
沖縄を守りたい一心で。
この特攻作戦での死者はゼロ戦の特攻での死者より多い。
大和の乗組員にも愛する家族がいる。
どんな思いで出撃したか。
そのことに一言も触れないこの映画はなんなんだ。
最初のシーンから引き込まれました。どのような結末になるのか、ドキド...
最初のシーンから引き込まれました。どのような結末になるのか、ドキドキしながら観ました。とても面白かったですが、五十六さんたちを演じる方々が高齢すぎて、その部分がすごい気になってしまったので、マイナス1です。
迫力ある映像美、間違いない俳優陣の重厚な演技に脱帽!
迫力ある冒頭のシーン、義務教育を受けた日本人なら誰もが知っている史実を生で体感させるという導入。
戦争の悲惨さを生々しく感じさせ、その上で映画に対する期待値も跳ね上げさせる強気の映像でしたね!
見事にその策に引き込まれ、終始ハラハラしながら鑑賞することができました。
大戦艦に対する小型航空機の優位さを仄めかしつつ、物語は本編へ…
戦艦大和が華々しく沈んでいったことは歴史上明らかにされていますが、その裏でどのような思惑が錯綜し、どのようにして制作されることとなったか…
判明している史実に向けてあがき、奔走する若き天才櫂少佐、カッコ良かったですね〜
戦争、軍艦という重々しい題材をカッチリと固める歴戦の俳優陣には流石の一言でした!
個人的には小日向さんが飄々としたいつもの調子で演じる艦長が好きでしたね 笑
柄本佑さん、劇場でも何度もクスッと笑いが起きるくらい味のあるいい演技をされておりファンになりました◎
菅田将暉さん目当てで観に行く若い子もきっと好きになるんじゃないかな?
物語も二転三転し終始退屈せず、観に行って損のない映画だと思います!
王道物語と迫力に満ちたラストシーン
軍人嫌いの天才数学者が軍人に協力して、時代に不釣り合いな巨大戦艦の製造を食い止めるお話。
全体の流れは王道中の王道。軍人嫌いの主人公と誇りを抱える軍人が、互いにそりが合わないながらも徐々に距離を詰めていき、対抗者の嫌がらせを根性で解決、協力者と心を通わせて最後の難関もどうにか乗り越える…。これ以上ないほどの圧倒的な王道ストーリーである。
なんか帝一の國に似ているような気もする。主演がどちらも菅田将暉だし。
帝一の國と言えば、「マリオネット…君たちのことさ」と野心にあふれた表情で微笑む帝一のラストシーンに圧倒された。あのシーンが好きだった。そして、この映画にも同じような迫力があった。
なぜ対抗者は時代に不釣り合いな巨大戦艦の建造を主張したのか、なぜ不正や不当な圧力を行使してまで主人公たちを妨害したのか、なぜ不正を糺されても開き直ってそれでも頑としていられたのか。その答えがすべてラストシーンで明らかになる。
このラストシーンがたまらない。対抗者の信じる正義は決して狂気ではなく、むしろ巨大な狂気を止めるための苦渋の理性であったことがわかる。この理性もまた狂気ではあるが、それでも田中泯さんの怪演によって理性とプライド、そして信念の混沌として表現されている。この田中さんの迫力ある演技がたまらない!
一方で菅田さんの演技もよかった。翻弄されつつも同様の理性とプライドを持ち、それでも信念までは持ち合わせていなかったがゆえに圧倒されてしまう。そうして狼狽え、弱弱しく崩れる菅田さんの儚さよ。本当に素晴らしい。
グッとくる、良かった。
実話では無いにしろ、大和がこんな想いで造られていたのかと思うと感慨深かった。重く深く、またカッコよかった。
何度も大きな壁を乗り越え一度は否定しても、その大和造られる意義とゆうか、必要性を考えると。多くの気持ちが入り混じりながらも、作ることが最善だったのか、
日本人の習性を考えた裏の裏を読んで最後には…
あー、ぐっときました。
菅田くんの熱さがカッコいい良かった。
テープ起こしした様な作品
まあ、普通の映画といった印象。
この監督は原作がある場合、そのまま切り貼りした様なシーンが多い事が特徴ですが、本作もその例に漏れず。
無駄に説明口調だったり、くどくどわざとらしいセリフを垂れ流すシーンが非常に多いです。
カットの繋ぎ方もこの監督らしいな、という感じ。
褒めてはいないです。
それ以外は特筆する事があまり無い、本当に普通の映画です。
演技も普通、音も普通、CG周りも普通。
まあ、余計な原作改変や仮想世界オチみたいなのを付けられなかっただけ、遥かにマシかもしれません。
小中学生も見てください。
今の北朝鮮がやってる事をこの時代の
日本人がやってたのだど思う。
沢山の国家予算を使って国民は何もわからないまま生活が酷しくなってゆく
アルキメデス大戦はフィクションだけど
冒頭の戦艦大和も第二次世界大戦は事実なのです。数日前、数分だけ見たNHKの戦争体験した人で「戦地で一番の苦しみは飢えだと」言ってたのが耳に残りました。
アルキメデス大戦も映画が始まって1ヶ月近くになるし夏休みも終るので
小学生が見ても日本人の愚かさや
戦艦大和を知るきっかけになりますよ
と入れたかっただけなのだけど
少し下のコメント内容が酷いなんか悲しくなりました。
最後に、そうきたかと思わせる
少々の笑いもあり、勢い良く進む見応えのある作品。
戦争映画が好きでない人も楽しめるかも。
最後に、そうきたかと。
どちらが良いかとは答えが出なかった。
逃れられない歴史の渦
まわりでかなりの高評価だったのでハードル爆上げして見に行っちゃったんだよなあ
良かったんだけど映画館でアニメ以外の邦画見るのが久しぶりで独特の間や説明口調、寒さがいちいちむず痒かった…
菅田将暉 演技派は演技派なんだけどわりといつも同じ演技なんだよなあ 体幹がフラフラしててこの人映画向きじゃないと思うな
顔がいいのは確かなんですが…
中身について
博士の愛したセオリーとかイミテーションゲームとかドリームみたいなやつ想像してたけどそんっなに鋭い頭脳に惚れ惚れさせる描き方でもなかった
大阪のくだりもあのメガネ社長がもう少し早く話聞いててくれれば普通に間に合ったのに何ニコニコしてアンタを信じるで〜〜とか言ってんな?謝れや?!と思った
大和ももっとCG駆使してこの世のものと思えないくらいおごそかでいかめしく畏れすら抱かせるような圧倒的な大きさと造形美で描かれるかと思ったらなんかあっさりしてて…これはアニメ慣れしすぎたのかもしれません
ただ最後の丸メガネの心情吐露は面白かった
散々腐った軍上層部の老害の発言を作中見せられてきて
こういう考え方こういう思考こういう大衆の感情が渦巻く時代だったんだなと
こういう押し返せない歴史の流れに飲まれ飲まれて、行くとこまでいったのが戦争の全てだったんだなと
改めて思わされました
染まっちゃった方が楽だったんだろうなあ
世界最大の規模を誇った戦艦 大和は今も海の底に沈んでいるそうで
戦争とか軍艦とか全然詳しくないし戦隊とか戦闘機とか興味持ったこと一度もないんだけど
なんか切ないなあ と思って
ミリオタの気持ちがなんとなく少し分かってしまった
つわものどもがゆめのあと、、
ガンバレ菅田将暉。
商業映画である。
菅田将暉、ごちそうさん朝ドラで初めてみた時、坊主になって軍服姿になっていた。髪の毛まで切って、なかなかの役者だなと思っていた。だから当然坊主姿で出て来るのかと思っていたのに、そのままの髪型。肩透かし。
主演映画に臨む姿勢がなっとらんと思ってしまって、感想は辛口。
後半の、戦艦大和が沈んだ訳を、そういう風に扱うのかという発想は非常に斬新で、面白かった。
映画は面白いが深みはない、しかし戦艦シーンはすごい、とてもリアル。戦争は嫌だなと思う。
後半の田中泯と菅田の対決は、田中泯の凄みが勝り、菅田の薄っぺらさが際立ってしまった。それはしかたないか。現代劇でこその菅田将暉か⁈
私は、元本の漫画を見たくなりました。
なぜ軍人は酒にも酔わずに勲章を下げて歩かれるのであろう? by芥川龍之介
軍人の誇りとするものは必ず小児の玩具に似ている。
とか、
なぜ軍人は酒にも酔わずに勲章を下げて歩かれるのであろう?
は
芥川龍之介
国際連盟脱退から、戦艦大和が沈むまでを2時間のフィクションの映画でアルキメデスのパッションでみせ切る。
(計算してる風だけど省略の仕方が上手。アルキメデス風のソクラテスの大戦にしないと映画はもたない。
ロッキー・バルボアの片手腕立て伏せと異音同義。)
アルキメデスのパッションという事は、
数理や定理、原理は通用しないという事。
ファクトやデータでは、
アジェンダすら設定できないし、
ソリューションなんて机上の空論、
なぜなら気持ちが裏打ちされているという当たり前の前提が反映されていないモノは
どれだけ積み上げても砂上の楼閣。
現実はいつでもいい加減
は
橋本治。
軍部、官僚や一部民間の利益の為の隠蔽、改竄などの暴走、原発や五輪後の日本も薄く射程に入れた、右や左以前のスーパー低次元の私利私欲に唖然とする汚職のみせ方も素晴らしい。
巨大で美しいモノを建造すれば、その力を過信した日本人は必ず暴走を始める。
言いたい事や事実、様々な事を省略する、これまた美学。
過去に何があったのか、色々な形態で記録されるべき事実やフィクション。
それを手掛かりにして考え方、スタンス、他者へのリスペクト、距離感など【気持ちを測る】習慣があれば、未曾有の事案が起こっても思考停止には陥らない。
時も解決してくれない、水にも流せない、元号を変えてもリセット不可になってしまった現代の様々な解決不能の事案に対応する為に自分ならこう考える動く為に記録されるべき検証れいわエンタテインメント映画でした。
戦艦大和をもっと早く沈没させるべきだったのか????!!!!
戦艦大和をもっと早く沈没させるべきだったのか?
シナリオのフィクションに沿った感想です。(笑)
一番最初に出撃させて、撃沈していたら、変わっていたのかどうなのか。
誰もわかりません。すくなくとも。。。。(笑)
ナイーブな戦争映画をコントタッチで描いたのは大きな成果と思えてしまっています。
だんだんとコメディやユーモラスなタッチでギャグ化路線の一途に淡い期待と、少々の苦笑を添えて。(笑)
戦闘シーンもなくはなかったですが、あっさりで、悪くなかったと個人的には思っております。(笑)
なんか自分の意見が通ってしまった時のむなしさや悲しさなどわかるような、わからないような。
マスコミの影響力は大きいので。
ただ、やっぱりはっきり言わないなんかわからない人に対して、頑張って言葉と時間をかけて説明しないような部分はうーーーんとおもったり、まあ仕方がない。
組織の体質なのか。
なんかサクサク、みんな日本が負けると思ってますよ。みんなが納得するために、鎮めるシンボルなんですよ。
っていってくれたら、もっと時間が有効だったようなどうなのか。(笑)
サクサク感が足りなくて。仕方がない。
映画なんで、そんな現代調のサクサク感と、お金がまったくない企画者ばりの適当でフラフラなしなりおで、もっと笑わせてほしかったようなどうなのか。
沈没シーンなんかはギャグっぽく、こんな沈没ないだろてきな無様さ乃至は派手さまたはもろさを露呈して笑わせてほしかったような。
実は嵐で沈没しちゃったみたいな。(笑)
まあ、ダメでしょうな。。。。
フィクションですけれど。
まあ、今後にはあまり期待してないですし、ツーはないでしょうな。(笑)
でも、なんかまあ観て後悔はないです。(笑)
フィクションらしいです。(笑)!!??
戦争映画の中ではましな方でした。(笑)
ただ、みて10分で展開が読めすぎて。(笑)
120分戦争シナリオコメディーみたいな。
真剣っぽくして笑いがないのが逆に面白いみたいな。
ただ、一つのフィクションで120分はながい。(笑)
10分で1つのシナリオで12個の短編集にしてほしかった。(笑)
まあ、このシナリオはわからなくはないですし。
現在の情勢や、感情などかんがえると、まあまあまあってとこでしょうか。(笑)
おすすめはしないです。(笑)
時間が暇で、観る映画がなくて、午後ちょっとした用があるときなど、ケースによってはよいかもしれません。(笑)
はやく、アクションヒーローコメディーちょいエロ戦争映画ができてほしいようなどうなのか。(笑)
俳優の方々は、個々のキャラがたっていて、映画のキャラよりも、普段画面のキャラが前面に感じてしまって。
苦笑してしまいました。
なんか悪くはなかったですが。
測るみたいな、まじめコントが長くて。
まあ仕方がないのかどうなのか。
なんかもう戦争映画で戦争のあれを訴えるのもなんだかなーーって感じる今日この頃。
まあ組織のちょっとした感じや。
結婚前の若者像やその取り巻き像などは少し面白くは感じましたが。(笑)
なかなかコメントがむつかしいようなどうなのか。
まあ、個人的には観て後悔はなかったです。(笑)
菅田将暉を中心に最高の布陣!ぜひ劇場で
アラサー女ひとりでの鑑賞。 冒頭の大和沈没シーンでまさかの号泣… CGとは思えないほどリアルな映像、船員一人一人の描写も素晴らしい。 米軍の圧倒的な戦力にも怯まず真っ向から立ち向かう兵士たち、彼ら一人一人にも大切に思う家族が、様々な人生があったはず。 それが蟻の子を散らすように簡単に葬り去られてしまう。 こんな戦争をもう2度としてはいけない… 戦争を知る世代が減り、鈍感な日本人は9条が改変されようとしても危機感を抱いていない。 戦争はフィクションで、自分たちには関係のないところで起きていると思っている。 しかしそうだろうか? 今も昔も、本当に大事なことは民衆に知らされない。民衆もまた、そのことに目を瞑って流れに身を任せるだけ。 主人公 櫂もまたそういう民衆の1人だったが、何も知らない民衆、守りたい人のために無関心を捨てることにした。 彼が部下に言った「やる前に諦めて自分の限界値を自分で決めてしまうのは良くない」という旨のことばが心に響いた。 それは彼自身に言い聞かせる暗示のようなものでもあっただろう。 今私たちが平和に暮らせているのも当たり前のことじゃない。 たくさんの散っていった命、平和を夢見て尽力した人々に感謝して生きたい。 この映画はそんな気持ちにさせてくれた。
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